JP3055396U - 調理容器用の蓋体 - Google Patents

調理容器用の蓋体

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JP3055396U
JP3055396U JP1998004709U JP470998U JP3055396U JP 3055396 U JP3055396 U JP 3055396U JP 1998004709 U JP1998004709 U JP 1998004709U JP 470998 U JP470998 U JP 470998U JP 3055396 U JP3055396 U JP 3055396U
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JP1998004709U
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Inventor
永承 梁
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永承 梁
李 鍾柱
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解及び組立が容易で、しかも蓋を構成する
ボディとガラス蓋の連結部位に飲食物が焦げ付きにくい
調理容器用に好適な蓋の提供。 【解決手段】 相互にねじ係合・係合解除自在とされね
じ係合した状態で内向き及び外向きにそれぞれコ字状に
開口する二つの環状保持部を形成する取手4と結合パッ
キン3を有し、前記外向きの環状保持部の開口が下向き
に傘状の広がりをもつ環状のボディ1の内縁と係止し、
前記内向きの環状保持部の開口が透明蓋2の外縁2aと
係止して構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は調理容器に用いる蓋の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、鍋類等の調理容器に使用される蓋は、アルミニウム又はステンレス・ス チールなどの材質で製造されるものが主であるが、このような蓋は非透明である から内部の調理状態を確かめるためには必ず蓋を開けて見なければならない。そ のため、蓋を開けるときに熱い蒸気に当たって火傷をするおそれもある。しかも 、調理方法によっては強火で一旦調理したあと中火や勢いの弱いとろ火で再加熱 する場合も多いが、その都度蓋を開けて中を見ねばならないのは煩わしい。また 、調理中の飲食物が沸騰し溢れ出てあわてて火力を調節するようなこともあるが 、この場合、既に溢れ出てしまった飲食物によりガス・バーナーやシンクの台は 汚してしまっているので、周囲を清潔を保つには何度も布巾で拭かなければなら なず面倒である。
【0003】 図3は、こうした従来の不便さを解消するために開発された調理容器用の蓋の 断面図である。この蓋は、頂部に取手13を装着したドーム状でガラス製の蓋本 体11の周縁に平坦なフランジ12を形成し、このフランジ12を非鉄製の金属 で製造した補強用及び保護用の枠14の凹溝15に挟み込ませてビス16でリベ ッティングした構造となっている。しかし、図3のような構造の蓋は、蓋本体1 1と枠14をビス16で締結してあるため、飲食物などが煮立って沸き上がると 該締結部位に飲食物の焦げ付きが残って汚れてしまう。しかも、蓋本体11と枠 14の締結部分に付着した汚れは取り難く、この汚れを取るために蓋本体11と 枠14とを分離して洗浄しようとする場合にはビスを一つ一つ外さなければなら ず手間が掛かり、このビスを無くすと再度組み立てることが困難となる。また、 蓋の製造過程でも、部品を組み立てて一つの完成品を作り上げるまでに長時間を 要し、したがって加工費がかさむという問題もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は従来のこうした諸々の問題を解決すべく案出されたもので、その目的 は分解及び組立が容易で、しかも蓋を構成するボディとガラス蓋の連結部位に飲 食物が焦げ付きにくい調理容器用の蓋を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
こうした目的を達成するために本考案は、相互にねじ係合・係合解除自在とさ れねじ係合した状態で内向き及び外向きにそれぞれコ字状に開口する二つの環状 保持部を形成する上枠部材(4)と下枠部材(3)を有し、前記外向きの環状保 持部の開口が下向きに傘状の広がりをもつ環状のボディ(1)の内縁と係止し、 前記内向きの環状保持部の開口が透明蓋(2)の外縁(2a)と係止してなる調 理容器用の蓋体を提供する。
【0006】 また、本考案は、上記目的を達成すべく、中央部分に安置孔(9)を有するボ ディ(1)の下方から、該安置孔(9)の縁を受けるフランジ(7)と雌ねじ枠 (5)が形成されている下枠部材(3)を挿入して該フランジ(7)と雌ねじ枠 (5)の外側面を該安置孔(9)の縁に密接させると共に下枠部材(3)の内側 フランジ(7a)上に透明蓋(2)のフランジ(2a)を係合させ、次いで前記 雌ねじ枠(5)とねじ係合及び係合解除自在な雄ねじ枠(6)を有する上枠部材 (4)を透明蓋(2)の上部に係合させた状態で、該雌ねじ枠(5)を前記雄ね じ枠(6)とねじ係合させてなる調理容器用の蓋体を提供する。
【0007】 以上のような蓋体によれば、調理容器、例えば鍋や釜、やかんの上開口を被う 蓋となるボディと透明蓋とを相互にねじ係合・係合解除が自在な上枠部材と下枠 部材とで挟み込んで保持するようになっているので、上枠部材と下枠部材を回転 操作するだけで容易に組み立てたり分解することができ、洗浄作業も楽である。
【0008】 また、透明蓋と環状のボディとは、上記調理容器の上縁から上方へ離間したボ ディの内縁側で上枠部材と下枠部材により保持させてあるので、調理中に煮汁等 が飛散した場合でも煮汁等が該保持部分に付着し難く、また調理容器の上縁から 煮汁等が吹きこぼれても煮汁等が該保持部分に付着することはない。
【0009】 以上のような利点に加えて透明蓋を通じて内部を確認しながら調理でき、便利 である。
【0010】 上記蓋体の透明蓋は、下向き膨出形状となっていると好ましい。
【0011】 即ち、透明蓋が下向き、つまり調理容器の内側へ膨出した形状となっているか ら、外気との接触面積を大きくとることができ抑熱効果が高い。したがって、飲 食物が沸き上がるとき熱を容易に周辺に伝達させることができる。つまり、飲食 物が沸き上がるとき蒸気が透明蓋に当たればたやすく液化するため飲食物が沸き 溢れることを効果的に抑制することができる。
【0012】 以上の上枠部材は取手用のバンドを有すると蓋体の扱いの利便性を向上できる から好ましい。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本考案を具現した一例である鍋蓋の構成と作用を詳細 に説明する。図1は本例の鍋蓋の分解斜視図であり、図2は図1の鍋蓋の断面図 と結合部位を拡大した要部拡大図である。
【0014】 本例の鍋蓋は、図1で示すように、中央部分に安置孔9を有し下向きに傘状の 裾をもつボディ1の下方から、安置孔9へ雌ねじ枠5が形成されている「下枠部 材」としての結合パッキン3を挿入する。すると、結合パッキン3の外環フラン ジ7が安置孔9の下縁と、また雌ネジ枠5の外周面が安置孔9の内周面とそれぞ れ密接する。そして、下向きに、即ち鍋や釜等の調理容器の内側へドーム状に膨 出するガラス製の透明蓋2のフランジ2aを結合パッキン3の内環フランジ7a の上に係合させる。この状態で、回転操作により雌ネジ枠5とねじ係合・係合解 除自在な雄ねじ枠6を備えた「上枠部材」としての取手4を透明蓋2の上部に挿 入し、そして雌ねじ枠5と雄ねじ枠6をねじ係合させる。本例の鍋蓋は以上のよ うにして組み立てることができる。
【0015】 そして、鍋蓋を洗浄等する際には何時でも、結合パッキン3と取手4を回転操 作してねじ係合を解除すれば分解することができるようになっている。取手4を 構成する8は取手用のバンドで、調理容器に対して本鍋蓋を開閉するときに手で 掴むことができるようになっている。
【0016】 以上のように構成された本例の鍋蓋の作用及び効果を説明すると下記の通りで ある。
【0017】 本例の鍋蓋は、幾つもの部品を組立てて一体にしたものであるが、部品の個数 が従来のものとくらべて遙に少ない。したがって、生産業者に部品の組立工程を 短縮できる利点を与え、時間当たり生産高の増加をもたらし、よって製品の生産 原価を低減することができる。
【0018】 また、この鍋蓋は大気との接触面積が大きくなるように下向きに膨出する透明 蓋2を使用することによって飲食物が沸き上がるとき熱が容易に周辺に伝達でき 、したがって飲食物が沸き上がるとき蒸気が透明蓋2に当たればたやすく液化す るため飲食物が沸き溢れることを大幅に抑制することができる。
【0019】 さらに、主要部品間の連結部位が図2でみるようにボディ1と透明蓋2の二つ の曲面が出合う頂点部位にあたるから飲食物が沸き上がってもこの部分には到達 できないので不潔に汚れることもない。
【0020】 また、必要に応じて各部品を容易に分解・組立できるから、たとい飲食物がこ のパッキン連結部位に焦げつくことがあるとしても、たやすく洗浄して衛生的に 使用することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案によれば、調理容器、例えば鍋や釜、やかんの上開口を被うボディと透 明蓋とを相互にねじ係合・係合解除が自在な上枠部材と下枠部材とで挟み込んで 保持するので、上枠部材と下枠部材を回転操作するだけで容易に組み立てたり分 解することができ、洗浄作業も楽である。また、透明蓋と環状のボディとは、上 記調理容器の上縁から上方へ離間したボディの内縁側で上枠部材と下枠部材によ り保持させてあるので、調理中に煮汁等が飛散した場合でも煮汁等が該保持部分 に付着し難く、また調理容器の上縁から煮汁等が吹きこぼれても煮汁等が該保持 部分に付着することはない。また、透明蓋が下向きへ膨出した形状となっている から、外気との接触面積を大きくとることができ抑熱効果が高い。したがって、 飲食物が沸き上がるとき熱を容易に周辺に伝達させることができる。つまり、飲 食物が沸き上がるとき蒸気が透明蓋に当たればたやすく液化するため飲食物が沸 き溢れることを効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態による鍋蓋の分解斜視図。
【図2】図1の鍋蓋の中央縦断面図。
【図3】鍋蓋の一従来例を示す図。
【符号の説明】
1 ボディ 2 透明蓋 2a フランジ(透明蓋の外縁) 3 結合パッキン(下枠部材) 4 取手(上枠部材) 5 雌ねじ枠 6 雄ねじ枠 7 外環フランジ 7a 内環フランジ 8 バンド(取手用のバンド) 9 安置孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互にねじ係合・係合解除自在とされね
    じ係合した状態で内向き及び外向きにそれぞれコ字状に
    開口する二つの環状保持部を形成する上枠部材(4)と
    下枠部材(3)を有し、前記外向きの環状保持部の開口
    が下向きに傘状の広がりをもつ環状のボディ(1)の内
    縁と係止し、前記内向きの環状保持部の開口が透明蓋
    (2)の外縁(2a)と係止してなる調理容器用の蓋
    体。
  2. 【請求項2】 中央部分に安置孔(9)を有するボディ
    (1)の下方から、該安置孔(9)の縁を受けるフラン
    ジ(7)と雌ねじ枠(5)が形成されている下枠部材
    (3)を挿入して該フランジ(7)と雌ねじ枠(5)の
    外側面を該安置孔(9)の縁に密接させると共に下枠部
    材(3)の内側フランジ(7a)上に透明蓋(2)のフ
    ランジ(2a)を係合させ、次いで前記雌ねじ枠(5)
    とねじ係合及び係合解除自在な雄ねじ枠(6)を有する
    上枠部材(4)を透明蓋(2)の上部に係合させた状態
    で、該雌ねじ枠(5)を前記雄ねじ枠(6)とねじ係合
    させてなる調理容器用の蓋体。
  3. 【請求項3】 透明蓋(2)は下向き膨出形状となって
    いる請求項1又は請求項2に記載の蓋体。
  4. 【請求項4】 上枠部材(4)は取手用のバンドを有す
    る請求項1〜請求項3何れか1項に記載の蓋体。
JP1998004709U 1997-07-03 1998-06-29 調理容器用の蓋体 Expired - Lifetime JP3055396U (ja)

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KR1997U17649 1997-07-03
KR9717649 1997-07-03

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