JP3054752U - 電子塗装システム装置 - Google Patents

電子塗装システム装置

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JP3054752U JP1998004581U JP458198U JP3054752U JP 3054752 U JP3054752 U JP 3054752U JP 1998004581 U JP1998004581 U JP 1998004581U JP 458198 U JP458198 U JP 458198U JP 3054752 U JP3054752 U JP 3054752U
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栄次 丸子
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丸子電子株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子塗装システム装置 【構成】 本考案の電子塗装システム装置は塗料をイ
オン化する塗料電子処理装置25と塗装の大気環境を
イオン化クリーン化する大気清浄化電子シャワー装置2
4と余分のイオンを中和し除電するカーボン土間19
と塗料吹き付け用エアガン用の圧縮高圧空気をイオン
化せしめる圧縮空気電子イオン化装置26と高圧交流
静電位を供給する可変交流低周波高圧静電位発生装置3
からなる。これによってクリーン化した環境で安定した
良い塗膜が形成できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車、産業機械などの塗装に際し塗装ブースに設置して用いられる 塗装システム装置に関する。
【0002】 従来より自動車、産業機械などの塗装においては塗装ブースで塗料を圧縮空気 を用いるエアガンで吹きつけ塗装が行われている。このような塗装に際しては被 塗装面、器具や被服に帯電している静電気を除電するために塗装ブースへの送気 ダクト内に内蔵したる電気集塵装置又は高電圧印加電極を口金に付設したエアガ ンに空気を通し、イオン化した空気を送気することによって静電的に付着してい るダストやゴムに帯電している電荷を中和し静電的な付着力を解消せしめダスト やゴミが空気の送気風によって容易に除去されるように配慮された装置が用いら れている。しかしながらダストやゴミを完全に除去できず、これらが塗装面に色 むらやブツなどの欠陥を生じせしめる原因となる問題が生じるなど改善解決すべ き課題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は上述したような従来の技術での問題点を解決 すべく、塗装環境をよりクリーン化整備して大気中に浮遊するダストやゴミを より完全に排除し、また被塗装面や塗装器具や被服に付着しているダストやゴミ をより完全に除去した後、塗装を行いより完全な塗膜を形成せしめるような有 効な塗装システム装置を目的とする本考案の電子塗装システム装置を提供するこ とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため手段として本考案の電子塗装システム装置を提供 するものである。 塗装を行う周辺の大気環境をイオン化即ちクリーン化整備を行うための大気 浄化電子シャワー装置24と、塗装を行う場所の大地環境において余分のイオ ンを中和除電するためのカーボン土間19と、塗料をイオン化するための塗料 電子 13で吹きつけより完全な塗膜を形成せしめるための圧縮空気電子イオン化装置 26と、上記の大気浄化電子シャワー装置24と塗料電子処理装置25と圧縮 空気電子イオン化装置26の各々に耐圧絶縁被覆した導電線4で結線し高電圧を 供給する可変交流低周波高圧静電位発生装置3とからなる電子塗装システム装置 である。
【0005】 該大気浄化電子シャワー装置24は電子シャワー突起付放射電極16を絶縁カ バー17を通して塗装ブース27の天井14から電気絶縁性の吊り具15で吊り 下げる構造からなっており、その電子シャワー突起付放射電極16には50/6 0サイクル3000V〜4500Vの高圧交流低周波静電位が印加される。突起 付放電電極からは電子が空気 和し、ダストやゴミを被塗装物から容易に離脱除去せしめることができる。
【0006】 され除電される。このような塗装ブース27の中においては衣服やその他の塗装 器具もすべて中和され除電される。該カーボン土間19はカーボン粒を敷きつめ たマットやカーボン粒を混入させたコンクリートからなり電気的に接地されたも のある。
【0007】 該塗料電子処理装置25は突起付電極板8を絶縁樹脂7で包接した電極板6か らなりこの突起付電極板8に50/60サイクル交流低周波高圧静電位3000 V〜4500Vが印加されるよう耐圧絶縁被覆の導電線4で接続された構造から なっている。塗装に際しては、前もって塗料の入った封袋5ごと塗料電子処理装 置25の電極板6 イオン化した塗料22をエアガン13に装填し、圧縮空気電子イオン化装置26 を通し
【0008】 該圧縮空気電子イオン化装置26はコンプレッサー10からエアガン13に至 る圧縮空気11の耐圧ゴムホース12にコイル状の電極9をまきつけ絶縁樹脂7 で被覆した構造になっており、かつコイル状の電極19には交流低周波高圧静電 位3000V〜4500Vが印加されるよう耐圧絶縁被覆の導電線4で接続され た構造からなっている。 付けられる。塗料はガス状の超微粒子となり、被塗表物に吹きつけられ安定した 塗膜を形成する。この際完全には取り切れなかったダストやゴミ20を完全に吹 き飛ばし、クリーン化仕上げを一層増長せしめ色むらやブツのない光沢のある安 定したより完全な塗膜を形成せしめることができる。
【0009】 該可変交流低周波高圧静電位発生装置3は上述した各装置に高圧交流静電位3 000V〜4500Vを供給する装置である、入力は50/60サイクル100 V交流電源1のコンセント2から導入される。
【0010】
【作用】
本考案の電子塗装システム装置の作用は主として次のの作用によるものと 考えられる。 塗装ブース内の天井に複数個を配列した電子シャワー突起付放射電極に交流 万遍なく均一に自動車のような大きい被塗装物でも広く包み込むので、空気中に を中和し除電せしめ容易にダストやゴミを効率よく、より完全に除去することは できる。次にこのようにより完全にクリーン化した被塗装物にエアガンで塗料 空気で噴霧されることから塗料は超微粒子となり被塗装物に吹き付けられるので 、色むらブツのない、かつ緻密な硬くて光沢ある塗膜が形成される。
【0011】
【実施例】
図面にもとづいて本考案の実施例を述べる。 図1、2、3、4に示す関連概略図の通り電子装置システム装置の塗料電子処 理装置25、電子シャワー突起付放射電極16(長2000×高250×巾20 0mm)4ヶからなる大気浄化電子シャワー装置26、カーボン土間19、コイ ル状電極9(長500mm×直径30mm)を用いた圧縮空気電子イオン化装置 26及び可変交流低周波高圧静電位発生装置3を配置し、かつ排気ピット21を 有する塗装ブース27に被塗装物の自動車18を配しメタリック塗装を行った。 まず上述したように塗装ブース27内の環境を浄化した後吹き付け塗装を行った 。この場合の環境条件、塗装条件および塗膜の仕上がり状況を対照(従来通りの 塗装装置)と比較し表1に示した。
【0012】
【0013】 表1からわかるように本考案の電子塗装システム装置は従来の塗装装置に比較 してダストやゴミを効率よく除去し、色むらのいない、かつブツのない光沢ある 安定した塗膜を形成できることがわっかった。しかも、熱処理後にはより緻密な 光沢ある硬い塗膜を形成できることがわかった。交流低周波高圧静電位は50/ 60サイクル3000V以下ではその効果が低下し4500V以上では安全性の 面から範囲外とした。従って望ましい電位は3000V〜4500Vであること がをかった。
【0014】
【考案の効果】
本考案の電子塗装システム装置は次のような効果を奏することがわかった。 塗装周辺の環境を、即ち空気中及び被塗装物面のダストやゴミを除去し、ク リーン化することがより効果的であること。 塗装においてわは色むら、ブツのない光沢のある硬くて緻密な塗膜を形成せ しめる上でより効果的であること。 塗装作業がより単純化されより効率的であること。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子塗装システム装置の概略図
【図2】塗料電子処理装置の概略図
【図3】圧縮空気電子イオン化装置の概略図
【図4】大気浄化電子シャワー装置とカーボン土間と塗
装ブースの概略図
【符号の説明】
1 100V交流電源 2 コンセント 3 可変交流低周波高圧静電位発生装置 4 導電線 5 塗料の入った封袋 6 電極板 7 絶縁樹脂 8 突起付電極 9 コイル状電極 10 コンプレッサー 11 圧縮空気 12 耐圧ゴムホース 13 エアーガン 14 天井 15 吊り具 16 放射電極 17 絶縁カバー 18 被塗装物(自動車) 19 カーボン土間 20 ダストやゴミ 21 排気ピット 24 大気浄化電子シャワー装置 25 塗料電子処理装置 26 圧縮空気電子イオン化装置 27 塗装ブース

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料をイオン化するための塗料電子処
    理装置と、塗装する周辺の大気環境をイオン化清浄化
    整備を行う大気浄化電子シャワー装置と、塗装を行う
    場所の大地環境においてイオンを中和除電するための電
    気的に大地に接地されたカーボン土間と、塗装する際
    に使用する塗料吹き付けエアガン装置の圧縮空気をイオ
    ン化する圧縮空気電子イオン化装置と、上記の塗料電
    子処理装置、大気浄化電子シャワー装置の各々に耐圧絶
    縁被覆した導電線を接続して50/60サイクル300
    0Volt〜4500Voltの交流低周波高圧静電位
    を供給する可変交流低周波高圧静電位発生装置とからな
    ることを特徴とする電子塗装システム装置。
  2. 【請求項2】 塗料の封袋をそのままのせることができ
    て、かつ50/60サイクル3000Volt〜450
    0Voltの交流低周波高圧静電位を印加して使用する
    電気絶縁性樹脂で包接した突起付電極板からなる塗料電
    子処理装置を有することを特徴とする請求項第1項記載
    の電子塗装システム装置。
  3. 【請求項3】 50/60サイクル3000Volt〜
    4500Voltの交流低周波高圧静電位を印加して使
    用する電子シャワー放射電極を絶縁カバーを通して塗装
    ブース天井から絶縁性吊り具で下げる構造からなる空気
    浄化電子シャワー装置を有することを特徴とする請求項
    第1項記載の電子塗装システム装置。
  4. 【請求項4】 カーボン土間はカーボン粒を敷き詰めた
    マット装置又はカーボン粒入りコンクリートなどからな
    ることを特徴とする請求項第1項記載の電子塗装システ
    ム装置。
  5. 【請求項5】 50/60サイクル3000〜4500
    Volt交流低周波高圧静電位を印加し圧縮空気をイオ
    ン化するコイル状電極を圧縮空気を送気する送気耐圧ゴ
    ムホースに巻きつけ絶縁被覆する構造からなる圧縮空気
    電子イオン化装置を有することを特徴とする請求項第1
    項記載の電子塗装システム装置。
JP1998004581U 1998-05-22 1998-05-22 電子塗装システム装置 Expired - Lifetime JP3054752U (ja)

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