JP3056686U - 分割網戸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】外気導入と虫除けの為に使用される網戸に、よ
り良い視認性や、または視界を遮る機能を持たせるこ
と。 【解決手段】網戸の一部に樹脂製のパネルを組み合わせ
る。網とパネルを連結する部材を網戸の枠に取り付け、
その位置・数とパネルの色の変更により、様々な環境・
要望に対応する事が出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、虫の侵入を防ぎながら外気を導入する網戸に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、網戸とはガラス障子と同サイズの枠の全面に網を張ったものであった。２ 枚のガラス障子に対して１枚取り付けられるのが一般的である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の網戸は、室内から景色を楽しもうとする場合においては網目が煩わしく、 ガラス障子側において材質等によりクリアな視界を確保できない場合には不便な ものであった。また道路に面しているなど他人の視線が気になる場合には、さら にカーテンを使用したりするが、網戸とカーテンを同時に用いると、室内外の空 気の流れは著しく悪化する。

【０００４】 本考案は、上記従来の網戸の不便な点を改善しようとするものであり、防虫・外 気導入という網戸の利点はそのままに、使用状況にあわせクリアな視界を確保し たり、または覗かれない様視界を妨げるような機能を持たせた網戸を提供しよう とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成する為に、本考案における網戸は、枠の全面に網を張るのではな く、その一部に樹脂製のパネルを使用する。網戸枠に水平に渡した細長い部材の 上下一方に網を、もう一方にパネルを接続し、この部材の位置と数により、網と パネルの関係を自由に設定する。加えてパネルの色・材質を選択する事で様々な 用途に対応する事が出来る。

【０００６】

【考案の実施の形態】 本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１において、２つの部材２を使用し網戸を３分割しており、中心の面３に樹脂 パネルを使用している。部材２は網と樹脂パネルを連結できる形状になっている 。面４は通常の網である。 図２は図１の横断面図である。図３においては部材２を１つだけ使用して２分割 している。図４は図３同様２分割であるが、樹脂パネルと網の位置を逆にしたも のである。いずれの場合も樹脂パネルの色の選択により視界を確保したり、逆に 見えなくすることもでき、加えて部材２の数と位置の選択により、自由にデザイ ンの変更が可能である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を 奏する。

【０００８】 網戸単体で任意の視界を確保する事が出来る。またパネルと、パネルを保持する 部材の使用により、従来の全面網戸と比較して枠の歪みや耐久性などにおいて品 質が向上する。また網戸は窓の構成においてもっとも外側に設置されるため、樹 脂パネル部分は広告スペースとしても有効に使用できる。一般住宅においてもパ ネルのカラーを自由に選択し、窓周りの手軽なアクセントとする事が出来る。

【００１３】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す平面図である。

【図２】本考案の実施例を示す横断面図である。

【図３】本考案の実施例を示す平面図である。

【図４】本考案の実施例を示す平面図である。

【符号の説明】

１ 網戸枠 ２ 網・パネル連結部材 ３ 樹脂パネル ４ 網

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】網戸の網の一部に樹脂製のパネルを使用し
   た、本考案である分割網戸。