JP2006340826A - 電気掃除機 - Google Patents

Abstract

【課題】静電モップ等の清掃手段に一旦付着した塵埃を吸引力により再び床に落ちないようにすること。
【解決手段】吸込口体２、電動送風機６、集塵室を有する掃除機本体１と、ハンドル４を有する棒状の枝３とを有し、前記枝３は前記掃除機本体１に対し着脱自在に構成され、前記枝３の先端には静電モップ等の清掃部材５が装備され、前記清掃部材５は前記掃除機本体１内に収納自在で、収納状態において清掃部材５に付着した塵埃を電動送風機６にて吸引する構成とすることにより、塵埃が付着した清掃部材５を掃除機本体１に収納した時、付着した塵埃を掃除機本体１内の集塵袋等に吸引することができるので、常に清掃部材５をクリーニングすることができ、清潔な状態を保つことができるものである。
【選択図】図１

Description

本発明は、静電モップ機能を有する電気掃除機に関するものである。

従来、この種の電気掃除機としては、ベース、支柱、上部用具受けを有するものであり、前記ベースに電気掃除機の本体やモップ等を載置すると共に、上部用具受けで電気掃除機の吸引管や吸引ホース、モップ柄等を保持するように構成されている。そして、このような掃除用具載置台を用いることで、電気掃除機及びモップ等の手動掃除用具をまとめて保管しておくことが可能となる（例えば、特許文献１参照）。
特開２００１−３４６７２７号公報

しかしながら、前記従来の構成では、水を使わない乾式のものでは掃除によって捕らえられた塵埃が機能部に付着したままとなり、塵埃が多く付着した状態で放置しておくと、付着した塵埃が機能部から離れてしまい溜まった塵埃が掃除終了後の床の上に再び落ちてしまうという課題を有していた。

本発明は、前記従来の課題を解決するもので、静電モップ等の清掃手段に一旦付着した塵埃を吸引力により再び床に落ちないようにした電気掃除機を提供することを目的とする。

前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、吸込口体、電動送風機、集塵室を有する掃除機本体と、ハンドルを有する棒状の枝とを備え、前記枝は前記掃除機本体に対し着脱自在に構成され、前記枝の先端には静電モップ等の清掃部材が装備され、前記清掃部材は前記掃除機本体の収納部に収納自在に構成され、収納状態において、前記吸込口体から塵埃を吸引すると共に、前記清掃部材に付着した塵埃も、前記電動送風機にて吸引する構成としたものである。

上記構成により、塵埃が付着した清掃部材を掃除機本体に収納した時、附着した塵埃を掃除機本体集塵部に吸引できるものである。

本発明の電気掃除機は、通常の床掃除から床以外のテーブル・棚・ＡＶボード・ＴＶ等、広範囲の掃除が可能となる。また、清掃部材を掃除機本体に収納した状態では、電動送風機の吸引力で清掃部材に付着した塵埃を集塵袋内に集塵するため、常に清掃部材をクリーニングすることができ、清潔な状態を保つことができる。

第１の発明は、吸込口体、電動送風機、集塵室を有する掃除機本体と、ハンドルを有する棒状の枝とを備え、前記枝は前記掃除機本体に対し着脱自在に構成され、前記枝の先端には静電モップ等の清掃部材が装備され、前記清掃部材は前記掃除機本体の収納部に収納自在に構成され、収納状態において、前記吸込口体から塵埃を吸引すると共に、前記清掃部材に付着した塵埃も、前記電動送風機にて吸引する構成としたことにより、塵埃が付着した清掃部材を掃除機本体に収納した時、付着した塵埃を掃除機本体集塵部に吸引することとなり、通常の床掃除から床以外のテーブル・棚・ＡＶボード・ＴＶ等、広範囲の掃除が可能となる。また、清掃部材を掃除機本体に収納した状態では、電動送風機の吸引力で清掃部材に付着した塵埃を集塵袋内に集塵されるため、常に清掃部材をクリーニングすることができ、清潔な状態を保つことができる。

第２の発明は、特に、第１の発明の清掃部材を軟質ウレタン等の多孔質軟質樹脂で構成することにより、軟質の多孔質部材のため掃除面にこすり剥離作用が働き易く、吸着した塵埃は多孔質内に入り込むこととなり、一旦吸着した塵埃がこぼれる事が防止され、塵埃の捕集効果と掻き出し効果を高めることができる。

第３の発明は、特に第１または第２の発明の清掃部材の掃除機本体収納部には帯電率の異なる異種の樹脂材料で構成し、清掃部材を掃除機本体より着脱する際に静電気を発生しやすい構成とし、清掃部材側をマイナスに帯電させるようにしたことにより、清掃部材は掃除機本体に着脱される毎に塵埃吸着の静電集塵力を清掃部材に持たせることとなり、清掃部材を掃除機本体に着脱するだけで容易に静電気を発生させることが可能で、常に塵埃捕集効果を高めることができる。

第４の発明は、電動送風機で得られる吸引・排気気流で帯電率の異なる異種材料をこすり合わせる静電気発生装置を構成し、清掃部材に帯電させる構成としたことにより、清掃部材に安定して静電集塵力を持たせることとなり、電動送風機の高速気流で多量の静電気を発生させることができるため、塵埃の捕集効率が大幅に向上する。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１から図４に基づいて説明する。図１の１は掃除機本体であり、この掃除機本体１の下部には吸込口体２が具備され、上方には枝３が着脱自在に装着され、枝３の両端にはハンドル４と清掃部材５が図の様に取り付けられている。６は電動送風機、７は集塵袋である。

次に、本発明の作用について説明する。清掃部材５は静電モップや極細繊維の塵埃吸着材で構成し、掃除機本体１に装着した状態では電動送風機６の吸引力により清掃部材５に付着した塵埃は集塵袋７に吸引されるように働く。一方、枝３が掃除機本体１に装着された状態で、吸込口体２より吸引された掃除面の塵埃も集塵袋７に集塵され通常の電気掃除機として動作する。

（実施の形態２）
図２において、基本的構成は図１と同様であるが清掃部材８を軟質ウレタン等の多孔質軟質樹脂で構成したものである。

本発明の作用について説明すると、軟質の多孔質素材で清掃部材を構成したため塵埃が多孔質内部に入り込むと共に、被掃除面とのこすりで掻き出し効果が期待出来るため、静電集塵力と塵埃剥離・掻き出し効果が発生し塵埃除去能力が飛躍的に向上する。

（実施の形態３）
図３において、清掃部材９と掃除機本体１収納部には帯電率の異なる異種の樹脂材料１０、１１を配置し清掃部材９を掃除機本体１に着脱時、毎回相互にこすり合わせが発生し静電気が発生しやすい構成とし、清掃部材側をマイナスに帯電させた構成としている。

本構成によると、清掃部材９には掃除機本体１から着脱するタイミング毎に静電気が発生し清掃部材９に塵埃が付着しやすく、塵埃除去能力が高まるよう作用する。

（実施の形態４）
図４において、電動送風機６で得られる吸引・排気気流で帯電率の異なる清掃部材１２と回転羽１３がこすり合わされ静電気発生装置を構成し前記清掃部材１２に帯電させる構成としている。

本発明の作用を説明すると、清掃部材１２を掃除機本体１に収納すると帯電率の異なる異種の回転羽１３と高速で接触摺動し、分極によって大量の静電気が発生し清掃部材側をマイナスに帯電させた構成としている。１４は回転羽１３の固定軸である。

本構成によると、清掃部材１２には掃除機本体１から着脱するタイミング毎に静電気が発生し清掃部材１２に塵埃が付着しやすく、塵埃除去能力が高まるよう作用する。

以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、常に清掃部材をクリーニングすることができるので、各種清掃機器に適用できるものである。

本発明の第１の実施の形態を示す電気掃除機の概略断面図 本発明の第２の実施の形態を示す電気掃除機の概略断面図 本発明の第３の実施の形態を示す電気掃除機の概略断面図 本発明の第４の実施の形態を示す電気掃除機の概略断面図

符号の説明

１ 掃除機本体
２ 吸込口体
３ 枝
４ ハンドル
５、８、９、１２ 清掃部材
６ 電動送風機
７ 集塵袋（集塵室）
１０、１１ 樹脂材料
１３ 回転羽
１４ 回転羽固定軸

Claims (4)

1. 吸込口体、電動送風機、集塵室を有する掃除機本体と、ハンドルを有する棒状の枝とを備え、前記枝は前記掃除機本体に対し着脱自在に構成され、前記枝の先端には静電モップ等の清掃部材が装備され、前記清掃部材は前記掃除機本体の収納部に収納自在に構成され、収納状態において、前記吸込口体から塵埃を吸引すると共に、前記清掃部材に付着した塵埃も、前記電動送風機にて吸引する構成とした電気掃除機。
2. 清掃部材は軟質ウレタン等の多孔質軟質樹脂で構成した請求項１記載の電気掃除機。
3. 清掃部材の掃除機本体の収納部を、帯電率の異なる２種以上の樹脂材料で構成し、前記清掃部材を掃除機本体の収納部より着脱する際に静電気を発生し易い構成とし、前記清掃部材をマイナスに帯電させた請求項１又は２記載の電気掃除機。
4. 電動送風機で得られる吸引または排気の気流で、帯電率の異なる異種材料をこすり合わせ、静電気を発生させて、清掃部材に帯電させる構成とした請求項１記載の電気掃除機。

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