JP3054432U - 害虫忌避剤の夜光容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容した忌避剤の臭いで害虫を忌避すると共
に、光が嫌いな害虫をも忌避できる夜光容器を提供す
る。 【解決手段】 厚紙１１の表面に、防水用樹脂と夜光塗
料との混合層１２をコーティングした厚紙体を用いて通
常の箱体のように組み立てる。容器１の上面と長手方向
側面には通孔１５が透設してあり、内部に設置した固形
の忌避剤２を発散できる。なお、容器１の大きさは長さ
約３cm、巾約１cmである。表面が防水用樹脂のため防水
効果があり、夜光塗料のため全体が夜光となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、害虫を寄せ付けないため忌避剤を収容する容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から種々の忌避剤が使用され、その発散成分で害虫を忌避しているが、ヒメ クロゴキブリ等のように光を避ける害虫もいる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、収容した忌避剤の臭いで害虫を忌避すると共に、光が嫌いな害虫をも 忌避できる夜光容器を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このため本考案は、忌避剤を収納し通孔からそれを発散させることでゴキブリ等 の害虫を忌避するものにおいて、容器体に夜光塗料を全面或いは一部に用いるこ とで夜光器体とする構成の害虫忌避剤の夜光容器である。なお、容器材料の厚紙 に夜光塗料を含浸又はコーティングして夜光器体としてもよく、また容器材料の プラスチック材に夜光塗料を混合させてプラスチック成形した夜光る器体として もよい。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の詳細を図示した形態例で説明する。図１で示す形態例において、 １は厚紙製の夜光容器であり、図２のように、厚紙１１の表面に、防水用樹脂と 夜光塗料との混合層１２をコーティングした素材を用いて通常の箱体のように組 み立てて成るのである。なお、厚紙に防水用樹脂と夜光塗料との混合液を含浸さ せてもよい。

【０００６】 また、容器１の上面と長手方向側面には通孔１５が透設してあり、内部に設置 した固形の忌避剤２が発散できるようになっている。なお、容器１の大きさは長 さ約３cm、巾約１cmである。

【０００７】 このようにした本例容器１は、表面が防水用樹脂のため防水効果があり、夜光 塗料のため全体が夜光となるのである。このため、光を嫌うヒメクロゴキブリや モリチャバネゴキブリ等は容器１の夜光で近寄らず、その他のゴキブリ等の害虫 も忌避剤２の通孔１５からの発散臭で容器１に近寄らないのである。

【０００８】 本例は上記の構成としたが、本考案においてはこれに限定されない。例えば、 容器の材質は問わず、容器材料となるプラスチック材に夜光塗料を混合させて成 形してもよい。また容器の形状及び大きさも適宜であり、容器本体に上蓋を着脱 させるものでもよい。

【０００９】 さらに、夜光塗料は容器の全面の他、その一部に用いてもよい。なお、忌避剤 の成分組成及び形状は任意であり、容器に透設する通孔の形状、数及び配置部位 も限定されない。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の請求項１によると、ゴキブリ等の害虫が忌避剤の発散臭によって忌避で きると共に、夜光容器のため光を嫌うヒメクロゴキブリ等も忌避できるのである 。請求項２では、安価に製造できると共に、廃棄公害を防止できるのである。請 求項３では、簡単に製造できるのである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一形態例を示す一部切欠した斜視図で
ある。

【図２】その厚紙体の拡大縦断面図である。

【符号の説明】

１ 夜光容器 １１ 厚紙 １２ 防水用樹脂と夜光塗料との混合層 １５ 通孔 ２ 忌避剤

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 忌避剤を収納し通孔からそれを発散させ
   ることでゴキブリ等の害虫を忌避するものにおいて、容
   器体に夜光塗料を全面或いは一部に用いることで夜光器
   体とすることを特徴とする害虫忌避剤の夜光容器。
2. 【請求項２】 容器材料の厚紙に夜光塗料を含浸又はコ
   ーティングして夜光器体とした請求項１の夜光容器。
3. 【請求項３】 容器材料のプラスチック材に夜光塗料を
   混合させて成形した請求項２の夜光容器。