JP3055796U - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

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JP3055796U
JP3055796U JP1998005168U JP516898U JP3055796U JP 3055796 U JP3055796 U JP 3055796U JP 1998005168 U JP1998005168 U JP 1998005168U JP 516898 U JP516898 U JP 516898U JP 3055796 U JP3055796 U JP 3055796U
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啓次 鈴木
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成では同期・偏向系回路が汎用的な
1チップで構成される場合などにおいて対応しきれない
ことがあった。 【解決手段】 チューナ10〜DET25または外部入
力端子EXTから入力切換スイッチ30およびバッファ
35を介してコンポジットビデオ信号を同期・偏向回路
65に入力して同期分離するとともに分離した同期信号
に同期する発振信号を出力し、これに基づいてOSDマ
イコン75は表示すべきキャラクタの位置を決定しつつ
所定のキャラクタ信号を出力し、合成回路80で輝度信
号回路50およびクロマ回路55にて生成された映像信
号に重ね合わせられて出力されるようになっており、映
像無信号時などにおいてはマイコン45が検知して同期
・偏向回路65の前段側に配設された切換スイッチ60
の入力端を接地して同期・偏向回路65から自走信号を
出力させるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、表示画面上に所定のキャラクタをオンスクリーン表示するためのキ ャラクタ信号を生成して映像信号に重ね合わせて出力する映像処理装置に関し、 特に、映像無信号時などにおいても安定してキャラクタをオンスクリーン表示す ることが可能な映像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の映像処理装置として、図4の実開昭62−100762号公報 に示すものが知られている。 同図において、チューナ1から出力されるIF信号はVIF2で映像中間周波 増幅や映像検波を施され、同期分離回路3で垂直同期信号と水平同期信号とが分 離される。分離された水平同期信号は水平AFC回路4に入力されて所定のAF C制御信号が生成され、このAFC制御信号により同水平同期信号と水平発振回 路5から出力される水平発振信号との間で同期が取られている。このようにして 同期を取った水平発振信号はキャラクタジェネレータ6に入力される。キャラク タジェネレータ6は、所定のキャラクタ信号を送出することにより文字等のキャ ラクタをオンスクリーン表示することが可能であり、上記水平発振信号によって 表示するキャラクタの水平位置を決定している。
【0003】 映像無信号や弱電界時などには同期分離回路3にて同期分離された水平同期信 号にノイズが混入するため、誤ったAFC制御信号が出力される。従って、水平 発振回路から出力される水平発振信号は同期のとれない不安定な信号となり、そ の結果、キャラクタ信号の水平位置が不安定となってキャラクタ画面が乱れかね ない。このため、水平AFC回路4と水平発振回路5との間に切換回路7を介在 させ、この切換回路7にてマイコン8からのSD信号を検出すると、水平AFC 回路4と水平発振回路5とを切り離す。すると、キャラクタジェネレータ6は、 水平発振回路5で生成されるフリーラン信号のみに基づいてキャラクタ信号の水 平位置を決定する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の映像処理装置においては、次のような課題があった。 確かに、映像無信号や弱電界時などに切換回路7にて水平AFC回路4と水平 発振回路5とを切り離せば、水平発振回路5のフリーラン信号によってキャラク タ画面が安定する。しかし、かかる構成は必ずしも得策ではなく、例えば、同期 分離回路や水平AFC回路や発振回路などが汎用的な1チップとして生産される 近年においては、必ずしも上記の構成を実現できるとは限らない。
【0005】 本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、より汎用的な構成で映像無信号 時などにおいてもキャラクタを安定してオンスクリーン表示することが可能な映 像処理装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、コンポジット信号を出力 する信号出力回路と、所定周波数の垂直発振信号と水平発振信号とを出力可能で あるとともに、上記信号出力回路からの出力信号において同期信号がある場合に 垂直同期信号と水平同期信号とを分離してそれぞれに上記垂直発振信号と水平発 振信号とを同期させて出力する同期出力回路と、この同期出力回路から出力され る信号に基づいて表示画面上でのキャラクタの位置を決定しつつオンスクリーン 表示するためのキャラクタ信号を出力するOSD回路と、上記信号出力回路から 出力されたコンポジット信号から映像信号を生成するとともに、この映像信号に 対して上記OSD回路からのキャラクタ信号を重ね合わせて出力する映像信号生 成回路と、上記信号出力回路と同期出力回路との間に介在してスイッチング動作 により同同期出力回路へのコンポジット信号の入力を遮断して同同期出力回路に て自走垂直発振信号と自走水平発振信号とを出力させるスイッチング回路と、上 記同期出力回路からの垂直発振信号と水平発振信号に乱れが生じて上記表示画面 上におけるキャラクタの表示が不安定になると判断されるときに上記スイッチン グ回路をスイッチング動作させるスイッチング制御回路とを備えた構成としてあ る。
【0007】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、信号出力回路からコ ンポジット信号が出力されると、このコンポジット信号はスイッチング回路を介 して同期出力回路に入力され、この同期出力回路はそのコンポジット信号から垂 直同期信号と水平同期信号とを分離してそれぞれに同期させた所定周波数の垂直 発振信号と水平発振信号を発振出力し、OSD回路はこれらの信号に基づいて表 示画面上でのキャラクタの位置を決定しつつオンスクリーン表示するためのキャ ラクタ信号を出力する。そして、映像信号生成回路は、信号出力回路から出力さ れたコンポジット信号から映像信号を生成し、この映像信号に対してOSD回路 からのキャラクタ信号を重ね合わせて出力する。一方、スイッチング制御回路は 、上記同期出力回路からの垂直発振信号と水平発振信号に乱れが生じて上記表示 画面上におけるキャラクタの表示が不安定になると判断すると、スイッチング回 路をスイッチング動作させて同期出力回路の入力を遮断する。すると、同期出力 回路は、自走垂直発振信号と自走水平発振信号とを出力するようになり、OSD 回路はこれらの信号に基づいて同様にしてキャラクタの位置を決定しつつキャラ クタ信号を出力する。
【0008】 すなわち、同期出力回路は、コンポジット信号から垂直同期信号および水平同 期信号を分離し、これらに追従するように垂直発振信号と水平発振信号とを出力 するようになっており、映像無信号時などで同垂直発振信号と水平発振信号に乱 れが生じると判断される場合には同期出力回路の前段側に配設されたスイッチン グ回路をスイッチング動作させ、同期出力回路の入力を遮断することにより自走 垂直発振信号と自走水平発振信号とを出力させる。むろん、同期出力回路に不要 なノイズ等が入力されないように、スイッチング回路の入力端を接地したり、所 定の電源に短絡させるなどすればよい。ここで出力される自走信号自体は安定し ており、OSD回路がこの自走信号に基づいてキャラクタの位置を決定すれば、 表示されるキャラクタに乱れが生じることはない。また、かかる構成とすれば、 同期出力回路が汎用的な1チップICで構成される場合であっても、その前段側 に上記のようなスイッチング回路を配設すればよく、その他各種形態の同期出力 回路に対しても広く適用可能である。
【0009】 同期出力回路が分離した同期信号と発振信号との同期を取る具体的構成として は各種の構成を適用可能であって特に限定されないが、その一例として、請求項 2にかかる考案は、請求項1に記載の映像処理装置において、上記同期出力回路 は、上記水平発振信号の出力段に接続されたフライバックトランスを備え、この フライバックトランスにて上記水平発振信号に同期したパルス信号を取り出し、 このパルス信号に基づいて上記水平同期信号と水平発振信号とを同期させる構成 としてある。
【0010】 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、同期出力回路の水平 発振出力段にフライバックトランスが接続されており、このフライバックトラン スは、同水平発振出力段の入力から水平発振信号に同期したパルス信号を取り出 している。そして、同期出力回路は、このパルス信号と分離した水平同期信号と に基づいて水平同期信号と水平発振信号との同期を取っている。 むろん、フライバックトランスの他の役割としては上記のものに限られること なく、多くの場合、上記水平発振出力段からの入力に基づいて所定の受像管のア ノード電圧を取り出すなどしている。
【0011】 スイッチング制御回路は、同期出力回路からの垂直発振信号と水平発振信号に 乱れが生じてオンスクリーン表示するキャラクタが不安定となるか否かを判断す る。ここにおいて、垂直発振信号と水平発振信号に乱れが生じるとは、例えば、 弱電界時などで同期ずれした垂直発振信号と水平発振信号が出力される場合や、 映像無信号で垂直同期信号と水平同期信号を分離できない場合などが含まれる。 上記のような発振信号が不安定か否かを判断する具体的な手法としては、上記の 同期信号を監視すれば判断可能であり、その一例として、請求項1または請求項 2のいずれかに記載の映像処理装置において、上記スイッチング制御回路は、マ イコンを備えて上記信号出力回路からの出力信号における水平同期信号の間隔を サンプリングして映像無信号状態か否かを表すステーションディテクト信号を出 力しており、このステーションディテクト信号に基づいて映像無信号状態と判断 されるときに上記スイッチング回路をスイッチング動作させる構成としてある。
【0012】 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、マイコンが信号出力 回路からの出力信号における水平同期信号の間隔をサンプリングしており、この サンプリング結果に基づいて映像無信号状態か否かを表すステーションディテク ト信号を出力している。そして、このステーションディテクト信号に基づいて映 像無信号状態と判断されるときに上記スイッチング回路をスイッチング動作させ る。すると、上述したようにして同期出力回路から自走信号が出力される。
【0013】 むろん、垂直発振信号および水平発振信号に乱れが生じているか否かを判断す るにあたっては、実際の同期信号を監視する上記の構成に限定されることはない 。その一例として、請求項4にかかる考案は、請求項1または請求項2のいずれ かに記載の映像処理装置において、上記信号出力回路は、所望のチャンネル周波 数に対応するテレビジョン信号を受信するチューナと、このチューナで受信した テレビジョン信号を映像中間周波増幅して出力する映像中間周波増幅回路と、こ の映像中間周波増幅回路から出力される信号にて映像検波してコンポジット信号 を出力する映像検波回路とを備えるとともに、上記スイッチング制御回路は、現 実の放送チャンネルに関する情報を記憶した所定のチャンネルメモリを有すると ともにこのチャンネルメモリの記憶内容に基づいて上記チューナにおける受信チ ャンネルを指示するマイコンを備えており、このマイコンにて現実の放送チャン ネルではない受信チャンネルが指示された場合に上記スイッチング回路をスイッ チング動作させる構成としてある。
【0014】 上記のように構成した請求項4にかかる考案においては、マイコンは現実の放 送チャンネルに関する情報を記憶した所定のチャンネルメモリを有するとともに 、このチャンネルメモリの記憶内容に基づいてチューナの受信チャンネルを指示 する。そして、チューナは指示されたチャンネル周波数に対応するテレビジョン 信号を受信し、映像中間周波増幅回路がこのチューナで受信したテレビジョン信 号を映像中間周波増幅して出力するとともに、映像検波回路がこの出力にて映像 検波してコンポジット信号を出力する。ここにおいて、マイコンはチャンネルメ モリの記憶内容に基づいて現実の放送チャンネルではない受信チャンネルを指示 した場合、スイッチング回路をスイッチング動作させる。すると、同様にして同 期出力回路から自走信号が出力される。
【0015】 すなわち、信号出力回路としては、外部のビデオデッキから直接コンポジット 信号を入力してそのまま出力する外部入力端子のような構成であってもよいし、 上記のようにチューナや、中間周波増幅回路、映像検波回路等から構成されてい てもよい。後者の場合において、チャンネルメモリの記憶内容から映像無信号な どを判断可能なときには、同期信号の状況を監視するまでもなく、スイッチング 回路をスイッチング動作させて同期出力回路から自走信号を出力させる。むろん 、中間周波増幅回路や映像検波回路等が1チップICにて構成されている場合で あっても実質的に相違はなく、適宜変更してもかまわない。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、同期出力回路の前段側にコンポジット信号の入 力を遮断することが可能なスイッチング回路を配設し、同期出力回路からの垂直 発振信号や水平発振信号に乱れが生じていると判断されるときには、上記スイッ チング回路をスイッチング動作させて同期出力回路への入力を遮断することによ り、同期出力回路から安定した自走垂直発振信号と自走水平発振信号とを出力さ せるようにしたため、より汎用的な構成に対応しうるとともに、この同期出力回 路からの信号に基づいて常にキャラクタを安定してオンスクリーン表示すること が可能な映像処理装置を提供することができる。
【0017】 また、請求項2にかかる考案によれば、同期出力回路が水平同期信号に水平発 振信号を同期させる具体的な構成を提供することができる。
【0018】 さらに、請求項3にかかる考案によれば、マイコンからのステーションディテ クト信号を利用してスイッチング回路の動作を制御することができる。
【0019】 さらに、請求項4にかかる考案によれば、チャンネルメモリの記憶内容に基づ いて映像無信号状態か否かを判断するようにしたため、同期信号の有無等を判断 するまでもなく、迅速にスイッチング回路を動作させることができる。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかる映像処理装置を適用したテレビジョンを ブロック図により示している。 同図において、チューナ10は、受信アンテナを介して所望のチャンネル周波 数に応じたテレビジョン信号を選局受信して出力し、その出力信号はSAWフィ ルタ15によって隣接チャンネルの妨害成分などを除去された後、VIFアンプ 20に入力される。そして、VIFアンプ20にて映像中間周波増幅が施された 後、さらにDET25によって映像検波が施され、その結果生成するコンポジッ トビデオ信号は入力切換スイッチ30およびバッファ35を順次介して出力され る。なお、便宜上、図示していないが本テレビジョンには、当然に音声処理系回 路も備えられている。
【0021】 また、本テレビジョンは外部入力端子EXTを介してコンポジットビデオ信号 を入力可能であり、この外部入力端子EXTを介してコンポジットビデオ信号を 入力するにあたっては、入力切換スイッチ30の入力端を外部入力端子EXT側 に切り換える。具体的にはリモコン40の操作パネル上で所定の入力切換ボタン を操作すると、その操作内容に応じた赤外線リモコン信号が送出され、この赤外 線リモコン信号をマイコン45が解析して入力切換スイッチ30の入力端を切り 換える。
【0022】 さらに、リモコン40の操作パネル上には所望のチャンネルに切り換えるため のチャンネルボタンが配設されており、このチャンネルボタンが操作されると、 同様にして対応する赤外線リモコン信号が送出され、マイコン45がその赤外線 リモコン信号を解析する。このマイコン45は、図示しないチャンネルメモリを 備えるとともに、このチャンネルメモリにはチューナ10の選局チャンネルに対 応するディジタルコードがプリセットされている。そして、上記の赤外線リモコ ン信号を解析して切り換えるべきチャンネルを検知すると、同チャンネルに対応 するディジタルコードを送出し、このディジタルコードがアナログの同調電圧に 変換されてチューナ10に印加され、チューナ10は同同調電圧に基づいて選局 を行う。
【0023】 以上のように、本実施形態においては、チューナ10〜DET25または外部 入力端子EXTから、順次、入力切換スイッチ30およびバッファ35を介して コンポジットビデオ信号を出力するとともに、リモコン40における操作内容に 応じたマイコン45の制御によってチューナ10の選局チャンネルを切り換えた り、入力切換スイッチ30の入力端を切り換えたりしており、これらが全体とし て信号出力回路を構成する。
【0024】 バッファ35を介して出力されるコンポジットビデオ信号は、輝度信号回路5 0にて輝度信号が取り出され、図示しないABL回路などによってその輝度成分 が調節されて出力される。また、クロマ回路55ではコンポジットビデオ信号か ら搬送色信号などが取り出され、所定の色復調処理によって元の色信号が生成さ れて出力される。そして、ここで出力された輝度信号と色信号によって所定の映 像信号が生成される。
【0025】 一方、バッファ35を介して出力されるコンポジットビデオ信号は、切換スイ ッチ60を介して同期・偏向回路65にも入力される。この同期・偏向回路65 は、概略、図2に示すように構成されている。同図において、同期信号振幅分離 回路65aでは、入力されたコンポジットビデオ信号から同期信号を分離する。 すなわち、この同期信号振幅分離回路は、概略、図3に示すように構成されてお り、同図に示す正極性の信号がコンデンサCを介してPNP形のトランジスタT rのベースに加わると、同期信号の期間だけコレクタ電流が流れ、コレクタ側に は正極性の同期信号のみが出力される。
【0026】 そして、このようにして出力された同期信号は、垂直・水平分離増幅回路65 bにて垂直同期信号と水平同期信号とに分離されてそれぞれ増幅された後、垂直 同期信号については垂直発振回路65c1に入力され、水平同期信号については 水平発振AFC回路65c2に入力される。垂直発振回路65c1は入力された 垂直同期信号に同期した垂直発振信号を発振し、この垂直発振信号は増幅整形回 路65d1にて増幅および整形されてから、垂直出力回路65e1を介して図示 しない受像管の垂直偏向コイルに供給される。一方、水平発振AFC回路65c 2は、入力された水平同期信号に同期した水平発振信号を発振し、この水平発振 信号は増幅回路65d2にて増幅されてから、水平出力回路65e2を介して受 像管の水平偏向コイルに供給される。
【0027】 ここにおいて、上記水平偏向コイルは抵抗分が少ないため、水平偏向の帰線期 間に高圧パルスが発生する。そこで、この高圧パルスを整流してスクリーン電圧 として利用したり、FBT(フライバックトランス)70に出力し、このFBT 70により受像管のアノード電圧を得るなどする。さらに、FBT70は、上記 のような入力パルスにより所定のAFCパルスを生成しており、このAFCパル スは水平発振AFC回路65c2に出力される。すなわち、上述しなかったが水 平発振AFC回路65c2は、上記AFCパルスと水平同期信号との位相を比較 し、両者の間で同期が取れるように上記水平発振信号をフィードバック制御して いる。 以上のように、本実施形態においては、同期・偏向回路65およびFBT70 を利用して入力されたコンポジットビデオ信号から垂直同期信号と水平同期信号 とを分離するとともに、それぞれに同期した垂直発振信号と水平発振信号とを出 力しており、同期・偏向回路65が同期出力回路を構成する。
【0028】 ところで、本実施形態においては、リモコン40を操作することにより、メニ ュー画面などの所定のキャラクタをオンスクリーン表示することが可能であり、 かかるオンスクリーン表示を行う場合、マイコン45がOSDマイコン75に指 示する。すると、OSDマイコン75は、マイコン45からの指示内容に応じた RGBのキャラクタ信号を出力し、合成回路80にて輝度信号回路50およびク ロマ回路55にて生成される映像信号に同キャラクタ信号を重ね合わせるように して合成され、これによってオンスクリーン表示が実現される。従って、この意 味において、輝度信号回路50と、クロマ回路55と、合成回路80とが映像信 号生成回路を構成する。
【0029】 OSDマイコン75には、同期・偏向回路65から垂直発振信号(V_OUT )および水平発振信号(H_OUT)が入力されており、OSDマイコン75は 、この垂直発振信号と水平発振信号とを利用して表示すべきキャラクタの位置を 決定している。従って、同期・偏向回路65にて安定した同期信号を分離可能な 限りにおいては、出力される垂直発振信号と水平発振信号も安定し、画面上のキ ャラクタも安定してオンスクリーン表示される。ところが、映像無信号時やチャ ンネル周波数がずれたビデオデッキのRF出力に基づいて映像表示する場合など には、分離される同期信号が不安定となり、これに追従する垂直発振信号や水平 発振信号も不安定になる。すると、画面上にオンスクリーン表示されるキャラク タにもブレ等が生じることになる。
【0030】 そこで、かかる場合にはマイコン45にて検知して切換スイッチ60の入力端 をバッファ35側から切り換えて接地する。具体的にはマイコン45はコンポジ ットビデオ信号における水平同期信号の間隔をサンプリングし、このサンプリン グ結果に基づいて映像無信号状態か否かを判断するとともに、その判断結果に応 じたSD(ステーションディテクト)信号を出力しており、このSD信号を利用 して切換スイッチ60を切り換えるようにしてもよい。また、テレビ放送を受信 する場合には上記のチャンネルメモリを参照して放送局が存在するか否かを検知 し、その検知結果に基づいて切換スイッチ60を切り換えるなどしてもよい。
【0031】 すると、同期・偏向回路65にはコンポジットビデオ信号が入力されなくなる ため、同期信号を分離できなくなるが、内部の垂直発振器および水平発振器は作 動しているため、結果として自走垂直発振信号と自走水平発振信号とが出力され る。この自走垂直発振信号と自走水平発振信号自体は安定しており、OSDマイ コン75がこれらに基づいて表示すべきキャラクタの位置を決定すれば、画面上 でのキャラクタにブレ等が生じることはなく、安定したオンスクリーン表示出力 を得ることができる。
【0032】 以上のように、本実施形態においては、映像無信号時などにバッファ35と同 期・偏向回路65との間に介在する切換スイッチ60をマイコン45の指示に基 づいて切り換え、同期・偏向回路65の入力を接地することによりコンポジット ビデオ信号の入力を遮断して自走垂直発振信号と自走水平発振信号とを出力させ るようにしており、切換スイッチ60がスイッチング回路を構成し、マイコン4 5がスイッチング制御回路を構成する。 なお、少なくとも映像無信号時などに、安定した自走垂直発振信号と自走水平 発振信号とを出力することができるものであれば、上記の構成に限定されること はなく、例えば、映像無信号時などに切換スイッチ60の入力端を電源に短絡さ せるなどしても同様の効果を得ることができる。
【0033】 次に、上記のように構成した本実施形態の動作について説明する。 リモコン40の操作パネル上で所定のチャンネルボタンを操作すると、予め割 り当てられたチャンネル周波数に対応するディジタルコードがマイコン45から 送出され、このディジタルコードはアナログの同調電圧に変換されてチューナ1 0に印加される。そして、チューナ10は、受信アンテナを介してその同調電圧 に基づくチャンネル周波数のテレビ放送を受信する。チューナ10で受信した信 号は、SAWフィルタ15によって隣接チャンネルの妨害成分などを除去された 後、VIFアンプ20にて映像中間周波増幅が施された後、さらにDET25に よって映像検波が施され、その結果生成するコンポジットビデオ信号は入力切換 スイッチ30およびバッファ35を順次介して出力される。
【0034】 また、本テレビジョンには所定の外部入力端子EXTが備えられており、この 外部入力端子EXTを介してビデオデッキ等から直接コンポジットビデオ信号を 入力可能であり、実際にかかる入力を行うにあたっては、リモコン40の操作パ ネル上で所定の入力切換ボタンを操作する。すると、入力切換スイッチ30の入 力端が外部入力端子EXT側に切り換えられ、同様にバッファ35を介してコン ポジットビデオ信号が出力される。
【0035】 バッファ35を介して出力されるコンポジットビデオ信号は、輝度信号回路5 0にて輝度信号が取り出され、図示しないABL回路などによってその輝度成分 が調節されて出力される。また、クロマ回路55ではコンポジットビデオ信号か ら搬送色信号などが取り出され、所定の色復調処理によって元の色信号が生成さ れて出力される。そして、ここで出力された輝度信号と色信号によって所定の映 像信号が生成される。
【0036】 一方、バッファ35を介して出力されるコンポジットビデオ信号は、切換スイ ッチ60を介して同期・偏向回路65に入力される。そして、この同期・偏向回 路65にて、まず、入力されたコンポジットビデオ信号から同期信号が分離され た後、分離された同期信号はさらに垂直同期信号と水平同期信号とに分離される 。その後、それぞれに同期した垂直発振信号と水平発振信号とが生成されて垂直 偏向コイルと水平偏向コイルに供給される。また、同期・偏向回路65の水平出 力段にはFBT70が接続されており、このFBT70によって水平偏向の帰線 期間に生ずる高圧パルスを利用して受像管のアノード電圧を得たり、所定のAF Cパルスを生成したりしており、同期・偏向回路65は、このAFCパルスを利 用して水平同期信号と水平発振信号との同期を取っている。
【0037】 本テレビジョンにおいては、メニュー画面などをオンスクリーン表示すること が可能であり、かかるオンスクリーン表示を行う場合、マイコン45がOSDマ イコン75に指示する。すると、OSDマイコン75は、マイコン45からの指 示内容に応じたRGBのキャラクタ信号を出力し、合成回路80にて上記のよう にして生成された映像信号に同キャラクタ信号を重ね合わせるようにして合成さ れる。なお、このとき、OSDマイコン75は、同期・偏向回路65からの垂直 発振信号および水平発振信号を利用して表示すべきキャラクタの位置を決定して いる。
【0038】 映像無信号時などにおいては、同期・偏向回路65にて分離される同期信号が 不安定となり、これに伴って上記垂直発振信号と水平発振信号も不安定となって 表示されるキャラクタにブレが生じかねない。そこで、かかる場合にはマイコン 45が検知して切換スイッチ60を切り換え、同期・偏向回路65の入力側を接 地する。すると、同期・偏向回路65にはコンポジットビデオ信号が入力されな くなるため同期信号を分離できなくなるが、内部の垂直発振および水平発振は依 然として継続するので、結果として自走垂直発振信号と自走水平発振信号とが出 力される。この自走垂直発振信号と自走水平発振信号自体は安定しているので、 かかる信号に基づいてOSDマイコン75が表示すべきキャラクタの位置を決定 すれば、キャラクタにブレ等が生じることはない。
【0039】 このように、チューナ10〜DET25または外部入力端子EXTから入力切 換スイッチ30およびバッファ35を介してコンポジットビデオ信号を同期・偏 向回路65に入力して同期分離するとともに分離した同期信号に同期する発振信 号を出力し、これに基づいてOSDマイコン75は表示すべきキャラクタの位置 を決定しつつ所定のキャラクタ信号を出力し、合成回路80で輝度信号回路50 およびクロマ回路55にて生成された映像信号に重ね合わせられて出力されるよ うになっており、映像無信号時などにおいてはマイコン45が検知して同期・偏 向回路65の前段側に配設された切換スイッチ60の入力端を接地して同期・偏 向回路65から自走信号を出力させるようにしたため、より汎用的に対応しうる 構成で映像無信号時などにおいても安定したオンスクリーン表示を行うことが可 能な映像処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかる映像処理装置を適
用したテレビジョンの構成を示すブロック図である。
【図2】同テレビジョンにおける同期・偏向回路の詳細
な構成を示すブロック図である。
【図3】同同期・偏向回路における同期信号振幅分離回
路の概略回路図である。
【図4】従来例にかかる映像処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10…チューナ 15…SAWフィルタ 20…VIF 25…DET 30…入力切換スイッチ 35…バッファ 40…リモコン 45…マイコン 50…輝度信号回路 55…クロマ回路 60…切換スイッチ 65…同期・偏向回路 70…FBT(フライバックトランス) 75…OSDマイコン 80…合成回路

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポジット信号を出力する信号出力回
    路と、 所定周波数の垂直発振信号と水平発振信号とを出力可能
    であるとともに、上記信号出力回路からの出力信号にお
    いて同期信号がある場合に垂直同期信号と水平同期信号
    とを分離してそれぞれに上記垂直発振信号と水平発振信
    号とを同期させて出力する同期出力回路と、 この同期出力回路から出力される信号に基づいて表示画
    面上でのキャラクタの位置を決定しつつオンスクリーン
    表示するためのキャラクタ信号を出力するOSD回路
    と、 上記信号出力回路から出力されたコンポジット信号から
    映像信号を生成するとともに、この映像信号に対して上
    記OSD回路からのキャラクタ信号を重ね合わせて出力
    する映像信号生成回路と、 上記信号出力回路と同期出力回路との間に介在してスイ
    ッチング動作により同同期出力回路へのコンポジット信
    号の入力を遮断して同同期出力回路にて自走垂直発振信
    号と自走水平発振信号とを出力させるスイッチング回路
    と、 上記同期出力回路からの垂直発振信号と水平発振信号に
    乱れが生じて上記表示画面上におけるキャラクタの表示
    が不安定になると判断されるときに上記スイッチング回
    路をスイッチング動作させるスイッチング制御回路とを
    具備することを特徴とする映像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の映像処理装置にお
    いて、上記同期出力回路は、上記水平発振信号の出力段
    に接続されたフライバックトランスを備え、このフライ
    バックトランスにて上記水平発振信号に同期したパルス
    信号を取り出し、このパルス信号に基づいて上記水平同
    期信号と水平発振信号とを同期させることを特徴とする
    映像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の映像処理装置において、上記スイッチング制御
    回路は、マイコンを備えて上記信号出力回路からの出力
    信号における水平同期信号の間隔をサンプリングして映
    像無信号状態か否かを表すステーションディテクト信号
    を出力しており、このステーションディテクト信号に基
    づいて映像無信号状態と判断されるときに上記スイッチ
    ング回路をスイッチング動作させることを特徴とする映
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の映像処理装置において、上記信号出力回路は、
    所望のチャンネル周波数に対応するテレビジョン信号を
    受信するチューナと、このチューナで受信したテレビジ
    ョン信号を映像中間周波増幅して出力する映像中間周波
    増幅回路と、この映像中間周波増幅回路から出力される
    信号にて映像検波してコンポジット信号を出力する映像
    検波回路とを備えるとともに、 上記スイッチング制御回路は、現実の放送チャンネルに
    関する情報を記憶した所定のチャンネルメモリを有する
    とともにこのチャンネルメモリの記憶内容に基づいて上
    記チューナにおける受信チャンネルを指示するマイコン
    を備えており、このマイコンにて現実の放送チャンネル
    ではない受信チャンネルが指示された場合に上記スイッ
    チング回路をスイッチング動作させることを特徴とする
    映像処理装置。
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