JP3057022B2 - 直線摺動用スライドガイド - Google Patents

直線摺動用スライドガイド

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JP3057022B2
JP3057022B2 JP9082536A JP8253697A JP3057022B2 JP 3057022 B2 JP3057022 B2 JP 3057022B2 JP 9082536 A JP9082536 A JP 9082536A JP 8253697 A JP8253697 A JP 8253697A JP 3057022 B2 JP3057022 B2 JP 3057022B2
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ball
slide
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充 山崎
敏昭 横山
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Nippon Bearing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボール保持体の組
み付け作業が簡単で製造コスト安の直線摺動用スライド
ガイドに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図3に
図示したように、従来の直線摺動用スライドガイドは、
ガイドレールとスライド体bとから成り、スライド体b
に負荷ボール溝と無負荷ボール通路とを設け、このスラ
イド体bの端面に該スライド体bと略同形にして内面に
前記負荷ボール溝及び無負荷ボール通路と連通するリタ
ーン溝を形成したリターンキャップcを付設し、このス
ライド体bに形成された前記負荷ボール溝と無負荷ボー
ル通路とリターン溝とから構成されるボール無限循環路
に導入したボールを抜け止め保持する板状のボール保持
体dを、スライド体bのガイドレールaとの当接面にお
いてビスやボルトなどの螺着体6で付設固定している
(以下、従来例という。尚、実施例と同一構成には同一
符号を付した。)。
【0003】しかし、この従来例は、ボール保持体dと
リターンキャップcとを別々にスライド体bに付設して
いるため、直線摺動用スライドガイドの組み付け作業が
厄介であった。
【0004】しかも、この従来例は、ボール保持体dが
浮き上がってしまうとスライド体bがガイドレールに沿
ってスムーズに摺動することができなくなるため、螺着
体6が1つ2つ緩んでもボール保持体dが浮き上がらな
いように必然的に螺着体6を多数箇所に付設してボール
保持体dを固定しなければならず、スライド体bへのボ
ール保持体dの付設作業が厄介であるという欠点があっ
た。
【0005】また、螺着体6が緩むと、螺着体6の頭部
がガイドレールに接触してしまい、やはりスライド体b
がスムーズに摺動することができなくなることがあっ
た。
【0006】一方、これらの問題点を解決するため、例
えば特公平3−51930号のようにボール保持体dを
スポット溶接によりスライド体bへ付設する方法も試み
られているが、溶接方法を採用するとスライド体bなど
にゆがみなどが生じ、スライド体bの設計寸法にくるい
が生じて、やはりスライド体bがなめらかに摺動するこ
とができなくなるという問題点があった。
【0007】しかも、ボール保持体dが浮き上がらない
ように確実に固定するためや、ボール保持体dとリター
ンキャップcとを別々にスライド体bに付設しているた
めなどの理由によりスポット溶接箇所が多く、直線摺動
用スライドガイドの組み付け作業が厄介なままであっ
た。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するもので、
元々スライド体に設けられているリターンキャップの取
付部位を利用してボール保持体とリターンキャップとを
同時にスライド体に取付固定することにより、例え螺着
体などの取付部材が緩んでもスライド体からボール保持
体が浮き上がったりせず、しかも取付部材の付設箇所も
削減できてボール保持体の付設作業を簡易に行うことが
できる実用性、作業性、製造コスト安に秀れた直線摺動
用スライドガイドを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0010】ガイドレールaとスライド体bとから成
り、スライド体bに負荷ボール溝1と無負荷ボール通路
5とを設け、このスライド体bの端面に該スライド体b
と略同形にして内面に前記負荷ボール溝1及び無負荷ボ
ール通路5と連通するリターン溝2を形成したリターン
キャップcを付設し、このスライド体bに形成された前
記負荷ボール溝1と無負荷ボール通路5とリターン溝2
とから構成されるボール無限循環路3に導入したボール
4を抜け止め保持するボール保持体dをスライド体bに
取付固定した直線摺動用スライドガイドにおいて、ボー
ル保持体dのスライド体bへの取付部位をリターンキャ
ップCの端面に設け、ボール保持体dを長部の両端に短
部を直交状態で連設したコ字状に形成し、この短部には
螺着体6が嵌挿される孔部12が設けられ、螺着体6を用
いてリターンキャップcと前記ボール保持体dの短部と
スライド体bとを前記取付部位で一体に取付固定したこ
とを特徴とする直線摺動用スライドガイドに係るもので
ある。
【0011】
【発明の作用及び効果】ボール保持体dを長部の両端に
短部を直交状態で連設したコ字状に形成し、このボール
保持体dの短部の孔部12にビスやボルトなどの螺着体6
を嵌挿し、該螺着体6でボール保持体dをリターンキャ
ップCの端面に設けた取付部位に固定すると、1つのス
ライド体bを2カ所の取付部位で付設するだけでしっか
りと固定でき、しかも、たとえ螺着体6が緩んでもボー
ル保持体dがスライド体bから浮き上がったりせず、螺
着体6の頭部もガイドレールaに接触したりしないか
ら、必然的にスライド体bの直線摺動がスムーズに行わ
れることとなる。
【0012】また、元々リターンキャップcとスライド
体bとを取り付ける部分を取付部位に設定し、リターン
キャップcとボール保持体dとスライド体bとを一体に
取付固定すると、螺着体6が嵌入するボール保持体付設
用の螺着孔をスライド体bに設けずともボール保持体d
を付設することができ、ボール保持体dとリターンキャ
ップcとスライド体bとの取付部位の数を必要最小限に
おさえることが可能でボール保持体dの取付作業を極め
て容易に行うことができ製造コスト安となる。本発明は
上述のように構成したから、少ない取付箇所でボール保
持体を浮き上がらないように確実に取付固定することが
できる実用性,組付作業性,製造コスト安に秀れた直線
摺動用スライドガイドとなる。
【0013】
【発明の実施の態様】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0014】本実施例は、ガイドレールaとスライド体
bとから成り、ガイドレールaの左右両側に上下2段に
ボール転動溝11を形成し、スライド体bに工具や箱など
を載置固定する水平部9を設け、該水平部9の左右に袖
部10を垂下せしめて袖部10内面夫々に上下2段の負荷ボ
ール溝1と無負荷ボール通路5とを設け、このスライド
体bの端面に該スライド体bと略同形にして内面に前記
負荷ボール溝1及び無負荷ボール通路5と連通するリタ
ーン溝2を形成したリターンキャップcを付設し、この
スライド体bに形成された前記負荷ボール溝1と無負荷
ボール通路5とリターン溝2とから構成されるボール無
限循環路3に導入したボール4を抜け止め保持するボー
ル保持体dをスライド体bに取付固定した直線摺動用ス
ライドガイドにおいて、ボール保持体dのスライド体b
への取付部位をリターンキャップCの端面に設け、螺着
体6を用いてリターンキャップcとボール保持体dとス
ライド体bとを前記取付部位で一体に取付固定した直線
摺動用スライドガイドに係るものである。
【0015】ボール保持体dは長部の両端に短部を直交
状態で連設したコ字状に形成され、この短部に前記螺着
体6が嵌挿される孔部12が設けられている。
【0016】図中、符号7は、上側のボール無限循環路
3内に配設されたボール4の下部と下側のボール無限循
環路3内に配設されたボール4の上部とを保持する中央
保持部であり、また符号8は、スライド体bに取り付け
る工具や箱などを取付固定する取付部である。
【0017】以下に、本実施例のボール4の配設方法に
ついて詳述する。
【0018】先ず、スライド体bにリターンキャップc
を仮固定して、負荷ボール溝1と無負荷ボール通路5と
リターン溝2とによりボール無限循環路3を形成する。
【0019】続いて、一方の袖部10が接地する状態にス
ライド体bを横転させ、ボール無限循環路3の開口部よ
りボール4を転入させて、ボール無限循環路3にボール
4を配設する。
【0020】続いて、ボール保持体dをスライド体b及
びリターンキャップcに配設し、螺着体6によりボール
保持体dの端面に設けた取付部位でリターンキャップc
とボール保持体dとスライド体bとを一体に取付固定す
る。
【0021】以上の作業により、一方の袖部10のボール
無限循環路3にボール4を配設するとともに、ボール4
をボール保持体dと中央保持部7とにより抜け止め状態
に保持することができる。
【0022】続いて、他方の袖部10が接地する状態にス
ライド体bを横転させて同様の作業を行うことにより、
ボール4の配設方法を完了させる。
【0023】本実施例は上述のように構成したから、1
つのボール保持体dを2箇所の取付部位で簡単に取付固
定することができ、しかも取付固定されたボール保持体
dは、たとえ螺着体6が緩んでも浮き上がることがな
く、緩んだ螺着体6がガイドレールaと接触することも
ないから、スライド体bのスムーズな摺動が妨げられる
ことがることがなく、リターンキャップcもボール保持
体dとともにスライド体bに一体に固定されるから、組
付作業が極めて簡単となるなど実用性,作業性,製造コ
スト安に秀れた直線摺動用スライドガイドとなる。
【0024】尚、リターンキャップcを樹脂で形成し螺
着体6としてタッピングビスを使用すると、リターンキ
ャップcと螺着体6とが密着状態に適宜螺着することと
なり、螺着体6が緩みにくく、ボール保持体dがより一
層強固にスライド体b及びリターンキャップcに取付固
定されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明斜視図である。
【図2】本実施例の説明側面図である。
【図3】従来例の説明底面図である。
【符号の説明】
a ガイドレール b スライド体 c リターンキャップ d ボール保持体 1 負荷ボール溝 2 リターン溝 3 ボール無限循環路 4 ボール 5 無負荷ボール通路 6 螺着体12 孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−87135(JP,A) 特開 平7−91446(JP,A) 特開 平5−172139(JP,A) 実開 平5−22842(JP,U) 実開 平6−47729(JP,U) 実開 昭59−105622(JP,U) 実開 平6−53821(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 29/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドレールとスライド体とから成り、
    スライド体に負荷ボール溝と無負荷ボール通路とを設
    け、このスライド体の端面に該スライド体と略同形にし
    て内面に前記負荷ボール溝及び無負荷ボール通路と連通
    するリターン溝を形成したリターンキャップを付設し、
    このスライド体に形成された前記負荷ボール溝と無負荷
    ボール通路とリターン溝とから構成されるボール無限循
    環路に導入したボールを抜け止め保持するボール保持体
    をスライド体に取付固定した直線摺動用スライドガイド
    において、ボール保持体のスライド体への取付部位をリ
    ターンキャップの端面に設け、ボール保持体を長部の両
    端に短部を直交状態で連設したコ字状に形成し、この短
    部には螺着体が嵌挿される孔部が設けられ、螺着体を用
    いてリターンキャップと前記ボール保持体の短部とスラ
    イド体とを前記取付部位で一体に取付固定したことを特
    徴とする直線摺動用スライドガイド。
JP9082536A 1997-04-01 1997-04-01 直線摺動用スライドガイド Expired - Lifetime JP3057022B2 (ja)

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JPH10281153A JPH10281153A (ja) 1998-10-20
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TWM437398U (en) * 2012-01-05 2012-09-11 Kuo-Le Tsao Linear slider having ball retainer
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CN114076148A (zh) * 2020-08-18 2022-02-22 银泰科技股份有限公司 具有入料口的扣具

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