JP3056824U - ピッチングゲーム機 - Google Patents

ピッチングゲーム機

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JP3056824U
JP3056824U JP1998006338U JP633898U JP3056824U JP 3056824 U JP3056824 U JP 3056824U JP 1998006338 U JP1998006338 U JP 1998006338U JP 633898 U JP633898 U JP 633898U JP 3056824 U JP3056824 U JP 3056824U
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博 安斎
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ドームシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲットボードが複数のブロックに分割さ
れた的に投球した球が当たったとき、当たったことを表
示するとともに、当たった数により評価を出力する装置
において、利用者に見やすく、またゲームの種類を多く
できるようにする。 【解決手段】 ターゲットボードをLEDによりブロッ
クの番号の数字が表示される表示装置とし、分割された
ブロックごとに投球が当たったときに数字を表示させ
る。規定の投球数内で当たったブロック数により、投球
を評価し、音声で出力するとともにプリントで出力す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、投球したボールがターゲットボードの区分されたブロックに幾つあ たったかのコントロールを競うピッチングゲーム機や、機械的にサービスされる ボールを返球してどの程度正確に返球できるかを競うテニスゲームなどのボール 当てゲーム機に利用される。本考案は、特に、利用者(プレイヤ)のピッチング のコントロールを競うピッチングゲーム機に利用されるに適する。
【0002】
【従来の技術】
プレイヤが、ブロックごとに数字が表示されたターゲットボードに与えられた 規定数のボール、例えばブロックが9個である場合に、12個のボールを投げる ことができ、9個のブロックの幾つにボールが当たるかを計数して、出力するピ ッチングゲーム機が知られている。
【0003】 このピッチングゲーム機の動作を説明する。ゲームが開始されると、12個の ボールをトスマシンからプレイヤにある時間間隔で与え、プレイヤは、十数メー トル前方に設置されているターゲットボードに向けてボールを投球する。ターゲ ットボードには、投光素子と受光素子とが外枠の側面に対向して設けられた光セ ンサが設けられており、どのブロックにボールが当たったかを判定することがで きる。規定のボール数を投球し終わると、ゲーム終了が音声で指示され、当たっ たブロックを表示したプリントがプリンタから出力される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のピッチングゲーム機は、ターゲットボードがバックライト方 式で各ブロックごとにそこに描かれた数字を表示するものであり、輝度が十分で ないため、屋内に設けられて利用されており、一般に戸外で行われるピッチング と違う雰囲気であるため、プレイヤにとって戸外で行う実際の投球の雰囲気に合 わない問題がある。また、ターゲットボードの数字の表示を変えたりあるいは点 滅を行う等の表示の自由度がないため、ピッチングゲームの種類が限られてしま う問題がある。
【0005】 また、ピッチングゲーム機以外でも、機械がサービスを行い、プレイヤがこの サービスを相手コート内に返球する練習を行うテニス練習装置があるが、この場 合プレイヤは、どこへ返球されたかをそれぞれの返球ごとに認識はできるが、プ レイの全体として、本当に期待された的に幾つ返球できたかを計数し、出力して 認識することができなかった。
【0006】 本考案は、このような問題を解決するもので、ターゲットボードをLEDによ る表示制御を行うことにより、プレイヤに見やすくして戸外でもゲームができる ようにすることを目的とする。また、本考案は、LEDによるディジタル表示制 御により表示制御の自由度を高め、、プレーヤが選択するゲームの種類によって 、LEDによる表示制御を変更できるようにして、ゲームの種類を増やすことが できるようにすることを目的とする。また、本考案は、LEDにより任意の数字 をターゲットボードに表示することができるため、プレーヤが投球したボールの 速度を計測してこれをターゲットボードに数字表示できるようにすることを目的 とする。さらに、ピッチングゲーム機だけでなく、テニスゲーム機等においても 、的になるターゲットボードに数字を表示するLEDを用いて当たったボール数 を表示することができるゲーム機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ゲームの際にボールの的となるターゲットボードを複数のブロック に区分し、その区分のいずれかにボールが当たったときに、自動的に区分を示す 番号およびその外枠を点灯表示し、規定のボール数が使用されたときにその状態 に対応した音声によるメッセージを出力することを特徴とする。
【0008】 すなわち、本考案の第一の特徴は、ボールの的になるターゲットボードと、制 御装置とを備え、前記ターゲットボードは、内部に表示素子が設けられ数字が表 示される表示部と、この表示部にボールが当たったことを検出するセンサとを備 え、前記制御装置は、前記表示部の表示制御を行う表示制御手段と、前記センサ の検出出力に基づいて前記ターゲットボードに当たったボール数を計数する計数 手段と、規定のボール数内で前記ターゲットボードに当たったボール数を出力表 示する出力手段とを含むピッチングゲーム機において、前記ターゲットボードの 表示部は、複数のブロックに区分され、そのブロックごとに数字を表示する数字 表示素子およびこの数字表示素子を囲みブロックの外縁を表示する枠表示素子が LEDで構成され、前記表示制御手段は、ブロック内にボールが当たったことを 前記センサが検出したときに前記数字表示素子および前記枠表示素子の表示制御 を行う手段を含み、前記出力手段は、ブロック内にボールが当たったときに音声 を出力をし、ボールが当たったブロック数が所定の数となったときにはその旨の 音声を出力する手段を含むことを特徴とする。
【0009】 前記センサは、前記ターゲットボードの外枠側面の内側に投光素子と受光素子 とが対向して設けられた光センサであり、前記ターゲットボードのブロック間は 、前記光センサの光線を遮らないコ字型の金属製フレームで区切られることが望 ましい。
【0010】 前記光センサは、前記ターゲットボードの各側面の内側に2列に設けられ、こ の2列の光センサを通過したボールの時間差を検出しその速度を演算する手段を 備え、前記表示制御手段は、前記ターゲットボードの数字表示素子の少なくとも 一部を用いて通過したボールの速度を表示する手段を含み、前記ターゲットボー ドに当たったボールの平均速度を演算する手段を備え、前記出力手段は、ゲーム 終了後にその平均値を出力する手段を含むことができ、前記ターゲットボードは 、9個の正方形のブロックに等分に区分され、この9個のブロックはそれぞれ1 から9までの数字を表示する前記数字表示素子を備えることができる。
【0011】 さらに、前記表示制御手段は、起動信号を受けたときに、すべてのブロックの 前記数字表示素子および前記枠表示素子を点滅させ、ゲーム開始信号を受けたと きに、すべてのブロックの前記枠表示素子を点灯し、投球されたボールが当たっ たときに、そのブロックの前記数字表示素子および前記枠表示素子を点滅させた 後に点灯させ、一度ボールが当たり前記数字表示素子が点灯している状態で再度 ボールが当たったときは前記枠表示素子のみを点滅させる手段と、起動信号を受 けたときに、すべてのブロックの前記数字表示素子および前記枠表示素子を点滅 させ、ゲーム開始信号を受けたときに、すべてのブロックの前記枠表示素子を点 灯させた後に、的になるブロックを指定してそのブロックの前記数字表示素子お よび前記枠表示素子を点滅させボールが当たったときに点灯させる手段とを含む ことができる。
【0012】 ピッチングゲーム機は、ボールの的となり、的に当たったことを検出するセン サが設けられたターゲットボードと、システム全体を制御し、プレイヤのいる側 に設けられる制御装置とから構成される。
【0013】 ターゲットボードの表示部は、複数のブロックに区分され、そのブロックごと に、数字を表示する数字表示素子と、そのブロックを囲んで枠を表示する枠表示 素子とがLEDにより構成されており、この表示部の前面はプラスチックボード で保護されている。各ブロックの数字表示素子は、ターゲットボードが9個のブ ロックから構成されているときは、1から9の数字を表示させることができるL EDのドットからなる数字表示ができる。通常は、各ブロックは、当該ブロック の番号の数字のみを表示する。
【0014】 数字表示素子と枠表示素子とは、点灯と点滅との二つの表示状態をとることが でき、また、枠のみを点灯させる状態、または枠のみ点滅させる状態、数字と枠 とを同時に点灯させる状態、数字と枠とを同時に点滅させる表示状態をとること ができる。
【0015】 ブロックは、2×2の4個、3×3の9個、3×4の12個、4×4の16個 のように多様に構成されることができる。10以上のブロックを用いる場合は、 一つのブロックで10以上の数字が表示できるように数字表示素子が配置される 。
【0016】 表示部の前面は、LEDの光が遮られなく、また表示部を保護するために透明 なプラスチックのボード(例えばアクリルボードや、ポリカーボネートボード) が嵌め込まれている。
【0017】 ターゲットボードの外枠の内側を向いた側面には、縦方向および横方向に、発 光素子と受光素子とが対向して並べられて配置され光センサを構成している。各 ブロックに対して縦横それぞれ4ないし5個程度の光センサが設けられ、どの投 光素子の光をボールが遮断したかを対向するそれぞれの受光素子が検出すること によってどのブロックにボールが当たったかを検出できる。
【0018】 ターゲットボードの各ブロックの間は、コ字型をした金属製のフレームが設け られており、これにより各ブロックを分離する。このフレームはコ字型をしてお り、光センサの投光素子から受光素子に放射される光線を遮らない。このフレー ムに当たったボールは跳ね返って、光センサで検出されないので、ターゲットボ ードに当たったものとは検出されない。
【0019】 この光センサからのセンサ情報によって、制御装置は、ボールの当たったブロ ックの表示素子の点灯制御を行うとともに、「ストライク」の音声出力を行う。 また、当たったブロック数の計数を行う。規定のボール数が使用されるとゲーム は終了となり、当たったブロックが表示されたプリントが出力される。また、音 声でも出力される。
【0020】 なお、規定のボール数の中で、当たったブロック数がある数以上の場合は、「 ナイスピッチング」、全部のブロックに当たった場合には「パーフェクト」の音 声が出力される。
【0021】 光センサをターゲットボードの外枠内側側面に2列に設けると、ボールの球速 を計測することができる。2つの光センサの間をボールが通過した時間差を計測 することで、ボールの球速を検出する。この球速は、ターゲットボードの数字表 示素子に表示することでプレイヤに知らせることができる。例えば、横のブロッ クの数字表示素子を用いて、そこに例えば「130」とか、「97」とかの数字 を表示させることで、km/hの球速を表示することができる。また、当たった ボールごとに検出した球速をゲーム終了後に、プリント出力することができる。 また、計測されたターゲットボードに当たったボールの球速の平均値を演算し、 ゲーム終了後に、その平均値を表示あるいはプリント出力することができる。
【0022】 本考案の第二は、テニスゲーム機であって、サービスマシンと、このサービス マシンから投げ出されたボールを打返す的になるターゲットボードと、制御装置 とを備え、前記ターゲットボードは、内部に表示素子が設けられ数字が表示され る表示部と、この表示部にボールが当たったことを検出するセンサとを備え、前 記制御装置は、前記表示部の表示制御を行う表示制御手段と、前記センサの検出 出力に基づいて前記ターゲットボードに当たったボール数を計数する計数手段と 、規定のボール数内で前記ターゲットボードに当たったボール数を出力表示する 出力手段とを含み、前記ターゲットボードの表示部は、複数のブロックに区分さ れ、そのブロックごとに数字を表示する数字表示素子およびこの数字表示素子を 囲みブロックの外縁を表示する枠表示素子がLEDで構成され、前記表示制御手 段は、ブロック内にボールが当たったことを前記センサが検出したときに前記数 字表示素子および前記枠表示素子の表示制御を行う手段を含み、前記出力手段は 、ブロック内にボールが当たったときに音声を出力をし、ボールが当たったブロ ック数が所定の数となったときにはその旨の音声を出力する手段を含むことを特 徴とする。
【0023】 前記センサは、前記ターゲットボードの外枠側面の内側に投光素子と受光素子 とが対向して設けられた光センサであることが望ましい。
【0024】 前記光センサは、前記ターゲットボードの各側面の内側に2列に設けられ、こ の2列の光センサを通過したボールの時間差を検出しその速度を演算する手段を 備え、前記表示制御手段は、前記ターゲットボードの数字表示素子の少なくとも 一部を用いて通過したボールの速度を表示する手段を含むことができる。
【0025】 テニスゲーム機の場合もピッチングゲーム機と同様に打返す側の中央あるいは 適当な位置にターゲットボードを配置し、その上部または下部あるいは側部にサ ービスマシンを備えてプレイヤに向けてボールを打出す。プレイヤは打出された ボールをターゲットに向けて打返す。打返したボールがブロックに当たったとき には「ナイスショット」の音声を出力する。規定のボール数がすべて使用された ときにゲームは終了し、打返されたボールが当たったブロックの位置を表示した プリントが出力されるとともに、音声によりその内容がアナウンスされる。すべ てのブロックに当たった場合は「パーフェクト」の音声がアナウンスされる。
【0026】
【考案の実施の形態】
【0027】
【実施例】
次に、本考案実施例を図面に基づいて説明する。
【0028】 (第一実施例) 図1は本考案第一実施例の要部の構成を示すブロック図、図2は本考案第一実 施例におけるターゲットボードの表示部が点灯されていない状態の正面図、図3 は本考案第一実施例におけるターゲットボードの表示部がすべて点灯された状態 の正面図、図4(a)および(b)は本考案第一実施例におけるセンサの投光素 子および受光素子の配置位置を示す斜視図、図5(a)は本考案第一実施例にお ける操作ターミナルの外観を示す斜視図、(b)は操作盤の拡大正面図である。
【0029】 本考案第一実施例は、投球するボールの的になるターゲットボード1と、操作 ターミナル2とが備えられ、ターゲットボード1には、内部に表示素子が設けら れ数字が表示される表示部3と、投球されたボールが当たったことを検出するセ ンサ4と、このセンサ4の制御を行うセンサ制御手段5と、表示部の制御を行う 表示制御手段6と、操作ターミナル2との通信を行う通信制御手段7とが備えら れる。
【0030】 表示部3は、複数(本実施例では9個)のブロックに区分され、図3に示すよ うに、ブロック毎に1から9までの数字を表示する数字表示素子8と、この数字 表示素子8を囲む外縁に配置された枠表示素子9とが備えられる。数字表示素子 8および枠表示素子9はLEDにより構成される。これらの数字表示素子8およ び枠表示素子9は、LEDのドットで構成されており、数字の一つの辺も多数の ドットのLEDで構成されたものである。
【0031】 センサ4には光センサが用いられ、図4(a)および(b)に示すようにター ゲットボード1の外枠の左右および上下の内側に対向して配置された投光素子1 0および受光素子11により構成される。
【0032】 表示部制御手段6には、数字表示素子8および枠表示素子9の点灯、点滅およ び滅灯制御を行う数字表示制御手段12および枠表示制御手段13が含まれる。
【0033】 表示部3のブロック間には、投球されたボールがいずれのブロックに入ったか を明確にするために、センサ4の光線を遮らないコ字型の金属製フレーム14に より区切られる。
【0034】 操作ターミナル2には、制御装置20と、カードリーダ15と、出力手段16 と、ターゲットボード1との通信を行う通信制御手段17と、音声出力手段18 と、規定のボール数に対する残球数を表示する残球数表示手段19と、操作盤3 0とが備えられる。
【0035】 制御装置20には、表示部3の表示制御を行う表示制御手段21と、センサ4 の検出出力に基づいてターゲットボード1に当たったボール数を計数する計数手 段22と、投球するボールを供給するトスマシン31を制御するトスマシン制御 手段23と、投球されたボールを回収するコンベアリフト32を制御するコンベ アリフト制御手段24と、カードリーダ15を制御するカードリーダ制御手段2 5と、出力手段16を制御する出力制御手段26と、残球数表示手段19を制御 する残球数制御手段27とが備えられる。
【0036】 表示制御手段21は、ターゲットボード制御手段28と、音声制御手段29と により構成され、ターゲットボード制御手段28には、ターゲットボード1のブ ロックにボールが当たったことをセンサ4が検出したときに数字表示素子8およ び枠表示素子9の制御を行う手段と、操作ターミナル2から装置の起動信号を受 けたときに、すべてのブロックの前記数字表示素子および前記枠表示素子を点滅 させ、ゲーム開始信号を受けたときに、すべてのブロックの前記枠表示素子を点 灯し、投球されたボールが当たったときに、そのブロックの前記数字表示素子お よび前記枠表示素子を点滅させた後に点灯させ、一度ボールが当たり前記数字表 示素子が点灯している状態で再度ボールが当たったときは前記枠表示素子のみを 点滅させる手段と、装置の起動信号を受けたときに、すべてのブロックの前記数 字表示素子および前記枠表示素子を点滅させ、ゲーム開始信号を受けたときに、 すべてのブロックの前記枠表示素子を点灯させた後に、的になるブロックを指定 してそのブロックの前記数字表示素子および前記枠表示素子を点滅させボールが 当たったときに点灯させる手段とが含まれる。
【0037】 出力手段16にはプリンタが備えられ、出力制御手段26には規定のボール数 が投球された後にターゲットボード1に当たったボール数をスコアカードに印刷 し出力表示する手段が含まれる。
【0038】 また、音声出力手段18にはスピーカ33が備えられ、音声制御手段29には ブロック内にボールが当たったときに音声を出力し、ボールが当たったブロック 数が所定の数となったときにはその旨の音声を出力する手段が含まれる。
【0039】 操作ターミナル2の操作盤30には、スピーカ33と、残球数表示部34とが 配置され、プリペイドカードを挿入するプリペイドカード挿入口35と、スコア カード排出口36と、ゲームをスタートするときに操作するスタートボタン37 と、ゲームの種類を設定する第一ゲーム設定ボタン41および第二ゲーム設定ボ タン42とが備えられる。
【0040】 ゲームの種類はあらかじめ図外のメモリにそのプログラムが記憶されていて、 第一ゲーム設定ボタン41または第二ゲーム設定ボタン42が操作されたときに 選択される。本実施例では二つのプログラムのうちのいずれかを選択する例を示 したが、必ずしも限定されるものではなくさらに多くのプログラムを選択設定す る構成にすることができる。
【0041】 次に、このように構成された本考案第一実施例の動作を具体的にプログラムを 例に説明する。
【0042】 操作盤30のプリペイドカード挿入口35にプリペイドカードが挿入されると 、制御装置20に起動信号が送出される。制御装置20はこの起動信号により起 動し、表示制御手段21のターゲットボード制御手段28が通信制御手段17お よび7を介してターゲットボード1のセンサ制御手段5および表示部制御手段6 に起動信号を送出する。
【0043】 センサ制御手段5はこの起動信号によりセンサ4の投光素子10から受光素子 11に向けて光線を照射させる。同時に表示部制御手段6の数字表示制御手段1 2の制御装置20のターゲットボード制御手段28の制御にしたがってターゲッ トボード1のすべてのブロックの数字表示素子8を点滅させるとともに、枠表示 制御手段13が枠表示素子9を点滅させる。
【0044】 次いで、表示制御手段21の音声制御手段29が音声出力手段18に音声信号 を送出し、スピーカ33から「ゲームを選択し、スタートボタンを押して下さい 」の音声を出力させる。プリペイドカードが使用済であるか専用カード以外のも のである場合には「このカードは使用できません」の音声を出力させる。
【0045】 このアナウンスにより第一ゲーム設定ボタン41が操作されたとすると、音声 制御手段29が「プレイボール」の音声を出力させる。続いてターゲットボード 制御手段28がターゲットボード1の表示部制御手段6に制御信号を送出し、す べてのブロックの数字表示素子8を滅灯状態にし枠表示素子9を点滅状態から点 灯状態にする。
【0046】 ここで、制御装置20は、トスマシン制御手段23によりトスマシン31を制 御して投球するボールを所定の時間間隔で所定ボール数(例えば12球)配球す る。
【0047】 投球が開始されいずれかのブロックに命中すると、表示制御手段21のターゲ ットボード制御手段28が表示部制御手段6の数字表示制御手段12および枠表 示制御手段13により数字表示素子8および枠表示素子9を短い時間点滅させた 後に点灯させその状態を継続する。同時に、表示制御手段21の音声制御手段2 9が音声出力手段18により「ストライク」の音声をスピーカ33から出力させ る。以降同様の動作を繰返す。
【0048】 同じブロックに再度命中した場合には、表示制御手段21のターゲットボード 制御手段28が枠表示制御手段13を制御して枠表示素子9を所定時間(例えば 2〜3秒)点滅させる。5ブロックから8ブロックに命中したときはそのすべて のブロックの数字表示素子8および枠表示素子9を所定時間(例えば2〜3秒) 点滅させ、6ブロックから8ブロックに命中した場合には、音声制御手段29が 音声出力手段18により「ナイスピッチング」の音声を出力させる。
【0049】 さらに、全ブロック命中した場合には、ターゲットボード制御手段28が数字 表示制御手段12および枠表示制御手段13により数字表示素子8および枠表示 素子9を高速点滅させるとともに、音声制御手段29が音声出力手段18により ファンファーレとともに「パーフェクト」の音声を出力させる。
【0050】 ゲームは規定の投球が終了したとき、およびパーフェクトが達成されたときに 終了し、音声制御手段29が音声出力手段18により「ゲームセット」の音声を 出力させるとともに、「スコアカードをお取り下さい」の音声を出力させる。カ ードを取らない場合には「カードを抜いて下さい」の音声を出力させる。このス コアカードは操作ターミナル2のスコアカード排出口36から排出される。図6 (a)および(b)はスコアカードの例を示す図である。
【0051】 第二ゲーム設定ボタン42が操作されたときには、制御装置20は第二ゲーム を選択設定し、そのプログラムにしたがったゲームを進行させる。ここではその 例を簡単に説明する。
【0052】 この第二ゲームの場合は、表示制御手段21はランダムに指定された一つのブ ロックの数字表示素子8および枠表示素子9のみをボールが命中するまで点滅さ せる。命中したときに点灯状態にし「ストライク」の音声を出力させる。
【0053】 ボールが指定ブロックに命中すると、ターゲットボード制御手段28が数字表 示制御手段12および枠表示制御手段13により数字表示素子8および枠表示素 子9を点滅させるとともに、音声制御手段29が音声出力手段18により「スト ライク」の音声を出力させる。ボールが指定ブロックに命中すれば二つめのブロ ックが指定され、ボールが命中するまで同様の表示が行われる。
【0054】 すでに命中したブロックまたは指定されたブロック以外のブロックに当たった 場合は枠表示素子9のみを所定時間(例えば2〜3秒)点滅させた後に点灯させ る。5ブロックまで命中すると、その5ブロックの数字表示素子8および枠表示 素子9を同様に点滅させた後に点灯させる。6から8までのブロックに命中した 場合も同様の点滅後の点灯を行い、「ナイスピッチング」の音声を出力する。全 ブロックに命中した場合は第一ゲーム同様の発光表示および音声出力が行われる 。
【0055】 (第二実施例) 本考案第二実施例は、ターゲットボード1に備えられる投光素子10および受 光素子11が図7(a)および(b)に示すように2列に配置され、図1に示す 第一実施例におけるセンサ制御手段5に、ボールが2列に配置された投光素子1 0および受光素子11間を通過したときにその時間差を検出し速度を演算する手 段と、規定数投球された後にターゲットボード1に当たったボールの平均速度を 演算する手段とが含まれ、表示制御手段21のターゲットボード制御手段28に 、数字表示素子8の少なくとも一部を用いて通過したボールの速度を表示する手 段が含まれ、出力制御手段26にゲーム終了後その平均値を出力する手段が含ま れる。その他は第一実施例同様に構成され同様のゲーム動作が行われる。図8は 本考案第二実施例における投球されたボールの速度表示例を示す図である。
【0056】 (第三実施例) 本考案第三実施例は、第一実施例におけるターゲットボード1の上部または下 部あるいは側部にテニスボールのサービスマシンが設置され、このサービスマシ ンから投げ出されるテニスボールをラケットでターゲットボード1に打返し同様 のゲームを行う。その動作は第一実施例および第二実施例同様に行われる。
【0057】
【考案の効果】
ターゲットボードの表示部の数字表示素子および枠表示素子がLEDで構成さ れているため、外光中でもプレイヤに見やすく、ゲーム機を戸外に設けることが でき、プレイヤは戸外で投球等のゲームを楽しむことができる。
【0058】 球速を計測することができるので、ターゲットボードに表示したり、またプリ ント出力することができる。
【0059】 LEDを用いてディジタル表示制御を行うことができるため、ゲームの種類に より、ターゲットボードの表示部の表示制御を自由に行うことができ、ゲームの 種類の選択の幅が広がり、プレイヤによりゲームを選択することができる。
【0060】 ピッチングゲームやテニスゲームだけでなく、その他のボール当てゲーム機に 応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案第一実施例の要部の構成を示すブロック
図。
【図2】本考案第一実施例におけるターゲットボードの
表示部が点灯されていない状態の正面図。
【図3】本考案第一実施例におけるターゲットボードの
表示部がすべて点灯された状態の正面図。
【図4】(a)および(b)は本考案第一実施例におけ
るセンサの投光素子および受光素子の配置位置を示す斜
視図。
【図5】(a)は本考案第一実施例における操作ターミ
ナルの外観を示す斜視図、(b)は操作面の拡大正面
図。
【図6】(a)および(b)は本考案第一実施例におけ
るスコーカードの表示例を示す図。
【図7】(a)および(b)は本考案第二実施例におけ
るセンサの投光素子および受光素子の配置位置を示す斜
視図。
【図8】本考案第二実施例におけるボールの速度表示の
例を示す図。
【符号の説明】
1 ターゲットボード 2 操作ターミナル 3 表示部 4 センサ 5 センサ制御手段 6 表示部制御手段 7、17 通信制御手段 8 数字表示素子 9 枠表示素子 10 投光素子 11 受光素子 12 数字表示制御手段 13 枠表示制御手段 14 金属製フレーム 15 カードリーダ 16 出力手段 18 音声出力手段 19 残球数表示手段 20 制御装置 21 表示制御手段 22 計数手段 23 トスマシン制御手段 24 コンベアリフト制御手段 25 カードリーダ制御手段 26 出力制御手段 27 残球数制御手段 28 ターゲットボード制御手段 29 音声制御手段 30 操作盤 31 トスマシン 32 コンベアリフト 33 スピーカ 34 残球数表示部 35 プリペイドカード挿入口 36 スコアカード排出口 37 スタートボタン 41 第一ゲーム設定ボタン 42 第二ゲーム設定ボタン

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールの的になるターゲットボードと、
    制御装置とを備え、 前記ターゲットボードは、内部に表示素子が設けられ数
    字が表示される表示部と、この表示部にボールが当たっ
    たことを検出するセンサとを備え、 前記制御装置は、前記表示部の表示制御を行う表示制御
    手段と、前記センサの検出出力に基づいて前記ターゲッ
    トボードに当たったボール数を計数する計数手段と、規
    定のボール数内で前記ターゲットボードに当たったボー
    ル数を出力表示する出力手段とを含むピッチングゲーム
    機において、 前記ターゲットボードの表示部は、複数のブロックに区
    分され、 そのブロックごとに数字を表示する数字表示素子および
    この数字表示素子を囲みブロックの外縁を表示する枠表
    示素子がLEDで構成され、 前記表示制御手段は、ブロック内にボールが当たったこ
    とを前記センサが検出したときに前記数字表示素子およ
    び前記枠表示素子の表示制御を行う手段を含み、 前記出力手段は、ブロック内にボールが当たったときに
    音声を出力をし、ボールが当たったブロック数が所定の
    数となったときにはその旨の音声を出力する手段を含む
    ことを特徴とするピッチングゲーム機。
  2. 【請求項2】 前記センサは、前記ターゲットボードの
    外枠側面の内側に投光素子と受光素子とが対向して設け
    られた光センサである請求項1記載のピッチングゲーム
    機。
  3. 【請求項3】 前記ターゲットボードのブロック間は、
    前記光センサの光線を遮らないコ字型の金属製フレーム
    で区切られた請求項2記載のピッチングゲーム機。
  4. 【請求項4】 前記光センサは、前記ターゲットボード
    の各側面の内側に2列に設けられ、この2列の光センサ
    を通過したボールの時間差を検出しその速度を演算する
    手段を備え、 前記表示制御手段は、前記ターゲットボードの数字表示
    素子の少なくとも一部を用いて通過したボールの速度を
    表示する手段を含む請求項2または3記載のピッチング
    ゲーム機。
  5. 【請求項5】 前記ターゲットボードに当たったボール
    の平均速度を演算する手段を備え、前記出力手段は、ゲ
    ーム終了後にその平均値を出力する手段を含む請求項4
    記載のピッチングゲーム機。
  6. 【請求項6】 前記ターゲットボードは、9個の正方形
    のブロックに等分に区分され、この9個のブロックはそ
    れぞれ1から9までの数字を表示する前記数字表示素子
    を備えた請求項1ないし5のいずれかに記載のピッチン
    グゲーム機。
  7. 【請求項7】 前記表示制御手段は、起動信号を受けた
    ときに、すべてのブロックの前記数字表示素子および前
    記枠表示素子を点滅させ、ゲーム開始信号を受けたとき
    に、すべてのブロックの前記枠表示素子を点灯し、投球
    されたボールが当たったときに、そのブロックの前記数
    字表示素子および前記枠表示素子を点滅させた後に点灯
    させ、一度ボールが当たり前記数字表示素子が点灯して
    いる状態で再度ボールが当たったときは前記枠表示素子
    のみを点滅させる手段を含む請求項1ないし6のいずれ
    かに記載のピッチングゲーム機。
  8. 【請求項8】 前記表示制御手段は、起動信号を受けた
    ときに、すべてのブロックの前記数字表示素子および前
    記枠表示素子を点滅させ、ゲーム開始信号を受けたとき
    に、すべてのブロックの前記枠表示素子を点灯させた後
    に、的になるブロックを指定してそのブロックの前記数
    字表示素子および前記枠表示素子を点滅させボールが当
    たったときに点灯させる手段を含む請求項1ないし6の
    いずれかに記載のピッチングゲーム機。
  9. 【請求項9】 サービスマシンと、このサービスマシン
    から投げ出されたボールを打返す的になるターゲットボ
    ードと、制御装置とを備え、 前記ターゲットボードは、内部に表示素子が設けられ数
    字が表示される表示部と、この表示部にボールが当たっ
    たことを検出するセンサとを備え、 前記制御装置は、前記表示部の表示制御を行う表示制御
    手段と、前記センサの検出出力に基づいて前記ターゲッ
    トボードに当たったボール数を計数する計数手段と、規
    定のボール数内で前記ターゲットボードに当たったボー
    ル数を出力表示する出力手段とを含み、 前記ターゲットボードの表示部は、複数のブロックに区
    分され、 そのブロックごとに数字を表示する数字表示素子および
    この数字表示素子を囲みブロックの外縁を表示する枠表
    示素子がLEDで構成され、 前記表示制御手段は、ブロック内にボールが当たったこ
    とを前記センサが検出したときに前記数字表示素子およ
    び前記枠表示素子の表示制御を行う手段を含み、 前記出力手段は、ブロック内にボールが当たったときに
    音声を出力をし、ボールが当たったブロック数が所定の
    数となったときにはその旨の音声を出力する手段を含む
    ことを特徴とするテニスゲーム機。
  10. 【請求項10】 前記センサは、前記ターゲットボード
    の外枠側面の内側に投光素子と受光素子とが対向して設
    けられた光センサである請求項9記載のテニスゲーム
    機。
  11. 【請求項11】 前記光センサは、前記ターゲットボー
    ドの各側面の内側に2列に設けられ、この2列の光セン
    サを通過したボールの時間差を検出しその速度を演算す
    る手段を備え、 前記表示制御手段は、前記ターゲットボードの数字表示
    素子の少なくとも一部を用いて通過したボールの速度を
    表示する手段を含む請求項10記載のテニスゲーム機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013176581A (ja) * 2013-04-26 2013-09-09 Yupiteru Corp 速度測定装置

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