JP3103167U - 簾及びそれを使用した室内構造 - Google Patents

簾及びそれを使用した室内構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 簾本体の前面側あるいは後面側のどちら側に居ても、簾本体の上げ下げの操作が容易にできる簾及びそれを使用した室内構造を提供する。
【解決手段】 簾A1は、上部吊下体2から吊り下げられた簾本体1と、簾本体1を上げ下げする紐状体4a,4bを巻き掛ける滑車装置5,6とを備えている。簾本体1の上げ下げを操作する操作紐4cは、紐状体4a,4bの他端側で構成されている。簾A1は、操作紐4cを垂下させる滑車33と、操作紐4cを掛止するストッパー34とを有するストッパー装置3を備えている。滑車装置5,6及びストッパー装置3は上部吊下体2に外付けされている。操作紐4cは、簾本体1の幅方向の端縁部11よりも外方で垂下している。
【選択図】 図1

Description

本考案は簾及びそれを使用した室内構造に関する。
更に詳しくは、簾本体の前面側あるいは後面側のどちら側に居ても、簾本体の上げ下げの操作が容易にできる簾及びそれを使用した室内構造に関する。
簾は、我が国において長年親しんできた商品の一つであり、室内を仕切ったり、日光を遮ったりするために使用される。簾は日本家屋に合った東洋的雰囲気を醸し出すため、近年、間仕切りとして和食処や居酒屋などの店内にも広く利用されている。間仕切り用の簾としては、自由に開閉ができるように、図6に示すような滑車装置を有する簾が一般的に使用されている。
図6に示すように、通常、簾は簾本体91を吊り下げる棒状の上部吊下体92を備えている。この上部吊下体92の前面側には、簾本体91を上げ下げする上下紐93,93を通す滑車装置94,95を左右両側に互いに離して取り付けてある。そして、上下紐93,93の各他端側を右側の滑車装置95から簾本体91の側面側に垂下させることで、簾本体91を開閉する操作紐96を構成している。
しかしながら、上記した従来の簾では、簾本体91を開閉する操作紐96が簾本体91の前面側に垂下しているため、後面側に居るときは簾本体91の操作をすることが困難であった。このため、簾本体91を操作するためには反対側に回り込まなければならず、使い勝手が悪かった。特に例えば落ち着いた雰囲気の和食処や居酒屋等で上記簾を使って座敷を狭く仕切った場合などでは、簾を開閉するために店員が動き回ると騒々しく、また作業効率も悪かった。
(本考案の目的)
そこで本考案の目的は、簾本体の前面側あるいは後面側のどちら側に居ても、簾本体の上げ下げの操作が容易にできる簾及びそれを使用した室内構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本考案が講じた手段は次のとおりである。
なお、後述する作用の説明の理解を助けるため、実施例を説明するために添付した図面に使用した符号を括弧を用いて記載している。
第1の考案にあっては、
上部吊下体(2)から吊り下げられた簾本体(1)と、簾本体(1)を上げ下げする紐状体(4a)(4b)を巻き掛ける滑車装置(5)(6)と、を備え、簾本体(1)の上げ下げを操作する操作紐(4c)が紐状体(4a)(4b)の他端側で構成される簾であって、
操作紐(4c)を垂下させる滑車(33)と、操作紐(4c)を掛止するストッパー(34)とを有するストッパー装置(3)を備え、
上記滑車装置(5)(6)及びストッパー装置(3)は上部吊下体(2)に外付けされ、上記操作紐(4c)は、簾本体(1)の幅方向の端縁部(11)よりも外方で垂下していることを特徴とする、
簾である。
第2の考案にあっては、
上部吊下体(2)の長手方向の一端側の長さは簾本体(1)の幅よりも長くなっており、上部吊下体(2)のうちの簾本体(1)から張り出した部分にストッパー装置(3)が取り付けてあることを特徴とする、
第1の考案に係る簾である。
第3の考案にあっては、
第1または第2の考案に係る簾(A1)(A2)の簾本体(1)を垂らして所要空間を区画し、操作紐(4c)を操作することにより、区画した前後の空間部の両方から簾本体(1)を上げ下げできるように構成したことを特徴とする、
室内構造である。
本明細書及び実用新案登録請求の範囲でいう「簾本体の幅方向」とは、簾本体の吊下方向と交差する幅方向を指す意味で使用している。
本明細書で「簾本体」の用語は、一般的に竹や葦などを編み列ねて形成したものを指すが、特に材料や編み方を限定するものではなく、プラスチックや紙(和紙)等といったその他の材料を使用して形成したものや、隙間をあけず編み列ねて形成したものも含む広い概念として使用している。
本明細書で「紐状体」の用語は、単なる紐の他、チェーン(鎖)、コード、ワイヤー等も含む広い概念として使用している。
(作 用)
本考案は次のように作用する。
簾本体(1)の上げ下げを操作する操作紐(4c)は、簾本体(1)の幅方向の端縁部(11)よりも外方で垂下している。したがって、簾本体(1)の前面側に居るときは、操作紐(4c)を操作して簾本体(1)を開閉する。また簾本体(1)の後面側に居るときも同様に、操作紐(4c)を操作して簾本体(1)を開閉する。このように、簾本体(1)の前面側あるいは後面側のどちら側に居ても操作紐(4c)を操作できるので、簾本体(1)の上げ下げが容易である。
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本考案に係る簾によれば、簾本体の上げ下げを操作する操作紐を簾本体の前面・後面側ではなく、簾本体の幅方向の端縁部よりも外方で垂下させているので、簾本体の前後どちらに居ても操作紐を操作でき、簾本体を上げ下げできる。したがって、本考案に係る簾を使用して、所要空間を区画して室内構造を構成した場合、操作紐を操作するために簾の反対側に回り込む必要はないので、作業効率が高い。特に和食処や居酒屋において座敷を狭く仕切って使用した場合や、先に客が座っている場合などでは、店員が動き回りにくいため、その効果は顕著である。また、簾を開閉するために店員が騒々しく動き回る必要がないので、和食処や居酒屋等で落ち着いた雰囲気を保てる。
(b)しかも、本考案に係る簾によれば、滑車装置及びストッパー装置を上部吊下体に外付けしているので、それら装置を上部吊下体に内蔵させた場合に比べ、製造が容易であり、コストも安価に抑えることができる。また外付けであるため、上部吊下体は滑車装置及びストッパー装置を内蔵するための中空部は必要なく、本質的に中実の材料を使用できる。よって、例えば上部吊下体が木製であれば、木製で中空部を有する上部吊下体に簾本体を固定する場合と比べて、簾本体を上部吊下体に強固に固定できるので、面積が広く相当の重量がある簾本体であっても吊り下げることができる。更に、外付けであるため、紐状体を上部吊下体の内部に通す必要はないので、紐状体が上部吊下体の内部で引っ掛かったりすることはなく、スムーズな開閉操作ができる。
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本考案に係る簾の第1の実施例を示す斜視説明図、
図2は、図1に示す簾に使用する滑車装置とストッパー装置を示す部分拡大断面説明図、
図3は、簾の上部側を示す部分拡大側面視説明図である。
なお、本実施例で示す簾の左右方向及び前後方向は、図1を基に説明している。これについては、後述する図5に示す簾についても同じである。
図1は巻き上げ型の簾A1を示している。簾A1は、簾本体1を吊り下げて支持する木製(竹でも良い)で中実な棒状の上部吊下体2を備えている。上部吊下体2は、フックF,F等を介して天井や鴨居や桟木などに吊り下げられる。なお、上部吊下体2は金属等の他の材料で形成することもできる。
図2に示すように、上部吊下体2の下部側には、長手方向に沿って溝21が形成され、この溝21に簾本体1の上端部が嵌め入れられている。そして、簾本体1は、ステープル(図示省略)と後述するリベット311によって固定されている。
上部吊下体2の長手方向の一端側の長さは、簾本体1の幅よりもやや長くなっており、その簾本体1から張り出した部分に、紐状体の方向転換も行うストッパー装置3が取付けられている。上部吊下体2には、ストッパー装置3の他に、簾本体1を上げ下げする紐状体である上下紐4a,4bを通す滑車装置5,6が取付けられている。滑車装置5,6は、上部吊下体2の左右両側に互いに離して取り付けられている。
なお、滑車装置の数は特に限定するものではなく、簾本体1の幅等に応じて一または複数設けることができる。滑車装置を一つ使用して簾を構成する場合は、滑車装置を上部吊下体2のほぼ中間部に設けることが好ましい。また上下紐の数も、滑車装置の数に対応して複数設けられる。
図1及び図2を参照して、ストッパー装置3と滑車装置5,6の構造、並びに紐の掛け方について説明する。
(ストッパー装置3)
ストッパー装置3は、簾本体1の上げ下げを操作する紐状体である操作紐4cを通すものである。操作紐4cは、滑車装置5,6に通した上下紐4a,4bの他端側を垂下させたもので構成される。なお、上下紐4a,4bと後述の操作紐4cは、後述するように1本の紐から出来ているが、説明の都合上、別の符号を付して説明する。
ストッパー装置3は、簾本体1から張り出した上部吊下体2の一端部に取り付けられている。その結果、操作紐4cは簾本体1の前面・後面側ではなく、簾本体1の幅方向の端縁部11よりも外方で垂下している。これにより、簾本体1の前面側あるいは後面側のどちら側に居ても、操作紐4cを操作して簾本体1を上げ下げ(開閉)できる。
ストッパー装置3の上部側は、断面略逆「U」字状の取付部31で構成されている。取付部31は上部吊下体2に横から嵌め込まれている。符号311は、ストッパー装置3を固定する固着具であるリベットを示している。
ストッパー装置3の下部側は、略箱状のケース32で構成されている。上記した取付部31とケース32は一枚の金属板を折り曲げることで形成されている。ケース32内には、操作紐4cを巻き掛ける滑車33と、その下方に操作紐4cを掛止するストッパー34が回動自在に取り付けられている。ストッパー34は、ケース32の下面部323(図2参照)に当接することにより、下方への回動が制限されている。これにより、操作紐4cを簾本体1の中央側に少し動かせば、操作紐4cはストッパー34に引っ掛かるようになっている。
滑車33の周部には、二本の上下紐4a,4bを巻き掛けるために溝(図面では隠れて見えず)が二本形成されている。なお、この溝の数は、上下紐の数(滑車装置の数)に応じて異なる。ストッパー34の当接面には多数の掛止突起341(図2参照)が設けられ、ケース32内面と協働して操作紐4cを挟んで掛止する。
ケース32の下部側には、操作紐4cを垂らした状態で引き出す下開口部321が設けられている。ケース32の上部側には、ケース32内に上下紐4a,4bを引き込むための上開口部322が設けられている。
(滑車装置)
上部吊下体2に取り付けられている二つの滑車装置5,6は、同一構造である。滑車装置5,6には、簾本体1下端のロール部分12をすくい掛ける上下紐4a,4bが通される。なお、説明の都合上、図1、図2、図4及び図5において左側の滑車装置5を「左滑車装置5」とし、右側の滑車装置6を「右滑車装置6」という場合がある。
上記したように、各滑車装置5,6は、上部吊下体2の左右両側に互いに離して取り付けられている。そして、左滑車装置5でロール部分12の左側をすくい掛け、右滑車装置6でロール部分12の右側をすくい掛けている。符号121は簾本体1の下端部に取り付けてあるウェイトバーを示している。
各滑車装置5,6の上部側には、断面略逆「U」字状の取付部51が設けられている。この取付部51を上部吊下体2に上から嵌め込むことで、上部吊下体2に滑車装置5,6が取り付けられる。符号311は、滑車装置5,6を固定する固着具であるリベットを示している。
取付部51の上部には、側面視略三角形状の吊下環52が起倒可能に設けられており、天井等に固定されたフックF,F等に吊り下げられる。上部吊下体2の後面側に位置する取付部51の先端部には、上下紐4a,4bの端部を結んで固定する固定部であるリング53が設けられている。
各滑車装置5,6の下部側には、滑車56が回転自在に取付けられている。滑車を両側から支持する側板54と平面視L形状の外板55は、上記取付部51と共に一枚の金属板を曲げることで形成されている。
図2に示すように、外板55の所要の位置には、水平方向に延びた上下紐4aを通すための挿通孔551が設けてある。なお、図2で左滑車装置5の挿通孔551は実際には使用していないため、挿通孔551を有しない滑車装置を用いることもできる。ただし、本実施例では、左側用と右側用と区別することなく、同じ滑車装置を共用できるように、どちらとも挿通孔551を有する滑車装置を使用している。
(上下紐の掛け方)
以下に説明する上下紐4a,4bの掛け方は一つの例を示しており、特にこの手順に限定するものではない。
また本実施例では、一本の紐を使用して上下紐4a,4b及び操作紐4cを構成した場合について説明するが、特にこれに限定されない。
まず、紐を二つに折り、その両端部をストッパー装置3の下開口部321(図2参照)から通してストッパー34の掛止突起341の前方を通し、更に滑車33に巻き掛ける。
巻き掛けた紐の一端側である上下紐4aは左方へ水平に伸ばし、右滑車装置6の挿通孔551を通して、更に左方へ水平に伸ばす。そして、左滑車装置5の滑車56に巻き掛けると共に、下方に垂らして簾本体1下端のロール部分12の左側をすくい掛ける。すくい掛けた上下紐4aの一端部は、左滑車装置5の後側にあるリング53に結んで固定する。
他方、ストッパー装置3の滑車33に巻き掛けた紐の他端側である上下紐4bは、左方へ水平に伸ばし、右滑車装置6の滑車56に巻き掛ける。そして、下方に垂らし、簾本体1下端のロール部分12の右側をすくい掛ける。すくい掛けた上下紐4bの他端部は、右滑車装置の後側にあるリング53に結んで固定する。
ストッパー装置3から垂下した紐状体によって操作紐4cが構成され、その下端部にはつまみ71が取り付けられている。操作紐4cはつまみ71の孔に通した後に結び目を形成することで、つまみ71に固定される。符号72(図1参照)は、操作紐4cを束ねる留め具を示している。
なお、操作紐4cは、簾本体1の幅方向の左右どちらに設けても良い。
(作 用)
図1に示す簾A1は次のように作用する。
本実施例では、操作紐4cが簾本体1の前面・後面側ではなく、簾本体1の幅方向の端縁部11よりも外方に位置している。これにより、簾本体1の前面側あるいは後面側のどちら側に居ても、操作紐4cを操作でき、簾本体1の上げ下げの操作が容易である。
操作紐4cの具体的な操作は、次のようにして行う。
図1に示す状態から操作紐4cを下に引っ張ることにより、ストッパー34(図2参照)を下方に回動させ、ストッパー34による操作紐4cへの掛止を解除する。これにより、簾本体1のロール部分12が自重によって下がり始め、簾本体1は閉じられる。
また、簾本体1が閉じた状態から操作紐4cを下方に引き下げることにより、ストッパー34による操作紐4cへの掛止を解除して、簾本体1を巻き上げることができる。
なお、引っ張っていた操作紐4cを簾本体1の中央側(図1及び図2で左側)へ動かし力を緩めれば、再びストッパー34によって上下紐4a,4bが掛止され、ロール部分12はその位置で止まる。これにより、簾A1の開け幅を調整することができる。
図4は本実施例に係る簾の使用状態を示す斜視説明図であり、和食処や居酒屋などで簾を間仕切りとして使用して室内構造を構成した場合の一例を示している。
例えば通路Bに面した座敷に簾を使用した場合(図4参照)、図6に示す従来の簾では、操作紐96が設けられていない側から簾の操作をすることが困難であったため、その操作のためだけに通路に一旦降りて簾の反対側に回り込まなければならず、使い勝手が悪かった。
これに対し、本実施例では、上記したように、簾本体1の前面側あるいは後面側のどちら側に居ても操作紐4cの操作ができるので、簾A1の反対側に回り込む必要はなく、作業効率を向上させることができる。特に狭く仕切った座敷などで使用した場合や、客が座っている場合などでは、店員が動き回りにくいため、その効果は顕著である。また、簾を開閉するために店員が騒々しく動き回る必要がないので、和食処や居酒屋等で落ち着いた雰囲気を保てる。
なお、図4ではテーブルC,C間を隣接する二つの簾A1で仕切り、且つ、操作紐4cが通路側に向くように簾A1,A1を配置しているが、テーブルC,C間を一つの簾A1で仕切るようにしても良く、また操作紐4cが通路とは反対の壁側に向くように簾A1を配置しても良い。
テーブルC,C間を一つの簾A1で仕切るようにした場合、操作紐4cが通路側に面するように簾A1を配置すれば、店員は通路側に立った状態で操作紐4cを手元で操作することができる。したがって、座敷に上がり込んだり、通路側から腰を屈めて手を伸ばす必要はない。また、操作紐4cが通路とは反対の壁側に面するように簾A1を配置すれば、操作紐4cが隅の方に位置するので、客の邪魔になりにくい。
図5は、本考案に係る簾の第2の実施例を示す斜視説明図である。
なお、実施例1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、実施例1で示してある箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。
図5は、たくり上げ型(ローマンシェードとも称される)の簾A2を示している。簾A2は、開閉機構が実施例1と異なる以外は、ストッパー装置3、滑車装置5,6等の基本的な構造は同じある。ただし、図5で操作紐4cが簾本体1の左側にあるため、ストッパー装置3、滑車装置5,6の形状は実施例1と左右対称形となっている。なお、操作紐4cを簾本体1の右側に配置することもできる。
簾本体1の一方の側面(図5で紙面側)には、その上下方向に沿って所要の間隔をおいて挿通部である所要数の挿通環8が一列に取り付けられており、挿通環列を形成している。挿通環列は、各滑車装置5,6の下方に設けられている。
ストッパー装置3の滑車33に巻き掛けた上下紐4aの一端側は、右方へ水平に伸ばし、左滑車装置5の挿通孔(図面では隠れて見えず)を通して、更に右方へ水平に伸びている。そして、右滑車装置6の滑車56に巻き掛けると共に、下方に垂らして挿通環列を構成する各挿通環8を挿通し、上下紐4aの一端部は簾本体1の下端部に固定されている。
他方、ストッパー装置3の滑車33に巻き掛けた上下紐4bの他端側は、右方へ水平に伸ばし、左滑車装置5の滑車56に巻き掛けられている。そして、下方に垂らして挿通環列を構成する各挿通環8を挿通し、上下紐4bの一端部は簾本体1の下端部に固定されている。なお、本実施例では取り付けられていないが、簾本体1の下端部にウェイトバーを取り付けることもできる。
(作 用)
実施例2に係る簾A2は次のように作用する。
簾本体1を下ろした状態から操作紐4cを引き下ろして、各挿通環8に通した上下紐4a,4bを上昇させる。これにより、図5に示すように、簾本体1の下端側が上昇して、上方にある挿通環8に順次当接していく。そして、上下に隣合う挿通環8の間の簾本体1にひだを形成しながら、挿通環8と一体に上昇し、簾本体1は開いた状態となる。簾本体1を閉じる際には、上記した逆の作用をとる。
その他の作用及び効果は、実施例1と大体において同じであるため、説明を省略する。
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本考案は図示の実施例に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
更に、実用新案登録請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、実用新案登録請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
本考案に係る簾の第1の実施例を示す斜視説明図。 図1に示す簾に使用する滑車装置の部分拡大断面説明図。 簾の上部側を示す部分拡大側面視説明図。 本実施例に係る簾の使用状態を示す斜視説明図。 本考案に係る簾の第2の実施例を示す斜視説明図。 従来の簾を示す斜視説明図。
符号の説明
A1,A2 簾
B 通路
C テーブル
F フック
1 簾本体
2 上部吊下体
3 ストッパー装置
4a,4b 上下紐
4c 操作紐
5 左滑車装置
6 右滑車装置
8 挿通環
11 端縁部
12 ロール部分
21 溝
31 取付部
32 ケース
33 リング
33 滑車
34 ストッパー
51 取付部
52 吊下環
53 リング
54 側板
55 外板
56 滑車
71 つまみ
72 留め具
121 ウェイトバー
311 リベット
321 下開口部
322 上開口部
323 下面部
341 掛止突起
551 挿通孔

Claims (3)

  1. 上部吊下体(2)から吊り下げられた簾本体(1)と、簾本体(1)を上げ下げする紐状体(4a)(4b)を巻き掛ける滑車装置(5)(6)と、を備え、簾本体(1)の上げ下げを操作する操作紐(4c)が紐状体(4a)(4b)の他端側で構成される簾であって、
    操作紐(4c)を垂下させる滑車(33)と、操作紐(4c)を掛止するストッパー(34)とを有するストッパー装置(3)を備え、
    上記滑車装置(5)(6)及びストッパー装置(3)は上部吊下体(2)に外付けされ、上記操作紐(4c)は、簾本体(1)の幅方向の端縁部(11)よりも外方で垂下していることを特徴とする、
    簾。
  2. 上部吊下体(2)の長手方向の一端側の長さは簾本体(1)の幅よりも長くなっており、上部吊下体(2)のうちの簾本体(1)から張り出した部分にストッパー装置(3)が取り付けてあることを特徴とする、
    請求項1記載の簾。
  3. 請求項1または2記載の簾(A1)(A2)の簾本体(1)を垂らして所要空間を区画し、操作紐(4c)を操作することにより、区画した前後の空間部の両方から簾本体(1)を上げ下げできるように構成したことを特徴とする、
    室内構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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