JP3057177U - 精細彫金図柄を有する蝶番 - Google Patents
精細彫金図柄を有する蝶番Info
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- JP3057177U JP3057177U JP1998007883U JP788398U JP3057177U JP 3057177 U JP3057177 U JP 3057177U JP 1998007883 U JP1998007883 U JP 1998007883U JP 788398 U JP788398 U JP 788398U JP 3057177 U JP3057177 U JP 3057177U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】メタリックで重厚な特徴を有しながらも、一層
精細かつ多彩で表現力豊かな図柄が形成され、かつ図柄
取り換えも容易な蝶番を提供する。 【構成】精細彫刻を施した型面に鍍金して形成される層
状金属を剥離して得られる精細彫金図柄を有する金属層
を、蝶番の平板状羽根の表面に積層する。
精細かつ多彩で表現力豊かな図柄が形成され、かつ図柄
取り換えも容易な蝶番を提供する。 【構成】精細彫刻を施した型面に鍍金して形成される層
状金属を剥離して得られる精細彫金図柄を有する金属層
を、蝶番の平板状羽根の表面に積層する。
Description
【0001】
この考案は家具や建造物、特に仏壇扉などに使われる蝶番に関する。
【0002】
蝶番は金属製の軸棒に2枚の「羽根」と称する平板を回動可能状に枢着したも のが古くから知られているが、現在ではポリプロピレンに折曲溝を設けたのみの 「ヒンジ」も身回品等においてよく用いられている。
【0003】 この蝶番の羽根の表面には装飾模様が施されることが多いが、強度や重厚性を 要する箇所、とりわけ仏壇用扉などに使われる金属製蝶番の羽根は、一般に板金 プレス成形によって凹凸図柄を形成している。
【0004】 また最近は、羽根に釘着孔とは別に図柄状貫通孔を設けるとともに、裏面にメ タリックシート等を積層することによって、該貫通孔を通してメタリック面が透 視できるようにして装飾効果を高めたものもある。
【0005】
上記のような在来方法によって形成された蝶番の図柄は、甚だ制約されたもの にならざるをえないという問題点がある。すなわち板金プレスによる凹凸では精 細または多彩でシャープな図柄を得ることは事実上不可能である。また貫通孔と 裏貼シートとの組合わせも、単に大まかな輪郭図柄が対象となるに過ぎず、その 表現力には自ずから制約があった。
【0006】 本考案はかかる現状に鑑みなされたものであり、より表現力豊かで精細な図柄 を仏壇扉などに取り付ける蝶番に付与することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 精細彫刻を施した型面に(剥離剤を塗り)鍍金して形成される層状金属を剥離 して得られる金属層(1)を、蝶番の平板状羽根(2)の表面に(接着剤ないし 粘着剤等を介し)積層して、精細彫金図柄(1A)を有する蝶番とする。
【0008】 上記の金属層(1)はいわゆる電気鋳造法によって得られるものであり、次の ような特徴を有している。すなわち、当然ながらその表面には高低差は小さいも のの精細な彫刻図柄が形成されているものであり、また銅やアルミニウム等の純 粋金属からなる鍍金層は同一寸法のものが多数用意できて貼着積層がしやすいと 同時に、必要に応じ電気化学的に陽極酸化させてその表面に酸化皮膜を設け、有 機染料処理するなどの現存技術により、美麗な着色も可能なものである。
【0009】 従って従来のような板金プレスによる一体構造の羽根と異なり、本考案の二重 構造の羽根は今までにない特徴を有する蝶番に一変する。すなわちその表面には メタリックな特徴を保存しているにもかかわらず精細かつ多彩な彫刻図柄が形成 され、かつそれが多数低コストに提供される。またその凹凸差は小さくても装飾 効果は充分となるから、蝶番を閉じたときに凸部がぶつかることもない。
【0011】
仏壇扉用に使われている蝶番の羽根と同寸法の型面に凹凸差約0.3mmの微 細かつ精緻な図柄(雌型)を形成し、これに剥離剤を塗り、銅を電気鍍金して約 0.2〜0.5mmの銅の金属層を形成してから剥離し、公知の方法で彩色して 、これを両面粘着シート等を介して表面の平坦な平板状羽根に貼着し積層する。 なお釘着孔と同位置に同一の貫通孔が形成されることは勿論である。
【0012】
既に述べてきたように本考案によれば、在来のメタリックで重厚な風合を生か しながらも、従来にない精細かつ多彩な図柄を蝶番上に表現することが可能とな り、しかもそれを多数低コストに提供できる。またその凸部が邪魔になることが なく、取り換える際も、蝶番全体を外さなくても羽根の表層部のみで済むなどの 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一例の平面図
【図2】本考案一例の断面図
1………金属層 1A………精細彫金図柄 2………平板状羽根
Claims (1)
- 【請求項1】精細彫刻を施した型面に鍍金して形成され
る層状金属を剥離して得られる精細彫金図柄を有する金
属層を、蝶番の平板状羽根の表面に積層したことを特徴
とする精細彫金図柄を有する蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007883U JP3057177U (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 精細彫金図柄を有する蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007883U JP3057177U (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 精細彫金図柄を有する蝶番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057177U true JP3057177U (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=43191114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998007883U Expired - Lifetime JP3057177U (ja) | 1998-08-31 | 1998-08-31 | 精細彫金図柄を有する蝶番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057177U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018035589A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 株式会社ベスト | 建築用部材 |
-
1998
- 1998-08-31 JP JP1998007883U patent/JP3057177U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018035589A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 株式会社ベスト | 建築用部材 |
JP2020169569A (ja) * | 2016-08-31 | 2020-10-15 | 株式会社ベスト | 金属製建築用部材 |
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