JP3094464U - 納豆ペースト内蔵握りめしの構造 - Google Patents

納豆ペースト内蔵握りめしの構造

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JP3094464U
JP3094464U JP2002007680U JP2002007680U JP3094464U JP 3094464 U JP3094464 U JP 3094464U JP 2002007680 U JP2002007680 U JP 2002007680U JP 2002007680 U JP2002007680 U JP 2002007680U JP 3094464 U JP3094464 U JP 3094464U
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natto
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creamy
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紘一 畠山
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株式会社アヅマ・コーポレーション
株式会社パイコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 口当たりが非常に滑らかなクリーム状の納豆
ペーストを内蔵する握りめしの構造を提供する。又、他
の具材と共に混練して得た、クリーム状を呈する納豆ペ
ースト混練物を内蔵した握りめしの構造を提供する。 【解決手段】 納豆を、毎分800回転/分以上200
0回転/分の高速回転で混練することにより、クリーム
状を呈する納豆ペースト3が得られる。この納豆は、舌
触りはマヨネーズ乃至植物マーガリンの如き極めて木目
の細かい、ソフトな性状を有している。このクリーム状
を呈する納豆3は、それ自身を握りめしの具材として挟
み込んでも良いが、調味材、他の具材との単純な混合に
よっても容易に均一に混ざり合うという特徴を有してい
るため、如何様にも調味乃至他の具材と混練したものを
握りめしの具材としても良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、納豆ペーストを内蔵した握りめしの構造に関する。さらには、この 納豆ペーストが、納豆を800回転/分以上2000回転/分の範囲内で高速回 転で混練され、クリーム状を呈するものである請求項1記載の納豆ペーストを内 蔵した握りめしの構造に関する。更には、納豆ペーストが、他の具材又は調味材 と共に800回転/分以上2000回転/分の高速回転で混練して得た、クリー ム状を呈するものである納豆ペーストを内蔵した握りめしの構造であり、又、こ の納豆ペーストを、他の具材と混合又は重ね合わせて内蔵された納豆ペーストを 内蔵した握りめしの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の食生活の洋風化に伴い、又、菓子、ケーキ類の高級化に伴い、高カロリ ー食品、菓子類の摂取が増え、その結果として所謂文明病といわれる糖尿病、高 血圧症、虚血性心疾患等の患者数は年々増加する傾向にある。 そこで高カロリー食、高蛋白食の弊害を補うべく、野菜、豆類やその他の食物繊 維を多く含む食品の摂取が勧められている。 大豆は、畑の肉と称され、良質の蛋白と繊維を多く含み、また心疾患に良い効果 もあるとして健康食品の優等生といわれている。その加工食品である納豆は、1 日に2食でも納豆摂食を進める栄養学者いるくらい健康食の代表とされる健康食 品である。然しながら、一部の人は、納豆特有の臭い、苦味を著しく嫌うもので ある。又、糸引きについても好まない者も多く、これが納豆そのものの市場を狭 めているだけでなく、その多角的な利用を阻害してきた原因がある。
【0003】 従来、コンビニストアー等で大量販売されている納豆入りおにぎりや納豆巻き 寿司のかやくである納豆は、通常の糸引き納豆(丸大豆納豆)や引き割り納豆そ のものであったり、これらを適宜調味したものであり、これを御飯又は寿司飯に 内蔵せしたものである。そして、これらをそのままか、海苔巻き等にして食され ているが、納豆固有の臭い、苦味、舌触り(テクスチャ−)があることには変わ りはない。 又、一定の方法で調製されたペースト状納豆を内蔵するおにぎりやにぎりすしが 知られているが、この方法で調製されたペースト状納豆は、それ自身他の調味材 、具材との混合が行いにくく、又、クリーム状ほどの滑らかさ、木目の細かさを 有しないという欠点がある(登録実用登録第3071205号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
口当たりが非常に滑らかな、クリーム状の納豆ペーストを内蔵する握りめしの構 造を提供する。又、他の具材と共に混練して得た、クリーム状を呈する納豆ペー スト混練物を内蔵した握りめしの構造、更には、クリーム状を呈する納豆ペース ト又はクリーム状を呈する納豆ペースト混合物を、他の具材と混合又は重ね合わ せて内蔵した握りめしの構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の課題を解決するために考案されたもので、納豆を800回 転/分以上2000回転/分、より好ましくは、毎分1200回転/分以上14 00回転/分の高速回転で混練することにより、クリーム状を呈する納豆ペース トが得られる。この納豆は、舌触りはマヨネーズ乃至植物マーガリンの如き極め て木目の細かい、ソフトな性状を有している。このクリーム状を呈する納豆は、 それ自身をおにぎりの具剤として挟み込んでも良いが、調味剤、他の具材との単 純な混合によっても容易に且つ均一に混ざり合うという特徴を有しているため、 如何様にも調味乃至他の具材と混練したものを握りめしの具材とすることが出き る。更には、通常の丸大豆納豆又は引き割り納豆を他の具材と共に上記高速回転 で混練して得られるクリーム状を呈する納豆混練物を他のお結び具材と混合、或 いは重ね合わせたり、グンカン巻きの上にトッピングするなど、いわゆるトッピ ング状に他の具剤上に載置した握りめしとしてもよい。
【0006】 本考案のクリーム状を呈する納豆ペーストは、通常の丸大豆納豆、引き割り納 豆を毎分800回転/分乃至2000回転/分、好ましくは毎分1200回転/ 分以上1400回転/分の高速度で回転する磨細器にて混練することによって得 られる。又、ネギなど一部の具材の食感を残したい場合にはこの具材を外容器に 、その他の具材は内容器に収容して混練する。この混練には、通常の家庭用ミキ サー、ジューサーでは、回転速度が不足しており充分でない。使用できる混練器 としては、特開2001−299191に記載の食用粉の混練装置が使用出来る 。 かくして得られる、納豆ペーストは、納豆特有の匂い、味は有するものの、木目 が極端に細かく、滑らかであり、従来納豆を嫌っていた人々にも抵抗無しに受け 入れられるものである。又、この納豆ペーストは、各種調味料と容易に混ざり合 うので、必要により各種の調味付けを行って、おにぎりや納豆巻き寿司に内蔵せ しめてもよい。
【0007】 更には、この納豆ペーストは、他の調味剤、具材と共に混練されたものであって も良い。この場合の調味剤としては、通常の調味料に加えて、マヨネーズ、ミー トソース、味噌、からし等が挙げられ、また、具材としては、かぼちゃ、アボガ ド、明太子、漬物類、コーンビーフ、生鮮野菜、生鮮乃至加工された魚介類、茸 類、加工肉類等適宜選択すればよい。 又、上に得れられる納豆ペーストを、更に他の具剤の1又は2以上と層状に重ね 合わせて握りめしに内臓せしめても良い。この場合の具材の例としては、マヨネ ーズ、ミートソース、調理されたなめこなどの茸類、明太子、味噌、コーンビー フ、フレッシュ野菜、生鮮乃至フライ、グリルの如く加工された魚介類、肉類等 々、握りめしに適するものであれば、特に制限はない。
【0008】 本考案の握りめしの構造物の形状はどのような形態でもよく、三角型、俵型、 釣り鐘型等いずれでも良い。食するに当たっては、適宜海苔、こんぶ、おおば等 で巻いて食せるようにしても良い。
【考案の実施の態様】
以下、添付図に基づいて、本考案を更に詳細に説明する。 実施例1 予めみじん切りした長ねぎ2gを「ニュー・トン」(永田精機株式会社製、東京 都豊島区)を外部カップ入れ、予め引き割り納豆サイズに粗砕きした丸大豆納豆 90g、食塩1g砂糖3g、アミノ酸調味料1gをフィルターカップに仕込み、 1400回転/分で2分間処理した。 得られたねぎ味納豆ペーストを俵型海苔巻握りめし中に巻き込んだ。本握りめし を縦にカットしたときの断面斜視図を図1に示した。 この握りめしは、本来の通常の納豆或いは引き割り納豆を巻いた海苔巻と異な り、納豆は糸引きと納豆固有の匂いはややあるものの、クリームの如き納豆味の する画期的な納豆ペースト入り握りめしである。
【0009】 実施例2 引き割り納豆60g、予め解凍し皮を取り除いた市販冷凍かぼちゃ30g、及 び市販練乳10gを実施例1と同様の「ニュー・トン」のフィルター上部に入れ 、1400回転/分で5分間処理した。 得られた納豆ペースト―かぼちゃペーストを具として握りめしを調製した。納豆 であると感じさせない独特のクリ−ミーなかぼちゃ入り握りめしの味を呈した。 家庭用ミキサーで5分間攪拌して調製したものと比較したところ、前者はほぼマ ヨネーズに等しいきめ細かい感触とやや甘味があり、納豆固有の糸引きと匂いは 僅かに感ぜられる程度であった。一方、家庭用ミキサーで2分間攪拌して調製し たものは、明らかに納豆とかぼちゃの練り合わせたものの味がした。舌触りは、 ややざらつきがあり、納豆の糸引き、匂いは通常のものと大差はなかった。
【0010】 実施例3 鳥ひき肉20gを油少々と炒めて火を通した。これに、市販信州味噌5g及びみ りん5gを加えて練り合わせ、更に削り鰹節3g及び醤油3gとを混ぜ合わせて おかかを調製した。別途引き割り納豆25gを実施例と同様の「ニュー・トン」 のフィルター上部に入れ、1400回転/分で2分間処理して納豆ペーストを調 製した。これらのひき肉、おかか及び納豆ペーストをボールに採り、混ぜ合わせ たものを具材として、丸型握りめしを調製した(図2)。 この握りめしは、納豆の風味を有する独特の美味しさを有していた。
【0011】
【考案の効果】
本考案の、クリーム状を呈する納豆ペーストを内蔵する握りめしは、納豆固有 の栄養価を有し、又僅かに納豆臭を有するが、その木目の細かいマヨネーズ様の 舌ざわりを有する画期的な納豆入り握りめしである。納豆ペーストの特徴を生か して好みに応じた具材と共に極めてユニークな納豆ペーストを内蔵する握りめし が楽しめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の握りめしの一実施態様を示す納豆ペ
ーストを内臓した俵型握りめしの斜視図とそれを縦にカ
ットした斜視図である。
【図2】 本考案の握りめしの一実施態様を示す納豆ペ
ーストを内臓した丸型海苔巻握りめしの縦断面斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 握りめしの御飯部分 2 ねぎ味納豆ペースト 3 納豆ペースト、肉味噌及びおかかの混ぜ合わせた具
材 4 海苔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 納豆ペーストを内蔵した握りめしの構
    造。
  2. 【請求項2】 納豆ペーストが、納豆を800回転/分
    以上2000回転/分の高速回転で混練して得た、クリ
    ーム状を呈するものである請求項1記載の納豆ペースト
    を内蔵した握りめしの構造。
  3. 【請求項3】 納豆ペーストが、他の具材及び又は調味
    材と共に800回転/分以上2000回転/分の高速回
    転で混練して得た、クリーム状を呈するものである請求
    項1記載の納豆ペーストを内蔵した握りめしの構造。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の方法で調製した
    納豆ペーストを、他の具材と混合又は重ね合わせて内蔵
    された請求項1〜3記載の納豆ペーストを内蔵した握り
    めしの構造。
JP2002007680U 2002-12-03 2002-12-03 納豆ペースト内蔵握りめしの構造 Expired - Lifetime JP3094464U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013042702A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Yamada Foods Co Ltd 加工食品とその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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