JP3057172B2 - 電子機器の接続孔の静電気侵入防止構造 - Google Patents
電子機器の接続孔の静電気侵入防止構造Info
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- JP3057172B2 JP3057172B2 JP2316584A JP31658490A JP3057172B2 JP 3057172 B2 JP3057172 B2 JP 3057172B2 JP 2316584 A JP2316584 A JP 2316584A JP 31658490 A JP31658490 A JP 31658490A JP 3057172 B2 JP3057172 B2 JP 3057172B2
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- Japan
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- conductive
- connection hole
- electronic device
- connection
- static electricity
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は外部装置から信号の伝達や電力の供給を受け
る電子機器の接続部の改良に関し、特に接続装置に接続
される電子機器の接続孔の静電気侵入防止構造の改良に
関する。
る電子機器の接続部の改良に関し、特に接続装置に接続
される電子機器の接続孔の静電気侵入防止構造の改良に
関する。
（従来技術） 選択呼出受信機（ページャ）等のように、外部装置に
接続されて信号の供給を受けることによって記憶素子内
のデータを補充、書換えたり、或は記憶したデータを外
部のプリンタ等に出力することが要求される電子機器
や、充電器に接続することによって充電用の電流の供給
を受ける携帯用の電子機器等にあっては、外部装置との
接続部における防塵性、防水性及び静電気対策が機器の
正常な動作を実現する上で極めて重要である。
接続されて信号の供給を受けることによって記憶素子内
のデータを補充、書換えたり、或は記憶したデータを外
部のプリンタ等に出力することが要求される電子機器
や、充電器に接続することによって充電用の電流の供給
を受ける携帯用の電子機器等にあっては、外部装置との
接続部における防塵性、防水性及び静電気対策が機器の
正常な動作を実現する上で極めて重要である。
第３図は、ページャ等の電子機器１を信号伝達装置２
の凹所2a内に装着することによって凹所底面から延びる
導電棒３を電子機器１底面の接続孔1aに装着せしめるよ
うにした従来例である。この信号伝達装置２の導電棒３
を介してページャ１との間で信号が授受される。
の凹所2a内に装着することによって凹所底面から延びる
導電棒３を電子機器１底面の接続孔1aに装着せしめるよ
うにした従来例である。この信号伝達装置２の導電棒３
を介してページャ１との間で信号が授受される。
このような電子機器１と信号伝達装置２の接続構造と
しては例えば第４図及び第５図に示したものが公知であ
る。この接続構造は、第５図に示すように電子機器１の
底面に設けた接続孔1a内に信号伝達装置２の底面から延
びる導電棒３を嵌着せしめた際に、電子機器１内部のプ
リント器板６から延びる導電性の受板７に導電棒３の先
端部が接触して導通状態となるように構成されている。
受板７は金属板から構成されており、孔1aとの間に挿入
したパッキン８によって電子機器内外の気密を図ってい
る。なお、符号４は導電棒３を上方に付勢するスプリン
グ、５は信号伝送用のワイヤである。
しては例えば第４図及び第５図に示したものが公知であ
る。この接続構造は、第５図に示すように電子機器１の
底面に設けた接続孔1a内に信号伝達装置２の底面から延
びる導電棒３を嵌着せしめた際に、電子機器１内部のプ
リント器板６から延びる導電性の受板７に導電棒３の先
端部が接触して導通状態となるように構成されている。
受板７は金属板から構成されており、孔1aとの間に挿入
したパッキン８によって電子機器内外の気密を図ってい
る。なお、符号４は導電棒３を上方に付勢するスプリン
グ、５は信号伝送用のワイヤである。
この従来例においては、金属受板７をパッキン８を介
して孔1a周縁に固定しているため、プリント器板６と受
板７とが常時接続状態にある。このため、電子機器１を
信号伝達装置２に接続していない時に、携帯者の身体に
蓄電した静電気が指等を介して受板７に侵入し、プリン
ト基板上の記憶素子等がダメージを受ける事態が憂慮さ
れる。
して孔1a周縁に固定しているため、プリント器板６と受
板７とが常時接続状態にある。このため、電子機器１を
信号伝達装置２に接続していない時に、携帯者の身体に
蓄電した静電気が指等を介して受板７に侵入し、プリン
ト基板上の記憶素子等がダメージを受ける事態が憂慮さ
れる。
また、特開昭63−24727号公報には、圧力が加わって
いない場合には絶縁性を有する一方で、加圧時には導電
性を増す導電性ゴムにより前記孔1aを閉止する構成が開
示されているが、導電棒によってこの導電性ゴムを所定
以上に加圧して導電性を増大させるためには導電性ゴム
の反対側面を受板によって抑えて弾性変形不能に押えて
おくことが必要となる。このような導電性ゴムを弾性変
形不能に構成しながらも、プリント基板から伸びる受板
と導電性ゴムとの間の電気的導通を確実に確保する手段
としては、両者を常時接触せしめる以外に考えられな
い。導電性ゴムと該受板を常時接触せしめると、たとえ
前記導電性ゴムが非加圧状態にて高抵抗を示すとして
も、携帯者の身体からの静電気が直接プリント基板に侵
入して記憶素子等を破壊する虞れが残る。
いない場合には絶縁性を有する一方で、加圧時には導電
性を増す導電性ゴムにより前記孔1aを閉止する構成が開
示されているが、導電棒によってこの導電性ゴムを所定
以上に加圧して導電性を増大させるためには導電性ゴム
の反対側面を受板によって抑えて弾性変形不能に押えて
おくことが必要となる。このような導電性ゴムを弾性変
形不能に構成しながらも、プリント基板から伸びる受板
と導電性ゴムとの間の電気的導通を確実に確保する手段
としては、両者を常時接触せしめる以外に考えられな
い。導電性ゴムと該受板を常時接触せしめると、たとえ
前記導電性ゴムが非加圧状態にて高抵抗を示すとして
も、携帯者の身体からの静電気が直接プリント基板に侵
入して記憶素子等を破壊する虞れが残る。
（発明の目的） 本発明は上記に鑑みてなされたものであり、信号伝達
装置、充電器との接続孔を備えた電子機器において、該
接続部を水密、気密的に封止しながらも静電気の侵入に
よる内部素子の損傷発生等を防止することができる電子
機器の接続孔の静電気侵入防止構造を提供することを目
的としている。
装置、充電器との接続孔を備えた電子機器において、該
接続部を水密、気密的に封止しながらも静電気の侵入に
よる内部素子の損傷発生等を防止することができる電子
機器の接続孔の静電気侵入防止構造を提供することを目
的としている。
（発明の概要） 上記目的を達成するため本発明は、接続装置によって
支持された導電棒を受け入れる接続孔と、該接続孔の内
部に位置していて接続孔が受け入れた導電棒と導通接続
される内部端子と、を備え、前記接続孔の周縁に外周部
を係止されることにより接続孔を気密閉止する弾性変形
容易な導電性弾性部材を備えた電子機器において、前記
導電性弾性部材は導電性ゴム部材であり、前記導電性ゴ
ム部材は、前記導電棒が前記接続孔内に突出する際に前
記導電棒によって押圧されて内側へ変形することにより
内部端子と導通接続し、導電棒が導電性ゴム部材を押圧
していない時には内部端子と非接触状態となるように構
成されていることを特徴とする。
支持された導電棒を受け入れる接続孔と、該接続孔の内
部に位置していて接続孔が受け入れた導電棒と導通接続
される内部端子と、を備え、前記接続孔の周縁に外周部
を係止されることにより接続孔を気密閉止する弾性変形
容易な導電性弾性部材を備えた電子機器において、前記
導電性弾性部材は導電性ゴム部材であり、前記導電性ゴ
ム部材は、前記導電棒が前記接続孔内に突出する際に前
記導電棒によって押圧されて内側へ変形することにより
内部端子と導通接続し、導電棒が導電性ゴム部材を押圧
していない時には内部端子と非接触状態となるように構
成されていることを特徴とする。
（発明の実施例） 以下、添付図面に示した好適な実施例にもとづいて本
発明を詳細に説明する。
発明を詳細に説明する。
第１図及び第２図は本発明の静電気侵入防止構造を適
用した接続孔を備えた電子機器の構成及び動作説明図で
あり、ページャ等の電子機器１を信号伝達装置（接続装
置）２の凹所2a内に装着したときに凹所底面から延びる
導電棒３が機器１の筺体底面に設けた接続孔1a内に突出
して導電性弾性部材15を押し込み、内部に位置するプリ
ント基板６から伸びた内部端子である受板７（固定）と
電気的な接続状態となる。
用した接続孔を備えた電子機器の構成及び動作説明図で
あり、ページャ等の電子機器１を信号伝達装置（接続装
置）２の凹所2a内に装着したときに凹所底面から延びる
導電棒３が機器１の筺体底面に設けた接続孔1a内に突出
して導電性弾性部材15を押し込み、内部に位置するプリ
ント基板６から伸びた内部端子である受板７（固定）と
電気的な接続状態となる。
この導電性弾性部材（導電性ゴム部材）15は、平板状
の導電性ゴム等から成り、機器１の底部に設けた係止部
13の凹部13a内に周縁部を固定的に支持されることによ
って接続孔1aを水密気密的に閉止する。なお、導電性弾
性部材15の周縁部の上面に環状の当て板12を当てがった
状態で凹部13a内に固定してもよい。
の導電性ゴム等から成り、機器１の底部に設けた係止部
13の凹部13a内に周縁部を固定的に支持されることによ
って接続孔1aを水密気密的に閉止する。なお、導電性弾
性部材15の周縁部の上面に環状の当て板12を当てがった
状態で凹部13a内に固定してもよい。
第１図に示すように電子機器１を凹所2a内に装着して
いない状態においては、導電性弾性部材15は図示のよう
に平板状の形状を維持しており、上方に位置する受板７
と非接触状態になっているが、第２図に示すように完全
に装着した時には導電棒３が接続孔1a内に突出して導電
性弾性部材15を内方へ押上げるために導電性弾性部材15
は上方に伸長して受板７と接触する。このため、導電性
弾性部材15を介して導電棒３と受板７とが導通すること
ができる。
いない状態においては、導電性弾性部材15は図示のよう
に平板状の形状を維持しており、上方に位置する受板７
と非接触状態になっているが、第２図に示すように完全
に装着した時には導電棒３が接続孔1a内に突出して導電
性弾性部材15を内方へ押上げるために導電性弾性部材15
は上方に伸長して受板７と接触する。このため、導電性
弾性部材15を介して導電棒３と受板７とが導通すること
ができる。
このように接続装置２に電子機器を装着していない状
態においては、機器使用時に携帯者からの静電気によっ
てプリント基板６上の素子類が損傷を受ける事態を防止
することができる。
態においては、機器使用時に携帯者からの静電気によっ
てプリント基板６上の素子類が損傷を受ける事態を防止
することができる。
なお、上記事実例では主としてページャを例示して説
明したが、これは一例に過ぎず、外部装置との間で信号
や電力の授受を行う装置一般に適用可能である。従っ
て、例えば携帯用の無線送受信機一般に適用可能であ
る。
明したが、これは一例に過ぎず、外部装置との間で信号
や電力の授受を行う装置一般に適用可能である。従っ
て、例えば携帯用の無線送受信機一般に適用可能であ
る。
（発明の効果） 以上のように本発明においては、ページャ等の電子機
器に信号を伝達したり、電源電流を供給するための接続
装置に該電子機器を接続するための構造において、電子
機器側に設けた接続用の孔を弾性変形が容易な導電性弾
性部材によって気密的に閉止するとともに、該導電性弾
性部材を接続装置に装着して接続装置側の導電棒が接続
孔内に突出した時にだけ該導電性弾性部材を介して内部
の端子との接続を可能としたため、前記接続装置に装着
した場合を除いて機器内部の端子類と接触せず、機器使
用時に使用者の身体に蓄電した静電気が該導電性弾性部
材を介して機器内部のプリント基板上の記憶素子等に流
入する事態を防ぐことができる。
器に信号を伝達したり、電源電流を供給するための接続
装置に該電子機器を接続するための構造において、電子
機器側に設けた接続用の孔を弾性変形が容易な導電性弾
性部材によって気密的に閉止するとともに、該導電性弾
性部材を接続装置に装着して接続装置側の導電棒が接続
孔内に突出した時にだけ該導電性弾性部材を介して内部
の端子との接続を可能としたため、前記接続装置に装着
した場合を除いて機器内部の端子類と接触せず、機器使
用時に使用者の身体に蓄電した静電気が該導電性弾性部
材を介して機器内部のプリント基板上の記憶素子等に流
入する事態を防ぐことができる。
第１図は本発明の一実施例の構成説明図であり、電子機
器を接続装置に装着する直前の状態を示している説明
図、第２図は第１図の実施例の電子機器を装着した状態
を示す説明図、第３図は従来例の電子機器及び接続装置
の外観図、第４図は第３図に示した従来例における接続
構造の断面図、第５図は第３図に示した従来例における
接続構造の断面図である。 １……電子機器、1a……孔 ２……信号伝達装置（接続装置） ３……導電棒、６……プリント基板 ７……受板（端子）、15……導電性弾性部材、16……導
電部、17……導電性材料 18……薄肉部、19、20……係止部
器を接続装置に装着する直前の状態を示している説明
図、第２図は第１図の実施例の電子機器を装着した状態
を示す説明図、第３図は従来例の電子機器及び接続装置
の外観図、第４図は第３図に示した従来例における接続
構造の断面図、第５図は第３図に示した従来例における
接続構造の断面図である。 １……電子機器、1a……孔 ２……信号伝達装置（接続装置） ３……導電棒、６……プリント基板 ７……受板（端子）、15……導電性弾性部材、16……導
電部、17……導電性材料 18……薄肉部、19、20……係止部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05F 3/02 H01R 13/22 H04B 7/26 H04M 1/02 H01M 10/46
Claims (1)
- 【請求項１】接続装置によって支持された導電棒を受け
入れる接続孔と、該接続孔の内部に位置していて接続孔
が受け入れた導電棒と導通接続される内部端子と、を備
え、 前記接続孔の周縁に外周部を係止されることにより接続
孔を気密閉止する弾性変形容易な導電性弾性部材を備え
た電子機器において、 前記導電性弾性部材は導電性ゴム部材であり、 前記導電性ゴム部材は、前記導電棒が前記接続孔内に突
出する際に前記導電棒によって押圧されて内側へ変形す
ることにより内部端子と導通接続し、導電棒が導電性ゴ
ム部材を押圧していない時には内部端子と非接触状態と
なるように構成されていることを特徴とする電子機器の
接続孔の静電気侵入防止構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2316584A JP3057172B2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 電子機器の接続孔の静電気侵入防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2316584A JP3057172B2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 電子機器の接続孔の静電気侵入防止構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04188600A JPH04188600A (ja) | 1992-07-07 |
| JP3057172B2 true JP3057172B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=18078714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2316584A Expired - Lifetime JP3057172B2 (ja) | 1990-11-21 | 1990-11-21 | 電子機器の接続孔の静電気侵入防止構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3057172B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017099126A (ja) | 2015-11-24 | 2017-06-01 | Ｎｅｃプラットフォームズ株式会社 | 携帯端末装置の充電システムおよび充電ケーブル |
| JP6238391B2 (ja) * | 2017-07-07 | 2017-11-29 | Ｎｅｃプラットフォームズ株式会社 | 携帯端末装置の充電システム |
| JP6381060B2 (ja) * | 2017-10-25 | 2018-08-29 | Ｎｅｃプラットフォームズ株式会社 | 携帯端末装置の充電システム |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP2316584A patent/JP3057172B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04188600A (ja) | 1992-07-07 |
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