JP3054152B2 - 作業台船 - Google Patents

作業台船

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JP3054152B2
JP3054152B2 JP63260992A JP26099288A JP3054152B2 JP 3054152 B2 JP3054152 B2 JP 3054152B2 JP 63260992 A JP63260992 A JP 63260992A JP 26099288 A JP26099288 A JP 26099288A JP 3054152 B2 JP3054152 B2 JP 3054152B2
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康秀 岡村
光春 青山
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大豊建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はケーソン等のマウンドを構築する際に用いら
れる作業台船に関する。
(従来の技術) 従来、水底にマウンドを構築する際には、捨石やコン
クリート塊を積んだ作業台船を目的の位置に運航または
曳航した後、バケットで捨石等を水面上から落としてい
た。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記のような従来の構築手段による
と、特に水深が深い時には、海流などにより捨石の散乱
をまねくため、必要な箇所へ適当な量の捨石を沈降させ
ることが難しかった。また、捨石等の投入により、水深
に関わることなく広い範囲の海洋汚濁につながるという
問題があった。
この発明は斯る課題を解決するためになされたもので
あり、その目的とするところは、捨石等の散乱を防止し
つつ必要な箇所へ捨石等を沈降させることのできる作業
台船を提供することにある。
(課題を解決するための手段および作用) 本発明は前記目的を達成するために、給排水あるいは
給排気設備と接続され浮沈自在であるとともに、中空状
をなし、かつ水底方向に伸びたり、底部側に縮むことが
自在なシュートを床部に設けてなり、このシュートは、
内部が密閉された中空室を有する複数個の伸縮自在な浮
体からなる構成としている。
前記構成により、本発明によれば、作業船に捨石等の
水中投入のための投入部が設けられ、また作業船床部に
はこの投入部をとり囲むように水中に浮沈自在な浮体が
設けられて、前記投入部と浮体とで伸縮自在なシュート
が形成されている。
このシュートは使用時には伸長されて水底に沈設さ
れ、シュート内を通してマウンドを構築すべき箇所に投
入部から捨石等の投入が行われる。また、非使用時には
シュートは短縮浮上された作業船の床部近傍に収納され
る。
以上により、前記シュートを用いて周囲に捨石等を散
乱させることなく目的の場所に速やかに捨石等を沈降さ
せることができる。
(実施例) 第1図(a),(b),(c)は本発明の第1実施例
を示すもので、図中1は作業台船で、これは作業船2と
捨石投入用の略筒柱状の投入部2a、水面下に投入部2aの
側壁を形成するように斜め下の外方側に向かって伸長さ
れ作業船2の床部に固設された投入体2b、および上下浮
沈自在で投入体2bの外周側に設けられ内部に密閉された
中空室9を持った別体構造の浮体3、および該浮体3の
外周側に設けられ前記と同様の中空室9′を持った別体
構造の浮体3′から構成されている。
而して、前記浮体3,3′の中空室9,9′に水を注入して
沈設させると、浮体3,3′は投入体2bと一体となって作
用し、略筒柱状で水底方向に広がりの形状を有するシュ
ートが形成される。この場合、もしも水深が浅い場合に
は、浮体3,3′のみを沈設してシュートとして使用する
こともできる。尚、浮体3,3′の平面形状は円形、その
他の多角形などの形状であってもよい。
前記浮体3,3′は内部に密閉された中空室9,9′を持
ち、また作業船2上にはポンプ設備Pとコンプレッサー
設備Cとが設けられていて、ポンプ設備Pに接続された
給排水管P−1およびバルブP−2により中空室内の水
の給排水が可能である。また、ポンプ設備Pには、海面
下から海水を組み上げる給水管P−3が取り付けられて
いる。浮体3,3′を浮上させるには、沈設した浮体3,3′
の中空室9,9′内の水を排水した後、コンプレッサー設
備Cに接続された注入管C−1、およびバルブC−2に
より中空室9,9′内に給気を行う。
また、浮体3の外側面に形成されている浮体3′は浮
体3と略同一に構成されている。そして、浮体3の外側
面下部aの形状と浮体3′の内側面上部bの形状とは略
同一に構成されており、浮体3′を沈設した場合に、浮
体3の外側面下部aの直径は浮体3′の内側面上部bの
直径より、やや大きい形状で構成されているため、浮体
3′が浮体3から抜け落ちることはない。尚、投入体2b
と浮体3との間も同様に構成されている。
また、浮体3′内に空気を送り込んだ時に、浮体3′
は上下浮沈自在なため、浮体3よりも海面方向に上昇す
ることも考えられるが、その防止策として浮体3′の下
端面において内方に向かうストッパー4′が設けられて
いる。尚、浮体3の下端面にも前述と同様にストッパー
4が設けられている。その他Gは海底地盤、Wは浮体3
に注入された水、W′は浮体3′に注入された水であ
る。
次に作業台船1によるマウンドの施工例を説明する。
第1図(a)に示されるように、マウンドを構築すべ
き海底面上に投入部2aが設けられるように作業台船1を
運航または曳航した後、中空室9,9′に水W,W′を注入し
て浮体3,3′を沈下させる。このとき、浮体3,3′および
投入体2bは一体となってシュートを形成するため、第1
図(b)に示されるように、作業船2上より投入部2aを
介して捨石等の投入を行う。尚、浮体3,3′は捨石の投
入に耐えうる構造となっている。また、同じ位置におけ
るシュートの捨石投入範囲は限られているため、ある程
度の投入が終了したら、中空室9,9′の排水、給気を行
って浮体3,3′を浮き上がらせた後、作業台船1の移動
を行い、再び浮体3,3′を沈下させ、次の箇所において
捨石の投入を行う。
以下、作業台船1の移動を適宜行い、所望するマウン
ドを構築するまで捨石の投入作業が行われる。
マウンド構築終了後は、第1図(c)に示されるよう
に、浮体3,3′の中空室9,9′から排水を行い空気を送り
込み、作業船2の船底で水中に浮体3,3′を浮上させ
る。ここで浮体3,3′は海底方向に対して下広がりの構
造であるため、各浮体の接続部において投入した捨石が
挟まったり、またこの捨石の挟まりにより浮体が浮上し
なくなる等の不具合は生じない。
第2図は本発明の第2実施例を示すもので、この実施
例では浮体3,3′の下端部に吸水口8を設けると、自動
的に浮体3,3′の中空室9,9′内に水が注入されるため、
浮体3,3′が沈設しシュートが形成される。また、浮体
3,3′を浮上させるには、コンプレッサー設備Cによる
給気を浮体3,3′の上端部から行い、このときの給気圧
により下端部の吸水口8から排水して中空室9,9′内に
空気を充満させることにより浮体3,3′は自動的に浮上
する。従って、この実施例によれば、前述の実施例とは
異なり、ポンプ設備P等を必要としないため、経済的で
あるという利点を有する。
第3図は本発明の第3実施例を示すものである。
この実施例の場合、投入体2bが作業船2と略同じ高さ
で構成されているため、作業船2高を低くし、浮体3,
3′を収納するスペースを作業船2に設けることにより
水深の浅い海域にも用いることができる。その他の構成
・作用は前述の実施例と同じである。
第4図は本発明の第4実施例を示すものである。
この実施例では、浮体3と浮体3′の重なり接触する
部分には、相互に突出した斜面3a,3a′が形成され、か
つ浮体3,3′の側面は略垂直に形成されている。投入体2
bと浮体3についても前述と同様に形成されている。
尚、この第4実施例についても投入体2bと作業船2を
同じ高さで構成することも可能であり、また構成・作用
についても前述の実施例と同じである。更に、前述した
第3,第4の各実施例においても、浮体3,3′の下端部に
吸水口8を設ける構造としてもよい。
第5図は本発明の第5実施例を示すものである。
この実施例では、投入体2bの外周側をとり囲むように
適数段の筒状体7,7′が設けられ、この筒状体7,7′と該
筒状体7,7′に取り付けられた浮体7a,7a′とは例えば水
よりわずかに比重の重い物質で構成されていて、水中で
は常に沈設してシュートを形成することになる。
このような筒常体7,7′を引き上げるには、浮体7a,7
a′にコンプレッサー設備C等により給気を行い、その
浮力で自動的に浮き上がらせる。その他の構成、作用は
前述した各実施例と同じであり、また投入体2bと作業船
2とを同じ高さで構成することも可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、水深に応じて沈設すべ
き浮体に水を注入することにより、外周側の浮体が一番
深い所に沈設されるとともに、水底方向に略筒状でメガ
ホン状のシュートが形成され、このシュート内を通し
て、マウンドを構築する箇所に捨石等の投入を行うた
め、以下のような格別の効果が得られる。
(1) 浮体を適数段に増やすことにより、水深が大き
い場所にも適応することができる。また、シュートを形
成しているため、捨石等の散乱を防ぐことができ経済的
である。延いては、海洋汚濁の防止にもつながる。
(2) マウンド構築部分にすばやく適当な量の捨石を
沈降させることができるため、時間的なロスも少ない。
(3) 浮体は浮沈自在なため、比較的浅い港内引込み
の他、曳航も自在である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本発明の第1実施例
で、第1図(a)は浮体を沈下させた状態、第1図
(b)はマウンドの構築状況、第1図(c)はマウンド
構築終了後で運航または曳航できる状態を示す図であ
る。 第2図ないし第5図は本発明の他の実施例であって捨石
の投入が可能な状態を示す図である。 1……作業台船、2……作業船、2a……投入部、2b……
投入体、3,3′,7a,7a′……浮体、7,7′……筒状体、9,
9′……中空室。
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭56−43911(JP,B2) 特公 昭56−12653(JP,B2) 特公 昭56−43910(JP,B2) 特公 昭61−14038(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 35/00 B63B 25/04 102 E02D 15/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給排水あるいは給排気設備と接続され浮沈
    自在であるとともに、中空状をなし、かつ水底方向に伸
    びたり、底部側に縮むことが自在なシュートを床部に設
    けてなり、このシュートは、内部が密閉された中空室を
    有する複数個の伸縮自在な浮体からなることを特徴とす
    る作業台船。
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