JP3057812U - パチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパチンコ台清掃機 - Google Patents

パチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパチンコ台清掃機

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JP3057812U
JP3057812U JP1998007243U JP724398U JP3057812U JP 3057812 U JP3057812 U JP 3057812U JP 1998007243 U JP1998007243 U JP 1998007243U JP 724398 U JP724398 U JP 724398U JP 3057812 U JP3057812 U JP 3057812U
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千之 加納
昇 山崎
双馬 小松
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株式会社日本ティーエムアイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ台の清掃作業を効率よく行うことの
可能なパチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパチンコ
台清掃機を提案すること。 【解決手段】 パチンコ台洗浄機の洗浄用ブラシ5の毛
束52は、全体として先窄まりとなるように装着用基台
51に植毛されている。従って、洗浄用ブラシ5の毛先
54は内側に向けて傾斜した状態で被洗浄面に当たるの
で、汚れが毛束52の内側に取り込まれる。また、毛束
52の毛先54を被洗浄面に押し当てても、毛先54は
外側に拡がらない。毛先54は密集しているので、毛先
54が内側に倒れることもない。従って、常に毛先54
の先端を被洗浄面に押し当てることができるので、洗浄
効果が高い。さらに、毛先54が倒れた状態に毛束52
に癖が付いてしまうこともないので、洗浄用ブラシ5の
寿命も長い。また、毛束52の根元部分53を接着剤で
固めることにより、毛束52が補強されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパチンコ台清掃機に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ台の釘や風車等を傷つけずに効率よくその清掃作業を行うために、本 出願人は、特開平10−179920号公報においてパチンコ台清掃機を提案し ている。
【0003】 このパチンコ台清掃機は、振動ドライバによって微少振動が与えられた洗浄用 ブラシをパチンコ台の盤面に押し当てることにより、盤面の汚れを落とすように 構成されている。洗浄用ブラシは振動ドライバに対して着脱式となっているため 、必要に応じて交換可能である。このパチンコ台清掃機の搬送台車には、振動ド ライバから取り外された使用済みの洗浄用ブラシを洗浄するための洗浄機も搭載 されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成されたパチンコ台清掃機においては、次のような解決すべき課 題がある。
【0005】 まず、図6を用いて洗浄用ブラシの問題点を説明すると、洗浄用ブラシの基台 から伸びる複数本の毛の束52A(以下、毛束52Aという)は、盤面91に振 動しながら押し付けられるので、毛先が外側に拡がりやすく、また、振動が加わ るので、拭き取られた汚れ95が外側に飛び散り易い。
【0006】 また、毛先54Aが外側に拡がってしまうと、盤面91の汚れ95を落としに くい。さらに、この状態で洗浄を続けると、毛先52Aに外側に拡がる癖が付い てしまうので、洗浄力が低くなってしまう。このため、洗浄用ブラシの寿命が短 い。
【0007】 さらに、パチンコ台の釘92の頭部94はその脚部93よりも大径なので、洗 浄用ブラシの毛束52Aは釘92の頭部94によって押し退けられてしまう。こ の結果、釘92の脚部93や、釘92の脚部93と盤面91との隅に洗浄用ブラ シの毛先54Aを当てるのが難しいので、これらの部分の汚れを落としにくい。
【0008】 次に、振動ドライバに対して洗浄用ブラシが着脱式となっているが、この着脱 を簡単に行えることが望ましい。同様に、ブラシの洗浄乾燥機構を単純で効率の 良い構造とすることが望ましい。
【0009】 本考案の課題は、以上の点に鑑みて、パチンコ台の清掃作業を効率よく行うこ との可能なパチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパチンコ台清掃機を提案する ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、振動を与えながらパチンコ台を清掃す るパチンコ台清掃用の洗浄用ブラシにおいて、毛束が全体として先窄まりとなる ように基台に植毛されていることを特徴としている。
【0011】 本考案では、洗浄用ブラシの毛束の毛先が内側に傾斜した状態でパチンコ台の 盤面等の被洗浄面に当たるので、毛先によって落とされた汚れは内側に押し寄せ られ、毛束の内側に取り込まれる。従って、汚れの飛散を防止できる。
【0012】 また、毛束は内側に向けて斜めに延びているので、毛束の毛先が被洗浄面に押 し当てられたときには、毛先は外側に拡がらずに、内側に倒れようとする。しか し、内側には毛が密集しているので、毛先は内側に倒れることもない。従って、 毛先は外側にも内側にも倒れないので、常に毛先の先端を被洗浄面に押し当てる ことができる。この毛先の先端が当たった状態では、毛先が倒れてしまった状態 で洗浄する場合と比べて洗浄効果が高い。また、毛先が倒れた状態に毛束に癖が 付いてしまうこともないので、洗浄用ブラシの寿命も長い。
【0013】 さらに、毛束は内側に向けて斜めに延びているので、パチンコ台の釘の頭部に 隠れた釘の脚部や、釘の脚部と盤面との隅にも毛先が回り込む。従って、これら の部分にも毛先を当てることができるので、これらの部分の汚れも容易に落とす ことができる。
【0014】 ここで、前記毛束の根元部分における少なくとも毛束外周側の部分を接着剤に よって固めれば、毛束の先細り形状を保持できるので、高い洗浄効果および長寿 命という効果を更に高めることができる。
【0015】 また、前記毛束の外周側の毛を、その内側の毛よりも高い剛性にして、毛束の 先細り形状を保持することもできる。
【0016】 典型的なパチンコ台清掃機は、搬送台車と、この搬送台車に支持された腕と、 この腕に支持された振動ドライバと、この振動ドライバに着脱可能に取り付けら れ当該振動ドライバによって微少振動する前記洗浄用ブラシとを有している。こ のパチンコ台清掃機において、前記振動ドライバに形成した前記洗浄用ブラシの 着脱部は、外周面にOリングが嵌められたブラシ装着用突出部を有し、前記洗浄 用ブラシは、このブラシ装着用突出部を抜き差し可能な状態で受け入れるドライ バ装着孔を有していることが望ましい。
【0017】 この構成では、ブラシ装着用突出部に取り付けられたOリングとドライバ装着 孔の内周面との間に働く摩擦力により、洗浄用ブラシが振動ドライバに固定され る。従って、振動ドライバに洗浄用ブラシを着脱する際には、Oリングの摩擦力 に抗してドライバ装着孔にブラシ装着用突出部を挿抜すればよいので、振動ドラ イバに洗浄用ブラシを着脱する操作が簡単である。
【0018】 また、パチンコ台清掃機が、洗浄用ブラシを乾燥させるブラシ乾燥器を有して いる場合には、前記ブラシ乾燥器は、前記洗浄用ブラシの毛束が挿入されるブラ シ乾燥孔と、このブラシ乾燥孔内の空気を吸引する吸引器と、前記ブラシ乾燥孔 に挿入された前記洗浄用ブラシの毛束が当たるように前記ブラシ乾燥孔の内部に 配置された毛先ほぐし部材とを備えた構成とすることができる。
【0019】 このブラシ乾燥器を使用する際には、ブラシ乾燥孔に洗浄用ブラシの毛束を挿 入し、洗浄用ブラシを手動で回転させる。このようにすると、毛先ほぐし部材に よって洗浄用ブラシの毛先がほぐれる。この状態で吸引機でブラシ乾燥孔内の空 気を吸引すれば、効率よく水分が吸引される。従って、簡単な構造で効率よく洗 浄用ブラシを乾燥させることができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本考案のパチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパ チンコ台清掃機を説明する。
【0021】 (パチンコ台清掃機の全体構成) 図1は本考案を適用したパチンコ台清掃機を示す斜視図である。この図に示す ように、パチンコ台清掃機1は、搬送台車2と、搬送台車2から上方に延びた腕 3と、腕3の先端に吊り下げられた振動ドライバ4と、振動ドライバ4に取り付 けられてパチンコ台を洗浄するための洗浄用ブラシ5とを有している。
【0022】 搬送台車2は、扁平な縦長の略直方体形状をしており、この搬送台車2の底面 にはキャスター21が取り付けられている。搬送台車2には、その上面20の外 周縁を取り囲む状態に手すり25が取り付けられている。搬送台車2の側面には 、搬送台車2の内部を点検するための点検口26aが開口しており、そこには開 閉可能な点検蓋26bが取り付けられている。搬送台車2の側面からは、電源供 給用のコンセント28も延びている。また、搬送台車2の上面20には、洗浄剤 を収納するための洗浄剤収納部23と、使用済みの洗浄用ブラシ5の汚れを落と すためのブラシ洗浄器6のブラシ洗浄孔61と、ブラシ洗浄器6で洗浄された洗 浄用ブラシ5を乾燥させるためのブラシ乾燥器7のブラシ乾燥孔71が開口して いる。また、搬送台車2の上面20には、振動ドライバ4を吊り下げている腕3 が支持されている。
【0023】 腕3は、搬送台車2の上面20から上方に延びる垂直部31aと、この垂直部 31aの上端から水平に折れ曲がった水平部31bとから構成されたL字型の中 空支柱31を備えている。この中空支柱31は、垂直部31aの軸線を中心とし て回転可能となっている。また、中空支柱31の水平部31bには、伸縮腕32 が差し込まれている。伸縮腕32は、ロックナット33を介して中空支柱31の 水平部31bに固定されており、ロックナット33を緩めれば、中空支柱31の 水平部31bに差し込む方向および水平部31bから引き出す方向に移動するこ とができる。伸縮腕32の先端部には、弾性引っ張り力によって常に上方への引 き上げ力を発揮するバランサ34を介して振動ドライバ4が吊り下げられている 。振動ドライバ4は、その取手42に取り付けられたレバー43を操作すること により、その先端部に取り付けられた洗浄用ブラシ5を振動させることができる 。この洗浄用ブラシ5をパチンコ台の盤面に押し付けることにより、パチンコ台 の盤面を清掃するようにしている。
【0024】 (洗浄用ブラシの構造) 図2(A)は、洗浄用ブラシ5を示す部分断面側面図である。この図に示すよ うに、洗浄用ブラシ5は、振動ドライバ4に対して着脱される装着用基台51と 、この装着用基台51に植毛された複数本の毛(以下、毛束52という)を有し ている。
【0025】 装着用基台51は、一定の厚さの円板状の基台部56を備えている。基台部5 6の裏面からは、振動ドライバ4に対する装着用の装着部55が円筒状に突出し ている。また、基台部56の中心には、洗浄用ブラシ5の乾燥時に利用される貫 通孔59が形成されている。
【0026】 基台部56の正面には、図2(B)に示すように、毛束52を固定するための 複数の毛束保持孔58が形成されている。毛束保持孔58は、基台部56の外周 縁に沿って円形に配列された複数の外周毛束保持孔58aと、この外周毛束保持 孔58aの内側で円形に配列された複数の中間毛束保持孔58bと、この中間毛 束保持孔58bの内側で円形に配列された複数の内周毛束保持孔58cとから構 成されている。
【0027】 図2(A)に示すように、これらの毛束保持孔58のうち、外周毛束保持孔5 8aは、基台部56の正面に対して内側に向けて傾斜している。従って、この外 周毛束保持孔58aに植毛された外周毛束52aは、その毛先54aが内側に集 まるように斜めに延びている。また、中間毛束保持孔58bと内周毛束保持孔5 8cは、基台部56の正面に対して垂直に形成されているが、これらにそれぞれ 植毛された中間毛束52bと内周毛束52cの毛先54b、54cは、外周毛束 52aの毛先54aによって内側に押し寄せられている。従って、洗浄用ブラシ 5の毛束52は、全体として先窄まりとなっている。
【0028】 また、各毛束52a、52b、52cの根元部分53はそれぞれ、接着剤によ って固められている。
【0029】 図3に示すように、この構成の洗浄用ブラシ5を用いてパチンコ台の盤面91 を洗浄する際には、洗浄用ブラシ5の毛束52の毛先54は内側に傾斜した状態 でパチンコ台の盤面91に当たるので、毛先54によって落とされた盤面91の 汚れ95は内側に押し寄せられ、毛束52の内側に取り込まれる。従って、汚れ 95が飛び散ることを防止できる。
【0030】 また、毛束52の毛先54は内側に傾斜しているので、パチンコ台95の盤面 91に押し当てられたときには、毛先54は内側に倒れようとする。従って、毛 先54が外側に拡がってしまうことはない。また、毛束52の内側には毛が密集 しているので、毛先54は内側に倒れることもない。従って、毛先54は外側に も内側にも倒れないので、常に毛先54の先端を盤面91に押し当てることがで きる。この状態では、毛先54が倒れてしまった状態で盤面91を洗浄する場合 と比べて洗浄効果が高い。また、毛先54が倒れた状態に毛束52に癖が付いて しまうこともないので、洗浄用ブラシ5の寿命も長い。
【0031】 さらに、毛束52は内側に向けて斜めに延びているので、釘92の頭部94に 隠れた釘92の脚部93や、脚部93と盤面91との隅にも毛先54が回り込む 。従って、これらの部分にも毛先54を容易に当てることができるので、これら の部分の汚れも容易に落とすことができる。
【0032】 さらにまた、毛束52の根元部分53に付けられた接着剤により、毛束52の 根元部分53は補強されている。従って、毛束52の先細り形状を保持できるの で、高い洗浄効果および長寿命という効果を更に高めることができる。
【0033】 なお、外周毛束52aの傾き角度は、基台部56の正面に対して垂直な状態を 0°とすると、0°を超えて30°程度までの角度範囲の中から、毛束52の長 さや振動ドライバ4によって与えられる振動数に応じて最適な角度が選択される 。
【0034】 また、毛束52の外周側の毛を、その内側の毛よりも高い剛性にして、毛束5 2の先細り形状を保持することもできる。この場合には、毛束52の外周側の毛 を、内側の毛よりも高い剛性をもった素材で形成すればよい。また、同じ素材を 用いる場合には、毛束52の外周側の毛を内側の毛よりも太くすればよい。
【0035】 (洗浄用ブラシの着脱構造) 図4(A)、(B)は、振動ドライバ4に対する洗浄用ブラシ5の着脱構造を 示す説明図である。これらの図に示すように、振動ドライバ4は円筒状の胴部4 1を備えており、その前方先端部には、洗浄用ブラシ5が装着される円筒状のブ ラシ装着用突出部44が形成されている。また、ブラシ装着用突出部44の外周 面には、Oリング45が取り付けられている。
【0036】 この振動ドライバ4のブラシ装着用突出部44は、胴部41から下方に突出し た取手42に設けられているレバー43を操作することにより、内蔵された偏心 モータ(図示せず)によって微少振動するようになっている。
【0037】 一方、洗浄用ブラシ5の装着用基台56には、円筒状に延びる装着部55が形 成されている。この装着部55の内側は、ブラシ装着用突出部44を抜き差し可 能に受け入れるドライバ装着孔57となっている。
【0038】 振動ドライバ4に洗浄用ブラシ5を装着するには、洗浄用ブラシ5を振動ドラ イバ4に対して相対的に捩りながら、ドライバ装着孔57にブラシ装着用突出部 44を差し込む。このようにすると、図4(B)に示すように、Oリング45が ブラシ装着用突出部44の外周面とドライバ装着孔57の内周面との間に挟まれ る。この結果、ドライバ装着孔57の内周面とOリング45との間に大きな摩擦 力が働くので、ドライバ装着孔57からブラシ装着用突出部44が抜けにくくな る。従って、洗浄用ブラシ5が振動ドライバ4に装着された状態となる。
【0039】 また、洗浄用ブラシ5を振動ドライバ4が取り外す際には、Oリング45によ って発生する摩擦力に抗して、洗浄用ブラシ5をブラシ装着用突出部44に対し て相対的に捩りながら引き抜けばよい。
【0040】 本例では、洗浄用ブラシ5を振動ドライバ4に装着する際および取り外す際の 何れの場合でも、洗浄用ブラシ5を振動ドライバ4に対して相対的に捩ればよい 。このような操作は、例えば、突起同士の係合を利用した着脱構造における突起 同士の係合操作やその解除操作と比べて、簡単である。
【0041】 また、洗浄用ブラシ5を振動ドライバ4に装着する際に、ブラシ装着用突出部 44がドライバ装着孔57の奥まで入らなくても、レバー43を操作してブラシ 装着用突出部44を振動させながら、洗浄用ブラシ5をパチンコ台の盤面に押し 当てれば、自動的にブラシ装着用突出部44がドライバ装着孔57の奥まで完全 に差し込まれる。
【0042】 さらに、使用時には常に洗浄用ブラシ5はパチンコ台の盤面に押し付けられて いるので、作業中に洗浄用ブラシ5がブラシ装着用突出部44から脱落してしま うこともない。
【0043】 (ブラシ洗浄機構の構成) 次に、本例のブラシ洗浄機構について説明する。図1に示すように、搬送台車 2に構成されたブラシ洗浄器6は、搬送台車2の上面20で開口した複数のブラ シ洗浄孔61を備えている。このブラシ洗浄孔61に洗浄用ブラシ5の毛束52 を差し込み、ブラシ洗浄孔61の外周縁に洗浄用ブラシ5の装着用基台51を引 っかけると、洗浄用ブラシ5はそこにぶら下がった状態となる。
【0044】 このブラシ挿入孔61の下方には、洗浄液が溜まった洗浄槽(図示せず)が配 置されている。従って、ブラシ洗浄孔61に差し込まれた洗浄用ブラシ5の毛束 5は洗浄液に浸かる。この状態で搬送台車2の上面20に取り付けられた操作パ ネル27のスイッチを操作すると、洗浄槽内の洗浄液が撹拌されるので、洗浄用 ブラシ5の毛束52の汚れが落ちる。このブラシ洗浄器6で洗浄された洗浄用ブ ラシ5は、搬送台車2の上面20で開口したブラシ乾燥孔71を備えるブラシ乾 燥器7に移される。
【0045】 図5(A)はブラシ乾燥器7を取り出して示す説明図、図5(B)はブラシ乾 燥器7を上から見た様子を示す説明図である。これらの図に示すように、ブラシ 乾燥器7は、内側がブラシ乾燥孔71となった逆円錐状のブラシ挿入筒72を備 えている。ブラシ挿入筒71の下側開口には、吸引パイプ73を介して吸引機7 4が接続されている。
【0046】 ブラシ挿入筒72には、毛先ほぐし用シャフト75が取り付けられている。毛 先ほぐし用シャフト75は、ブラシ乾燥孔71の中心を横切るように、ブラシ挿 入筒72の上下方向の中間位置においてブラシ挿入筒72の内壁の間に架け渡さ れている。
【0047】 図5(C)に示すように、ブラシ乾燥孔71に洗浄用ブラシ5の毛束52を差 し込み、搬送台車2の上面20に取り付けられた操作パネル27を操作して吸引 機74を作動させると、ブラシ乾燥孔71の内側の空気が吸引される。この際に は、洗浄用ブラシ5の装着用基台51の外周側、および洗浄用ブラシ5の装着用 基台51に形成された貫通孔59を介してブラシ乾燥孔71の内部に空気が流入 する。この空気流によって、洗浄用ブラシ5の毛束52に付着した水分が吸引機 73に吸引される。
【0048】 また、ブラシ乾燥孔71に差し込まれた洗浄用ブラシ5の毛束52の毛先54 は、毛先ほぐし用シャフト75によって2つに分けられている。従って、洗浄用 ブラシ5を手動でその中心軸線周りに回転させれば、毛束52が毛先ほぐしシャ フト75によってほぐれるので、毛束52の乾燥を促進することができる。
【0049】 本例の洗浄機構では、ブラシ洗浄機6とブラシ乾燥器7とが分かれているので 、これらの間を自動的に移動させて各工程を行う全自動式の洗浄機構と比べて、 簡単な構成とすることができる。特に、ブラシ乾燥器7については、毛先ほぐし シャフト75を設けるといった簡単な構成で効率良く洗浄用ブラシ5を乾燥させ ることができる。
【0050】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のパチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパチン コ台清掃機においては、以下に述べるように、洗浄用ブラシに振動を与えながら パチンコ台を清掃する作業を効率よく行うことができる。
【0051】 まず、洗浄用ブラシにおいては、毛束が全体として先窄まりとなっているので 、洗浄用ブラシの毛束の毛先を、パチンコ台の盤面等の被洗浄面に対して内側に 傾いた状態で当てることができる。この毛束の毛先で落とされた汚れは毛束の内 側に取り込まれるので、汚れが外部に飛び散らない。また、毛束の毛先が外側に 拡がったり、内側に倒れたりすることがなく、常に被洗浄面に毛先の先端部を当 てることができる。従って、高い洗浄効果が得られる。また、毛先に癖が付きに くいので、洗浄用ブラシの寿命も長い。
【0052】 また、振動ドライバに対する洗浄用ブラシの着脱構造は、振動ドライバに形成 したブラシ装着用突出部の外周面に取り付けられたOリングと、洗浄用ブラシに 形成されたドライバ装着孔の内周面との間に作用する摩擦力を利用した構造であ る。従って、洗浄用ブラシを振動ドライバに着脱する操作を、Oリングとの摩擦 力に抗してドライバ装着孔にブラシ装着用突出部を抜き差しするだけの簡単な操 作で済ませることができる。
【0053】 さらに、洗浄用ブラシの乾燥器は、ブラシ乾燥孔内の空気を吸引する吸引機と 、ブラシ乾燥孔内に配置された毛先ほぐし部材とを有する簡単な構造である。こ のブラシ乾燥器では、ブラシ乾燥孔に洗浄用ブラシの毛束を挿入した状態で洗浄 用ブラシを手動で回転させると、毛先ほぐし部材によって洗浄用ブラシの毛先が ほぐれる。この状態で吸引機でブラシ乾燥孔内の空気を吸引すれば、効率よく洗 浄用ブラシの水分が吸引される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したパチンコ台清掃機を示す斜視
図である。
【図2】(A)は、本考案の洗浄用ブラシを示す部分断
面側面図、(B)は(A)に示す洗浄用ブラシの装着用
基台の正面図である。
【図3】図2に示す洗浄用ブラシによる洗浄時の様子を
示す説明図である。
【図4】(A)は、図1に示す装置の洗浄用ブラシの着
脱構造を示す説明図、(B)は振動ドライバに洗浄用ブ
ラシを装着した様子を示す説明図である。
【図5】(A)は、図1に示す装置のブラシ乾燥器を示
す説明図、(B)は(A)の平面図、(C)は(A)に
示すブラシ乾燥器で洗浄用ブラシを乾燥させる様子を示
す説明図である。
【図6】従来の洗浄用ブラシによる洗浄時の様子を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ台清掃機 2 搬送台車 3 腕 4 振動ドライバ 5 洗浄用ブラシ 6 ブラシ洗浄器 7 ブラシ乾燥器 44 ブラシ装着用突出部 45 Oリング 51 装着用基台 52 毛束 53 毛束の根元部分 54 毛先 57 ドライバ装着孔 71 ブラシ乾燥孔 74 吸引機 75 毛先ほぐし用シャフト(毛先ほぐし部材)

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動を与えながらパチンコ台を清掃する
    洗浄用ブラシにおいて、毛束が全体として先窄まりとな
    るように基台に植毛されていることを特徴とするパチン
    コ台清掃用の洗浄用ブラシ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記毛束の根元部分における少なくとも毛束外周側の部
    分は、接着剤によって固められていることを特徴とする
    パチンコ台清掃用の洗浄用ブラシ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記毛束の外周側の
    毛は、その内側の毛よりも剛性が高いことを特徴とする
    パチンコ台清掃用の洗浄用ブラシ。
  4. 【請求項4】 搬送台車と、この搬送台車に支持された
    腕と、この腕に支持された振動ドライバと、この振動ド
    ライバに着脱可能に取り付けられ当該振動ドライバによ
    って微少振動する洗浄用ブラシとを有するパチンコ台清
    掃機において、 前記振動ドライバに形成した前記洗浄用ブラシの着脱部
    は、外周面にOリングが嵌められたブラシ装着用突出部
    を有し、前記洗浄用ブラシは、このブラシ装着用突出部
    を抜き差し可能な状態で受け入れるドライバ装着孔を有
    していることを特徴とするパチンコ台清掃機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記洗浄用ブラシは、毛束が全体として先窄まりとなる
    ように基台に植毛されていることを特徴とするパチンコ
    台清掃機。
  6. 【請求項6】 搬送台車と、この搬送台車に支持された
    腕と、この腕に支持された振動ドライバと、この振動ド
    ライバに着脱可能に取り付けられ当該振動ドライバによ
    って微少振動する洗浄用ブラシと、この洗浄用ブラシを
    乾燥させるブラシ乾燥器とを有するパチンコ台清掃機に
    おいて、 前記ブラシ乾燥器は、前記洗浄用ブラシの毛束が挿入さ
    れるブラシ乾燥孔と、このブラシ乾燥孔内の空気を吸引
    する吸引器と、前記ブラシ乾燥孔に挿入された前記洗浄
    用ブラシの毛束が当たるように前記ブラシ乾燥孔の内部
    に配置された毛先ほぐし部材とを備えていることを特徴
    とするパチンコ台清掃機。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記洗浄用ブラシは、毛束が全体として先窄まりとなる
    ように基台に植毛されていることを特徴とするパチンコ
    台清掃機。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記振動ドライバに形成した前記洗浄用ブラシの着脱部
    は、外周面にOリングが嵌められたブラシ装着用突出部
    を有し、前記洗浄用ブラシは、このブラシ装着用突出部
    を抜き差し可能な状態で受け入れるドライバ装着孔を有
    していることを特徴とするパチンコ台清掃機。
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JP1998007243U Expired - Lifetime JP3057812U (ja) 1998-09-18 1998-09-18 パチンコ台清掃用の洗浄用ブラシおよびパチンコ台清掃機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020061583A (ja) * 2015-03-16 2020-04-16 株式会社Fuji 清掃用ノズルおよび、清掃方法

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