JP3056057B2 - 破砕機又は粉砕機の保護カバーの回動部構造 - Google Patents
破砕機又は粉砕機の保護カバーの回動部構造Info
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Description
ータの周囲を保護カバーで被い、その保護カバーの一部
を分割して、その分割保護カバーを、その下縁でフレー
ム台に回動可能に支持し、その分割保護カバーを回動し
て前記ロータを開放し、その開放部分からロータの保守
管理作業を行う破砕機又は粉砕機に関し、特に、前記分
割保護カバーの回動部の構造に関するものである。
乃至図3を参照して説明すると、この機械のベースとな
るフレーム台Fに、打撃板1を外周面に有するロータ2
を回転自在に設け、このロータ2を、前後左右の保護カ
バー3、4で被ったものであり、上面の供給口5から岩
石等の被破砕物aをロータ2上に投入すると、その被破
砕物aは、打撃板1の打撃力によってはね飛ばされて、
反撥板6に衝突して破砕され、又は反撥されて再び打撃
板1により打撃されて破砕され、この動作が繰り返され
て、所望の寸法に破砕されたものa’が下部から排出さ
れる(特公昭61−48983号公報等参照)。
を外に飛出させない役目を果すとともに、閉鎖された空
間で破砕作用を効率よく行わせる役目を果す。
aを小さく砕くので、激しい衝撃を伴う作業であり、破
砕機の主要部品、例えば打撃板1、反撥板6などを頻度
多く取替えねばならない。この取替えの際には、図1鎖
線及び図3に示すように、左右の保護カバー4、4を油
圧シリンダ7により回動して、ロータ2上方を開放して
取替えを行っている。
4、4の回動部Pは、図9に示すように、フレーム台F
に、保護カバー4を、そのフレーム4a下端を軸8でも
って支持して回転可能にしたものであり、図2に示すよ
うに、保護カバー4が閉じられた際、保護カバー下縁の
前後方向のフランジ9下面が上記フレーム台F上縁の前
後方向のフランジ10上面にぴったり沿うようになって
いる。
守管理の作業が終了し、保護カバー4を閉じる際、図9
に示すように、保護カバー4内面のスチフナーや、取付
部品、フレームなどに付着していた粉砕ダストcが落下
し、フレーム台Fのフランジ10上面及び回転部分(接
合面)にダストcが溜まる。これは、保護カバー4の完
全閉鎖を妨げるばかりではなく、保護カバー4やフレー
ム台Fの接合面の変形を起こすこととなる。
上記接合面に落ちたダストcは、ほうき又は専用治具で
もって容易に掃き落すことができる。しかし、閉鎖直前
に落ちたダストcは、ほうき等で掃き落すことはでき
ず、再度、保護カバー4を開いて接合面上を清掃しなけ
ればならず、その作業は煩らわしく、効率的でない。閉
鎖直前は、保護カバー4もほぼ閉じており、ほうき等に
よる清掃は殆んど不可能である。
ンパクトクラッシャー(衝撃式破砕機)、図8に示すハ
ンマークラッシャー等の各種の破砕機及び粉砕機におい
ても生じている。すなわち、各保護カバー4’の回動部
Pにおいて生じている。
回動部における上記閉鎖時のダストの接合面への落下を
防止することを課題とする。
に、請求項1記載の発明は、上記の各種の破砕機又は粉
砕機の保護カバーの回動部構造において、上記保護カバ
ー側のフランジは、その内側端縁が、保護カバーの回動
時にその内面付着のダストが上記フレーム台側フランジ
上面に落下しないように前記フレーム台側フランジ内側
縁より所要長さ突出しているものとするとともに、その
保護カバー側フランジとぴったり沿うフレーム台側フラ
ンジ内側縁を全長に亘って切り立ったものとしたのであ
る。
の一実施形態に係るものであって、以下に詳細に説明す
る。
の衝撃式破砕機において、図2及び図4、図5に示すよ
うに、保護カバー4のフランジ9をフレーム台F側フラ
ンジ10内側縁より所要長さL突出させたのである。
の下記式、から導びき出したものである。 L≧R2/ cosθ2 −R1…… β=A tan(θ2 /2)…… C:保護カバー側フランジ9とフレーム台側フランジ1
0の接合面(重なり面)の有効幅 R1:保護カバーの見かけの回転中心O’から保護カバ
ーの接合部内側端までの長さ(D+β) R2:保護カバーの見かけの回転中心O’から接合部内
側端に余裕代αを加えた点までの水平長さ(α+D+
β) A:保護カバーの真の回転中心Oへの接合部水平面から
の鉛直距離 D:保護カバーの真の回転中心Oから接合部内側端まで
の水平距離 θ:保護カバーの清掃可能な時の開角度 θ2 :保護カバーの見かけの開角度 α:余裕代 H:ダスト清掃の為の接合面の隙間。
掃し得る開角度θに応じて決定すればよいが、破砕機の
大きさ、型などによって大きく異なり、約20〜200
mmの幅が一般的であるが、実機において適宜に選定す
る。また、余裕代αはダストcがフランジ10上に確実
に落下しないようにするものであり、同じく実機におけ
る実験等によって適宜に選定すればよいが、10mm以上
とすることが好ましい。
うに保護カバー4が開放している状態においても、保護
カバー4のフランジ突出片9aの先端はフレーム台側フ
ランジ10の内側縁より余裕代α分前側にあって、同図
矢印のごとく、ダストcがフランジ9(9a)から落下
してもフランジ10上面に落ちることは殆んどない。
0mmのとき、H:55mmで十分に清掃を行うことがで
き、α:10mmとすると、L:45.2mm、R1:14
2.8mm、R2:167.2mm、θ:27.15度、θ
2 :27.15度となり、接合面に異物(ダスト)を挾
み込むことはなかった。
動部のフランジ9、10の構成には、前記以外に、図6
(a)乃至(i)に示すものがあり、これらにおいて
も、各図鎖線のごとく、突出片9aを設ければ、この発
明の効果を得ることができる。
用ロータ2を保護カバーで被い、その保護カバーの回動
を行う、図7、図8に示したような各種の破砕機、粉砕
機にこの発明は採用し得ることは勿論である。
側のフランジをフレーム台側フランジ内側縁より突出さ
せて、保護カバー内面から落下するダストを保護カバー
の回動部のフレーム台との接合面に入り込ませないよう
にしたので、その接合面の隙間が生じにくくなるうえ
に、接合面等による回動不良も生じにくくなる。
Claims (2)
- 【請求項1】 破砕又は粉砕ロータ2の周囲を保護カバ
ー3、4、4’で被い、その保護カバーの一部を分割し
て、その分割保護カバー4、4’を、その下縁でフレー
ム台Fに回動可能に支持し、その分割保護カバー4、
4’を回動して前記ロータ2を開放し、その開放部分か
らロータ2の保守管理作業を行う破砕機又は粉砕機にお
いて、 上記分割保護カバー4、4’の回動部は、その保護カバ
ー4、4’が閉じた際、保護カバー4、4’下縁の前後
方向のフランジ9下面が上記フレーム台F上縁の前後方
向のフランジ10上面にぴったり沿うとともに、そのぴ
ったり沿うフレーム台F上縁のフランジ10内側縁が全
長に亘って切り立っており、 上記保護カバー側のフランジ9は、その内側端縁9a
が、保護カバー4、4’の回動時にその内面付着のダス
トcが上記フレーム台側フランジ10上面に落下しない
ように前記フレーム台側フランジ10内側縁より所要長
さL突出していることを特徴とする破砕機又は粉砕機の
保護カバーの回動部構造。 - 【請求項2】 上記所要長さLを下記式、から導び
き出したものとしたことを特徴とする請求項1記載の破
砕機又は粉砕機の保護カバーの回動部構造。 L≧R2/ cosθ2 −R1…… β=A tan(θ2 /2)…… C:保護カバー側フランジ9とフレーム台側フランジ1
0の接合面(重なり面)の有効幅 R1:保護カバーの見かけの回転中心O’から保護カバ
ーの接合部内側端までの長さ(D+β) R2:保護カバーの見かけの回転中心O’から接合部内
側端に余裕代αを加えた点までの水平長さ(α+D+
β) A:保護カバーの真の回転中心Oへの接合部水平面から
の鉛直距離 D:保護カバーの真の回転中心Oから接合部内側端まで
の水平距離 θ:保護カバーの清掃可能な時の開角度 θ2 :保護カバーの見かけの開角度 α:余裕代
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7327535A JP3056057B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 破砕機又は粉砕機の保護カバーの回動部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7327535A JP3056057B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 破砕機又は粉砕機の保護カバーの回動部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164341A JPH09164341A (ja) | 1997-06-24 |
JP3056057B2 true JP3056057B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=18200190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7327535A Expired - Fee Related JP3056057B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 破砕機又は粉砕機の保護カバーの回動部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056057B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002065845A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-05 | Shigenobu Takane | 排便装置 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7327535A patent/JP3056057B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09164341A (ja) | 1997-06-24 |
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