JP3055245U - コースロープ用防波フロート - Google Patents

コースロープ用防波フロート

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JP3055245U
JP3055245U JP1998004560U JP456098U JP3055245U JP 3055245 U JP3055245 U JP 3055245U JP 1998004560 U JP1998004560 U JP 1998004560U JP 456098 U JP456098 U JP 456098U JP 3055245 U JP3055245 U JP 3055245U
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JP
Japan
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notch
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Application number
JP1998004560U
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Inventor
古野典
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Tsukasa Electric Co Ltd
Original Assignee
Tsukasa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大フロート体を左右の半体の結合ではなく一体
成型の単体で構成して軽量化し且つ製作手数を省くとと
もに、小フロート体を大フロート体の左右に配置して目
視できるようにする。 【解決手段】大フロート体1の外輪4の周面左右に複数
の欠切部5を設け、欠切部5を除く外輪4の内面と、ボ
ス6の間に、中心部寄りに凹欠部8を形成した羽根板7
を設ける。羽根板7の間に設けた楔爪11を有する掛止
片9に小フロート体20を係合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、大フロート体と、大フロート体の左右に位置する小フロート体からな るコースロープ用防波フロートに関する。
【0002】
【従来の技術】
競泳中に、隣接する泳者から生ずる波動の影響を防止するためのコースロープ用 フロートは、大型のものほど効率よく波動を減殺するので公式の水泳競技では日 本水泳連盟が認めている最大150mm径のフロートが用いられるようになって いる。そしてこの種のフロートとして、波動を減ずる大フロート体と、浮力を生 ずる小フロート体からなり、大フロート体は左右の半体を結合させて形成し、各 半体の内面凹所内に小フロート体を配置する形式のものが知られている(例えば 実開平5−200号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のフロートは、大フロート体が2個の半体からなるのでその分組 み立て手数がかゝるのと、結合手段として半体に係合片と係合孔を設けるなど構 造が複雑となるので勢い製品が高価となる不利を有している。
【0004】 2個の半体を必要とすることによって大フロート体の重量が増し、水面に浮かべ るとフロート全体が水中に沈みがちとなる傾向にある。波動は水面の上下に及ぶ のでフロートが水中に没すると十分な波消し効果が得られないといった不都合を 生ずる。
【0005】 また上記フロートは、半体同士が形成する球状凹面内に小フロート体を収納する 形式のものが殆どでその収納作業が面倒であるのと、左右の半体を結合すると小 フロート体が外見されないため小フロート体の収納忘れがあっても直ちには確認 ができないといった問題もあった。
【0006】 更に従来のフロートは、羽根板が外輪よりもかなり側方に突出しているものが多 く、このため泳者の手指が直接しやすいといった不利に加え、波の滞留する余地 がないので左右半体の側板にあけた通水孔より波がそのまゝ通過してしまい所期 する程の波消し効果が得られないという不具合もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、大フロート体の重量が適切でフロートが程よい状態で水面に浮かぶと ともに材料費が節約でき且つ製作手数が可及的省けるように、大フロート体を一 体成型で得られる単体で構成して2個の半体を結合することを不要とし、また小 フロート体を大フロート体の左右に係合することにより外見できるようにしたも のであって、しかもフロートに衝当した波が効果的に減殺されるべく構成してい る。
【0008】 すなわち本考案は、車輪状の大フロート体と、大フロート体の左右に配置した環 状の小フロート体からなるコースロープ用防波フロートであって、大フロート体 が通水孔付き中央板端部の外輪の周面左右に複数の欠切部を有し、欠切部を除く 外輪の内面と、ロープを挿通するボスとの間に、中心部寄りに凹欠部を形成した 羽根板を備え、而して羽根板の間に設けた先端を楔爪とした掛止片に小フロート 体を係合し、該小フロート体が前記羽根板凹欠部の奥端と楔爪との間に位置する ことを技術手段としている。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下本考案を図面に基づき説明すると、1は車輪状の大フロート体であり、中央 板2に通水孔3を列穿し、中央板2の端部外輪4を最大直径150mm、横幅7 4mmに形成する。外輪4の周面の左右には欠切部5を均等に6か所形成し、こ の欠切部5を除く外輪4の内面と、コースロープRを挿通するボス6との間に羽 根板7を設ける(羽根板も左右に各6か所形成される)。羽根板7の上端は外輪 4の横幅に等しく、外輪4の側方に突出することはない。
【0010】 羽根板7は、中心部寄り(ボス寄り)に夫々凹欠部8を形成し、羽根板7の間に 、後記する小フロート体20を係合する掛止片9を設ける。この掛止片9は全て の羽根板間に設けるのではなく、左側に3か所、右側に3か所、左右が同位置と ならないように齟齬状に配置する。掛止片9は中央板2とボス6と一体であり前 部に開口10がある。そして掛止片9の先端は開口10と反対側に楔爪11を突 設している。開口10が存在するので楔爪11は外側からの押圧を受けると内側 方向へ傾く。
【0011】 小フロート体20は中空環状に形成し、左右の掛止片9と係合する。小フロート 体20の外径は55mm、内径は32mmとしてある。掛止片9に突設している 各楔爪11は小フロート体20の内径よりも外側に突出させてあり、したがって 小フロート体20を掛止片9に係合するには、掛止片9を内方へ押圧して楔爪1 1を一旦すぼめ、小フロート体20を押し込むようにする。
【0012】 楔爪11を圧接して掛止片9に係合した小フロート体20は、羽根板7の凹欠部 8内にも介入する。そして凹欠部8の奥端部によって小フロート体20は後面を 抑止されるとともに前面が楔爪11によって抑止されるので位置決めがなされ大 フロート体1の左右に小フロート体20が取り付けされる。なお小フロート体2 0の内径よりも、3か所の掛止片9を結んで形成される円直径をやゝ小径にして 、掛止片9と係合した小フロート体20に若干の余裕をもたせておく。
【0013】 上記構成のフロートをロープRに沿って列設すると、競泳時に生ずる隣接するコ ースからの波動は、羽根板7によって減殺される一方、外輪4の欠切部5からそ の内部へと入り込む。このとき外輪4の内面と中央板2の間において波は一旦滞 留し、その勢いを減じられる。更に波の一部は中央板2の通水孔3を通って反対 側へと入り込み波勢が一層減じられる。羽根板7の横幅は幅広の外輪4とほゞ等 しく、したがって隣接するフロート同士の間には大きな隙間を生じないので、波 が隙間を通ってそのまゝ隣接するコースへ直接及ぶことはない。
【0014】 大フロート体1の左右に配置した小フロート体20は、前面を楔爪11によって 抑止されているのでいかなる波の動きによっても抜け出るおそれはなく、しかも 左右均等に存在するのでバランスのよい浮力を生ずる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したような形態で実施される本考案は、以下に記載したような効果を奏 する。
【0016】 大フロート体が半体同士の組み合わせではなく、一体成型で得ることのできる単 体であり、煩雑な製作工程や組み立て手数がかゝらず、複雑な構造ともならない ので材料費を節し、安価に提供できる。
【0017】 大フロート体が、2個の半体を結合した従来のような重量を有しないので、水中 に没することがなく程よい状態で水面に浮かび、波が直接隣接コースに及ぶこと がない。
【0018】 羽根板が外輪の側方にいたずらに突出しないので、泳者の手指が触れて感触が悪 いといった不利がなく、またフロート同士に大きな隙間を生ずることもないので 波動がそのまゝ通過せず、フロートに確実に衝当する。
【0019】 欠切部から入った波勢が羽根板で減殺されるとともに、外輪内面の間に一旦滞留 し、更に通水孔を通るので強い波動であっても迅速に消波できる。
【0020】 大フロート体左右の掛止片に係合した小フロート体は容易に外見できるので、小 フロート体の取り付け不備といった事態を未然に防止でき、また大フロート体と 異なる色彩のものとすると、両者の色彩のコントラストによって頗る見栄えのよ いフロートとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案フロートの外観斜視図である。
【図2】フロートの正面図である。
【図3】フロートの下半分を切断した側面図である。
【図4】大フロート体の要部断面図である。
【図5】本案フロートをロープに列設した側面図であ
る。
【符号の説明】
1大フロート体 2中央板 3通水孔 4外輪 5欠切部 Rロープ 6ボス 7羽根板 8凹欠部 9掛止片 10小フロート体 11楔爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪状の大フロート体と、大フロート体の
    左右に配置した環状の小フロート体からなるコースロー
    プ用防波フロートであって、大フロート体が通水孔付き
    中央板端部の外輪の周面左右に複数の欠切部を有し、欠
    切部を除く外輪の内面と、ロープを挿通するボスとの間
    に、中心部寄りに凹欠部を形成した羽根板を備え、而し
    て羽根板の間に設けた先端を楔爪とした掛止片に小フロ
    ート体を係合し、該小フロート体が前記羽根板凹欠部の
    奥端と楔爪との間に位置することを特徴とするコースロ
    ープ用防波フロート。
JP1998004560U 1998-06-24 1998-06-24 コースロープ用防波フロート Expired - Lifetime JP3055245U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11634922B2 (en) 2019-02-12 2023-04-25 Gifu Plastic Industry Co., Ltd. Lane rope float

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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