JP2002227293A - 目隠し部材 - Google Patents

目隠し部材

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JP2002227293A
JP2002227293A JP2001025973A JP2001025973A JP2002227293A JP 2002227293 A JP2002227293 A JP 2002227293A JP 2001025973 A JP2001025973 A JP 2001025973A JP 2001025973 A JP2001025973 A JP 2001025973A JP 2002227293 A JP2002227293 A JP 2002227293A
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blindfold
mesh
sheet
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Shinobu Oguri
忍 小栗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベランダ、面格子、網戸等に取り付けること
で、通気性を確保しながら目隠しを可能とし、更に様々
な嗜好に合わせた図柄によりデザインを楽しむことがで
きるようにする。 【解決手段】多数の穴2aが配列して形成された板状部
材2に、穴2aの直径よりもメッシュが細かい網3を接
着して一体化させてなり、穴2aの大きさや配列により
図柄4を表現できるようにした構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベランダ、面格
子、網戸等に取り付ける目隠し部材に係り、特に目隠し
効果だけでなく、通気性をも備え、更に様々な図柄を表
現できるようにして嗜好に合わせたデザインを楽しむこ
とができるようにした、安価で耐久性の高い建物用の目
隠し部材に関する。
【0002】
【従来の技術】ベランダや面格子等に、通気性を確保し
つつ目隠しの機能を持たせるために、従来板状部材に穴
を多数形成したパンチングメタルやパンチングシートを
用いたり、繊維の粗密によって目隠し機能を持たせた垂
れ幕状のシート等を用いることが一般に行われていた。
【0003】例えば特開平9−62189では、意匠表
示用パンチングシートと該意匠表示用パンチングシート
を用いた意匠表示シートが開示されている。しかし該従
来例は、主に自動車のリヤウインドウや店舗のショーウ
ィンドウ等に貼着して、シート上に表示された意匠を第
三者に見せるために用いるものであり、必ずしも目隠し
機能があるとは限らない。また薄くて剛性が低いため
に、風が当たればばたつきを生じ易く、ベランダや面格
子等に取り付けて用いるには向いていない。
【0004】また特開2000−110228には、消
音ベランダ目隠し枠及び消音網戸枠が開示されている。
該従来例は、枠本体に多孔性くぼみを作り、くぼみの下
部の風穴より風が通るようにし、穴あき板を貼り付ける
等の構成となっているが、その形状や構造が複雑であ
り、低コストで一般に提供することは難しいと考えられ
る。
【0005】垂れ幕状のシートは、複数設けられた鳩目
にひもを通し、ベランダの手すりや鉄製又はアルミニュ
ーム製のフェンス等に結び付けることによって、該ベラ
ンダの手すりや鉄製又はアルミニューム製のフェンス等
に取り付けるようになっており、いかにもその場しのぎ
の印象を与えるものであり、また風が当たれば、ばたつ
きを生じ易いという問題点があった。
【0006】通気性を必要とする網戸に目隠し機能を持
たせた従来例として、上記特開2000−110228
のほか、例えば実用新案登録第3060669号にも、
網戸に直接取り付ける目隠し機構が開示されている。該
従来例は、複数の羽を斜めに取り付けて目隠し機能を発
揮するものであるが、部品点数が多いために高コストで
あると共に、外部への突出し量が多く、またデザイン的
に美しいものではなかった。
【0007】上記のように、網戸において、通気性と目
隠しの機能を安価に両立させることは難しく、また建物
の外から見ても内から見てもデザイン的に優れた網戸は
全く提供されていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、多数の穴が配列して形成された板
状部材に、穴の直径よりもメッシュが細かい網を接着し
て一体化させてなり、穴の大きさや配列により図柄を表
現できるように構成することによって、風にもばたつか
ずかつ強度及び耐候性が高く、目隠しの機能及び通気性
を持ちながら図柄のデザインを楽しむことができるよう
にした目隠し部材を安価に提供できるようにすることで
ある。
【0009】また他の目的は、多数の穴が配列して形成
された複数の板状部材の間に、穴の直径よりもメッシュ
が細かい網を挾み込むように接着して一体化させてな
り、穴の大きさや配列により図柄を表現できるように構
成することによって、表裏どちらからでも図柄のデザイ
ンを楽しむことができるようにすると共に、強度及び耐
候性をより高くすることであり、またこれによって目隠
し部材が販売される店頭等で雑な取扱いを受けた場合で
も、網が破損することがないようにすることである。
【0010】更に他の目的は、目隠し部材をフレームに
取り付け、該フレームごと目隠し部材を取付け箇所に着
脱自在に取り付けることができるように該取付け箇所に
適合する形状の係合部材をフレームに取り付けることに
よって、必要に応じて誰でも目隠し部材の取付け及び取
外しができるようにし、目隠し部材がより広く用いられ
るようにすることであり、またこれによって覗き見等の
被害を効果的に防止できるようにすることである。
【0011】また他の目的は、任意の形状の穴が形成さ
れた可撓性のフィルム状のシートの間に、穴よりもメッ
シュが細かい網を挾み込むように接着して一体化させて
なり、穴の大きさや配列により図柄を表現できるように
構成することによって、例えば網戸の網の代わりに用い
ることで、もともと網戸が備えていた通気性及び防虫性
に加えて目隠し機能や遮音機能等を追加できるようにす
ると共に、単なる網が張られたものでしかなかった網戸
に様々なデザインを施すことができるようにすることで
ある。
【0012】更に他の目的は、各種の図柄を型取った任
意の形状の穴が形成された複数の可撓性のフィルム状の
シートの間に、穴よりもメッシュが細かく、かつシート
よりも幅及び長さが小さい網を挾み込むように接着して
一体化させてなり、網が挾み込まれていない余白が全周
に形成されるようにし、網により通気を確保すると共に
穴により図柄を表現できるように構成することによっ
て、大きさを定型化し、製造コストを低減させると共
に、余白の部分を網戸の戸枠に固定できるようにして、
目隠しシートの取付け作業の高効率化を図ることであ
る。
【0013】また他の目的は、上記シートを透明、半透
明又は不透明とすることによって、目隠し機能及び遮光
機能の程度が異なる各種の目隠しシートを用意し、使用
者が用途に応じて任意に選択できるようにすることであ
る。
【0014】更に他の目的は、上記シートを戸枠に取り
付けることによって、通気性及び防虫性に加えて、目隠
し機能、遮光機能及び遮音機能等を追加すると共に、図
柄のデザインを楽しむことができるようにした網戸を一
般に提供できるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】要するに本発明目隠し部
材(請求項1)は、多数の穴が配列して形成された板状
部材に、前記穴の直径よりもメッシュが細かい網を接着
して一体化させてなり、前記穴の大きさや配列により図
柄を表現できるように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0016】また本発明目隠し部材(請求項2)は、多
数の穴が配列して形成された複数の板状部材の間に、前
記穴の直径よりもメッシュが細かい網を挾み込むように
接着して一体化させてなり、前記穴の大きさや配列によ
り図柄を表現できるように構成したことを特徴とするも
のである。
【0017】また本発明目隠し部材(請求項3)は、請
求項1又は請求項2に記載の目隠し部材をフレームに取
り付け、該フレームごと前記目隠し部材を取付け箇所に
着脱自在に取り付けてなることを特徴とするものであ
る。
【0018】また本発明目隠しシート(請求項4)は、
任意の形状の穴が形成された可撓性のフィルム状のシー
トに、前記穴よりもメッシュが細かい網を接着して一体
化させてなり、前記穴の大きさや配列により図柄を表現
できるように構成したことを特徴とするものである。
【0019】また本発明目隠しシート(請求項5)は、
各種の図柄を型取った任意の形状の穴が形成された複数
の可撓性のフィルム状のシートの間に、前記穴よりもメ
ッシュが細かく、かつ前記シートよりも幅及び長さが小
さい網を挾み込むように接着して一体化させてなり、前
記網が挾み込まれていない余白が全周に形成されるよう
にし、前記網により通気を確保すると共に前記穴により
図柄を表現できるように構成したことを特徴とするもの
である。
【0020】また本発明目隠しシート(請求項6)は、
前記シートは透明、半透明又は不透明であることを特徴
とするものである。
【0021】また本発明網戸(請求項7)は、請求項4
から請求項6に記載の目隠しシートを戸枠に取り付けて
なることを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明目隠し部材の第1実施例に係る
目隠し部材1は、図1から図20に示すように、多数の
穴2aが配列して形成された板状部材2に、穴2aの直
径よりもメッシュが細かい網3を接着し、一体化させて
なり、穴2aの大きさや配列により図柄4を表現できる
ように構成されている。
【0023】板状部材2の素材には、合成樹脂、化学繊
維又は金属板等が用いられ、厚さ方向に透明、半透明又
は不透明とされている。貫通した穴2aは、図1から図
5に示すように、全面に配列して形成されるか、又は図
6から図20に示すように、図柄4を構成するように形
成される。
【0024】なお、板状部材2の穴2aは、円形に限る
ものではなく、三角形等の多角形、楕円形又はその他の
不定形であってもよい。
【0025】網3の素材には、金属製網状素材、合成樹
脂網状素材、繊維状網状素材等が用いられ、例えば強度
が高い平織りにより目の細かい網状に形成され、防虫、
防塵等の機能を有している。
【0026】網3は、図2から図4に示すように、板状
部材2の一面2bに接着剤5を塗布した後、矢印A方向
に貼り付けて行くことにより、該一面2bに強固に貼り
付けられており、運搬中や店頭での陳列中に痛むことも
なく、また長期間屋外で使用しても、板状部材2からは
がれてしまうことがないように構成されている。
【0027】目隠し部材1を建物18のベランダ15に
取り付ける際には、図25に示すように、例えば目隠し
部材1を、網3がベランダ15の外側に向くように当
て、当て板6を板状部材2に重ねて、例えばタッピング
ねじ8によりベランダ15の桟15aに固定するように
なっている。
【0028】次に本発明目隠し部材の第2実施例に係る
目隠し部材12は、図23から図25において、多数の
穴2aが配列して形成された複数の板状部材2の間に、
穴の直径よりもメッシュが細かい網3を挾み込むように
接着し、一体化させてなり、穴2aの大きさや配列によ
り図柄4を表現できるように構成されている。
【0029】網3は、図24及び図25に示すように、
相対する夫々の一面2bに接着剤5が塗布された、例え
ば2枚の板状部材2の間に挾み込まれるようにして、強
固に貼り付けられており、強度及び耐候性がより高くな
るように構成されている。
【0030】他の部分は本発明目隠し部材の第1実施例
と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を
付し、その説明を省略する。
【0031】次に、本発明目隠し部材の第3実施例に係
る目隠し部材13は、図26に示すように、上記目隠し
部材1又は目隠し部材12をフレーム14に取り付け、
該フレーム14ごと目隠し部材1又は目隠し部材12を
取付け箇所の一例たるベランダ15の横部材15aに着
脱自在に取り付けることができるように、該横部材15
aに適合する形状の係合部材16をフレーム14に取り
付けてなるものである。
【0032】フレーム14は、例えばアルミニウムによ
り製作されており、ベランダ15と同様の色合いに着色
すれば、該ベランダ15に違和感なく取り付けることが
でき、また全く異なった色合いに着色すれば、ベランダ
15にアクセントを加えることができるようになってい
る。
【0033】係合部材16は、横部材15aに適合する
ように、例えば断面コの字形に形成されており、フレー
ム14の、例えば4箇所に取り付けられている。係合部
材16を横部材15aの上側から掛けることで、目隠し
部材13をベランダ15に取り付けることができるよう
になっている。
【0034】次に、本発明に係る目隠しシート21は、
図27から図30に示すように、各種の図柄22を型取
った任意の形状の穴23aが形成された複数の可撓性の
フィルム状のシート23の間に、穴23aよりもメッシ
ュが細かく、かつシート23よりも幅及び長さが小さい
網24を挾み込むように接着して一体化させてなり、網
24が挾み込まれていない余白25が全周に形成される
ようにし、網24により通気を確保すると共に穴23a
により図柄22を表現できるように構成したものであ
る。
【0035】シート23は、透明、半透明又は不透明の
ポリプロピレン、塩化ビニル、グラスファイバ又はポリ
カーボネート等を素材としており、穴23aの形状を工
夫することにより、花柄等の任意の図柄22を表すこと
ができ、シート23が半透明又は不透明の場合には、該
図柄22以外の部分が目隠しの機能を発揮するようにな
っている。
【0036】なお、シート23には、穴23aを形成す
るだけでなく、着色を施してもよい。またシート23の
穴23aは、円形に限るものではなく、三角形等の多角
形、楕円形又はその他の不定形でもよい。またシート2
3を、透明、半透明又は不透明のいずれか一種類に統一
する必要はなく、透明な部分、半透明な部分及び不透明
な部分を混合して用いてもよく、部分的に色を付けた
り、グラデーションにより濃淡を表すようにしてもよ
い。
【0037】網24の素材には、金属製網状素材、合成
樹脂網状素材、繊維状網状素材等が用いられ、例えば強
度が高い平織りにより目の細かい網状に形成され、防
虫、防塵等の機能を有している。網24には、必要に応
じて着色を施して、図柄22の一部を構成するようにし
てもよい。
【0038】そして網24は、図28から図30に示す
ように、夫々のシート23の一面23bに塗布された接
着剤5により、夫々の一面23bに挾み込まれるように
して強固に貼り付けられており、通常の使用でははがれ
てしまうことがないように構成されている。
【0039】目隠しシート21の全周に形成された余白
25は、図31に示すように、例えば戸枠26への取付
け代となる部分であり、目隠しシート21を該戸枠26
の大きさに合わせて、例えば定型化して製作しておくこ
とによって、該戸枠26に対してそのまま取り付けるこ
とができるようになっている。
【0040】次に本発明に係る網戸31は、図31に示
すように、上記の目隠しシート21を戸枠26に取り付
けたものであり、従来の網戸の網を目隠しシート21に
置き換えたものである。通気性を重視する場合には、シ
ート23の穴23aを大きくしたり、数を多くすればよ
い。また通気性をある程度犠牲にしてもデザインを重視
する場合には、穴23aを小さくして細かい図柄22に
することも可能となっている。
【0041】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。まず本発明目隠し部材
の第1実施例に係る目隠し部材1の作用について説明す
ると、網3は接着剤5により板状部材2に強固に接着さ
れているので、例えば目隠し部材1を販売している店
(図示せず)の店頭に、複数の該目隠し部材1が重ねて
立て掛けられて陳列されていた場合に、顧客がそこから
該目隠し部材1を引き出す等して、該目隠し部材1を手
にとって品定めを行ったとしても、網3がはがれること
はない。
【0042】目隠し部材1を、図5及び図22に示すよ
うに、建物18のベランダ15にタッピングねじ8を用
いて固定すれば、通気性を損なうことなく目隠し効果が
得られ、建物の18の内部を覗き見ることができなくな
る。また同時に網3のメッシュサイズよりも大きい虫、
空気中のちり又は落葉等(いずれも図示せず)は、該網
3により遮られ、これらが目隠し部材1を通過すること
はない。
【0043】そして穴2aの配置により、図6から図2
0に示すように、様々な図柄4を目隠し部材1に表現す
ることができ、ベランダ15等を装飾することが可能と
なる。
【0044】目隠し部材1は、図21に示すように、風
呂場32等の小窓33に取り付けられた面格子34にも
取り付けることができ、例えば換気等の目的で小窓33
を開けた状態であっても、該風呂場32内の覗き見を防
止して、プライバシーを守ることができる。
【0045】なお、目隠し部材1の取付けは、図22に
示すように、タッピングねじ8を用いるものとしたが、
これに限るものではなく、風にあおられても外れないよ
うに固定できる手段であれば、どのような手段を用いて
もよい。
【0046】また、目隠し部材1の取付けの際の表裏に
ついて、図5、図21及び図22においては、網3が外
側、板状部材2が内側として示しているが、これに限る
ものではなく、網3を内側にし、板状部材2を外側とし
てもよい。
【0047】次に本発明目隠し部材の第2実施例に係る
目隠し部材12の作用について説明する。目隠し部材1
2は、網3を板状部材2で挾みこんで接着しているので
厚く、強度及び耐久性が高い。また表裏が定められてい
ないので、ベランダ15等への取付けも容易である。
【0048】通気性及び目隠し効果を有することや、図
柄4を自由に表現できることは、目隠し部材1と全く同
様であり、ベランダ15等への取付け方も同様である。
【0049】次に本発明目隠し部材の第3実施例に係る
目隠し部材13の作用について説明する。目隠し部材1
3は、図26に示すように、係合部材16を備えている
ので、ベランダに対して穴あけ加工を行う必要がなく、
該係合部材16をベランダ15の横部材15aに掛ける
だけで取付けができ、また取外しも容易である。従って
ベランダ15のうち、目隠しを希望する範囲が少なく、
しかもその範囲が変わることが多い場合には、容易に取
付け及び取外しができるので、非常に便利である。目隠
し部材13の目隠し効果等は、目隠し部材1又は目隠し
部材12と全く同様である。
【0050】次に目隠しシート21の作用について説明
する。目隠しシート21には、可撓性があり、また網2
4は、シート23に挾み込まれるようにして、接着剤5
により強固に接着されているので、搬送時や使用時には
がれてしまうことがなく、また戸枠26への取付け代で
ある余白25が目隠しシート21の周囲に確保されてい
るので、取扱いが容易であると共に、戸枠26への取付
けも容易である。
【0051】シート23を透明とした場合には、目隠し
効果は低いが採光性が高く、シート23を半透明又は不
透明とした場合には、採光性は低いが穴23aが形成さ
れていない部分により目隠し効果が高くなる。そして網
24が防虫の機能を発揮し、シート23の穴23aが適
度な通気性を確保すると共に、該穴23aの大きさや形
状により表現される図柄22が装飾としての効果を発揮
する。
【0052】そして該目隠しシート21を用いた網戸3
1の作用について説明すると、図31に示すように、網
戸31は、通常の網戸の網(図示せず)を目隠しシート
21に置き換えたものであるので、網戸31の厚さもほ
とんど増加することはなく、開け閉め等の使い勝手は通
常の網戸と同様である。
【0053】シート23が半透明又は不透明である目隠
しシート21を用いた場合には、穴23aが形成されて
いない部分により目隠し効果が得られ、穴23aの部分
の網24が、通気性及び防虫性を確保する。またシート
23のうち、穴23aが形成されていない部分が、遮音
機能等を発揮するが、該部分は平滑な面であるので、通
常の網戸の場合よりも掃除が簡単である。
【0054】そして網戸31は、通常ガラス戸等(図示
せず)と同様に、年間を通してレール(図示せず)上に
取り付けられているものであるので、夏場でなくても、
ガラス戸(図示せず)を通して穴23aにより表現され
る図柄22のデザインを楽しむことができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、上記のように多数の穴が配列
して形成された板状部材に、穴の直径よりもメッシュが
細かい網を接着して一体化させてなり、穴の大きさや配
列により図柄を表現できるように構成したので、風にも
ばたつかずかつ強度及び耐候性が高く、目隠しの機能及
び通気性を持ちながら図柄のデザインを楽しむことがで
きる効果があり、またこのような優れた目隠し部材を安
価に提供できるという効果が得られる。
【0056】また多数の穴が配列して形成された複数の
板状部材の間に、穴の直径よりもメッシュが細かい網を
挾み込むように接着して一体化させてなり、穴の大きさ
や配列により図柄を表現できるように構成したので、表
裏どちらからでも図柄のデザインを楽しむことができる
効果があると共に、強度及び耐候性をより高くすること
ができ、またこの結果目隠し部材が販売される店頭等で
雑な取扱いを受けた場合でも、網が破損することがない
という効果がある。
【0057】更には、目隠し部材をフレームに取り付
け、該フレームごと目隠し部材を取付け箇所に着脱自在
に取り付けることができるように該取付け箇所に適合す
る形状の係合部材をフレームに取り付けたので、必要に
応じて誰でも目隠し部材の取付け及び取外しができるた
め、目隠し部材がより広く用いられる効果があり、また
この結果覗き見等の被害を効果的に防止できるという効
果がある。
【0058】また任意の形状の穴が形成された可撓性の
フィルム状のシートの間に、穴よりもメッシュが細かい
網を挾み込むように接着して一体化させてなり、穴の大
きさや配列により図柄を表現できるように構成したの
で、例えば網戸の網の代わりに用いることで、もともと
網戸が備えていた通気性及び防虫性に加えて目隠し機能
や遮音機能等を追加できる効果があると共に、単なる網
が張られたものでしかなかった網戸に様々なデザインを
施すことができるという画期的な効果が得られる。
【0059】更には、各種の図柄を型取った任意の形状
の穴が形成された複数の可撓性のフィルム状のシートの
間に、穴よりもメッシュが細かく、かつシートよりも幅
及び長さが小さい網を挾み込むように接着して一体化さ
せてなり、網が挾み込まれていない余白が全周に形成さ
れるようにし、網により通気を確保すると共に穴により
図柄を表現できるように構成したので、大きさを定型化
し、製造コストを低減させることができる効果があると
共に、余白の部分を網戸の戸枠に固定できるため、目隠
しシートの取付け作業の高効率化を図ることができる効
果がある。
【0060】また上記シートを透明、半透明又は不透明
としたので、目隠し機能及び遮光機能の程度が異なる各
種の目隠しシートを用意しておくことで、使用者が用途
に応じて任意に選択できるという効果がある。
【0061】更には、上記シートを戸枠に取り付けたの
で、通気性及び防虫性に加えて、目隠し機能、遮光機能
及び遮音機能等を追加することができると共に、図柄の
デザインを楽しむことができるようにした網戸を一般に
提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図22は、本発明目隠し部材の第1実
施例に係り、図1は目隠し部材の斜視図である。
【図2】目隠し部材の横断面図である。
【図3】目隠し部材の分解斜視図である。
【図4】板状部材に網を接着する状態を示す斜視図であ
る。
【図5】建物のベランダに目隠し部材を取り付けた状態
を示す斜視図である。
【図6】穴の形成位置により太い斜線を離して配置した
図柄を表した目隠し部材をベランダに取り付けた状態を
示す斜視図である。
【図7】穴の形成位置により算盤玉が連続した図柄を表
した目隠し部材をベランダに取り付けた状態を示す斜視
図である。
【図8】穴の形成位置により千鳥配置の白抜きの四角形
が連続した図柄を表した目隠し部材をベランダに取り付
けた状態を示す斜視斜視図である。
【図9】穴の形成位置により四角形を十文字に4個配置
した図形が連続した図柄を表した目隠し部材をベランダ
に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図10】穴の形成位置により千鳥配置のチェック柄の
四角形が連続した図柄を表した目隠し部材をベランダに
取り付けた状態を示す斜視図である。
【図11】穴の形成位置によりチェック柄の四角形が縦
横に配置された図柄を表した目隠し部材をベランダに取
り付けた状態を示す斜視図である。
【図12】穴の形成位置によりチェック柄の破線状の横
太線が上下方向に千鳥配置された図柄を表した目隠し部
材をベランダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図13】穴の形成位置によりチェック柄の横太線が上
下方向に4本配置された図柄を表した目隠し部材をベラ
ンダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図14】穴の形成位置によりチェック柄の四角形が縦
横に配置された太線でV字形を表した図柄を表した目隠
し部材をベランダに取り付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図15】穴の形成位置により斜めチェック柄の四角形
が2つの山形に配置された図柄を表した目隠し部材をベ
ランダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図16】穴の形成位置により白抜きの縦形の太い長方
形が横方向に連続した図柄を表した目隠し部材をベラン
ダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図17】穴の形成位置により白抜きの縦形の細い長方
形が横方向に連続した図柄を表した目隠し部材をベラン
ダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図18】穴の形成位置により斜めチェック柄の四角形
が上下左右方向に千鳥配置された図柄を表した目隠し部
材をベランダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図19】穴の形成位置により白抜きの大きな正方形が
横方向に離れて配置された図柄を表した目隠し部材をベ
ランダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図20】穴の形成位置により白抜きの大きな算盤玉が
横方向に離れて配置された図柄を表した目隠し部材をベ
ランダに取り付けた状態を示す斜視図である。
【図21】面格子に目隠し部材を取り付けた状態を示す
斜視図である。
【図22】タッピングねじにより、目隠し部材をベラン
ダに取り付けた状態を示す部分縦断面図である。
【図23】図23から図25は、本発明目隠し部材の第
2実施例に係り、図23は目隠し部材の斜視図である。
【図24】目隠し部材の分解斜視図である。
【図25】目隠し部材の拡大部分横断面図である。
【図26】本発明目隠し部材の第3実施例に係る目隠し
部材及びベランダの斜視図である。
【図27】目隠しシートの斜視図である。
【図28】目隠しシートの横断面図である。
【図29】目隠しシートの分解斜視図である。
【図30】2枚のシートの間に網を挾み込むように接着
している状態を示す目隠しシートの斜視図である。
【図31】網戸の斜視図である。
【符号の説明】
1 目隠し部材 2 板状部材 2a 穴 3 網 4 図柄 12 目隠し部材 13 目隠し部材 14 フレーム 21 目隠しシート 22 図柄 23 シート 23a 穴 24 網 25 余白 26 戸枠 31 網戸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の穴が配列して形成された板状部材
    に、前記穴の直径よりもメッシュが細かい網を接着して
    一体化させてなり、前記穴の大きさや配列により図柄を
    表現できるように構成したことを特徴とする目隠し部
    材。
  2. 【請求項2】 多数の穴が配列して形成された複数の板
    状部材の間に、前記穴の直径よりもメッシュが細かい網
    を挾み込むように接着して一体化させてなり、前記穴の
    大きさや配列により図柄を表現できるように構成したこ
    とを特徴とする目隠し部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の目隠し部
    材をフレームに取り付け、該フレームごと前記目隠し部
    材を取付け箇所に着脱自在に取り付けることができるよ
    うに該取付け箇所に適合する形状の係合部材を前記フレ
    ームに取り付けてなることを特徴とする目隠し部材。
  4. 【請求項4】 任意の形状の穴が形成された可撓性のフ
    ィルム状のシートに、前記穴よりもメッシュが細かい網
    を接着して一体化させてなり、前記穴の大きさや配列に
    より図柄を表現できるように構成したことを特徴とする
    目隠しシート。
  5. 【請求項5】 各種の図柄を型取った任意の形状の穴が
    形成された複数の可撓性のフィルム状のシートの間に、
    前記穴よりもメッシュが細かく、かつ前記シートよりも
    幅及び長さが小さい網を挾み込むように接着して一体化
    させてなり、前記網が挾み込まれていない余白が全周に
    形成されるようにし、前記網により通気を確保すると共
    に前記穴により図柄を表現できるように構成したことを
    特徴とする目隠しシート。
  6. 【請求項6】 前記シートは透明、半透明又は不透明で
    あることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の目
    隠しシート。
  7. 【請求項7】 請求項4から請求項6に記載の目隠しシ
    ートを戸枠に取り付けてなることを特徴とする網戸。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466037B1 (ko) * 2002-01-22 2005-01-13 고영수 빛의 직진성을 이용한 차광 통기성 브라인드
KR101192996B1 (ko) * 2010-06-04 2012-10-19 (주) 텍스토머 황사방지 방충망
KR200481258Y1 (ko) * 2015-04-22 2016-09-05 김채연 차광방충망

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