JP3057365U - 玄米パンの素の包装体 - Google Patents

玄米パンの素の包装体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な技術を要せず、玄米粉 100%のパンや
パンケーキ等の焼成食品を短時間で作ることができる調
理用キットを提供すること、及び家庭等でダレでも手軽
に使用できる玄米焼成食品の調理用キットを提供するこ
と、並びに玄米の有する栄養分とともにカルシウム分を
十分に摂取できる調理用キットを提供すること、また、
かかる調理用キットを提供することを通して、玄米使用
法の普及を図り、もって国民の健康の増進に寄与するこ
とを課題とする。 【解決手段】 水分含量8%以下のα化していない玄米
を粉末化してなる玄米粉100gと植物性粉末油脂1〜3g及
び/又は未焼成カルシウム製剤 0.5〜2gを主材とする玄
米パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封してなる
玄米パンの素の包装体。玄米粉と植物性粉末油脂及び/
又は未焼成カルシウム製剤の他に、重曹、糖類、食塩等
を添加することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、包装袋に密封してある玄米パンの素、すなわち玄米パンの素の包装 体に関する。本考案の玄米パンの素の包装体は、玄米パンの調理用キットとして 使用することができる。さらに詳しくは、本考案の玄米パンの素の包装体は、こ れに内封してある玄米パンの素を用いると、玄米100 %のパンやパンケーキ類を ダレでも手軽に作ることができる調理用キットである。さらに詳しくは、本考案 の玄米パンの素の包装体は、内封してある玄米パンの素の1袋分に対して卵1個 、牛乳100cc を添加し、かき混ぜて焼くだけで、風味豊かで栄養豊富な玄米パン を作ることができる調理用キットに関する。
【0002】
【従来の技術】
玄米は、タンパク質、食物繊維、ビタミン類、ミネラルに富み、きわめて健康 によい食品原料として知られている。しかし、玄米は、調理法が面倒であり、ダ レでも手軽に使用する方法はいまだ開発されていない。玄米の利用法としては、 圧力鍋を用いて炊飯する方法の他、特開平3-168054「玄米クリーム」、同3-2624 48「玄米餅の製造法並びにその玄米餅」、同7-087934「玄米乳の製造方法」等に 開示されている方法があるが、いずれも工程や使用法が複雑であるためか、家庭 には普及していない。このようなことから、一般の家庭では、玄米をほとんど使 用していないのが現状である。
【0003】 玄米を粉末にして使用すると、玄米飯よりも消化吸収性がよく、その上香ばし い、素朴な味の焼成食品が得られることが知られていて、一部の専門店で玄米パ ンと称して製造・販売している。しかしながら、このような専門店でも、玄米粉
100 %のパンやパンケーキ類を作ることは困難とされていて、多くの場合、玄米 粉に小麦粉やグルテンを添加併用している。 また米飯にカルシウム分を強化する場合、従来から、卵殻カルシウム等をコー ティングしたα化米が販売されているが、玄米の場合は、硬い外皮や胚芽に覆わ れているためか、このようなコーティング米では、カルシウム分が十分に吸収さ れないことが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような現状において、特別な技術を要せず、ダレでも手軽に玄米粉100 % の焼成品を作ることができる調理用キットは、まだ実用化されていない。 本考案は、上記の現状に鑑み、玄米粉100 %のパンやパンケーキ類等の焼成食 品を短時間で作ることができる調理用キットを提供することを第一の課題とする 。また本考案は、家庭等でダレでも手軽に使用できる玄米焼成食品の調理用キッ トを提供することを第二の課題とする。また本考案は、玄米の有する栄養分とと もにカルシウム分を十分に摂取できるような調理用キットを提することを第三の 課題とする。さらに本考案は、かかる調理用キットを提供することによって、玄 米使用法のさらなる普及を図り、もって国民の健康の増進に寄与することを第四 の課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記の課題を達成するために長年研究の結果、本考案を完成する に至った。すなわち、本考案のうち請求項1に記載の考案は、α化していない玄 米粉を主材とする玄米パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封してなる玄米 パンの素の包装体である。
【0006】 また本考案のうち請求項2に記載の考案は、α化していない玄米粉100gと植物 性粉末油脂1〜3gを主材とする玄米パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封 してなる玄米パンの素の包装体である。
【0007】 また本考案のうち請求項3に記載の考案は、水分含量8%以下のα化していな い玄米を粉末化してなる玄米粉100gと植物性粉末油脂1〜3gを主材とする玄米パ ンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封してなる玄米パンの素の包装体である 。
【0008】 また本考案のうち請求項4に記載の考案は、α化していない玄米粉100gと未焼 成カルシウム製剤(カルシウム含量30%以上)0.5 〜2gを主材とする玄米パンの 素を気密性を有する包装袋に入れ密封してなる玄米パンの素の包装体である。
【0009】 また本考案のうち請求項5に記載の考案は、水分含量8%以下のα化していな い玄米を粉末化してなる玄米粉100gと未焼成カルシウム製剤(カレウシウム含量 30%以上)0.5 〜2gを主材とする玄米パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密 封してなる玄米パンの素の包装体である。
【0010】 また本考案のうち請求項6に記載の考案は、α化していない玄米粉100g、植物 性粉末油脂1〜3g、重曹4〜5g、糖類3〜6g及び食塩1〜2gからなる玄米パンの 素を気密性を有するピロ型の包装袋に入れ密封してなる玄米パンの素の包装体で ある。
【0011】 また本考案のうち請求項7に記載の考案は、α化していない玄米粉100g、未焼 成カルシウム製剤(カルシウム含量30%以上)0.5 〜2g、重曹4〜5g、糖類3〜 [g及び食塩1〜2gからなる玄米パンの素を気密性を有するピロ型の包装袋に入れ 密封してなる玄米パンの素の包装体である。
【0012】 さらに本考案のうち請求項8に記載の考案は、水分含量8%以下のα化してい ない玄米を粉末化してなる玄米粉100g、植物性粉末油脂1〜3g、重曹4〜5g、糖 類3〜6g及び食塩1〜2gを主材とする玄米パンの素を気密性を有する包装袋に入 れ密封してなる玄米パンの素の包装体である。
【0013】 さらに本考案のうち請求項9に記載の考案は、水分含量8%以下のα化してい ない玄米を粉末化してなる玄米粉100g、植物性粉末油脂1〜3g、未焼成カルシウ ム製剤(カルシウム含量30%以上)0.5 〜2g、重曹4〜5g、糖類3〜6g及び食塩 1〜2gを主材とする玄米パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封してなる玄 米パンの素の包装体である。
【0014】 以下、本考案を詳細に説明する。尚、本考案の全説明において、「%」の表示 は、特に断らないかぎり「重量%」を意味する。 また本考案において、「玄米パン」ないし「パン」という場合は、いわゆるパ ン(ブレッド)を意味する他、パンケーキ、ホットケーキ、お好み焼き、チャパ ティ等のパンに類似する焼成食品のことを含めて指称する。
【0015】 まず、本考案に係る玄米パンの素の包装体の製造方法について説明する。 本考案の玄米パンの素の包装体は、気密性を有する包装袋に粉末状の玄米パン の素を入れて密封してなるものである。玄米パンの素の主原料としては、α化し ていない玄米から製した玄米粉を使用する。本考案では、原料とする玄米は、未 熟米でも、また東南アジア産の硬質米に由来するものでも、その種類や熟度等を 問わず使用できる。また粉末化する前に凍結処理した玄米やアミラーゼ添加液に 浸漬処理した玄米も使用することができる。また未焼成のカルシウム、特に未焼 成卵殻カルシウムをコーティングしたα化玄米を粉末化したものも使用できる。 しかしながら、原料とする玄米(通常は水分含量12〜16%程度)は、水分含量を 8%以下になるまで乾燥させてから粉末化するのが好ましい。乾燥の方法として は、例えば、玄米を風力選別や水洗によって塵埃や籾殻を除去した後、適宜広げ て、80〜90℃の熱風を吹きつける方法又は遠赤外線を照射する方法等を採ること ができる。 乾燥させた玄米は、ロールミル等を使用し乾式粉砕法によって、粒度 100〜30 0 メッシュ程度、好ましくは 200メッシュ以上の粉末になるように粉砕する。
【0016】 本考案の玄米パンの素の包装体に内封してある玄米パンの素には、上記の方法 で製した玄米粉に対して、とうもろこし、綿実、ヤシの実、菜種、大豆、ひまわ りの実、パーム等から採取した植物性油脂を粉末化したものを1〜3%、好まし くは2%程度添加して、全体を均一に混合してある。このようにすると、植物性 油脂が玄米粉の表面を被覆し、玄米粉を加熱したときに水分の蒸発を抑制し、焼 成食品が硬くなるのを防ぐ働きをする。 植物性粉末油脂としては、市販のものを使用することができるが、植物性油脂 にタンパク質、炭水化物、レシチン等を添加して水中油型に乳化した後スプレー ドライする方法、乳化状の植物性油脂を凍結乾燥させてから粉砕する方法、とう もろこし等の微粉末に植物性油脂をスプレーする方法等によって製した粉末油脂 を使用することもできる。
【0017】 また、本考案の玄米パンの素の包装体に内封してある玄米パンの素には、上記 の植物性粉末油脂とともに、又は上記の植物性粉末油脂とは別に、未焼成カルシ ウム製剤(粉末状のもの)を 0.5〜2%添加するとよい。未焼成カルシウム製剤 としては、特に未焼成卵殻カルシウム製剤の使用が好ましく、なかでもカルシウ ム分を30%以上含むものを使用することが好ましい。未焼成カルシウム製剤の一 例を示すと、未焼成卵殻カルシウム80〜90%にプロテアーゼで分解したカゼイン カルシウムの粉末10〜20%を混合して製した未焼成カルシウム製剤を使用すると 、玄米粉や他の原料との溶解性がよいので使用しやすい。 このように、玄米粉に未焼成カルシウム製剤の粉末を添加しておくと、穀粒状 のα化玄米にカルシウム製剤をコーティングした場合に比べ、はるかにカルシウ ム分の吸収性が向上する。したがって、本考案に係る玄米パンの素の包装体は、 このように配合した場合には、カルシウム分を確実に摂取できる調理用キットと して、大変重宝なものとなる。
【0018】 玄米パンの素には、さらに好ましくは、玄米粉に対して、重曹(重炭酸ナトリ ウム)4〜5%、好ましくは 4.5%、砂糖、三温糖、黒糖等からなる糖類3〜6 %、好ましくは5%、海水塩や岩塩等の食塩を1〜2%添加する。本考案の玄米 パンの素をこのような配合に構成すると、玄米パン調理用キットとして、大変使 用しやすいものとなる。
【0019】 上記の配合量からなる玄米パンの素を、1袋分(玄米粉 100g に上記の諸原料 を適宜配合したもの)づつ秤取し、気密性を有する包装袋に入れて密封する。包 装袋としては、光、ガス、湿気(水分)に対するバリヤー性が強い材質のものが 好ましく、例えば、硬質紙で作ったもの、アルミ箔等の金属製のもの、ポリ塩化 ビニリデン(PVDC)、低密度ポリエチレン(LDPE)、未延伸ポリプロピレン(CPP) 、 ポリエステル(PET) 等の1種以上からなるプラスティックフイルム製のもの、ア ルミ箔をプラスティックフイルムにラミネートしたもの等が好ましい。包装袋は 、幅 100mm程度で長さ 200mm程度のうすいピロ型(枕型)に製し、適宜に脱気し た後ヒートシール等の方法により口部を密封する。
【0020】 本考案に係る玄米パンの素の包装体は、これを開封して、内封してある玄米パ ンの素1袋分に対して卵1個と牛乳 100ccを配合し、攪拌混合すると、それだけ で玄米パン調理用の生地として使用できる状態になる。すなわち、本考案に係る 玄米パンの素の1袋分は、卵1個、牛乳 100ccと適するように調整してあるから 、ダレでも使用法を簡単に覚えることができ、手軽に使用できる。 このように、本考案に係る玄米パンの素の包装体1袋当たりの配合量は、玄米 粉 100g に植物性粉末油脂2gを配合したものであるか、玄米粉 100g に植物性粉 末油脂とともに又は粉末油脂を除いて未焼成カルシウム製剤(カルシウム含量30 %以上のもの)を配合したものであるか、もしくはこれらに、重曹4〜5g防止剤 、食品香料、乳化剤、カゼインナトリウム等を適宜添加しても差し支えない。
【0021】 次に、本考案に係る玄米パンの素の包装体を使用して玄米パンを製する方法に ついて説明する。 本考案の玄米パンの素の包装体に内封してある玄米パンの素1袋分に対して、 卵1個と牛乳 100ccを添加して玄米パン調理用の生地を製するのが普通である。 牛乳を使用しない場合は、水 100ccを添加するとよい。尚、卵や牛乳を使用しな いで、例えば、しょう油味、みそ味、マヨネーズ味、ソース味に仕上げたり、い ろんなバリエーションを楽しむことができる。
【0022】 通常の方法では、まず、卵1個を泡立て器でよくかき混ぜてから、牛乳 100cc を加え、その中に本考案の玄米パンの素1袋分を2〜3回に分けて添加し、全体 を十分に攪拌し均一な生地を製する。生地が十分に混練されたらフライパンに流 し込み、ガスコンロ等で強火(160〜180 ℃)で5〜6分間焼成する。しだいに表 面が乾いてくるので、裏返しにしてさらに1〜2分間軽く焼くと、小麦粉を用い た食パンに遜色のない、玄米 100%のパンが簡単にでき上がる。 またこの生地を、温めてあるプレートの中にスプーン等ですくって入れて、中 火で5〜6分間焼く。そうすると、生地の表面が乾いてくるので裏返しにしてさ らに1〜2分間サッと焼くと、パンケーキ風の焼成品を作ることができる。 また、この生地の中にイースト菌を添加して発酵させてから焼成すると、香ば しい食パンを作ることができる。
【0023】 上記のように製した生地を使用して、パンやパンケーキ風に製する他、ホット ケーキ風に焼いてもよい。チャパティ風のものを作るには、上記の生地をホット プレートにうすく流して1〜2分ほど焼けばよい。またお好み焼きのように、い ろんな具を生地の上に載せて焼いてもよい。さらにサンドウイッチやチャパティ のように焼き上がった生地に具を包んで食すこともできる。 さらにマフィンスタイルにする場合は、上記の生地をアルミ皿又は紙コップに 流し込んでオーブン等で焼くと簡単に作ることができる。
【0024】 また、上記の生地には、好みにより、いろんな食材を加えることができる。例 えば、ねぎ、人参、いも、生姜、無臭にんにく等の野菜類を細かく刻んだもの、 くこの実、松の実、栗の実等の木の実類、干しぶどう、なつめの類、干したジャ コ、シラス干し、さくらえび等の小魚類、ハムやソーセージの細片などを添加す ることができ、このようにすると、栄養的にもさらにバランスのとれた食品にな り、またいっそう美味な玄米パンを作ることができる。
【0025】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき実施例をもって、本考案をさらに説明する。
【0026】
【実施例1】 図1は、本考案の玄米パンの素の包装体の一例を示す平面図である。図におい て、玄米パンの素の包装体Aは、長さ20cm、幅13cmのアルミ箔(商品名・ペット アルミニューム)からなる包装袋1に、下記の配合の玄米パンの素を封入し、口 部4をヒートシールにより密封して、厚さ1cm弱のピロ型に製してある。包装袋 1は、同寸のアルミ箔2枚を重ねて3方の周縁を約1cm幅に熱溶着し周縁シール 部3としたもので、玄米パンの素封入部2、周縁シール部3、ヒートシールして ある口部4から成っている。また包装袋1の周縁シール部3には、開封用の切り 欠き部5が設けてある。そして包装袋1の玄米パンの素封入部の表面には、商品 名等を記載した紙製のラベル6が貼付してある。 包装袋1の玄米パンの素封入部4には、下記の配合からなる玄米パンの素が封 入してある。 <玄米パンの素の包装体1袋の配合量> α化していない、うるち米を水分75%に乾燥した後粉末化した粒度 200 メッシュの玄米粉 100g 大豆油に大豆レシチンを添加して水中油型に乳化した後スプレードライし て製した粉末油脂2g ベーキングパウダー5g 砂糖5g 精製塩1g 本実施例の玄米パンの素の包装体Aは、上記のように構成されているので、こ れを使用する場合は、包装袋1の周縁シール部に設けた開封用の切り欠き部5か ら横に引き裂いて開封し、内封してある玄米パンの素を取り出して使用する。
【0027】
【実施例2】 図2は、本考案の玄米パンの素の包装体の他の一例を示す平面図である。図に おいて、玄米パンの素の包装体Aは、長さ20cm、幅13cmのPVDC製フィルムからな る包装袋1に、下記の配合の玄米パンの素を封入し、口部4をヒートシールによ り密封して、厚さ1 cm弱のピロ型に製してある。包装袋1は、同寸の PVDC フィ ルムを2枚を重ねて3方の周縁を約1cm幅に熱溶着し周縁シール部3としたもの で、玄米パンの素封入部2、周縁シール部3、ヒートシールしてある口部4から 成っている。また包装袋1の周縁シール部3には、開封用の切り欠き部5が設け てある。そして包装袋1の玄米パンの素封入部の表面には、商品名等を記載した 紙製のラベル6が貼付してある。 包装袋1の玄米パンの素封入部4には、下記の配合からなる玄米パンの素が封 入してある。 <玄米パンの素の包装体1袋の配合量> α化していない、うるち米を水分75%に乾燥した後粉末化した粒度 200 メッシュの玄米粉100g 綿実油に大豆レシチンを添加して水中油型に乳化した後スプレードライし て製した粉末油脂2g カゼインカルシウムペプチド10%を含む未焼成卵殻カルシウム製剤(カル シウム含量30%)1.5g ベーキングパウダー4.5g 砂糖 4g 岩塩 1g 本実施例の玄米パンの素の包装体Aは、上記のように構成されているので、こ れを使用する場合は、包装袋1の周縁シール部に設けた開封用の切り欠き部5か ら横に引き裂いて開封し、内封してある玄米パンの素を取り出して使用する。
【0028】
【考案の効果】
以上、詳しく説明のとおり、本考案の玄米パンの素の包装体は、内封してある 玄米パンの素を取り出して、卵1個と牛乳 100ccを混ぜるだけで、パン用の生地 をダレでも手軽に作ることができるので、玄米食品の調理用キットとして、大変 使いやすいものである。すなわち本考案の玄米パンの素の包装体を使用すると、 玄米パン、玄米パンケーキ、玄米チャパティ、玄米お好み焼き等のいろんな玄米 焼成食品を、家庭に常備してあるフライパンやホットプレート等を使用するだけ で、ダレでも短時間の裡に、簡単に作ることができる。 本考案の玄米の素の包装体は、これを使用すると、タンパク質、食物繊維、ビ タミン類、ミネラル等を豊富に含む玄米を簡単に利用することができる。その上 本考案の玄米の素の包装体は、これを使用すると、上記の栄養分とともに、カル シウム分を確実に摂取できるので、病人用食品や老人向食品の調理用キットとし ても適している。 本考案の玄米パンの素の包装体は、気密性を有するアルミ箔を使用し、玄米の 素を入れた後脱気し口部を密封してあるので、常温で1年以上保存しても変質す ることがない。したがって、家庭に常備して、おやつや軽食用に使用することが できるとともに、アウトドア食材や備蓄用品としても利用することができる。 以上のように、本考案は、玄米を手軽に利用することができる調理用キットを 提供することによって、玄米使用法のいっそうの普及を図り、国民の健康増進に 大きく寄与することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の玄米パンの素の包装体の一例を示す平
面図
【符号の説明】
A 玄米パンの素の包装体 1 包装袋 2 玄米パンの素封入部 3 周縁シール部 4 シールしてある口部 5 切り欠き部 6 ラベル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の玄米パンの素の包装体の一例を示す平
面図
【図2】本考案の玄米パンの素の包装体の他の一例を示
す平面図
【符号の説明】 A 玄米パンの素の包装体 1 包装袋 2 玄米パンの素封入部 3 周縁シール部 4 シールしてある口部 5 切り欠き部 6 ラベル

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α化していない玄米粉を主材とする玄米
    パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封してなる玄
    米パンの素の包装体。
  2. 【請求項2】 α化していない玄米粉100gと植物性粉末
    油脂1〜3gを主材とする玄米パンの素を気密性を有する
    包装袋に入れ密封してなる玄米パンの素の包装体。
  3. 【請求項3】 水分含量8%以下のα化していない玄米
    を粉末化してなる玄米粉100gと植物性粉末油脂1〜3gを
    主材とする玄米パンの素を気密性を有する包装袋に入れ
    密封してなる玄米パンの素の包装体。
  4. 【請求項4】 α化していない玄米粉100gと未焼成カル
    シウム製剤(カルシウム含量30%以上) 0.5〜2gを主材
    とする玄米パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封
    してなる玄米パンの素の包装体。
  5. 【請求項5】 水分含量8%以下のα化していない玄米
    を粉末化してなる玄米粉100gと未焼成カルシウム製剤
    (カルシウム含量30%以上) 0.5〜2gを主材とする玄米
    パンの素を気密性を有する包装袋に入れ密封してなる玄
    米パンの素の包装体。
  6. 【請求項6】 α化していない玄米粉100g、植物性粉末
    油脂1〜3g、重曹4〜5g、糖類3〜6g及び食塩1〜2gか
    らなる玄米パンの素を気密性を有するピロ型の包装袋に
    入れ密封してなる玄米パンの素の包装体。
  7. 【請求項7】 α化していない玄米粉100g、植物性粉末
    油脂1〜3g、未焼成カルシウム製剤(カルシウム含量30
    %以上) 0.5〜2g、重曹4〜5g、糖類3〜6g及び食塩1
    〜2gからなる玄米パンの素を気密性を有するピロ型の包
    装袋に入れ密封してなる玄米パンの素の包装体。
  8. 【請求項8】 水分含量8%以下のα化していない玄米
    を粉末化してなる玄米粉100g、植物性粉末油脂1〜3g、
    重曹4〜5g、糖類3〜6g及び食塩1〜2gからなる玄米パ
    ンの素を気密性を有するピロ型の包装袋に入れ密封して
    なる玄米パンの素の包装体。
  9. 【請求項9】 水分含量8%以下のα化していない玄米
    を粉末化してなる玄米粉100g、植物性粉末油脂1〜3g、
    未焼成カルシウム製剤(カルシウム含量30%以上) 0.5
    〜2g、重曹4〜5g、糖類3〜6g及び食塩1〜2gからなる
    玄米パンの素を気密性を有するピロ型の包装袋に入れ密
    封してなる玄米パンの素の包装体。
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