JP3056203B1 - サラダ風味付け海苔とその味付加工方法 - Google Patents

サラダ風味付け海苔とその味付加工方法

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JP3056203B1
JP3056203B1 JP11062085A JP6208599A JP3056203B1 JP 3056203 B1 JP3056203 B1 JP 3056203B1 JP 11062085 A JP11062085 A JP 11062085A JP 6208599 A JP6208599 A JP 6208599A JP 3056203 B1 JP3056203 B1 JP 3056203B1
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秀雄 武内
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Abstract

【要約】 【課題】 シート状の海苔に、ゴマ油を主体とした本格
的なサラダ風味を付与し、その食品の風味を嗜好する消
費者を満足させることのできるサラダ風味付け海苔とそ
の味付加工方法を提供する。 【解決手段】 シート状の海苔本体1の表面に、ゴマ油
を主体とする食用油3と、食用塩4とが均一に混合され
たサラダ風味付け層2を備える。また、サラダ風味付け
層2のゴマ油主体の食用油3は、ゴマ油7割・サラダ油
3割の配合比で調合させて構成する。さらに、サラダ風
味付け層2のゴマ油主体の食用油3には、唐辛子エキス
や羅漢果エキス等を加え、さらにはゴマ油の酸化防止の
ための麦飯石を混合する。また、食用塩4は、伯方の焼
塩を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状海苔に味
付けして加工されたサラダ風味付け海苔とその味付加工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の味付け海苔として
は、種々のものが提案されている。例えば、特開平5−
336933号公報に開示されているように、わさび、
唐辛子等の香辛料の微粉末と調味料の微粉末を食料硬化
油と均一混合した味付層を素焼きした海苔の片面に塗布
したもの等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
種々の味付け海苔においては、ゴマ油を主体とした本格
的なサラダ風味を海苔に付与させたものは無く、しかも
この風味を長期間にわたり持続させておくための特別な
加工対策上の措置もなされていなかった。
【0004】そこで本発明は、叙上のような従来存した
問題点に鑑み創出されたもので、シート状の海苔に、ゴ
マ油を主体とした本格的なサラダ風味を付与させること
ができると共に、この風味を長期間にわたり持続させて
おくことができ、その食品の風味を嗜好する消費者を満
足させることのできるサラダ風味付け海苔とその味付加
工方法を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
サラダ風味付け海苔にあっては、ゴマ油7割・サラダ油
3割の配合比で調合され且つ唐辛子エキス、羅漢果エキ
ス、麦飯石の少なくともいずれか一つが混合されている
食用油3と、唐辛子、グルタミン酸化合物の少なくとも
いずれか一つが混合された伯方の焼塩による所定量の食
用塩4とが均一に混合されて成る硬化状のサラダ風味付
け層2を海苔本体1の表面に備えていることにより、上
述した課題を解決した。また、本発明に係るサラダ風味
付け海苔の味付加工方法にあっては、供給機12に海苔
本体1を入れコンベア12Aにより1枚づつ搬送させ、
異物選別機13に送り不良品を除去する第1工程と、ゴ
マ油7割・サラダ油3割の配合比で調合され且つ唐辛子
エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少なくともいずれか一
つが混合されている食用油3を含浸量調節手段30によ
り所定量含浸させた多孔質合成樹脂製の弾性部材による
塗布ローラー16に海苔本体1を通過させることで海苔
本体1に食用油3を付着させる第2工程と、コンベア1
2Aにより搬送されてくる食用油3付着後の海苔本体1
の上に、唐辛子、グルタミン酸化合物の少なくともいず
れか一つが混合された伯方の焼塩による所定量の食用塩
4を振り落として、通過する海苔本体1に付着させる第
3工程と、遠赤外線ヒーター19により海苔本体1を乾
燥させる第4工程と、計数機20により海苔本体1の枚
数を数え、切断機21により海苔本体1を所望のサイズ
に切断する第5工程と、海苔本体1をプラスチック製容
器に入れて指定のラベルを貼り付けて完成品とする第6
工程とから成ることにより、上述した課題を解決した。
さらに、前記第2工程は、食用油供給部14から供給さ
れるゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で調合され且つ
唐辛子エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少なくともいず
れか一つが混合されている一定量の食用油3を付着ロー
ラー15に含浸させ、該付着ローラー15に接合配置さ
れた塗布ローラー16に前記食用油3を塗着させると共
に、該塗布ローラー16の下方にて該ローラー16に対
し接触離間可能となって配備された硬質部材による受け
ローラー17と前記塗布ローラー 16との間に海苔本体
1を通過させて海苔本体1の表面に食用油3を塗布させ
ことにより、同じく上述した課題を解決した。また、
前記第3工程には、唐辛子、グルタミン酸化合物の少な
くともいずれか一つを混合した伯方の焼塩による所定量
の食用塩4を食用塩供給部18に充填させ、食用塩供給
部18の下方開口側に配され且つ周面に複数の穴23A
を穿設して成る穴空きローラー23の当該穴23A内に
食用塩4を担持させ、穴空きローラー23に摺接配置さ
せたブラシローラーまたは毛羽ローラー等の掃きローラ
ー24により穴空きローラー23の穴23A内に担持さ
れている食用塩4を払い落とすことにより海苔本体1の
上に所定量の食用塩4を振り落とすことで、同じく上述
した課題を解決した。
【0006】本発明に係るサラダ風味付け海苔において
は、ゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で調合され且つ
唐辛子エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少なくともいず
れか一つが混合されている食用油3と、所定量の唐辛
子、グルタミン酸化合物の少なくともいずれか一つを混
合した伯方の焼塩による食用塩4とが均一に混合された
硬化状のサラダ風味付け層2をシート状の海苔本体1の
表面に形成したことにより、食品の風味を嗜好する消費
者を満足させることのできるサラダ風味付け海苔が得ら
れる。しかも、この硬化状のサラダ風味付け層2によ
り、海苔本体1の風味を周囲に逃がすことなく、常に品
質が保存された状態となる。一方、本発明に係るサラダ
風味付け海苔の味付加工方法においては、ゴマ油7割・
サラダ油3割の配合比で調合され且つ唐辛子エキス、羅
漢果エキス、麦飯石の少なくともいずれか一つが混合さ
れている所定量の食用油3を含浸させた多孔質合成樹脂
製の弾性部材による塗布ローラー16に海苔本体1を通
過させ、海苔本体1に食用油3を付着させる第2工程
と、コンベア12Aにより搬送されてくる食用油3付着
後の海苔本体1の上に唐辛子、グルタミン酸化合物の少
なくともいずれか一つを混合した伯方の焼塩による所定
量の食用塩4を振り落として、通過する海苔本体1に付
着させる第3工程と、遠赤外線ヒーター19により海苔
本体1を乾燥させる第4工程とにより、酸化・剥離等を
防止させた硬化したサラダ風味付け層を能率良く形成さ
せ、風味、匂い、香り共に長期間保持させる。しか も、
海苔本体1をプラスチック製容器に入れて指定のラベル
を貼り付けて完成品とする第6工程により、ゴマ油の酸
化を長期間防止する高密閉性を発揮させる。 また、一定
量の食用油3を付着ローラー15に含浸させてから、該
付着ローラー15に接合配置された塗布ローラー16に
食用油3を塗着させることにり、均一で斑のない奇麗な
食用油塗着面が得られる。 さらに、穴空きローラー23
はその穴23Aを介して所定量の食用塩4が担持させら
れるため、穴空きローラー23に摺接配置させたブラシ
ローラーまたは毛羽ローラー等の掃きローラー24によ
り穴23A内に担持されている食用塩4を払い落とすだ
けで、海苔本体1の上に所定量の食用塩4を万遍なく振
り落とすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。本実施の形態では、図1に示す
ように、シート状の海苔本体1の表面に、例えばゴマ油
7割・サラダ油3割の配合比で調合されて成るゴマ油を
主体とする食用油3と、例えば伯方の焼塩等による食用
塩4とが均一に混合された硬化したサラダ風味付け層2
を構成してある。尚、上記配合比は好みに応じて変更可
能であり、本発明の目的を達成できる範囲での配合比の
変更は、いずれも本発明に包含されるものである。
【0008】このとき食用塩4に、例えば一味唐辛子を
混合して使用しても良い。そして、前記サラダ風味付け
層2のゴマ油主体の食用油3には、唐辛子エキス、羅漢
果濃縮エキス、さらにはゴマ油の酸化防止のための麦飯
石の少なくともいずれか一つが混合されている。このう
ち麦飯石の場合は、例えば穴開きステンレスケースに入
れたクッキングストーン(商品名)を利用し、これを食
用油3の油槽に常時入れておくことで、麦飯石のミネラ
ルが油中に溶出して油の酸化促進を防止し、不純物を吸
着する作用があり、食用油3の再利用が可能となるもの
である。また、食用油3に羅漢果濃縮エキスを混合する
代りに、羅漢果の甘味成分であり、略ノンカロリー糖分
の抗酸化物質で活性酵素を取り除く作用があるモグロサ
イドを抽出して生成した羅漢果ヘルシー(商品名)を使
用することもできる。
【0009】本実施の形態の具体的な味付加工工程を、
図2に示す構成ブロックに基づいて説明する。図2に示
す味付加工装置10は、シート状の海苔本体1の供給、
該海苔本体1の異物選別、海苔本体1へのゴマ油主体の
食用油3の塗布、海苔本体1への食用塩4の振り落と
し、海苔本体1の乾燥、切断、梱包等の一連の工程を自
動的に行なうものである。そして、該味付加工装置10
は、ストッカーに積み重ねて収容したシート状の海苔本
体1の束から海苔供給用の、例えばスチールコンベア、
金網コンベア、スラットコンベア等のベルト式のコンベ
ア12Aによって1枚づつ供給させるために、長尺基台
11の一端に連接された供給機12と、該供給機12か
ら供給されてくる海苔本体1の不良品を除去するための
異物選別機13とを備えている。
【0010】さらに味付加工装置10には、攪拌機能付
のパイプライン状の食用油供給部14から複数の小孔状
のノズルを介して供給されたゴマ油を主体とした一定量
の食用油3を含浸させるための付着ローラー15と、海
苔本体1の表面に塗布させるために付着ローラー15に
接合配置された多孔質合成樹脂製の弾性部材による塗布
ローラー16と、該塗布ローラー16の下方にて該ロー
ラー16に接触離間可能となって回転駆動装置に連繋し
て配備された硬質部材による受けローラー17とを備え
ている。この食用油供給部14の複数の小孔状のノズル
は、パイプラインの下面側に長手方向に沿って配列させ
てあり、ノズルから噴出した食用油3はパイプラインか
ら下方の付着ローラー15側へ落下するようにしてあ
る。尚、食用油供給部14の複数の小孔状のノズルをパ
イプラインの上面側に長手方向に沿って配列させ、ノズ
ルから噴出した食用油3はパイプライン周囲を緩やかに
伝わって下面側から下方の付着ローラー15側へ点滴状
に静かに落下するようにしても良い。さらに、この食用
油供給部14の形状、ノズルの形状や設定位置は好みに
応じて変更可能であり、本発明の目的を達成できる範囲
での改良・変更等は、いずれも本発明に包含されるもの
である。
【0011】また、コンベア12Aに供給された海苔本
体1の上方位置に配置され、一定量の食用塩4を均一に
振り落として、通過する海苔本体1の食用油3塗布面上
に付着させる攪拌機能付の食用塩供給部18と、海苔本
体1の食用油3付着面を焦がすことなく短時間で乾燥さ
せるよう海苔本体1の移動ラインに沿って配置された照
射パワー調節可能な遠赤外線ヒーター19と、海苔本体
1の枚数を計算する計数機20と、海苔本体1を一定の
サイズに切断する切断機21、海苔本体1をプラスチッ
ク製容器に入れて指定の商品ラベルを貼り付けて完成品
とする梱包機22とを備えている。
【0012】この他、前記塗布ローラー16への食用油
3の含浸量を調節するための含浸量調節手段30を食用
油供給部14A側に備えることにより、海苔本体1への
食用油の付着量が微妙に調節できるように構成してい
る。
【0013】また、前記第3工程は、食用塩4を充填さ
せたホッパー状の食用塩供給部18の下方開口側近傍
に、複数の穴23Aを穿設して成る穴空きローラー23
を配し、該穴23A内に食用塩4を担持させておいてか
ら、穴空きローラー23に摺接配置させたブラシローラ
ーまたは毛羽ローラー等の掃きローラー24の回転によ
り穴空きローラー23の穴23A内に担持されている食
用塩4を海苔本体1上へ払い落とすことにより、所定量
の食用塩4を付着させるものである。
【0014】さらに、前記食用油供給部14のゴマ油主
体の食用油3は、ゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で
調合され、付設の攪拌機(図示せず)により非分離状態
にまで均一に混合されるようにしている。また、これに
所定量の唐辛子エキス、羅漢果エキス等を加えて、攪拌
混合させるものとしても良い。この他、食用油には、ゴ
マ油の酸化防止のための麦飯石を加えてある。一方、食
用塩供給部18には、食用塩4としての伯方の焼塩に対
し所定量の、例えば一味唐辛子やキーパー(味の素)と
してのグルタミン酸化合物等を加えて、これを付設の攪
拌機(図示せず)により均一に攪拌混合したものであ
る。
【0015】尚、図示による説明を省略するが、前記塗
布ローラー16の下方に配した受けローラー17は、塗
布ローラー16と同じように食用油供給部14からゴマ
油を主体とした一定量の食用油3を供給し、これを含浸
させることで、海苔本体1の裏表両面に食用油3を塗布
させることも可能である。このときには、前記食用塩供
給部18を空気圧による吹き付け機構とし、該食用塩供
給部18をコンベア12Aに供給された海苔本体1の上
方位置と下方位置とに対向配置させた構成とすれば良
い。さらに、遠赤外線ヒーター19をコンベア12Aに
供給された海苔本体1の上方位置と下方位置とに対向配
置させるか、あるいはいずれか一方を反射板として構成
すれば良い。
【0016】次に、本実施の形態の味付加工方法の一例
を説明する。例えば、図2に示すように、先ず、供給機
12にシート状の海苔本体1を入れ、コンベア12Aに
より1枚づつ搬送させ、異物選別機13に送り不良品を
除去する。このとき、不良品は異物選別機13内のコン
ベア12A下方に配した受け容器13A内に貯えられ
る。次いで、ゴマ油主体の所定量の食用油3を付着ロー
ラー15に含浸させ、付着ローラー15に接合している
多孔質合成樹脂製の弾性部材による塗布ローラー16に
前記食用油3を塗着させる。また、塗布ローラー16と
受けローラー17との間に海苔本体1を通過させ、該海
苔本体1の片面にゴマ油主体の食用油3を付着させる。
【0017】そして、コンベア12Aにより搬送されて
くる食用油付着後の海苔本体1の上に、掃きローラー2
4の回転により穴空きローラー23の穴23A内に担持
されている食用塩4を払い落として通過する海苔本体1
に付着させる。次いで、遠赤外線ヒーター19により海
苔本体1の食用油3付着面を乾燥させる。次いで、計数
機20により海苔本体1の枚数を数え、切断機21によ
り海苔本体1を所望のサイズに切断する。最後に、海苔
本体1をプラスチック製容器に入れて指定のラベルを貼
り付けて完成品とする。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で 調合され且つ唐辛
子エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少なくともいずれか
一つが混合されている食用油3と、唐辛子、グルタミン
酸化合物の少なくともいずれか一つが混合された伯方の
焼塩による所定量の食用塩4とが均一に混合されて成る
硬化状のサラダ風味付け層2を海苔本体1の表面に備え
ていることにより、海苔本体1の風味を周囲に逃がすこ
となく、常に品質が保存された状態にすることができ
る。すなわち、こおばしくてこんがりと艶のある海苔と
しての品質が保存され、しかもサラダ風味の美味な食感
を得ることができ、食品の風味を嗜好する消費者を満足
させることのできるヘルシーなサラダ風味付け海苔を提
供することができる。さらに、前記食用塩4は、伯方の
焼塩であることで、ヘルシーで且つ塩味の効いた舌触り
の良い美味な味付け海苔を提供することができると共
に、食用塩4には、所定量の唐辛子、グルタミン酸化合
物の少なくともいずれか一つが混合されていることで、
舌触りの良い美味な味付け海苔を提供することができ
る。特に、食用油3中の麦飯石は、このミネラルが油中
に溶出して油の酸化促進を防止し、不純物を吸着する作
用があり、食用油3の再利用が可能となる。
【0019】一方、本発明に係るサラダ風味付け海苔の
味付加工方法においては、供給機12に海苔本体1を入
れコンベア12Aにより1枚づつ搬送させ、異物選別機
13に送り不良品を除去する第1工程と、ゴマ油7割・
サラダ油3割の配合比で調合され且つ唐辛子エキス、羅
漢果エキス、麦飯石の少なくともいずれか一つが混合さ
れている食用油3を含浸量調節手段30により所定量含
浸させた多孔質合成樹脂製の弾性部材による塗布ローラ
ー16に海苔本体1を通過させることで海苔本体1に食
用油3を付着させる第2工程と、コンベア12Aにより
搬送されてくる食用油3付着後の海苔本体1の上に唐辛
子、グルタミン酸化合物の少なくともいずれか一つが混
合された伯方の焼塩による所定量の食用塩4を振り落と
して、通過する海苔本体1に付着させる第3工程と、遠
赤外線ヒーター19により海苔本体1を乾燥させる第4
工程と、計数機20により海苔本体1の枚数を数え、切
断機21により海苔本体1を所望のサイズに切断する第
5工程と、海苔本体1をプラスチック製容器に入れて指
定のラベルを貼り付けて完成品とする第6工程とから成
ることにより、海苔本体1のシート状の海苔本体1の供
給、該海苔本体1の 異物選別、海苔本体1への食用油3
の塗布、海苔本体1への食用塩4の振り落とし、海苔本
体1の乾燥、切断、梱包等の一連の工程を完全自動的に
行なうことができ、これによって酸化・剥離等を防止さ
せたサラダ風味付け層2が能率良く形成でき、ゴマ油の
酸化を高密閉性でもって長期間防止させながらサラダ風
味、匂い、香り共に長期間保持しておくことができる。
【0020】さらに、前記第2工程は、食用油供給部1
4から供給されるゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で
調合され且つ唐辛子エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少
なくともいずれか一つが混合されている一定量の食用油
3を付着ローラー15に含浸させ、該付着ローラー15
に接合配置された塗布ローラー16に前記食用油3を塗
着させると共に、該塗布ローラー16の下方にて該ロー
ラー16に対し接触離間可能となって配備された硬質部
材による受けローラー17と前記塗布ローラー16との
間に海苔本体1を通過させて海苔本体1の表面に食用油
3を塗布させるものとしたので、海苔本体1に対し均一
で斑のない奇麗な食用油塗着面を得ることができ、美味
な海苔を提供することができる。
【0021】そして、前記第3工程には、唐辛子、グル
タミン酸化合物の少なくともいずれか一つを混合した伯
方の焼塩による所定量の食用塩4を食用塩供給部18に
充填させ、食用塩供給部18の下方開口側に配され且つ
周面に複数の穴23Aを穿設して成る穴空きローラー2
3の当該穴23A内に食用塩4を担持させ、穴空きロー
ラー23に摺接配置させたブラシローラーまたは毛羽ロ
ーラー等の掃きローラー24により穴空きローラー23
の穴23A内に担持されている食用塩4を払い落とすこ
とにより海苔本体1の上に所定量の食用塩4を振り落と
すものとしたので、海苔本体1の上に所定量の食用塩4
を万遍なく振り落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示した海苔本体の一部
切欠断面斜視図である。
【図2】同じく味付加工装置の全体構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…海苔本体 2…サラダ風
味付け層 3…食用油 4…食用塩 10…味付加工装置 11…長尺基
台 12…供給機 12A…コンベ
ア 13…異物選別機 14…食用油
供給部 15…付着ローラー 16…塗布ロ
ーラー 17…受けローラー 18…食用塩
供給部 19…遠赤外線ヒーター 20…計数機 21…切断機 22…梱包機 23…穴空きローラー 23A…穴 24…掃きローラー 30…含浸量
調節手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で調
    合され且つ唐辛子エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少な
    くともいずれか一つが混合されている食用油と、唐辛
    子、グルタミン酸化合物の少なくともいずれか一つが混
    合された伯方の焼塩による所定量の食用塩とが均一に混
    合されて成る硬化状のサラダ風味付け層を海苔本体の表
    面に備えていることを特徴とするサラダ風味付け海苔。
  2. 【請求項2】 供給機に海苔本体を入れコンベアにより
    1枚づつ搬送させ、異物選別機に送り不良品を除去する
    第1工程と、ゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で調合
    され且つ唐辛子エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少なく
    ともいずれか一つが混合されている食用油を含浸量調節
    手段により所定量含浸させた多孔質合成樹脂製の弾性部
    材による塗布ローラーに海苔本体を通過させることで海
    苔本体に食用油を付着させる第2工程と、コンベアによ
    り搬送されてくる食用油付着後の海苔本体の上に唐辛
    子、グルタミン酸化合物の少なくともいずれか一つが混
    合された伯方の焼塩による所定量の食用塩を振り落とし
    て、通過する海苔本体に付着させる第3工程と、遠赤外
    線ヒーターにより海苔本体を乾燥させる第4工程と、計
    数機により海苔本体の枚数を数え、切断機により海苔本
    体を所望のサイズに切断する第5工程と、海苔本体をプ
    ラスチック製容器に入れて指定のラベルを貼り付けて完
    成品とする第6工程とから成ることを特徴とするサラダ
    風味付け海苔の味付加工方法。
  3. 【請求項3】 前記第2工程は、食用油供給部から供給
    されるゴマ油7割・サラダ油3割の配合比で調合され且
    つ唐辛子エキス、羅漢果エキス、麦飯石の少なくともい
    ずれか一つが混合されている一定量の食用油を付着ロー
    ラーに含浸させ、該付着ローラーに接合配置された塗布
    ローラーに前記食用油を塗着させると共に、該塗布ロー
    ラーの下方にて該ローラーに対し接触離間可能となって
    配備された硬質部材による受けローラーと前記塗布ロー
    ラーとの間に海苔本体を通過させて海苔本体の表面に食
    用油を塗布させるものとした請求項2記載のサラダ風味
    付け海苔の味付加工方法。
  4. 【請求項4】 前記第3工程には、唐辛子、グルタミン
    酸化合物の少なくともいずれか一つを混合した伯方の焼
    塩による所定量の食用塩を食用塩供給部に充填させ、食
    用塩供給部の下方開口側に配され且つ周面に複数の穴を
    穿設して成る穴空きローラーの当該穴内に食用塩を担持
    させ、穴空きローラーに摺接配置させたブラシローラー
    または毛羽ローラー等の掃きローラーにより穴空きロー
    ラーの穴内に担持されている食用塩を払い落とすことに
    より海苔本体の上に所定量の食用塩を振り落とすものと
    した請求項3または4記載のサラダ風味付け海苔の味付
    加工方法。
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