JP3057620U - かばん用錠前 - Google Patents

かばん用錠前

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JP3057620U
JP3057620U JP1998007008U JP700898U JP3057620U JP 3057620 U JP3057620 U JP 3057620U JP 1998007008 U JP1998007008 U JP 1998007008U JP 700898 U JP700898 U JP 700898U JP 3057620 U JP3057620 U JP 3057620U
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center pedestal
block
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stopper
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國 卿 尤
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國 卿 尤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 施錠が円滑に行なえ、良好な美観を有し、開
錠が静かに行なえるかばん用錠前の提供。 【解決手段】 べース30及びばね57により回転する
方向に付勢された回転ブロック58により回転可能に、
かつ、摺動可能にベースに支持されたセンター台座50
並びに、それを覆うカバー90とよりなり、センター台
座が立ち上った状態から施錠方向に倒されたときにベー
スに設けた掛止鉤33が突出し、かばんの受金に係止す
るように設けられている。錠52を解錠し、使用者がプ
ッシュブロック75を押す操作を行うと、位置決めブロ
ック71の傾斜縁74が止め穴35から外れ、回転ブロ
ックの作用によりセンター台座が横方向にスライドしつ
つ上方に立ち上る。施錠するときにカバーを押し上げる
とセンター台座が横方向に移動しつつ下方に移動し、傾
斜縁ストッパが止め穴に係合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は錠前に係り、特に、かばん用錠前に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主な目的は、べースに回転ブロックを回動可能に設け、センター台座 を回転ブロックの先端側に回動可能に支持した構成として、錠前を開けるときに 発生する騒音を大幅に低減させるようにし、且つ、錠前を押して施錠する動作が 円滑になされるようにすることにある。
【0003】 本考案の別の目的は、センター台座に、錠を施錠した位置に位置決めする位置 決めブロック、錠を開ける際に押し操作されるプッシュブロック等の要素が整然 と配置されて見た目がよいようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、かばんに取り付けられるべースと、該べース上のセン ター台座と、該センター台座上のカバーとよりなり、 該べースには、止め穴を有するストッパが形成してあり、且つ、相手側を掛止 する掛止鉤が取り付けてあり、且つ、回転ブロックがねじりコイルばねと共に回 動可能に取り付けてあり、且つ、立ち上がっている状態から倒されたときに掛止 鉤を押すように設けてあり、 該センター台座は、一端側のシャフトロッドをべースのガイド溝に嵌合させて 、且つ、上記回転ブロックの端に回動可能に連結されて支持されており、 該センター台座は、使用者がキーを差し込んで回される錠と、スライド可能に 設けてあり、解錠するときに使用者が押す操作をするプッシュブロックと、該プ ッシュブロックと連動される位置決めブロックとを有し、該位置決めブロックは 上記ストッパの止め穴と係合する傾斜縁ストッパを有し、 解錠するときに使用者がキーを差し込んで錠を回わし、プッシュブロックを押 す操作をすると、傾斜縁ストッパが止め穴から外れて、回転ブロックがねじりコ イルばねのばね力によって立ち上がるように回動され、センター台座が横方向に 移動しつつ上方に移動され、 施錠するときにカバーを押し下げると、回転ブロックがねじりコイルばねのば ね力に抗して倒れるように回動され、センター台座が横方向に移動しつつ下方に 移動され、傾斜縁ストッパが止め穴に係合される構成としたものである。
【0005】 解錠するときには、回転ブロックがねじりコイルばねのばね力によって立ち上 がるように回動され、センター台座が横方向に移動しつつ上方に移動されるため 、この横方向の移動によってねじりコイルばねのばね力のエネルギーが消費され 、センター台座が専ら上方に移動する構成に比べて、解錠するときに発生する衝 撃が低減され、且つ、音も低減される。
【0006】 施錠するときには、センター台座が押し下げられるとともに横に移動され、斜 めに沈むようになって、傾斜縁ストッパが止め穴に円滑に係合されて、施錠は円 滑になされる。 請求項2の考案は、該錠は、底側に係止板が取り付けてあり、該係止板は位置 決め穴を有する円弧状板)を有し、 該センター台座は、該位置決め穴と嵌合するボールを有し、 該錠が解錠位置から施錠位置に回動されたとき、及び、逆に施錠位置から解錠 位置に回動されたときに、上記位置決め穴がボールと嵌合して、使用者にクリッ ク感を与える構成としたものである。
【0007】 クリック感が使用者に与えることによって、錠を回し過ぎて破損させてしまう ことが防止され、且つ、使い勝手が良い。 請求項3の考案は、かばんに取り付けられるべースと、該べース上のセンター 台座と、該センター台座上のカバーとよりなり、 該べースには、止め穴を有するストッパを有し、且つ、相手側を掛止する掛止 鉤が取り付けてあり、且つ、回転ブロックがねじりコイルばねと共に回動可能に 取り付けてあり、且つ、立ち上がっている状態から倒されたときに掛止鉤を押す ように設けてあり、 該センター台座は、一端側のシャフトロッドをべースのガイド溝に嵌合させて 、且つ、上記回転ブロックの端に回動可能に連結されて支持されており、 該センター台座は、使用者がキーを差し込んで回される錠と、スライド可能に 設けてあり、解錠するときに使用者が押す操作をするプッシュブロックと、該プ ッシュブロックと連動される位置決めブロックとを有し、該位置決めブロックは 上記ストッパの止め穴と係合する傾斜縁ストッパを有し、 解錠するときに使用者がキーを差し込んで錠を回わし、プッシュブロックを押 す操作をすると、傾斜縁ストッパが止め穴から外れて、回転ブロックがねじりコ イルばねのばね力によって立ち上がるように回動され、センター台座が横方向に 移動しつつ上方に移動され、 施錠するときにカバーを押し下げると、回転ブロックがねじりコイルばねのば ね力に抗して倒れるように回動され、センター台座が横方向に移動しつつ下方に 移動され、傾斜縁ストッパが止め穴に係合される構成であり、 該錠は、底側に係止板が取り付けてあり、該係止板は位置決め穴を有する円弧 状板を有し、 該センター台座は、該位置決め穴と嵌合するボールを有し、 該錠が解錠位置から施錠位置に回動されたとき、及び、逆に施錠位置から解錠 位置に回動されたときに、上記位置決め穴がボールと嵌合して、使用者はクリッ ク感を与える構成としたものである。
【0008】 請求項4の考案は、該錠は、上面に表示色様又は文字を有する環状のフランジ を有し、 該センター台座は、該錠が解錠位置及び施錠位置に回動されたときの上記表示 色様に対向する部位に観測孔を有し、 該錠が解錠位置及び施錠位置に回動されると、該観測孔の中に表示色様が現れ る構成としたものである。
【0009】 解錠状態では、環状のフランジの上面の表示色様がカバーの観測孔の内部に現 れ、施錠状態では、環状のフランジの別の表示色様がカバーの観測孔の内部に現 れ、よって、使用者は、観測孔の表示色様を見て、錠前が解錠状態か施錠状態か を見分けることが出来、使い勝手がよい。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施例になる改良構造のかばん用錠前を示す。図2はかばん 用錠前を分解して示し、図3はかばん用錠前を上下反転した姿勢で分解して示し 、図4及び図7は施錠状態を示し、図5及び図6は解錠状態を示す。各図中、X 1,X2はかばん用錠前の長手方向、Y1,Y2は幅方向、Z1は上方向、Z2 は下方向である。
【0011】 図1乃至図5に示すように、かばん用錠前は、かばん本体に取り付けられるべ ース30を有し、このべース30の上面にセンター台座50が設けてあり、この センター台座50の上面にカバー90が設けられた構成である。 べース30の上面には、べース30の長手方向に長い長凹溝301が形成して ある。べース30の内部には、かばんの蓋を閉じた位置に掛止する掛止鉤33が 回動するように設けてある。掛止鉤33のうちべース30の底面に近い部位にね じりコイルばね32が設けてある。長凹溝301のX1側には、ストッパ36が 上方向(Z1方向)に突き出ている。
【0012】 センター台座50の中央には、縦向きの貫通穴51が形成してある。 52は錠であり、上端には周囲に張り出した環状のフランジ62が形成してあ る。錠52は、この貫通穴51に嵌合しており、縦向きであり、底部がセンター 台座50の下面から下方に突き出ている。この突き出ている部位に係止板53が 挿入して取り付けてあり、錠52はセンター台座50に取り付けられている。錠 52の下端面に、切り欠き溝54が形成してある。図7(A),(B)に示す施 錠状態では、錠52がプッシュブロック75の腕部76に対向しており、腕部7 6がX2方向に移動することが制限されている。図6(A),(B)に示す解錠 状態では、切り欠き溝54がプッシュブロック75の腕部76に対向するように なり、腕部76はX2方向に移動することが可能となる。
【0013】 センター台座50のX2方向の端には、シャフトロッド55がセンター台座5 0の両側(Y1,Y2方向)に突き出して設けてある。 58は回転ブロックであり、その下端が、べース30に横向き(Y1方向)に 通された軸40によって回動可能に支持されている。回転ブロック58の上端は 、センター台座50の下面のX2方向の端と貫通穴51との間の位置に、センタ ー台座50に横向き(Y1方向)に通されたピン56によってねじりコイルばね 57と共に取り付けてある。回転ブロック58は、ねじりコイルばね57が弾性 変形しつつ、軸40に関して回動され、倒れるように回動されたときにべース3 0の内部に設けてある掛止鉤33の上面に当接して押し下げる。
【0014】 センター台座50の下面の貫通穴51に近い部位に、円溝59が形成してあり 、この円溝59内に、順次、ばね60及びボール61が組み込まれている。錠5 2の下端に挿入して取り付けてある係止板53は、共同連結された円弧状板63 を有する。この円弧状板63は、円溝59に入っているボール61に対向するよ うに配されている。この円弧状板63の両端には、位置決め穴64があり、この 位置決め穴64がボール61と嵌合してクリック感を発生させる。
【0015】 センター台座50のX1方向端側の上面には、収容溝65が形成してある。収 容溝65のうち貫通穴51に近い部位に、収容溝65より深い長穴66が形成し てあり、収容溝65のうちX1方向端側に、ガイド穴68が形成してある。ガイ ド穴68のX1方向端は開口となっている。センター台座50の収容溝65の末 端の上側の両側に、挿入杆69がX1方向に突き出して形成してある。センター 台座50の上面には、X2方向端のシャフトロッド55の近くに、円穴70が形 成してある。
【0016】 71は位置決めブロックであり、この両側のガイド溝72をガイド穴68の両 側縁に嵌合させて、開口67よりガイド穴68内に挿入されている。位置決めブ ロック71の内側のばね73はガイド穴68の奥部の横桟68aに当たっている 。位置決めブロック71の外側面に、傾斜縁ストッパ74が形成してある。施錠 時に、傾斜縁ストッパ74がストッパ36の止め孔35に係合して、位置決めブ ロック71は位置決めされる。
【0017】 75はプッシュブロックであり、X2方向端側にL字形状の腕部76が突き出 ており、X1方向端側に、解錠時に押し操作されるプッシュエッジ79を有する 。このプッシュブロック75は、収容溝65内にX2方向にスライド可能に収ま っており、L字形状の腕部76は長穴66を通ってセンター台座50の下面に突 き出ている。プッシュブロック75の下面には位置決め溝77が形成してある。 この位置決め溝77のプッシュエッジ79側には、小さい止め溝78が形成して ある。腕部76は錠52の下端側に対向して、錠52の回動位置に応じて、X2 方向への前進を制限されたり、許容されたりする。位置決め溝77は、位置決め ブロック71の上半分部分を収めており、プッシュブロック75がX2方向に押 し操作されたときに位置決めブロック71をX2方向に移動させる。止め溝78 は、後述するストッパ36と嵌合する。
【0018】 プッシュブロック75を収容溝65の中に入れると、位置決め溝77は位置決 めブロック71の上側に配置され、位置決めブロック71の上半分がプッシュブ ロック75の下面の位置決め溝77内に嵌合して収まる。 90はカバーであり、底面の一端側の挿入穴91を上記センター台座50の一 端側の挿入杆69に嵌合させて位置を決め、底面の他端側の凸92をセンター台 座50の円穴70に嵌合させて、センター台座50の上面に取り付けられる。カ バー90が取り付けられた状態で、錠52の上面がカバー90の穴93より露出 しており、プッシュブロック75のプッシュエッジ79がカバー90の一端から 露出している。
【0019】 べース30のX2方向端側にシャフトロッド55を案内するガイド溝34を有 する。センター台座50は、X2方向端を下げて傾斜させて、シャフトロッド5 5がべース30ガイド溝34に嵌合させてある。このガイド溝34と長凹溝30 1とは、同じ方向に延在している。回転ブロック58の側面が、べース30の内 部の掛止鉤33に押し当たる。軸40をべース30に横向きに通し、回転ブロッ ク58の下端側を通す。これによって、回転ブロック58の下端側がべース30 に回動可能に取り付けられる。
【0020】 べース30の長凹溝301には、センター台座50のガイド穴68の開口67 に対向する部位に、ストッパ36が上へ向かってZ1方向に突き出ている。スト ッパ36のX2側に止め穴35が形成してある。センター台座50をべース30 の長凹溝301に押し入れると、位置決めブロック71の傾斜縁ストッパ74が ストッパ36と当たりストッパ36によって、ばね73を圧縮させつつ一旦X2 方向に移動され、その後、ばね73の回復ばね力によって、傾斜縁ストッパ74 が止め穴35に嵌合して、センター台座50がべース30に固定されて位置決め される。このとき、回転ブロック58のねじりコイルばね57及び掛止鉤33の ねじりコイルばね32は弾性変形されておりばね力が蓄えられており、センター 台座50はべース30から押し上げられる方向にばね付勢されている。
【0021】 錠52の上端の周囲に張り出した環状のフランジ62の上面には、錠52の開 閉方向に応じて、表示色様又は文字621が形成してある。カバー90には穴9 3の周囲のうち、上記の表示色様621に対応する部位に観測孔94が形成して ある。 次に、かばん用錠前を解錠する場合の操作及び動作について説明する。
【0022】 図4は施錠状態、図5は解錠状態を示す。かばん用錠前を解錠する場合には、 図4及び図7(A),(B)に示す施錠状態において、使用者は、キーを錠52 の鉤孔に差し込んで時計方向に90度回す操作を行い、次いで、プッシュエッジ 79をX2方向に押す。キーを回す操作をすると、錠52は図6(A)に示す状 態となり、切り欠き溝54が腕部76に対向する状態となり、プッシュエッジ7 9をX2方向に押すことが可能となる。プッシュエッジ79をX2方向に押すと 、図6(B)に示すように、腕部76が切り欠き溝54内に入り込み、プッシュ ブロック75がX2方向に移動され、これと連動して位置決めブロック71がば ね73を圧縮しつつX2方向に移動される。よって、位置決めブロック71の傾 斜縁ストッパ74が止め穴35から抜け出して外れる。傾斜縁ストッパ74が止 め穴35から外れると、回転ブロック58のねじりコイルばね57及び掛止鉤3 3のねじりコイルばね32のばね力によって、センター台座50がべース30か らZ1方向に押し上げられる。回転ブロック58がねじりコイルばね57によっ て軸40に関して時計方向に回動することによって、センター台座50はZ1方 向に移動するとともにX1方向に移動され、図5に示す状態になる。センター台 座50のX1方向に移動するとき、シャフトロッド55がガイド溝34に沿って 案内される。
【0023】 回転ブロック58がねじりコイルばね57によって軸40に関して時計方向に 回動すると、掛止鉤33が、押し付けを解除されて、ねじりコイルばね32のば ね力によって上方向に回動されて、かばんの蓋に対するロックが解除される。 センター台座50がZ1方向に移動するとともにX1方向に移動されるため、 このX1方向の移動によってねじりコイルばね57のばね力のエネルギーが消費 され、解錠するときに発生する衝撃及び騒音が大幅に低減されている。
【0024】 次に、かばん用錠前を施錠する場合の操作及び動作について説明する。 図5に示す解錠状態において、使用者は、最初に、カバー90をZ2方向に押 し下げ、次いで、キーを錠52の鉤孔に差し込んで反時計方向に90度回す操作 を行う。 カバー90をZ2方向に押し下げると、回転ブロック58が反時計方向に回動 されることによって、及びシャフトロッド55がガイド溝34に沿って案内され ることによって、センター台座50はZ2方向に押し下げられるとともにX2方 向に移動される。位置決めブロック71は位置決め溝77に沿って案内され、セ ンター台座50は案内される。傾斜縁ストッパ74が止め穴35に係合される。 反時計方向に回動された回転ブロック58が掛止鉤33に当たってこれを押し下 げる。掛止鉤33はかばんの蓋を掛止してロックする。
【0025】 キーを錠52の鉤孔に差し込んで反時計方向に90度回す操作を行うと、図7 (A),(B)に示すように、錠52が腕部76に対向する状態となり、プッシ ュエッジ79はX2方向に押されることが制限される。 センター台座50はZ2方向に押し下げられるとともにX2方向に移動され、 位置決めブロック71は位置決め溝77に沿って案内され、施錠は円滑になされ る。
【0026】 図1及び図2を参照するに、錠52はセンター台座50の貫通穴51に嵌合し ており、プッシュブロック75はセンター台座50の収容溝65内に嵌合してお り、位置決めブロック71はプッシュブロック75の位置決め溝77内に嵌合し ている。よって、錠52、プッシュブロック75及び位置決めブロック71が全 て、センター台座50の中に配置されており、整然となっている。また、カバー 90が被せてあり、錠前の表面は整然性、及び一致性を有している。
【0027】 また、センター台座50のX1方向端のシャフトロッド55がベース30のX 1方向端側のガイド溝34にこれに沿って摺動するように組み立てあるため、セ ンター台座50を図5に示す状態から押した場合に、シャフトロッド55がガイ ド溝34に沿ってX1方向に水平に移動し、これによって、カバー90及びセン ター台座50はベース30に良好に密着して、良好な美観を有している。
【0028】 図6及び図7を参照するに、解錠状態では、図6に示すように、環状のフラン ジ62の上面の表示色様621がカバー90の観測孔94の内部に現れる。施錠 状態では、図7に示すように、環状のフランジ62の別の表示色様621がカバ ー90の観測孔94の内部に現れる。よって、使用者は、観測孔94の表示色様 621を見て、錠前が解錠状態か施錠状態かを見分けることが出来る。
【0029】 また、使用者がキーを錠52の鉤孔に差し込んで回す操作をすると、錠52の 底側に取り付けてある係止板53が錠52と一体的に回動される。錠52を解錠 位置から施錠位置に回動させたとき、及び、逆に錠52を施錠位置から解錠位置 に回動させたときに、円弧状板63の位置決め穴64がセンター台座50のボー ル61と嵌合して、使用者はクリック感を感じる。よって、錠52を回し過ぎて 破損させてしまうことが防止され、且つ、使い勝手が良いという実用的は効果を 有する。
【0030】
【考案の効果】
上述の如く、請求項1の考案によれば、かばんに取り付けられるべースと、べ ース上のセンター台座と、回転ブロックとよりなり、回転ブロックがねじりコイ ルばねと共に回動可能にべースに取り付けてあり、センター台座は、一端側のシ ャフトロッドをべースのガイド溝に嵌合させて、且つ、回転ブロックの端に回動 可能に連結されて支持されている構成であるため、解錠するときには、回転ブロ ックがねじりコイルばねのばね力によって立ち上がるように回動されて、センタ ー台座が横方向に移動しつつ上方に移動されるため、この横方向の移動によって ねじりコイルばねのばね力のエネルギーが消費され、センター台座が専ら上方に 移動する構成に比べて、解錠するときに発生する衝撃を低減させることが出来、 且つ、解錠するときに発生する音も低減させることが出来る。
【0031】 施錠するときには、センター台座が押し下げられるとともに横に移動され、斜 めに沈むようになって、傾斜縁ストッパが止め穴に係合する施錠が円滑になされ るように出来る。 請求項2の考案によれば、錠が解錠位置から施錠位置に回動されたとき、及び 、逆に施錠位置から解錠位置に回動されたときに、位置決め穴がボールと嵌合し て、使用者にクリック感を与える構成としたものであるため、錠を回し過ぎて破 損させてしまうことを防止出来、使い勝手が良い。
【0032】 請求項3の考案によれば、かばんに取り付けられるべースと、べース上のセン ター台座と、回転ブロックとよりなり、回転ブロックがねじりコイルばねと共に 回動可能にべースに取り付けてあり、センター台座は、一端側のシャフトロッド をべースのガイド溝に嵌合させて、且つ、回転ブロックの端に回動可能に連結さ れて支持されている構成であり、錠が解錠位置から施錠位置に回動されたとき、 及び、逆に施錠位置から解錠位置に回動されたときに、位置決め穴がボールと嵌 合して、使用者にクリック感を与える構成としたものであるため、解錠するとき に発生する衝撃及び音も低減させることが出来、且つ、施錠が円滑になされるよ うに出来、且つ、錠を回し過ぎて破損させてしまうことを防止出来る。
【0033】 請求項4の考案によれば、錠が解錠位置及び施錠位置に回動されると、観測孔 の中に表示色様が現れる構成としたものであるため、使用者は、観測孔の表示色 様を見て、錠前が解錠状態か施錠状態かを見分けることが出来、使い勝手を良く 出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例になるかばん用錠前の斜視図
である。
【図2】図1のかばん用錠前の分解斜視図である。
【図3】図1のかばん用錠前を上下反転してセンター台
座の部分を分解して示す斜視図である。
【図4】図1のかばん用錠前の断面図である。
【図5】図1のかばん用錠前の錠をあけた状態の断面図
である。
【図6】図1のかばん用錠前を解錠した状態の平面図で
ある。
【図7】図1のかばん用錠前の錠を掛け状態の平面図で
ある。
【符号の説明】
30 べース 301 長凹溝 32 ねじりコイルばね 33 掛止鉤 35 止め孔 36 ストッパ 50 センター台座 51 貫通穴 52 錠 53 係止板 54 切り欠き溝 55 シャフトロッド 60 ばね 61 ボール 62 環状のフランジ 621 表示色様又は文字 63 円弧状板 64 位置決め穴 71 位置決めブロック 73 ばね 74 傾斜縁ストッパ 75 プッシュブロック 76 腕部 77 位置決め溝 79 プッシュエッジ 90 カバー 94 観測孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かばんに取り付けられるべース(30)
    と、 該べース(30)上のセンター台座(50)と、 該センター台座(50)上のカバー(90)とよりな
    り、 該べース(30)には、止め穴(35)を有するストッ
    パ(36)が形成してあり、且つ、相手側を掛止する掛
    止鉤(33)が取り付けてあり、且つ、回転ブロック
    (58)がねじりコイルばね(57)と共に回動可能に
    取り付けてあり、且つ、立ち上がっている状態から倒さ
    れたときに掛止鉤(33)を押すように設けてあり、 該センター台座(50)は、一端側のシャフトロッド
    (55)をべース(30)のガイド溝(34)に嵌合さ
    せて、且つ、上記回転ブロック(58)の端に回動可能
    に連結されて支持されており、 該センター台座(50)は、使用者がキーを差し込んで
    回される錠(52)と、スライド可能に設けてあり、解
    錠するときに使用者が押す操作をするプッシュブロック
    (75)と、該プッシュブロックと連動される位置決め
    ブロック(71)とを有し、該位置決めブロック(7
    1)は上記ストッパ(36)の止め穴(35)と係合す
    る傾斜縁ストッパ(74)を有し、 解錠するときに使用者がキーを差し込んで錠(52)を
    回わし、プッシュブロック(75)を押す操作をする
    と、傾斜縁ストッパ(74)が止め穴(35)から外れ
    て、回転ブロック(58)がねじりコイルばね(57)
    のばね力によって立ち上がるように回動され、センター
    台座(50)が横方向に移動しつつ上方に移動され、 施錠するときにカバー(90)を押し下げると、回転ブ
    ロック(58)がねじりコイルばね(57)のばね力に
    抗して倒れるように回動され、センター台座(50)が
    横方向に移動しつつ下方に移動され、傾斜縁ストッパ
    (74)が止め穴(35)に係合される構成としたかば
    ん用錠前。
  2. 【請求項2】 該錠(52)は、底側に係止板(53)
    が取り付けてあり、該係止板(53)は位置決め穴(6
    4)を有する円弧状板(63)を有し、 該センター台座(50)は、該位置決め穴(64)と嵌
    合するボール(61)を有し、 該錠が解錠位置から施錠位置に回動されたとき、及び、
    逆に施錠位置から解錠位置に回動されたときに、上記位
    置決め穴(64)がボール(61)と嵌合して、使用者
    にクリック感を与える構成とした請求項1記載のかばん
    用錠前。
  3. 【請求項3】 かばんに取り付けられるべース(30)
    と、 該べース(30)上のセンター台座(50)と、 該センター台座(50)上のカバー(90)とよりな
    り、 該べース(30)には、止め穴(35)を有するストッ
    パ(36)を有し、且つ、相手側を掛止する掛止鉤(3
    3)が取り付けてあり、且つ、回転ブロック(58)が
    ねじりコイルばね(57)と共に回動可能に取り付けて
    あり、且つ、立ち上がっている状態から倒されたときに
    掛止鉤(33)を押すように設けてあり、 該センター台座(50)は、一端側のシャフトロッド
    (55)をべース(30)のガイド溝(34)に嵌合さ
    せて、且つ、上記回転ブロック(58)の端に回動可能
    に連結されて支持されており、 該センター台座(50)は、使用者がキーを差し込んで
    回される錠(52)と、スライド可能に設けてあり、解
    錠するときに使用者が押す操作をするプッシュブロック
    (75)と、該プッシュブロックと連動される位置決め
    ブロック(71)とを有し、該位置決めブロック(7
    1)は上記ストッパ(36)の止め穴(35)と係合す
    る傾斜縁ストッパ(74)を有し、 解錠するときに使用者がキーを差し込んで錠(52)を
    回わし、プッシュブロック(75)を押す操作をする
    と、傾斜縁ストッパ(74)が止め穴(35)から外れ
    て、回転ブロック(58)がねじりコイルばね(57)
    のばね力によって立ち上がるように回動され、センター
    台座(50)が横方向に移動しつつ上方に移動され、 施錠するときにカバー(90)を押し下げると、回転ブ
    ロック(58)がねじりコイルばね(57)のばね力に
    抗して倒れるように回動され、センター台座(50)が
    横方向に移動しつつ下方に移動され、傾斜縁ストッパ
    (74)が止め穴(35)に係合される構成であり、 該錠(52)は、底側に係止板(53)が取り付けてあ
    り、該係止板(53)は位置決め穴(64)を有する円
    弧状板(63)を有し、 該センター台座(50)は、該位置決め穴(64)と嵌
    合するボール(61)を有し、 該錠が解錠位置から施錠位置に回動されたとき、及び、
    逆に施錠位置から解錠位置に回動されたときに、上記位
    置決め穴(64)がボール(61)と嵌合して、使用者
    はクリック感を与える構成としたかばん用錠前。
  4. 【請求項4】 該錠は、上面に表示色様又は文字(62
    1)を有する環状のフランジ(62)を有し、 該センター台座(50)は、該錠が解錠位置及び施錠位
    置に回動されたときの上記表示色様又は文字(621)
    に対向する部位に観測孔(94)を有し、 該錠が解錠位置及び施錠位置に回動されると、該観測孔
    (94)の中に表示色様又は文字(621)が現れる構
    成とした請求項1乃至3のうち何れか一項記載のかばん
    用錠前。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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