JP3056851U - 魚釣り用餌入れ容器 - Google Patents

魚釣り用餌入れ容器

Info

Publication number
JP3056851U
JP3056851U JP1998006398U JP639898U JP3056851U JP 3056851 U JP3056851 U JP 3056851U JP 1998006398 U JP1998006398 U JP 1998006398U JP 639898 U JP639898 U JP 639898U JP 3056851 U JP3056851 U JP 3056851U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
bait
angler
opening
standing wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998006398U
Other languages
English (en)
Inventor
太郎 大城
Original Assignee
太郎 大城
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 太郎 大城 filed Critical 太郎 大城
Priority to JP1998006398U priority Critical patent/JP3056851U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3056851U publication Critical patent/JP3056851U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 餌を釣り針に取付ける場合、足元の悪い釣り
場でしゃがみ込む動きを省略し、迅速かつ容易に餌の取
付けがなされて、餌の取付け作業性を向上させ、煩わし
さをなくす。 【解決手段】 釣人から離れる方向に下がり勾配に傾斜
する上端開口7を有する有底箱状の容器本体2と、容器
本体2に上下方向の回動自在にヒンジ13,13結合さ
れて開口7を開閉する蓋体3とを備えている。蓋体3に
よる開口7の閉じ状態は、容器本体2側の磁石14と蓋
体3側の磁性板15との2部材によって構成した閉蓋状
態保持機構4で保持し、開蓋した開口7の開放状態は、
規制片10Aと、容器本体2側の磁石16および蓋体3
側の磁性板17との3部材によって構成した開蓋状態保
持機構5で保持するとともに、容器本体2に取付けたベ
ルト18Aによってなる装着機構6を利用して釣り人に
着脱可能に装着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、魚釣り用餌入れ容器に係り、詳しくは、迅速かつ容易に餌の取付け を行うことができる魚釣り用餌入れ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磯釣りなどにおいて使用されるオキアミ、イカの切り身、魚の切り身、 小魚などの餌は、餌入れ容器あるいはクーラに設けられている餌収容部などに入 れて、バケツ状のコマセ入れと同様に足下に定置する場合が多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
コマセ入れ内のコマセの使用により撒き餌を行う場合には、柄杓などを利用し て、コマセ入れ内のコマセをすくい取って撒くことができるので、釣り姿勢と撒 き餌一連の姿勢との変化度が少なくてすむ。したがって、煩雑度が低く抑えられ るので大きい問題を生じることはない。しかし、餌入れ容器あるいはクーラに設 けられている餌収容部などに入っている餌を釣り針に取付ける場合には、その都 度、足元の悪い釣り場(岩場)でしゃがみ込む必要がある。つまり、釣り姿勢と 餌の取付姿勢との変化度が大きくなる。このため、餌の取付け作業性が悪く、煩 雑度が高くなる欠点を有している。
【0004】 そこで、本考案は、餌を釣り針に取付ける場合に、その都度、足元の悪い釣り 場(岩場)でしゃがみ込む動きを省略し、迅速かつ容易に餌の取付けがなされて 、餌の取付け作業性を向上させ、煩わしさをなくすことができる魚釣り用餌入れ 容器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の考案に係る魚釣り用餌入れ容器 は、上端を開口した有底箱状で前記開口の上端面が使用時に釣人に指向する第1 の立壁側からこの第1の立壁に対向する第2の立壁に向けて下がり勾配に傾斜し ている容器本体と、前記第1の立壁側を回動中心として前記容器本体に上下方向 の回動自在にヒンジ結合されて前記開口を開閉する蓋体と、この蓋体と容器本体 とに分割して設けられた磁石と磁性体によってなり、蓋体による前記開口の閉じ 状態を保持する閉蓋状態保持機構と、前記容器本体と前記蓋体とに分割して設け られて、蓋体による前記開口の開放状態を保持する開蓋状態保持機構と、前記容 器本体を釣人に着脱可能に装着する装着機構とを備えていることを特徴としてい る。
【0006】 請求項2に記載の考案に係る魚釣り用餌入れ容器は、蓋体による開口の開放状 態を保持する開蓋状態保持機構が、前記第1の立壁の上側に連設された上方に延 びる規制片と、この規制片の内面と蓋体の第1の立壁側の上面の一方に取付けら れた磁石と、前記規制片の内面と蓋体の第1の立壁側の上面の他方に取付けられ た磁性体との3部材に分割して構成されている。
【0007】 請求項3に記載の考案に係る魚釣り用餌入れ容器は、容器本体を釣人に着脱可 能に装着する装着機構が、第1の立壁の外面に設けたベルト受けと、このベルト 受けに挿通したベルトによって構成されている。
【0008】 請求項4に記載の考案に係る魚釣り用餌入れ容器は、容器本体を釣人に着脱可 能に装着する装着機構が、上下方向にのびる幹を有し、この幹の上端部において 幅方向両側に張り出すとともに、前後方向で互いに対向する1対の挟持部を備え たT字状の掛止板と、前記幹の裏面に取付けた一方側の貼着部材と、容器本体に おける第1の立壁の表面に取付けた他方側の貼着部材とによって構成されている 。
【0009】 請求項1に記載の考案によれば、魚釣り時には、装着機構によって容器本体を 釣人に装着することができるので、しゃがみ込む動きを省略して、容器本体に入 れた餌を釣り針に取付けることができる。また、容器本体に餌を入れた状態で携 行することが可能になる。さらに、魚釣り終了時には釣人から取外して保管する ことができる。
【0010】 また、釣人に指向する第1の立壁側に対向する第2の立壁側の深さが釣人に指 向する第1の立壁側の深さよりも浅くなるので、オキアミのような取扱いが困難 な餌でも、取扱いが容易になって釣り針に対する取付作業性を向上させることが できる。さらに、開口の上端面を水平にした場合よりも、餌の収容容量を小さく 制限して、鮮度の高い餌を釣り針に取付けて、魚釣り効果を向上させることがで きる。
【0011】 一方、蓋体は、釣人に指向する第1の立壁側を回動中心として上下方向に回動 させることによって開口を開閉する。このため、釣り針に対する餌の取付け作業 を行う開口の開放時において、蓋体は釣人に接近した第1の立壁側の位置で立ち 上がることになる。したがって、蓋体が釣り竿や釣人の手あるいは他部材などに 干渉する不都合の発生を避けることができ、釣り針に対する餌の取付け作業に専 念することができる。
【0012】 他方、蓋体による開口の閉じ状態は、磁石と磁性体によって構成された閉蓋状 態保持機構によって保持することができるので、釣人の動きに伴う蓋体の揺動な どによって、開口が不本意に開放されるのを防止して、容器本体に入れた餌が脱 落するのを防止することができる。また、開口の開放状態は、磁石と磁性体によ って構成された開蓋状態保持機構によって保持することができるので、蓋体を気 にすることなく、釣り針に対する餌の取付け作業に専念することができる。
【0013】 請求項2に記載の考案によれば、請求項1の作用に併せて、蓋体を開いた開口 の開放状態を保持して、蓋体が自然に閉じるのを気にすることなく、釣り針に対 する餌の取付け作業を両手の使用によって行うことができる。また、開蓋状態の ままで魚釣りを行っても、釣り人の着衣などに干渉して不本意に閉蓋されるのを 避けるとともに、蓋体の最大開き角度を規制して、釣り人の着衣などに対する干 渉度を制限することで、違和感をなくして使用性の向上を図り、異物の介在によ って保持力が小さくなったとしても、蓋が不本意に閉じられるのを避けることが できる。
【0014】 請求項3に記載の考案によれば、請求項1の作用に併せて、ベルト受けに挿通 したベルトを釣人の腰部に着脱する簡単な操作により、釣人に容器本体を着脱す ることができる。
【0015】 請求項4に記載の考案によれば、請求項1の作用に併せて、幹の裏面に取付け た一方側の面ファスナーを容器本体における第1の立壁の表面に取付けた他方側 の面ファスナーに貼着させることで、T字状の掛止板を容器本体に取付け、この 掛止板を釣人が既に使用しているベルトに掛脱する簡単な操作または掛止板を釣 人の着衣のポケットに掛脱する簡単な操作により、容器本体を釣人に着脱するこ とができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る魚釣り用餌入れ容器の一実施の形態を図面に基づいて説明 する。図1は斜視図、図2は一部を断面にして示す側面図、図3は図2のA−A 矢視図であり、これらの図において、魚釣り用餌入れ容器1は、容器本体2と、 蓋体3と、閉蓋状態保持機構4と、開蓋状態保持機構5および装着機構6を備え ている。
【0017】 容器本体2は、磯釣りなどにおいて使用されるオキアミ、イカの切り身、魚の 切り身、小魚などの餌を入れるためのもので、合成樹脂によって成形されており 、上端を開口7している。また、開口7を取り囲んで連続する前側立壁8、左右 両側立壁9A,9B、後側立壁10を有し、前側立壁8、左右両側立壁9A,9 B、後側立壁10の下端に連続する底部11を設けた有底四角形の箱状に形成さ れている。さらに、前側立壁8の高さを低く抑え、左右両側立壁9A,9Bの上 端を後側立壁10側から前側立壁8に向けて下がり勾配に傾斜させることにより 、開口7の上端面を後側立壁10側から前側立壁8に向けて下がり勾配に傾斜さ せている。
【0018】 蓋体3は、容器本体2の上端開口7を開閉するためのもので、合成樹脂によっ て板状に成形されており、開口7の閉じ状態で該開口7を完全に閉塞できる大き さを有し、前端部上面に開閉用の摘み12が設けられている。また、蓋体3の後 端部は、樹脂ヒンジ(ポリプロピレンヒンジ)13,13によって容器本体2に おける後側立壁10の近くに一体に結合されている。したがって、蓋体3は後側 立壁10近くの樹脂ヒンジ13,13を回動中心にして、図2の実線で示す開口 7の閉じ状態から二点鎖線で示す開口7の開放状態にかけての上方向への回動お よび前記二点鎖線で示す開口7の開放状態から前記実線で示す閉じ状態にかけて の下方向への回動がそれぞれ自在になっている。
【0019】 閉蓋状態保持機構4は、蓋体3による開口7の閉じ状態を保持して、使用時に 開口7が不本意に開放されるのを防止するためのもので、容器本体2における前 側立壁8の幅方向中央部の内面上端部に取付けられた磁石14と、蓋体3におけ る前端部の幅方向中央部の下面に取付けられて、該蓋体3による開口7の閉塞時 に磁石14に吸着される磁性板15との2部材に分割して構成されている。勿論 、前側立壁8側に磁性板15を取付け、蓋体3側に磁石14を取付けてもよい。 なお、磁石14として金属製の永久磁石または金属製の永久磁石の多数の微小粒 体をゴムに混練して成形したゴム磁石などが使用できる。
【0020】 開蓋状態保持機構5は、蓋体3を開いた開口7の開放状態を保持して、蓋体3 が自然に閉じるのを気にすることなく、釣り針に対する餌の取付け作業を両手の 使用によって行うことができるようにし、かつ、開蓋状態のままで魚釣りを行っ ても、釣り人の着衣などに干渉して不本意に閉蓋されるのを避けるとともに、蓋 体3の最大開き角度を規制して、釣り人の着衣などに対する干渉度を制限するこ とで、違和感をなくして使用性の向上を図り、異物の介在によって保持力が小さ くなったとしても、蓋体3が不本意に閉じられるのを避けるためのもので、容器 本体2における後側立壁10の上側の全幅に連設された上方に延びる規制片10 Aと、この規制片10Aの幅方向中央部の内面下端部に取付けられた磁石16と 、蓋体3における後端部の幅方向中央部の上面に取付けられて、該蓋体3を図2 の二点鎖線で示すように開蓋して、開口7を開放した時に磁石16に吸着される 磁性板17との3部材に分割して構成されている。勿論、後側立壁10側に磁性 板17を取付け、蓋体3側に磁石16を取付けてもよい。なお、磁石16として 金属製の永久磁石または金属製の永久磁石の多数の微小粒体をゴムに混練して成 形したゴム磁石などが使用できる。
【0021】 装着機構6は、容器本体2を釣人に着脱可能に装着するためのもので、後側立 壁10の外面に設けたベルト受け18,18と、これらベルト受け18,18に 挿脱自在に挿通したベルト18Aによって構成されている。なお、容器本体2の 内部は仕切板によって複数に区画してもよい。
【0022】 前記構成において、魚釣り時には、ベルト18Aを釣り人の腰部に巻回して取 付けることによって、容器本体2、つまり魚釣り用餌入れ容器1を釣人に装着す ることができるので、餌を釣り針に取付ける場合に、その都度、足元の悪い釣り 場(岩場)でしゃがみ込む動きを省略することができる。このため、迅速かつ容 易に餌の取付けがなされて、餌の取付け作業性が向上するとともに、煩わしさを なくすことができる。また、容器本体2に餌を入れた状態で携行することが可能 になる。したがって、限られた範囲内においては、餌を携行した状態で移動する ことが可能になる。しかも、魚釣り終了時には釣人から取外して保管することが できる。このため、釣り場へ向かう移動時および釣り場から立ち去る移動時に不 都合が生じることはない。
【0023】 蓋体3は、樹脂ヒンジ13,13を回動中心にして、図2の二点鎖線で示すよ うに、釣人に接近した位置で立ち上がって開蓋されて開口7を開放する。このた め、釣り針に対する餌の取付け作業を行う場合に蓋体3が釣り竿や釣人の手ある いは他部材などに干渉する不都合の発生を避けることができ、釣り針に対する餌 の取付け作業に専念することができるので、餌の取付け作業が容易になる。
【0024】 蓋体3による開口7の閉じ状態は、閉蓋状態保持機構4を構成している磁石1 4によって磁性板15を吸着することにより保持されるので、釣人の動きに伴う 蓋体3の揺動などによって、開口7が不本意に開放されるのを避けて、容器本体 2に入れた餌が脱落するのを防止することができる。
【0025】 一方、図2の二点鎖線で示す蓋体3を開いた開口7の開放状態は、開蓋状態保 持機構5を構成している磁石16によって磁性板17を吸着することにより保持 されるので、蓋体3が自然に閉じるのを気にすることなく、釣り針に対する餌の 取付け作業を両手の使用によって行うことができる。このため、餌の取付け作業 が容易になる。また、蓋体3の開蓋状態のままで魚釣りを行っても、釣り人の着 衣などに蓋体3が干渉して不本意に閉蓋されるのを避けることができるから、こ のことによって、速やかな餌の取付け作業が可能になる。
【0026】 さらに、規制片10Aの高さHを樹脂ヒンジ13から規制片10Aまでの寸法 Lの3倍(H=3L)に設定することで、蓋体3の最大開き角度θを規制して、 釣り人の着衣などに対する干渉度を制限し、違和感をなくして使用性の向上を図 るとともに、万一、磁石16と磁性板17の間に異物が介在して、磁気吸着力が 小さくなったとしても、蓋体3が不本意に閉じられるのを避けることができる。 すなわち、H< 3Lであると、図2の一点鎖線で示すように蓋体3の最大開き角 度θ1が前記θよりも大きくなって、釣り人の着衣などに対する干渉度が高くな るので、違和感が生じて邪魔になるため使用性の低下を招くことになる。また、 H> 3Lであると、図2の破線で示すように蓋体3の最大開き角度θ2が前記θ よりも小さくなるので、万一、磁石16と磁性板17の間に異物が介在して、磁 気吸着力が小さくなると、蓋体3が不本意に閉じるおそれを有する。
【0027】 しかも、前側立壁8の高さを低く抑え、左右両側立壁9A,9Bの上端を後側 立壁10側から前側立壁8に向けて下がり勾配に傾斜させることにより、開口7 の上端面を後側立壁10側から前側立壁8に向けて下がり勾配に傾斜させている ので、前側立壁8側の深さが後側立壁10側の深さよりも浅くなるので、オキア ミのような取扱いが困難な餌でも、取扱いが容易になって釣り針に対する取付作 業性を向上させることができる。さらに、開口7の上端面を水平にした場合より も、餌の収容容量を小さく制限して、鮮度の高い餌を釣り針に取付けて、魚釣り 効果を向上させることができる。しかも、外観を向上させる効果が期待できる。
【0028】 一方、ベルト18Aを釣り人の腰部に巻回して取付ける簡単な操作によって、 容器本体2を釣人に装着することができるとともに、ベルト18Aを釣り人の腰 部から取外す簡単な操作によって、容器本体2を釣人から除去できるので、釣り 人に対する容器本体2の着脱、つまり魚釣り用餌入れ容器1の着脱を容易に行う ことができる。
【0029】 前記実施の形態では、後側立壁10の外面に設けたベルト受け18,18と、 これらベルト受け18,18へ挿脱自在に挿通したベルト18Aによって装着機 構6を構成しているが、図4に示すように、上下方向にのびる幹19と、この幹 19の上端部において幅方向両側に均等に張り出すとともに、前後方向で互いに 対向する1対の挟持部20,20を備えたT字状の掛止板21を設け、このT字 状の掛止板21における幹19の裏面に一方側の面ファスナー22を取付けると ともに、図3の二点鎖線で示すように、容器本体2における後側立壁10の表面 に他方側の面ファスナー23を取付けることによって装着機構6を構成してもよ い。なお、一方側の面ファスナー22によって一方側の貼着部材を構成し、他方 側の面ファスナー23によって他方側の貼着部材を構成しているが、幹19の裏 面に取付けたホックによって一方側の貼着部材を構成し、後側立壁10の表面に 取付けられて前記幹19の裏面に取付けたホックに対応するホックによって他方 側の貼着部材を構成してもよい。これらの場合、ベルト受け18,18と、ベル ト受け18,18に挿脱自在に挿通したベルト18Aは省略した構成とする。
【0030】 このように構成した装着機構6では、図5に示すように、一方側の面ファスナ ー22を他方側の面ファスナー23に貼着させることで、T字状の掛止板21を 容器本体に取付け、釣人が既に使用している一点鎖線で示すベルト24を1対の 挟持部20,20(ただし、図5には一方の挟持部20のみを示している)によ って掛脱可能に挟持する簡単な操作または二点鎖線で示す釣人の着衣のポケット 25を1対の挟持部20,20によって掛脱可能に挟持する簡単な操作により、 容器本体2の着脱、つまり魚釣り用餌入れ容器1の着脱を容易に行うことができ る。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の考案は、魚釣り時には、しゃがみ込む 動きを省略して、容器本体に入れた餌を釣り針に取付けることができるので、迅 速かつ容易に餌の取付けがなされて、餌の取付け作業性が向上するとともに、煩 わしさをなくすことができる。また、釣人に指向する第1の立壁側に対向する第 2の立壁側の深さが第1の立壁側の深さよりも浅くなるので、オキアミのような 取扱いが困難な餌でも、取扱いが容易になって釣り針に対する取付作業性を向上 させることができる。また、開口の上端面を水平にした場合よりも、餌の収容容 量を小さく制限して、鮮度の高い餌を釣り針に取付けて、魚釣り効果を向上させ ることができる。さらに、蓋体は、釣り針に対する餌の取付け作業を行う開口の 開放時において、釣人に接近した立壁側の位置で立ち上がることになるので、蓋 体が釣り竿や釣人の手あるいは他部材などに干渉する不都合の発生を避けること ができ、釣り針に対する餌の取付け作業に専念することができる。しかも、蓋体 による開口の閉じ状態は、閉蓋状態保持機構によって保持することができるので 、釣人の動きに伴う蓋体の揺動などによって、開口が不本意に開放されるのを防 止して、容器本体に入れた餌が脱落するのを防止することができる。さらにまた 、開口の開放状態は、開蓋状態保持機構によって保持することができるので、蓋 体を気にすることなく、釣り針に対する餌の取付け作業に専念することができる 。
【0032】 請求項2に記載の考案は、蓋体が自然に閉じるのを気にすることなく、釣り針 に対する餌の取付け作業を両手の使用によって行うことができるので、餌の取付 け作業が容易になる。また、蓋体の開蓋状態のままで魚釣りを行っても、釣り人 の着衣などに蓋体が干渉して不本意に閉蓋されるのを避けることができるから、 速やかな餌の取付け作業が可能になる。さらに、規制片の高さを適正な値に設定 することで、蓋体の最大開き角度を規制して、釣り人の着衣などに対する干渉度 を制限し、違和感をなくして使用性の向上を図るとともに、万一、磁石と磁性体 の間に異物が介在して、磁気吸着力が小さくなったとしても、蓋体が不本意に閉 じるのを避けることができる。
【0033】 請求項3に記載の考案は、ベルトを釣り人の腰部に巻回して取付ける簡単な操 作によって、容器本体を釣人に装着することができるとともに、ベルトを釣り人 の腰部から取外す簡単な操作によって、容器本体を釣人から除去できるので、釣 り人に対する容器本体の着脱、つまり魚釣り用餌入れ容器の着脱を容易に行うこ とができる。
【0034】 請求項4に記載の考案は、一方側の面ファスナーを他方側の面ファスナーに貼 着して、T字状の掛止板を容器本体に取付け、1対の挟持部によって釣人が既に 使用しているベルトまたは釣人の着衣のポケットを挟持する簡単な操作によって 、容器本体を釣人に装着することができるとともに、1対の挟持部を前記ベルト または釣人の着衣のポケットから取外す簡単な操作によって、容器本体を釣人か ら除去できるので、釣り人に対する容器本体の着脱、つまり魚釣り用餌入れ容器 の着脱を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】一部を断面にして示す側面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】装着機構の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図5】図4の装着機構の使用状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 魚釣り用餌入れ容器 2 容器本体 3 蓋体 4 閉蓋状態保持機構 5 開蓋状態保持機構 6 装着機構 7 上端の開口 8 前側立壁(第2の立壁) 10 後側立壁(第1の立壁) 10A 規制片 11 底部 13 ヒンジ 14 磁石 15 磁性板(磁性体) 16 磁石 17 磁性板(磁性体) 18 ベルト受け 18A ベルト 19 幹 20 挟持部 21 掛止板 22 一方側の面ファスナー(一方側の貼着部材) 23 他方側の面ファスナー(他方側の貼着部材)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端を開口した有底箱状で前記開口の上
    端面が使用時に釣人に指向する第1の立壁側からこの第
    1の立壁に対向する第2の立壁に向けて下がり勾配に傾
    斜している容器本体と、前記第1の立壁側を回動中心と
    して前記容器本体に上下方向の回動自在にヒンジ結合さ
    れて前記開口を開閉する蓋体と、この蓋体と容器本体と
    に分割して設けられた磁石と磁性体によってなり、蓋体
    による前記開口の閉じ状態を保持する閉蓋状態保持機構
    と、前記容器本体と前記蓋体とに分割して設けられて、
    蓋体による前記開口の開放状態を保持する開蓋状態保持
    機構と、前記容器本体を釣人に着脱可能に装着する装着
    機構とを備えていることを特徴とする魚釣り用餌入れ容
    器。
  2. 【請求項2】 蓋体による開口の開放状態を保持する開
    蓋状態保持機構が、前記第1の立壁の上側に連設された
    上方に延びる規制片と、この規制片の内面と蓋体の第1
    の立壁側の上面の一方に取付けられた磁石と、前記規制
    片の内面と蓋体の第1の立壁側の上面の他方に取付けら
    れた磁性体との3部材に分割して構成されている請求項
    1に記載の魚釣り用餌入れ容器。
  3. 【請求項3】 容器本体を釣人に着脱可能に装着する装
    着機構が、第1の立壁の外面に設けたベルト受けと、こ
    のベルト受けに挿通したベルトによって構成されている
    請求項1に記載の魚釣り用餌入れ容器。
  4. 【請求項4】 容器本体を釣人に着脱可能に装着する装
    着機構が、上下方向にのびる幹を有し、この幹の上端部
    において幅方向両側に張り出すとともに、前後方向で互
    いに対向する1対の挟持部を備えたT字状の掛止板と、
    前記幹の裏面に取付けた一方側の貼着部材と、容器本体
    における第1の立壁の表面に取付けた他方側の貼着部材
    とによって構成されている請求項1に記載の魚釣り用餌
    入れ容器。
JP1998006398U 1998-08-20 1998-08-20 魚釣り用餌入れ容器 Expired - Lifetime JP3056851U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006398U JP3056851U (ja) 1998-08-20 1998-08-20 魚釣り用餌入れ容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006398U JP3056851U (ja) 1998-08-20 1998-08-20 魚釣り用餌入れ容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3056851U true JP3056851U (ja) 1999-03-05

Family

ID=43190799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998006398U Expired - Lifetime JP3056851U (ja) 1998-08-20 1998-08-20 魚釣り用餌入れ容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3056851U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200058841A (ko) * 2018-11-20 2020-05-28 순천향대학교 산학협력단 휴대용 낚시용구 보관함
KR102175059B1 (ko) * 2019-06-13 2020-11-05 김은환 낚시용 활어 박스

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200058841A (ko) * 2018-11-20 2020-05-28 순천향대학교 산학협력단 휴대용 낚시용구 보관함
KR102175059B1 (ko) * 2019-06-13 2020-11-05 김은환 낚시용 활어 박스

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4151938A (en) Carrying bag for fishing tackle
US2064696A (en) Fish holder
JP3056851U (ja) 魚釣り用餌入れ容器
US5230452A (en) Tackle belt apparatus
US5275316A (en) Fisherman&#39;s back pack
US20210353017A1 (en) Pet Treat Bag
JP2000060393A (ja) 魚釣り用餌入れ容器
JP3059831U (ja) 魚釣り用餌入れ容器
US2149482A (en) Fisherman&#39;s live bait cage
JP3059125U (ja) 携帯装着容器
JP2624628B2 (ja) 釣用まき餌用具
JP3237515U (ja) 愛玩動物の排泄物回収具
JP3230287U (ja) ハードルアー
JP2523015Y2 (ja) ビ ク
JPH10151015A (ja) 釣用小物入れ
JP3240851U (ja) 釣用容器
JPH04120486U (ja) 釣用魚入れ
CN214677247U (zh) 一种套娃式渔具收纳盒
JP2575879Y2 (ja) えさバサミを取付した釣針
JP2520346Y2 (ja) ビ ク
JP2004290004A (ja) 釣り用バケツ
JP2557462Y2 (ja) 炊飯器用しゃもじ立て
JPH10248463A (ja) 補助蓋付容器
JPH0522070Y2 (ja)
JP2004089045A (ja) 釣り用バケツ