JP3056313B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP3056313B2
JP3056313B2 JP3317058A JP31705891A JP3056313B2 JP 3056313 B2 JP3056313 B2 JP 3056313B2 JP 3317058 A JP3317058 A JP 3317058A JP 31705891 A JP31705891 A JP 31705891A JP 3056313 B2 JP3056313 B2 JP 3056313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用衛星通信アンテ
ナや車載用衛星放送受信アンテナを回転駆動して衛星通
信や衛星放送を受信するアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用衛星放送受信アンテナを回
転駆動するアンテナ装置には、放送衛星からの電波を常
に受信するために、図11に示すように、長方形のアレ
ーアンテナ1の面が放送衛星に対向する所定の仰角で傾
けられているとともに、自動車の屋根2に対して垂直に
設けられたポール3を軸中心として回転する機能を持つ
ものが知られている。
【0003】ここで、図12にアレーアンテナ1の平面
図を示す。アレーアンテナ1は、誘電体基板1a上に規
則的に配列された多数のパッチアンテナ1bからなり、
これらのパッチアンテナ1bは、誘電体基板1aの上面
全面に形成された銅箔がエッチング等の方法で除去され
て形成されている。また、誘電体基板1aの裏面全面に
は、銅箔が形成されている。各々のパッチアンテナ1b
は、マイクロストリップライン1cによって給電点1d
に接続され、各パッチアンテナ1bで受信された電力は
給電点1dにおいて同相合成される。パッチアンテナ1
bは、放送衛星から送信される電波の偏波に合せられて
おり、日本の場合、放送衛星から右旋円偏波が送信され
るので、このパッチアンテナ1bも右旋円偏波の電波を
受信できるように構成されている。なお、パッチアンテ
ナ1bによって右旋円偏波を受信する原理については、
本発明の実施例において詳細に説明する。
【0004】また、図11において、アレーアンテナ1
の裏面には、取付板4が取り付けられており、この取付
板4は、上述したポール3の先端部分にボルト5を回転
軸として回転するように、ボルト5とナット6により取
り付けられている。また、ポール3は、歯車7の回転軸
に垂直に取り付けられており、歯車7は、このアンテナ
装置を自動車の屋根2に固定させるための取付台8上に
おいて、水平面内で回転するように設置されている。
【0005】また、取付台8上には、歯車9が歯車7と
噛み合うように設置されており、この歯車9は、モータ
11の回転軸12に固定されて取り付けられている。こ
のモータ11は、図示せぬ制御装置によりケーブル10
を介して駆動される。さらに、同軸ケーブル13は、そ
の一端がアレーアンテナ1の給電点1dにアレーアンテ
ナ1の裏面から接続され、他端は、ポール3の内部を通
り、歯車7の中心を貫通して取付台8の内側に固定され
たロータリージョイント14の一端に接続されている。
このロータリージョイント14の他端は、12GHz帯
信号を1GHz帯信号に変換するBSコンバータ15に
接続され、BSコンバータ15から出力された1GHz
帯信号は、同軸ケーブル16を介して自動車内部に設け
られたテレビ受信機等に入力される。
【0006】ここで、ロータリージョイント14は、ポ
ール3および歯車7等で構成される回転系装置と取付台
8およびBSコンバータ15等で構成される非回転系装
置との間で12GHz帯信号を伝達するものであり、同
軸線路型、導波管−同軸線路変換型、方形導波管−円形
導波管変換型等があるが、この従来例のような車載用衛
星放送受信アンテナ装置においては、一般に、取り扱う
電力が−80dBm(0.01μW)と極めて小さい点
と、直流からマイクロ波までの広帯域にわたって使用可
能である点と、軽量小型(15g〜35g程度)である
点とから同軸線路型のロータリージョイント14が用い
られている。
【0007】このロータリージョイント14は、その一
端が同軸ケーブル13に接続された第1の同軸線路部
と、その一端がBSコンバータ15の入力端子に接続さ
れた第2の同軸線路部とから構成されている。また、第
1および第2の同軸線路部のそれぞれの他端は、各々の
中心導体および外導体が、互いに固定されない状態で接
触している。そのため、一方の同軸線路部は他方の同軸
線路部に対し、それらの接触部の中心導体を軸として、
回転することができる。なお、接触部は、貴金属の組み
合わせにより構成され、その一例として、一方が銀合金
により構成され、他方が純銀を含浸させた多孔性カーボ
ンにより構成されたものがある。
【0008】上述したアンテナ装置を使用する場合、ア
レーアンテナ1は、放送衛星からの電波が最も効率よく
受信できるように、アレーアンテナ1の面に対する法
線、つまり、主ビーム(アンテナの指向性において、あ
る特定の方向に現れる最大受信電力または最大放射電
力)を常に放送衛星方向に向ける必要がある。そのた
め、アレーアンテナ1は主ビームが放送衛星方向に向く
ような仰角に設定される。
【0009】また、自動車の進路方向にかかわらず、ア
レーアンテナ1の主ビームが放送衛星方向を向くために
は、アレーアンテナ1が水平面内における回転機能を持
たなければならない。そこで、ポール3および歯車7等
で構成される回転系装置は、上述したモータ11が図示
せぬ制御装置からの信号により駆動され、モータ11の
回転軸12に取り付けられている歯車9および歯車9と
噛み合っている歯車7が同期回転することにより回転す
る。そのとき、モータ11を制御する信号は、アレーア
ンテナ1によって受信された電波の強度、自動車に取り
付けた図示せぬ方位センサ等の情報から放送衛星の方向
を計算することにより得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の装置においては、ロータリージョイント14が用いら
れているが、その挿入損失は、12GHz帯において約
0.5dBもあり、そのうえ、アレーアンテナ1の水平
面内の回転のために生じるロータリージョイント14の
機械的な摩耗等による劣化に伴い、その通過損失は更に
大きくなるという問題がある。また、アレーアンテナ1
とロータリージョイント14とを接続する同軸ケーブル
13による通過損失も無視することはできない。そし
て、これらの損失が大きくなるということは、アンテナ
装置のNF(Noise Figure)の劣化と等価
であるため、このことがC/N比の低下、つまり、受信
映像や音声の品質の劣化を引き起こす。
【0011】また、上述したように、従来のアンテナ装
置は、自動車の進路方向にかかわらず放送衛星からの電
波が最も効率よく受信できるように、アレーアンテナ1
がその主ビームが放送衛星方向に向くような仰角に設定
されるとともに、回転機能を有しているため、自動車の
屋根2からの突出が非常に大きく、かつ、重量も大き
い。アンテナ装置の大きさおよび重量は、要求されるア
ンテナ利得により異なるが、上述したアンテナ装置の場
合、その概略寸法は直径600mm〜900mm、高さ
150mm〜350mmであり、概略重量は20kg〜
50kgである。
【0012】したがって、自動車搭載用として軽量小型
であるとはいえず、バス等の大型車には搭載可能である
が、乗用車等の小型車には搭載できないという問題があ
る。また、たとえ乗用車に搭載できたとしても、アレー
アンテナ1が自動車の空力特性を大きく損なう上に、美
観上も好ましくない。本発明は上述した事情に鑑みてな
されたもので、美観上も好ましく自動車の空力特性を大
きく損なうことはなく、軽量小型であり、電力損失の極
めて小さいアンテナ装置の構成を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、請求項1に記載の発明は、その裏面に金属箔が
形成された円形の絶縁板と、前記絶縁板の表面に各々配
設された複数の素子アンテナと、前記複数の素子アンテ
ナに各々対応する前記絶縁板の各位置に、前記絶縁板を
貫通するように設けられており、各一端が前記複数の素
子アンテナに各々接続され、各他端部が前記絶縁板の裏
面から前記金属箔に接触することなく各々突出してなる
複数の給電ピンと、前記金属箔に対して対向配置された
金属製の取付と、前記絶縁板の周縁および前記取付
の周縁に沿って周設された導体部材と、前記取付の中
央部に前記取付を貫通するように設けられており、そ
の一端部が前記金属箔方向に突出してなる給電プローブ
と、前記給電プローブの延長軸を回転軸として、前記絶
縁板を水平面内に回転駆動する回転機構とを具備し、前
記金属箔、前記取付および前記導体部材によってラジ
アル導波管が形成されていることを特徴とする。また、
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装
置において、前記複数の素子アンテナは、前記絶縁板に
対して特定方向から入射される入射電波が同相合成され
る、前記回転軸を中心とする複数同心円上に各々位置す
るように、前記絶縁板の表面に各々配設されていること
を特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、複数の素子ア
ンテナにより受信された電波は、給電ピンから、ラジア
ル導波管内へ放射される、さらに、上記電波は、ラジア
ル導波管内を介して給電プローブに受信されるまた、
請求項1に記載の発明によれば、回転機構が駆動される
と、絶縁板が水平面内に回転駆動される。 また、請求項
2に記載の発明によれば、複数の素子アンテナに入射し
た入射電波は、上記複数の素子アンテナが複数同心円上
に位置しているため、同相合成される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明の一実施例によるアンテナ
装置の基本構成を示す図であり、図1(a)はその斜視
図、同図(b)は同図(a)のA−A断面図である。た
だし、図1(a)、(b)は本実施例の基本構成を概略
的に示す図であり、右旋円偏波受信用円形パッチアンテ
ナ17およびその給電ピン17dの数、形状等は説明の
簡略化のために正確には示していない。
【0016】図1において、円形アレーアンテナ18
は、その表面に多数の右旋円偏波受信用の円形パッチア
ンテナ17が配列されており、歯車19aが外周に形成
された円形ガイド19にネジ止め等の方法により固定さ
れている。その円形ガイド19は、金属またはエンジニ
アリングプラスチックスに金属メッキ等を施した材料で
形成されており、歯車20および21に噛み合ってい
る。歯車20および21は、各々モータ22の回転軸2
3および軸受け24の回転軸25に固定されて取り付け
られている。ここで、三つの歯車21は円形アレーアン
テナ18の回転の中心がずれないようにする目的で設置
された歯車である。また、歯車20を回転駆動するモー
タ22は、図示せぬ制御装置からの信号がケーブル26
を介してモータ22に供給されることにより制御され
る。
【0017】また、金属製で球形のボールベアリング2
7は、円形ガイド19に設けられた突部19bとアンテ
ナ装置を自動車の屋根に固定するための取付台28に設
けられた溝28aとの間に挟まれるようにして、溝28
aと突部19bとに接触している。そのため、円形ガイ
ド19および円形アレーアンテナ18は、水平面内にお
いて、取付台28上を滑らかに回転する。なお、取付台
28も、円形ガイド19と同様に、金属またはエンジニ
アリングプラスチックスに金属メッキ等を施した材料で
形成されている。
【0018】さらに、誘電体基板17aの裏面全面に形
成された銅箔からなる接地板17cと円形ガイド19の
内壁と取付台28の表面とで囲まれる円柱形状の空間
は、ラジアル導波管29を構成している。また、プロー
ブ30は、取付台28のほぼ中央下部において貫通して
おり、その一端は、取付台28の裏面においてBSコン
バータ31に接続され、他端は、取付台28の表面から
ラジアル導波管29に対し長さ四分の一波長突き出てい
る。
【0019】図1(a)に示すように、円形アレーアン
テナ18の表面には、多数の右旋円偏波受信用の円形パ
ッチアンテナ17が配列されている。この配列は、円形
アレーアンテナ18に複数の同心円を設定し、これらの
同心円の円周上に各円形パッチアンテナ17が等間隔に
並ぶようにした配列である。この場合、円形アレーアン
テナ18の大きさ、および円形パッチアンテナ17の列
数は、アンテナ装置の用途により異なる。
【0020】また、円形パッチアンテナ17の設置方
向、および設置間隔は設計されるアンテナ装置の主ビー
ムの方向により決定される。ただし、各々の円形パッチ
アンテナ17は、円形アレーアンテナ18の法線方向に
対するある特定方向において電波が同相合成されるよう
な角度で設置される。このように、円形アレーアンテナ
18の主ビーム方向をアンテナ面の法線方向に対して傾
けることを、以下、ビームチルトという。
【0021】図2は、本実施例に用いられる円形パッチ
アンテナ17´の詳細な配列パターンが描かれた円形ア
レーアンテナ18´の平面図であり、同心円ライン上に
円形パッチアンテナ17´が8列構成された場合の例で
ある。ただし、同図において、各円形パッチアンテナ1
7´の詳細な形状および構造については説明の簡略化の
ため省略する。図において、円形アレーアンテナ18´
の中心に最も近い列を第1列とすると、第1列目の円形
パッチアンテナ17´の数は6であり、第n列目の円形
パッチアンテナ17´の数は6nで与えられる構成にな
っている。ここで、nは8以下の正の整数である。
【0022】アレーアンテナにおいては、各素子アンテ
ナ(本実施例の場合は、円形パッチアンテナ)の受信し
た電波が同相合成されることにより、主ビームが形成さ
れるが、素子アンテナの配列間隔によっては、所望方向
の主ビームと異なる方向にも主ビームと同等の大きさの
ビームが発生することがあり、これをグレーティングロ
ーブと呼ぶ。図2において、列間の間隔および同心円ラ
イン上の素子間隔は、主に設計される円形アレーアンテ
ナ18´のビームチルト角度により決定されるが、その
場合に、グレーティングローブが発生しないように注意
しなければならない。例えば、約50度のビームチルト
を行う場合、グレーティングローブの発生しないような
素子間隔は約0.55λである。
【0023】なお、ラジアル導波管を用いたアレーアン
テナにおけるビームチルトの方法は、次の論文と公開特
許公報に示されている。 a:1991年電子情報通信学会春季全国大会、B−6
6羽石 他、「ビームチルト形ラジアルマイクロストリ
ップアンテナ」 b:特開平2−189008号 円偏波アンテナ装置
【0024】次に、図3は本実施例に用いられる右旋円
偏波受信用の円形パッチアンテナ17の構成を示す図で
あり、同図(a)は右旋円偏波受信用の円形パッチアン
テナ17の平面図、同図(b)は同図(a)のB−B断
面図である。本実施例における円形パッチ17bは誘電
体基板17aの表面にエッチング等の方法で形成され
る。また、給電ピン17dは、円形パッチ17bにおけ
る給電点17eに半田付け等の方法により取り付けら
れ、誘電体基板17aを貫通して、図1に示すラジアル
導波管29内に挿入される。
【0025】次に、図4を参照して、円形パッチアンテ
ナの切り欠き部の効果を説明する。まず、円形パッチに
切り欠き部を設けない場合における円形パッチアンテナ
の偏波の様子を図4(a)に示す円形パッチアンテナ3
3の平面図を参照して説明する。ここで、給電点33e
はy軸上に設けられている。円偏波を受信するための条
件は、直交する二つの直線偏波アンテナにおいて受信し
た同振幅の信号を、各々90゜の位相差で合成すること
である。TM11モードで動作する円形パッチアンテナ3
3においては、y軸に対して各々時計回りおよび反時計
回りに45゜回転した方向に偏波面を持つ二つの直交す
る共振モードM1およびM2が二重に縮退している。つま
り、この現象は、共振周波数が同一で、直交する二つの
直線偏波を受信できるアンテナが円形パッチアンテナ3
3に含まれていることと等価である。この場合、この共
振周波数においては、二つの直線偏波が合成され、y軸
方向に偏波面を持つ直線偏波を受信することができる。
【0026】ところが、図4(b)に示すように、円形
パッチアンテナ17に縮退分離素子と呼ばれる切り欠き
部17fが形成された場合、直交する二つの共振モード
1およびM2は分離される。これは、円偏波の受信条件
の一つである直交する二つの直線偏波アンテナA1、A2
が等価的に構成されたことになる。また、これにより、
二つの共振モードM1およびM2に対する共振周波数がわ
ずかに異なるようになる。ここで、上述した直線偏波ア
ンテナA1およびA2に対する共振周波数を各々f1およ
びf2とすると、図4(b)に示す切り欠き部17f
は、点Oを中心としてy軸を時計回りに45゜回転させ
たところの円形パッチ17bの円周上に設けられている
ため、二つの共振周波数の関係はf1<f2となる。こ
こで、図4(c)に示すように、共振周波数f1とf2
とのほぼ中間の周波数において、各々の受信信号の位相
に90゜の位相差が生じる。つまり、直線偏波アンテナ
1の位相は、直線偏波アンテナA2の位相に対して90
゜遅れるようになる。したがって、給電点17eにおい
ては、直交する二つの直線偏波アンテナA1、A2で受信
した信号を90゜の位相差において合成することができ
るため、右旋円偏波の受信が可能になる。
【0027】また、素子アンテナの設置方向の調節によ
るビームチルトの原理を、図5を用いて説明する。図5
(a)は、設置方向の異なる二つの右旋円偏波受信用の
円形パッチアンテナ34および35の平面図、同図
(b)は、同図(a)のC−C断面図である。ここで、
円形パッチアンテナ34および35の中心は、x軸上に
あり、それらの中心間の距離はdである(ただし、円形
パッチアンテナの半径は距離d/2よりも小さい)。右
旋円偏波の入射角がz軸に対して角度θの場合、これら
二つの円形パッチアンテナ34、35を素子アンテナと
するアレーアンテナ36の主ビーム方向が角度θであれ
ば、入射電波を最も効率よく受信することができる。
【0028】ここで、入射電波として放送衛星から放射
される電波を対象とする場合、この電波は平面波であ
る。したがって、円形パッチアンテナ34、35が受信
する電波の振幅は等しいが、位相が距離の差Sに相当す
る角度だけ異なる。円形パッチアンテナ34を基準とす
ると、円形パッチアンテナ35が受信する電波の位相は
距離の差Sに相当する位相差だけ進んでいることにな
る。したがって、円形パッチアンテナ35が受信する電
波を距離の差Sに相当する位相差だけ遅らせ、円形パッ
チアンテナ34の受信する電波と合成すれば、θ方向に
おいて最大の受信感度を持つようになる。つまり、主ビ
ームがθ方向を向くことになる。ここで、円形パッチア
ンテナ34および35の入射電波において、距離の差S
に相当する位相差をβとすると、位相差βは次式で与え
られる。 β=−360・S/λ =−360・d・sinθ/λ [度] …(1) 一例として、素子間隔dを0.55λ、ビームチルト角
θを50度とした場合、位相βは−151.7度と求め
られる。ここで、λは入射波の波長である。
【0029】この距離の差Sに相当する位相差βは、移
相器を用いることによっても実現できるが、電波の偏波
が円偏波の場合、円形パッチアンテナ34または35を
回転させることにより容易にビームチルトが可能であ
る。図5(a)は、円形パッチアンテナ35が円形パッ
チアンテナ34に対して位相差βに相当する角度だけ回
転した状態を示している。この状態において、円形パッ
チアンテナ35が受信する電波の位相は、円形パッチア
ンテナ34が受信する電波の位相と等しい。したがっ
て、円形パッチアンテナ34および35が各々受信する
電波を合成すると、これら二つの円形パッチアンテナ3
4、35を素子アンテナをするアレーアンテナ36は、
θ方向において最大の受信感度を持つようになる。
【0030】図6は、図2の円形アレーアンテナ18´
において、半径方向の素子間隔を0.55λ、ビームチ
ルト角度θを50度に設定した場合の放射パターンの計
算値である。
【0031】次に、本実施例の動作を説明する。図1
(b)において、円形アレーアンテナ18上の各々の円
形パッチアンテナ17において受信された12GHz帯
の信号である電波は、ラジアル導波管29内に放射され
る。ラジアル導波管29は金属または金属メッキを施し
た材料により形成されているため、給電ピン17dにお
いて放射された電波はラジアル導波管29内を完全反射
しながら伝搬する。次に、ラジアル導波管29を伝搬す
る電波はプローブ30に吸収され、BSコンバータ31
に供給される。そして、その12GHz帯の信号は、B
Sコンバータ31内で1GHz帯の信号に変換され、同
軸ケーブル32により自動車内の受信系装置に送信され
る。
【0032】上述した本実施例の構成において、同一列
上の同心円状に配置された各円形パッチアンテナ17の
給電ピン17dからラジアル導波管29内に放射された
電波は、プローブ30の位置において同位相である。し
かし、異なる二列における円形パッチアンテナ17の給
電ピン17dから放射された電波は、各々の給電ピン1
7dからプローブ30までの距離が異なるため、位相が
異なる。つまり、外側の列のパッチアンテナ17の給電
ピン17dから放射された電波の位相ほど遅れる。した
がって、ビームチルトされた円形アレーアンテナ18を
構成するにあたり、各々の給電ピン17dから放射され
る電波をプローブ30において同位相にするためには、
円形パッチアンテナ17を形成する際に、各々の給電ピ
ン17dから放射される電波の位相差を考慮して、円形
パッチアンテナ17の方向を設計すればよい。以上のよ
うにして、円形アレーアンテナ18において、衛星方向
からの電波を受信することができる。
【0033】図7は、実際に本実施例のアンテナ装置を
自動車に取り付けて、放送衛星を追尾するシステムの回
路ブロック図である。図において、37は図1に示す本
実施例のアンテナ装置、38はBSコンバータ31の出
力信号をビデオ信号に変換するBSチューナ、39はビ
デオモニタ、40はBSチューナ38の出力信号の電力
レベルにおけるピーク値を検出するピーク検出回路、4
1はピーク検出回路40により検出された電力レベルの
ピーク値を保存するピークメモリ、42は二つの入力信
号の電力レベルの大きさを比較するレベル比較回路、4
3および44は各々アンテナ装置37を制御および駆動
するための制御回路およびメカニズム駆動回路、45は
磁気コンパス等の方位センサである。
【0034】図7において、アンテナ装置37が放送衛
星を追尾する場合、まず、図1に示す円形アレーアンテ
ナ18の主ビームが、方位センサ45により検知される
自動車の進路方向と既知の放送衛星方向とにより放送衛
星の概略方向に向けられる。次に、円形アレーアンテナ
18が、左回りおよび右回りに微小回転させられる。こ
のとき、この衛星追尾システムにおいて、BSチューナ
38からは、受信信号のレベルに比例する直流電圧(A
GCモニタと呼ばれる)が出力されており、このAGC
モニタにより受信信号レベルのピーク値がピーク検出回
路40により検出される。そして、その検出されたピー
ク値は、レベル比較回路42において、ピークメモリ4
1に保存されている円形アレーアンテナ18の回転前の
受信信号レベルと比較される。その結果、制御装置43
は、アンテナ装置37による受信信号レベルが増加する
向きに円形アレーアンテナ18を回転させるようにメカ
ニズム駆動回路44に信号を送り、その信号により円形
アレーアンテナ18は微小回転させられる。これらの動
作が構成要素37、38、40、42、43、44の閉
回路により常に行われ、円形アレーアンテナ18の主ビ
ームは放送衛星方向を向くように制御される。
【0035】以上、衛星放送受信アンテナに適用できる
本発明の一実施例について説明した。また、衛星通信ア
ンテナとして本発明が適用される場合は、上述の実施例
における構造の他に、ラジアル導波管内のプローブに送
信電波を給電するための送信系装置が必要である。その
アンテナ装置の送信状態において、ラジアル導波管およ
び円形アレーアンテナにおける電波伝搬の様子は、受信
状態の場合の逆となる。
【0036】なお、第二の実施例として、図8に示すよ
うな左旋円偏波を受信する円形パッチアンテナ46を図
1に示す円形アレーアンテナ18の素子アンテナとして
用いた場合、本アンテナ装置は左旋円偏波を受信するこ
とが可能である。ここで、図8(a)は左旋円偏波を受
信する円形パッチアンテナ46の平面図、同図(b)は
同図(a)のD−D断面図である。ここで、46aは誘
電体基盤、46bは円形パッチ、46cは金属板、46
dは給電ピン、46eは給電点、46fは切り欠き部で
ある。
【0037】図8に示す左旋円偏波受信用円形パッチア
ンテナは、図4(b)に示す右旋円偏波受信用円形パッ
チアンテナ17と比較すると、構造的に異なる点があ
る。つまり、各々の円形パッチアンテナにおいて、給電
点に対する各々の切り欠き部17fまたは46fの位置
が異なる。円形パッチアンテナ46の切り欠き部46f
は、円形パッチ46b上の点Oを中心に、y軸が45゜
半時計回りに回転したところの円形パッチ46bの円周
上に形成される。そのため、切り欠き部46fにより等
価的に構成される二つの直交する直線偏波アンテナA1
およびA2の各々の共振周波数f1およびf2の関係
は、f1>f2となる。つまり、直線偏波アンテナA1
の位相は直線偏波アンテナA2の位相に対して90゜進
むことになる。したがって、給電点46eにおいては、
直交する二つの直線偏波アンテナA1およびA2において
受信した信号を90゜位相差で合成できるため、左旋円
偏波を受信することができる。
【0038】また、図9は、第三の実施例であり、図3
に示す右旋円偏波受信用の円形パッチアンテナ17と図
8に示す左旋偏波受信用の円形パッチアンテナ46を用
いて形成された直線偏波を受信する円形アレーアンテナ
47の構成を示す平面図である。円形アレーアンテナ4
7においては、図に示すy軸を対称軸として、円形アレ
ーアンテナ47の右半分には円形パッチアンテナ17が
配置され、左半分には円形パッチアンテナ46が配置さ
れる。ここで、円形アレーアンテナ47上における円形
パッチアンテナ17または46は、図1に示す実施例と
同様の規則により、複数の同心円の円周上に等間隔に並
ぶように配列される。ただし、図において破線で示され
た円形パッチアンテナ48のようにy軸上に配列される
べき円形パッチアンテナは、配列されないか、または、
配列された場合はそれらの給電ピンが設置されないよう
に設計する。
【0039】上述した円形アレーアンテナ47を構成し
た場合、図10に示すように、右旋円偏波47aと左旋
円偏波47bが空間的に合成され、直線偏波47cとな
る。この円形アレーアンテナ47がビームチルトされて
いない場合、この直線偏波47cは、x軸方向から見る
と水平偏波であり、y軸方向から見ると垂直偏波であ
る。また、円形パッチアンテナ17および46の設置方
向を調整し、x軸側にビームチルトすれば、ビームチル
トされた水平偏波が得られ、y軸側にビームチルトすれ
ば、ビームチルトされた垂直偏波が得られる。
【0040】なお、以上の説明においては、図1に示し
たような歯車20、外周に歯車を構成した円形ガイド1
9、および通常のモータ22を利用して水平方向の回転
系を構成したアンテナ装置の例を示したが、中空回転に
適するたわみ振動を用いた超音波モータを利用する方法
もある。ここで、超音波モータとは、約20kHz以上
の周波数による機械振動である超音波振動を利用した摩
擦駆動モータである。この超音波振動は、圧電効果を利
用することにより得られる。一般に、モータはロータと
ステータから構成され、この超音波モータにおいては、
ステータに超音波振動を与え、ロータがステータに一部
接触することにより回転する。円環のたわみ振動を用い
る超音波モータの場合、そのステータは、円環状金属
(ニッケル−鉄系の合金等)の底面に円環状圧電セラミ
ックスを装着した構成であり、モータ駆動回転回路から
超音波が与えられる。一方、ロータは、円環状金属(ア
ルミニウム等)で構成されており、ステータに対し、加
圧接触するように構成される。
【0041】図1の実施例において、モータ22の代わ
りに円環のたわみ振動を用いる超音波モータを用いる場
合は、ステータを取付台28に設置し、ロータを円形ガ
イド19そのものにする。したがって、円形ガイド19
の外周に形成される歯車19a、歯車20、21、およ
びモータ22は不要になる。この場合のアンテナ装置に
おいて、円環のたわみ振動を用いる超音波モータは、円
環状のステータおよびロータから構成されるため、円形
アレーアンテナ18を中空状態で回転させることが可能
である。また、一般的なモータと比較して、低速および
高トルクの出力特性を有するため、減速機能が不要であ
り、かつ、自動車がカーブ等で進行方向を変えた場合で
も、十分に放送衛星を追従し、円形アレーアンテナ18
を回転させることが可能である。さらに、円環状のたわ
み振動を用いる超音波モータにおいては、その起動およ
び停止の応答性がよいため、円形アレーアンテナ18の
回転において、主ビームをより正確に放送衛星の方向に
向けることが可能である。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明のアンテナ装置
によれば、複数の素子アンテナにおいて受信された電波
給電プローブに供給する際に、従来のアンテナ装置の
ようにロータリージョイント、アレーアンテナからロー
タリジョイントに受信電波を送るための同軸ケーブルを
用いる必要がないため、複数の素子アンテナと給電プロ
ーブ間における通過損失極めて小さくすることがで
き、従って、C/N比向上させることができるという
効果が得られる。また、C/N比の向上にともない、所
望のC/N比を得るために必要な装置の大きさを小さく
することが可能である。
【0043】さらに、本発明のアンテナ装置によれば、
構造的に、垂直面内の回転系の構成要素を必用としない
ことから、自動車搭載用として十分に軽量かつ小型に構
成することが可能である。3〜5インチ程度の液晶テレ
ビにおける衛星放送受信を想定した場合、装置の直径は
約250mmあれば十分である。また、本発明のアンテ
ナ装置によれば、ビームチルトされた複数の素子アンテ
ナを用いるため、絶縁常に水平状態で使用すること
ができ、放送衛星からの電波を受信するにあたり、絶縁
板(複数の素子アンテナを水平面内においてのみ回転
させればよく、従って自動車の空力特性を大きく損なう
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例の平面図およびそのA
−A断面図である。
【図2】本実施例のより詳細な円形アレーアンテナの平
面図である。
【図3】右旋円偏波を受信する円形パッチアンテナの平
面図およびそのB−B断面図である。
【図4】切り欠き部を設けた円形パッチアンテナの動作
を示す円形パッチアンテナの平面図および周波数−位相
特性を示す図である。
【図5】ビームチルトされた二つの円形パッチアンテナ
の平面図およびそのC−C断面図である。
【図6】本実施例の一計算結果に対する放射パターンの
図である。
【図7】本実施例を用いた衛星追尾システムの回路ブロ
ック図である。
【図8】左旋円偏波を受信する円形パッチアンテナの平
面図およびそのD−D断面図である。
【図9】直線偏波を受信する円形アレーアンテナの構成
を示す平面図である。
【図10】直線偏波を受信する円形アレーアンテナ上の
偏波方向を示す平面図である。
【図11】従来装置の側面図である。
【図12】従来装置におけるアレーアンテナの平面図で
ある。
【符号の説明】
17 円形パッチアンテナ 17c 金属板 17d 給電ピン 18 円形アレーアンテナ 19 円形ガイド 20、21 歯車 22 モータ 23、25 回転軸 24 軸受け 28 取付台 29 ラジアル導波管 30 プローブ 31 BSコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 3/04 H01Q 13/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その裏面に金属箔が形成された円形の
    縁板と、 前記絶縁板の表面に各々配設された複数の素子アンテナ
    と、 前記複数の素子アンテナに各々対応する前記絶縁板の各
    位置に、前記絶縁板を貫通するように設けられており、
    各一端が前記複数の素子アンテナに各々接続され、各他
    端部が前記絶縁板の裏面から前記金属箔に接触すること
    なく各々突出してなる複数の給電ピンと、 前記金属箔に対して対向配置された金属製の取付と、 前記絶縁板の周縁および前記取付の周縁に沿って周設
    された導体部材と、 前記取付の中央部に前記取付を貫通するように設け
    られており、その一端部が前記金属箔方向に突出してな
    る給電プローブと、 前記給電プローブの延長軸を回転軸として、前記絶縁板
    を水平面内に回転駆動する回転機構とを具備し、 前記金属箔、前記取付および前記導体部材によってラ
    ジアル導波管が形成されていること、 を特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の素子アンテナは、前記絶縁板
    に対して特定方向から入射される入射電波が同相合成さ
    れる、前記回転軸を中心とする複数同心円上に各々位置
    するように、前記絶縁板の表面に各々配設されているこ
    と、 を特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
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