JP3057692B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3057692B2
JP3057692B2 JP1193450A JP19345089A JP3057692B2 JP 3057692 B2 JP3057692 B2 JP 3057692B2 JP 1193450 A JP1193450 A JP 1193450A JP 19345089 A JP19345089 A JP 19345089A JP 3057692 B2 JP3057692 B2 JP 3057692B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はMOSトランジスタを用いた半導体装置の製造
に好適な製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、MOSトランジスタを備える半導体装置では、隣
接する素子を互いに電気的に分離するために、厚い酸化
膜で形成されたフィールド領域で活性領域を囲む構造が
用いられている。この構造はフィールド領域の酸化膜の
膜厚を厚くするだけで簡単に素子分離できるため、この
種の半導体装置の高集積化が容易になる。
第3図(a)乃至(d)は従来のこの種のフィールド
領域の製造方法を工程順に示す図である。
先ず、第3図(a)のように、半導体基板1に酸化膜
2を形成し、その後フォトレジスト3をマスク材として
ボロンをイオン注入し、拡散してPウェル4を形成す
る。
次いで、第3図(b)のように、フォトレジスト3を
除去した後、全面に窒化膜5を成長し、別のフォトレジ
スト6を利用した選択エッチングにより、後にトランジ
スタを形成する部分に窒化膜5を残す。更に、別のフォ
トレジスト8を選択形成し、これをマスクにして素子分
離領域のPウェル4側にボロンをイオン注入し、P型チ
ャネルストッパ領域9を形成する。
次いで、第3図(c)のように、フォトレジスト6,8
を除去した後、フォトレジスト14をマスクにして素子分
離領域内のPウェル4以外の部分にリンをイオン注入
し、N型チャネルストッパ領域7を形成する。
その後、第3図(d)のように、フォトレジスト14を
除去し、窒化膜5をマスクとして熱酸化を行い、厚さ60
00Å程度のフィールド酸化膜10を形成する。その上で、
フォトレジスト11をマスクとしてリンをイオン注入し、
Nウェル12を形成する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の製造方法では、第3図(c)の工程に
おいてN型チャネルストッパ領域7にリをイオン注入す
る際には、Nウェル12の形成領域上のマスクは窒化膜5
のみとなる。この窒化膜5の膜厚はフィールド酸化膜形
成時のバーズビークでの応力を抑えて拡散層でのリーク
を抑える必要があり、あまり厚くできない。このため、
N型チャネルストッパ領域7へのリンのイオン注入の際
に、活性領域としてのN型ウェル形成領域にリンが注入
され、後にNウェル12に形成されるMOSトランジスタ等
の素子のサブスレッショルド電圧の制御性を低下させた
り、ドレンイン耐圧の低下をまねくという問題がある。
本発明はウェル形成領域への不純物の注入を防止し、
該ウェルに形成される素子の特性を改善することを可能
にした半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の製造方法は、半導体基板に一導電型のウェル
を形成する工程と、少なくとも耐酸化膜と第1のフォト
レジスト膜とを含む多層膜で前記半導体基板の活性領域
を覆う工程と、前記活性領域の境界部に逆導電型の不純
物を注入して逆導電型のチャネルストッパ領域を形成す
る工程と、前記多層膜上に第2のフォトレジスト膜を形
成し、前記形成された逆導電型のチャネルストッパ領域
を当該第2のフォトレジスト膜で覆った後、前記一導電
型のウェルの境界部に一導電型の不純物を注入して一導
電型のチャネルストッパ領域を形成する工程と、前記耐
酸化膜をマスクにして選択酸化法によりフィールド酸化
膜を形成する工程と、前記逆導電型のチャネルストッパ
領域を境界とする領域に逆導電型の不純物を注入して逆
導電型のウェルを形成する工程とを含んでいる。
〔作用〕
この製造方法は、活性領域の境界部に逆導電型の不純
物を注入して逆導電型のチャネルストッパ領域を形成す
るに際し、少なくとも耐酸化膜と第1のフォトレジスト
膜とを含む多層膜で該活性領域を覆うため、該逆導電型
の不純物が活性領域に注入されることが防止され、該活
性領域に形成されるウェルの不純物濃度を好適に制御す
ることが可能となる。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図(a)乃至(d)は本発明の第1実施例を工程
順に示す断面図である。
先ず、第1図(a)のように、シリコン基板1の全面
に酸化膜2を形成し、かつフォトレジスト3をマスクに
してボロン等をイオン注入し、Pウェル4を形成する。
次に、第1図(b)のように、全面に窒化膜5を形成
し、かつこれをフォトレジスト6を利用してエッチング
し、後にトランジスタを形成する領域に窒化膜5を残
す。そして、窒化膜5及びフォトレジスト6をマスクに
してフィールド領域全体にリンをイオン注入し、N型チ
ャネルストッパ領域7を形成する。
更に、第1図(c)のように、フォトレジスト8をマ
スクとしてフィールド領域のPウェル4側にボロンをイ
オン注入し、P型チャネルストッパ9を形成する。
その後、第1図(d)のように、フォトレジスト6,8
を除去した後、窒化膜5をマスクとして熱酸化を行い、
6000Å程度の厚さのフィールド酸化膜10を形成する。そ
して、窒化膜5を除去し、フォトレジスト11をマスクと
してリンをイオン注入し、Nウェル12を形成する。
この製造方法によれば、N型チャネルストッパ7を形
成する際のリンのイオン注入時には、Nウェル12の形成
領域には窒化膜5とフォトレジスト6の二層構造膜がマ
スクとされるため、このNウェル12の形成領域へのリン
の注入が防止でき、後にNウェル12内に形成されるMOS
トランジスタ等の素子のサブスレッショルド電圧の制御
性を改善する。
第2図(a)及び(b)は本発明の第2実施例の工程
一部を示す断面図である。
先ず、第1実施例と同様の工程によりPウェル4を形
成する。その後、第2図(a)のように、全面に窒化流
5及び酸化膜13を形成し、これらをフォトエッチングし
て、後にトランジスタを形成する部分に窒化膜5及び酸
化膜13を残す。その上で、フィールド領域全体にリンを
イオン注入してN型チャネルストッパ領域7を形成す
る。
次に、第2図(b)のように、フォトレジスト6を除
去し、新たにフォトレジスト8をマスクとしてフィール
ド領域のPウェル4側にボロンをイオン注入してP型チ
ャネルストッパ9を形成する。
その後、フォトレジスト8及び酸化膜13を除去した
後、第1実施例と同様にフィールド酸化膜形成以降の工
程を行う。
この製造方法においても、N型チャネルストッパ7を
形成時には、Nウェル12の形成領域を窒化膜5,酸化膜13
及びフォトレジスト8で覆っているため、リンが注入さ
れることはない。
なお、本発明は前記各実施例と不純物の導電型が逆の
場合にも同様に適用できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、逆導電型のチャネルス
トッパ領域を形成する際に、耐酸化膜と第1のフォトレ
ジスト膜とを含む多層膜で該活性領域を覆うので、該逆
導電型の不純物が活性領域に注入されるこが防止でき、
該活性領域に形成されるウェル不純物濃度を好適に制御
し、この活性領域に形成されるMOSトランジスタ等の素
子のドレイン耐圧の低下を防止し、かつスレッショルド
電圧の制御性を改善した半導体装置を製造することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(d)は本発明の第1実施例を製造工
程順に示す断面図、第2図(a)及び(b)は本発明の
第2実施例の工程一部を示す断面図、第3図(a)乃至
(d)は従来の製造方法を工程順に示す断面図である。 1……半導体基板、2……酸化膜、3……フォトレジス
ト、4……Pウェル、5……窒化膜、6……フォトレジ
スト、7……N型チャネルストッパ領域、8……フォト
レジスト、9……P型チャネルストッパ領域、10……フ
ィールド酸化膜、11……フォトレジスト、12……Nウェ
ル、13……酸化膜、14……フォトレジスト。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/76 H01L 21/2834 - 21/8238 H01L 27/06 H01L 27/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に一導電型のウェルを形成する
    工程と、少なくとも耐酸化膜と第1のフォトレジスト膜
    とを含む多層膜で前記半導体基板の活性領域を覆う工程
    と、前記活性領域の境界部に前記多層膜をマスクとして
    逆導電型の不純物を注入して逆導電型のチャネルストッ
    パ領域を形成する工程と、前記多層膜上に第2のフォト
    レジスト膜を形成し、前記形成された逆導電型のチャネ
    ルストッパ領域を当該第2のフォトレジスト膜で覆った
    後、前記一導電型のウェルの境界部に前記第2のフォト
    レジスト膜と前記逆導電型のチャネルストッパ領域を形
    成する工程で用いた前記多層膜とをマスクとして一導電
    型の不純物を注入して一導電型チャネルストッパ領域を
    形成する工程と、前記耐酸化膜をマスクにして選択酸化
    法によりフィ−ルド酸化膜を形成する工程と、前記逆導
    電型のチャネルストッパ領域を境界とする領域の前記半
    導体基板に逆導電型の不純物を注入して逆導電型のウェ
    ルを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板に一導電型のウェルを形成する
    工程と、少なくとも耐酸化膜と酸化膜と第1のフォトレ
    ジスト膜とを含む多層膜で前記半導体基板の活性領域を
    覆う工程と、前記活性領域の境界部に前記多層膜をマス
    クとして逆導電型の不純物を注入して逆導電型のチャネ
    ルストッパ領域を形成する工程と、前記多層膜上に第2
    のフォトレジスト膜を形成し、前記形成された逆導電型
    のチャネルストッパ領域を前記第2のフォトレジスト膜
    で覆った後、前記一導電型のウェルの境界部に前記第2
    のフォトレジスト膜と、前記逆導電型のチャネルストッ
    パ領域を形成する工程で用いた前記多層膜のうち少なく
    とも耐酸化膜と酸化膜と、をマスクとして一導電型の不
    純物を注入して一導電型のチャネルストッパ領域を形成
    する工程と、前記耐酸化膜をマスクにして選択酸化法に
    よりフィ−ルド酸化膜を形成する工程と、前記逆導電型
    のチャネルストッパ領域を境界とする領域の前記半導体
    基板に逆導電型の不純物を注入して逆導電型のウェルを
    形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
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