JP3055377U - 引上げ式カーテン - Google Patents
引上げ式カーテンInfo
- Publication number
- JP3055377U JP3055377U JP1998005152U JP515298U JP3055377U JP 3055377 U JP3055377 U JP 3055377U JP 1998005152 U JP1998005152 U JP 1998005152U JP 515298 U JP515298 U JP 515298U JP 3055377 U JP3055377 U JP 3055377U
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- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーテンの裾部の形態を変えることができ、
装飾的効果の高い優美で雅趣に富んだ面白味のある引上
げ式カーテンを提供する。 【解決手段】 カーテン生地1の下端に錘り板5a、5
aを左右に配し、その下端生地から所定高さのカーテン
生地1nの裏面側に錘り板6aを有する背面生地を設
け、カーテン生地1aの両側部と中央部に穿設した孔3
a、3a,3a、3a,3bに操作紐8a、8a,8b
を挿通して下端を止着し、操作紐8の引上げによって、
背面生地から上方のカーテン生地1bが順次折り畳まれ
ると共に、下端生地から背面生地までのカーテン生地1
aにより裾部が扇形状になる。
装飾的効果の高い優美で雅趣に富んだ面白味のある引上
げ式カーテンを提供する。 【解決手段】 カーテン生地1の下端に錘り板5a、5
aを左右に配し、その下端生地から所定高さのカーテン
生地1nの裏面側に錘り板6aを有する背面生地を設
け、カーテン生地1aの両側部と中央部に穿設した孔3
a、3a,3a、3a,3bに操作紐8a、8a,8b
を挿通して下端を止着し、操作紐8の引上げによって、
背面生地から上方のカーテン生地1bが順次折り畳まれ
ると共に、下端生地から背面生地までのカーテン生地1
aにより裾部が扇形状になる。
Description
【0001】
本考案は、出窓等に多く使われるようになってきた引上げ式カーテン(ローマ ンシエード式カーテン)に関するもので、更に詳しくは、カーテンを引上げた時 に、裾部を2態様の形態に変化させることのできる引上げ式カーテンに関するも のである。
【0002】
カーテンは外光を遮って、光線の量を加減し、明るさを調節したり、室内を他 人に覗かれぬよう外からの視界を遮るばかりでなく、壁や窓ガラスの硬い感じを 和らげ、部屋の機能に従って独特の雰囲気を出す室内装飾上重要な役割を果たす ものである。
【0003】 一般にカーテンは、横方向に移動させて開閉するものが多かったが、最近では 、縦方向に昇降する引上げ式カーテンが出窓等に用いられるようになってきてい る。この引上げ式カーテンは、裾部の高さを適宜高さに調節できる至便さにより 多く使用されるようになってきた。
【0004】 その従来の引上げ式カーテンは、カーテン生地の裏面側に一定間隔毎にリング を取付け、そのリング間に昇降紐を挿通し、昇降紐の下端をカーテン地の下端に 止着すると共に、他方の上端はヘッドボックス内に導入し、ヘッドボックス内に 配設した滑車を経て、ヘッドボックスの一側部に設けたストッパー装置を介して 下方に垂下させ、数本の操作紐を一つの摘みに固定したものであり、その摘みを 持って引上げ、引下げることによりカーテンの昇降を行なっていた。
【0005】
しかしながら、その引上げ式カーテンの裾部の形状には、直線状のもの、波形 状のもの、半円形のもの等があるが、その裾部の形状はカーテンを引上げても、 何等変わることがないので単調化して変化に乏しく、室内装飾としての外観美に 劣るばかりでなく、面白味にも欠けカーテンとしての付加価値も乏しいといった 問題点があった。
【0006】 本考案は、上記の問題を解決することを課題として研究開発されたものであっ て、カーテンの裾部の形態を変えることができ、従来の引上げ式カーテンとは比 較にならない程、装飾的効果の高い優美で雅趣に富んだ面白味のある引上げ式カ ーテンを提供することを目的とするものである。
【0007】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、カーテン生 地の下端に錘り板を左右に配設し、その下端生地から所定高さのカーテン生地の 裏面側に錘り板を有する背面生地を設け、カーテン生地の両側部と中央部の縦方 向に孔を穿設すると共に、両側部の孔には、背面生地の孔まで挿通する両側操作 紐を挿通して端部を裏面で止着し、中央部の孔には、下端生地の孔まで挿通する 中央操作紐を挿通して端部を裏面で止着し、両側操作紐の引上げによって、背面 生地から上方のカーテン生地が背面生地上に順次折り畳まれて引上げられると共 に、中央操作紐の引上げによって、下端生地から背面生地までのカーテン生地に より裾部が扇形状になると共に、背面生地からの上方のカーテン生地が順次折り 畳まれて引上げられるように構成した引上げ式カーテンを開発し、採用した。
【0008】 また、本考案は、上記のように構成した引上げ式カーテンにおいて、カーテン 生地は、長さ方向の所定間隔毎に横幅全体にわたって細幅の透し目が形成されて いるラッセルレース生地、および下端生地は、カーテン生地を裏面上方に折り返 し、その上部を縫着して形成された袋部で、その内部の左右に2本の錘り板が収 納されている引上げ式カーテン、および背面生地は、所定高さのカーテン生地の 上部に連設するカーテン生地を2枚合わせ、内方に折り込んでその側部を縫着し て形成された袋部で、その内部に長い1本の錘り板が収納されている引上げ式カ ーテンを開発し、採用した。
【0009】
以下に、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明すれば、図1〜図3は カーテンの簡略正面図とその分解図であって、1はジャガードラッセル編機で編 成された縦方向に長いラッセルレースのカーテン生地で、長さ方向の所定間隔毎 に横幅全体にわたって細幅の透し目2が形成されている。
【0010】 そのラッセルレースのカーテン生地1には、編成時に穿設される孔3が中央部 と両側部の縦方向にあけられていて、両側部の孔3a、3a,3a、3aは間隔 を存して2個づつ設けてあり、窓幅等の大きさによって内外側の孔3a、3aが 使われる。一方、中央部の孔3bは1個だけ設けられている。また、カーテン生 地1の両側端縁には多数の切り込み部4が形成されていて、糸のほつれを防止す る加工が施されている。このラッセルレースからなるカーテン生地1には図示し ないが所望の柄模様が施されている。
【0011】 カーテンの下端生地は、カーテン生地1を裏面上方に折り返し、その上部を縫 着して下端袋部5が形成され、その下端袋部5の略半分の長さのアルミ製の錘り 板5a、5aが左右から収納配設されている。また、カーテン生地1の下端から 所定高さのカーテン生地1nの裏面側に設けられた背面生地は、カーテン生地1 nの上方に連設する途中生地1、1を2枚合わせて内側に入り込ませ、その側部 を縫着して形成した背面袋部6を備えており、その背面袋部6の内に一本の長い アルミ製の錘り板6aが収納配設されている。
【0012】 上記カーテン生地1nの高さは、下端袋部5に収納した錘り板5aの長さの少 なくとも約1.5倍の高さの位置が適切である。また、カーテン生地1の上端も 、カーテン生地1を裏面下方に折り返し、その下部を縫着して上端袋部7が形成 され、その上端袋部7に一本の長いアルミ製の錘り板6aが収納配設され、ジョ インター(図示せず)を介して後述のヘッドボックス10に取り付けられるよう になっている。
【0013】 8はカーテン生地1の両側部と中央部の縦方向に穿設された孔3に挿通する操 作紐で、両側部の孔3a、3aに挿通する両側操作紐8a、8aを表裏面交互に 現れるように通して、その下端を背面袋部6の孔3a、3aに挿通し、裏面で止 具9を介して止着してある。一方、中央部の各孔3bに挿通する中央操作紐8b も同様に表裏面交互に現れるように通し、その下端を下端袋部5の孔3bに挿通 し、裏面で止具9によって止着してある。
【0014】 10はカーテン生地1の裏面上部に設けたヘッドボックスで、その内部の長手 方向の両側部と中央部に滑車11、11、11が配設されており、それぞれの滑 車11、11、11を経て操作紐8a,8b,8aが一側方に垂下されている。
【0015】 12はヘッドボックス10の一側部に設けた操作紐8a,8b,8aの公知の ストッパー装置で、このストッパー装置12は、図11に示すように、操作紐8 a,8b,8aを絡まないように挿通させる紐ガイド13を有し、且つロックロ ーラ14が傾斜溝15を上下動可能に設けられている。すなわち、傾斜溝15に 沿って上動すれば操作紐8a,8b,8aが締め付けられ、下動すれば締め付け が解除されるようになっている。
【0016】 このように構成した本考案の使用態様を説明する。まず、図7に示すカーテン の裾部を変化させずに引上げるには、操作紐8の摘み16を持って引っぱると、 下端生地から背面生地までのカーテン生地1aは何ら作用を受けず、そのままの 状態で引上げられるが、背面生地の上方のカーテン生地1bは、両側部の孔3a 、3aに挿通されている操作紐8a、8aによって、カーテン生地1nの裏面側 に設けられた背面袋部6が図10に示すように、垂下状態から直角状態になり、 その背面袋部6が底部となって、背面袋部6の上方のカーテン地1bがそれぞれ 透し目2を介して順次折り畳まれて引上げられ、操作紐8を左側に寄せるとロッ クローラ14が傾斜溝15を上動して締め付けられて止まる。
【0017】 一方、図9に示すようにカーテンの裾部を扇状にするには、操作紐8の摘み1 7を持って引っぱると、カーテン生地1の中央部の孔3bに挿通されている操作 紐8bが引き上げられる。すなわち、操作紐8bの下端を下端袋部5に止着され てあるから、水平状態から中央部が上方に吊り上げられていき、下端袋部5内に 納められた錘り板5a、5aによって左右に分離して下端袋部5が徐々に垂直方 向に起き上がっていき、それに伴って下端袋部5から背面袋部6までのカーテン 生地1aが弧状に曲げられていき、下端袋部5が垂直状態になると下端部が扇状 に形成され、恰も孔雀が羽を広げた状態のようになる。
【0018】 それと同時に、両側部の孔3a、3aに挿通している操作紐8aも、同時に引 き上げられ、垂下していた背面袋部6が直角状態になり、その背面袋部6が最下 部となって、その上面に背面袋部6の上方のカーテン生地1bが透し目2を介し て順次折り畳まれて引上げられる。
【0019】 なお、上記の実施の形態においては、カーテン生地1をラッセルレースの場合 で説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、プリーツ加工 の施された織物生地を用いても適用できるものであり、考案の目的を達成でき、 考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは当然である 。
【0020】
以上のように、考案の請求項1に記載の引上げ式カーテンは、カーテン生地の 下端に錘り板を左右に配設し、その下端生地から所定高さのカーテン生地の裏面 側に錘り板を有する背面生地を設け、カーテン生地の両側部と中央部の縦方向に 孔を穿設すると共に、両側部の孔には、背面生地の孔まで挿通する両側操作紐を 挿通して端部を裏面で止着し、中央部の孔には、下端生地の孔まで挿通する中央 操作紐を挿通して端部を裏面で止着し、両側操作紐の引上げによって、背面生地 から上方のカーテン生地が背面生地上に順次折り畳まれて引上げられると共に、 中央操作紐の引上げによって、下端生地から背面生地までのカーテン生地により 裾部が扇形状になると共に、背面生地からの上方のカーテン生地が順次折り畳ま れて引上げられるように構成したものであるから次のような優れた効果が達成す ることができる。
【0021】 カーテン引上げ時に、カーテンの裾部を扇形状または水平状にすることができ 、その部屋にマッチした形状にすることができる。特に扇形状にした場合には、 従来品に見られない雅趣と変化に富んだ独特の風合を有し、装飾効果に優れ優雅 な外観美を有する引上げ式カーテンとして使用上の効果が極めて大きいものであ る。
【0022】 また、本考案の請求項2によれば、長さ方向の所定間隔毎に横幅全体にわたっ て細幅の透し目が形成されているラッセルレース地を用いているから、上記請求 項1の効果に加えて、背面袋部から上面のカーテン生地が順次スムーズに折り畳 むことができる。
【0023】 さらに、本考案の請求項3、4によれば、錘り板が確実に配設されると共に、 表面から見えにくいので、体裁良好となり、優美なインテリアデザインを演出す ることができる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の引上げ式カーテンの簡略正面図であ
る。
る。
【図2】本考案の引上げ式カーテンの分解斜視図であ
る。
る。
【図3】カーテン生地の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図3のC−C線断面図である。
【図7】引上げ状態を示す簡略正面図である。
【図8】別の引上げ状態の途中を示す簡略正面図であ
る。
る。
【図9】別の引上げ状態を示す簡略正面図である。
【図10】背面袋部での折り畳み状態を示す断面図であ
る。
る。
【図11】ストッパー装置の底面図である。
1 カーテン生地 2 透し目 3 孔 3a 両側部の孔 3b 中央部の孔 5 下端袋部 5a 錘り板 6 背面袋部 6a 錘り板 8 操作紐 8a 両側操作紐 8b 中央操作紐
Claims (4)
- 【請求項1】 カーテン生地の下端に錘り板を左右に配
設し、その下端生地から所定高さのカーテン生地の裏面
側に錘り板を有する背面生地を設け、カーテン生地の両
側部と中央部の縦方向に孔を穿設すると共に、両側部の
孔には、背面生地の孔まで挿通する両側操作紐を挿通し
て端部を裏面で止着し、中央部の孔には、下端生地の孔
まで挿通する中央操作紐を挿通して端部を裏面で止着
し、両側操作紐の引上げによって、背面生地から上方の
カーテン生地が背面生地上に順次折り畳まれて引上げら
れると共に、中央操作紐の引上げによって、下端生地か
ら背面生地までのカーテン生地により裾部が扇形状にな
ると共に、背面生地からの上方のカーテン生地が順次折
り畳まれて引上げられるように構成した引上げ式カーテ
ン。 - 【請求項2】 カーテン生地は、長さ方向の所定間隔毎
に横幅全体にわたって細幅の透し目が形成されているラ
ッセルレース生地である請求項1に記載の引上げ式カー
テン。 - 【請求項3】 下端生地は、カーテン生地を裏面上方に
折り返し、その上部を縫着して形成された袋部で、その
内部の左右に2本の錘り板が収納されている請求項1ま
たは2に記載の引上げ式カーテン。 - 【請求項4】 背面生地は、所定高さのカーテン生地の
上部に連設するカーテン生地を2枚合わせ、内方に折り
込んでその側部を縫着して形成された袋部で、その内部
に長い1本の錘り板が収納されている請求項1、2、3
のいずれか一つに記載の引上げ式カーテン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998005152U JP3055377U (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 引上げ式カーテン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998005152U JP3055377U (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 引上げ式カーテン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3055377U true JP3055377U (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=43189388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998005152U Expired - Lifetime JP3055377U (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 引上げ式カーテン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3055377U (ja) |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP1998005152U patent/JP3055377U/ja not_active Expired - Lifetime
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