JP3054089U - ティシュホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面に固定することでティシュホルダーを探
す必要を無くすと共に、ティシュの残量が少なくなった
場合でもティシュホルダーを押さえる必要をなくし、か
つ上下いずれの面からもティシュペーパーの取り出しを
可能とする。 【解決手段】 壁面などに取付ける垂直な取付面１の前
面側に水平なティシュ箱載置面２が形成され、かつ、該
載置面にティシュ取出孔２２を形成された取付体Ａと、
該取付体に対して開閉自在に取付けられ、かつ、前記
取付体の前面４と上面５を覆うと共に該上面にティシュ
取出孔５３が形成された蓋体Ｂとから構成したことを特
徴とするティシュホルダーである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は洗面所、トイレ、室内等の所望場所における壁面に取付け、或いは床 面等の所望場所に載置するティシュホルダーにして、内部に収容したティシュ箱 の上下面からティシュペーパーを抜き出して使用することができるようにしたテ ィシュホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から用いられているティシュホルダーはティシュ箱を布、或いは木、ボー ル紙等で形成されたカバーで覆っていたもので、この種のティシュホルダーは特 定の箇所に取付けることはできず、単に持ち運び使用するものであった。

【０００３】 そして、ティシュホルダーの上面に設けられたティシュの取出孔からティシュ ペーパーが抜き出せるようになっており、この取出孔からティシュペーパーを必 要な枚数だけ抜き取って使用していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このように、従来のティシュホルダーは任意の箇所に自由に持ち運びができる が、持ち運んだ場所を忘れてしまい、これを探すことが多く、無駄に時間を浪費 してしまうことがあった。

【０００５】 又、残っているティシュペーパーの数は少なくなるとティシュ箱の重量が軽く なって、ティシュを取り出そうとする際にティシュホルダーが動いてしまって、 ティシュペーパーの取り出しが行い難かったため、ティシュホルダーを手で抑え なければならない面倒さがあった。

【０００６】 本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、 トイレやティシュを良く使う部屋の壁面にティシュホルダーを固定することでテ ィシュホルダーを探す必要を無くすと共に、ティシュの残量が少なくなった場合 でもティシュホルダーを抑える必要がないようにする。

【０００７】 そして、このティシュホルダーは上下いずれの面からもティシュペーパーの取 り出しを可能とするので、トイレ用としてのティシュホルダーの使いやすさを向 上させるようにしたティシュホルダーを提供せんとするにある。

【０００８】

【課題を解決する手段】

本考案のティシュホルダーは前記した目的を達成せんとするもので、その手段 は、壁面などに取付ける垂直な取付面の前面側に水平なティシュ箱載置面が形成 され、かつ、該載置面にティシュ取出孔を形成された取付体と、該取付体に対し て開閉自在に取付けられ、かつ、前記取付体の前面と上面を覆うと共に該上面に ティシュ取出孔が形成された蓋体とから構成したものである。 また、前記ティシュ箱載置面に、ティシュ箱を載置面から離して載置するため の突条を形成することが望ましい。

【０００９】

【考案の実施の形態】

次に、本考案の実施の形態の一例を、図面に基づいて以下に説明する。 この実施の形態のティシュホルダーは取付体Ａと蓋体Ｂとで構成され、取付体 Ａは不透明な合成樹脂で、蓋体Ｂは透明な合成樹脂で形成し、透明な蓋体Ｂで内 部のティシュ箱が透視できるようにすることが望ましい。

【００１０】 このティシュホルダーの取付体Ａは壁面などに取付け可能な垂直の取付面１と 、この取付面１の下端に連続して水平に設けられていて、ティシュ箱が載置され る載置面２と、前記取付面１と載置面２とを側端部で連結して補強する側面部３ とで構成されている。

【００１１】 前記取付面１には、ティシュホルダーを壁面に取付ける際に、木ねじ等の取付 け具を挿通する挿通孔１１が穿設されているが、壁面への取付けは両面接着テー プを取付面１の背面側に貼着することで行ってもよい。

【００１２】 そして、載置面２上には側面部３に近接してティシュ箱Ｃを載置面２から離し て載置し、ティシュペーパーをティシュ箱の下側から取り出し易くする突条２１ が形成され、更に載置面２にはティシュペーパーを抜き出す横長の取出孔２２が 穿設されている。

【００１３】 又、蓋体Ｂは前面４、これと直交する上面５、これらを連結して補強し、更に は取付体Ａの側面部３間の寸法と外面寸法が略一致してティシュ箱Ｃの側面が接 触するようにした側面部６の３者で形成され、側面部３の前端下側の内面側に設 けた突起３１に嵌合して取付体Ａと蓋体Ｂとを開閉自在に蝶着する窪み部６１が 設けられている。

【００１４】 この蓋体Ｂの上面５の端部には小突起５１が形成されると共に、小突起５１を 係入する係止孔１２が取付体Ａの取付面１に形成されており、小突起５１を係止 孔１２に挿入することによって、取付体Ａの前面部分、上面部分を蓋体Ｂが蓋し た状態に維持させることができる。

【００１５】 蓋体Ｂの上面５には小突起５１に近接して複数の凹凸５２が形成されており、 小突起５１を係止孔１２から抜き出して蓋体Ｂによる取付体Ａの閉蓋状態を開放 する操作をやり易くしている。

【００１６】 更に、上面５にも中央にティシュペーパーを抜き出すための横長の取出孔５３ が穿設されており、このティシュホルダーにティシュ箱を収容するには前記のよ うにして蓋体Ｂを小突起５１と係止孔１２の係合の離脱によって蓋体Ｂを開き、 ティシュ箱Ｃの取り出し口を上方向あるいは下方向の所望の方向に向けて載置面 ２上にティシュ箱Ｃを置く。 そして、蓋体Ｂの小突起５１を係止孔１２に係入して蓋体Ｂを閉蓋状態とするこ とによって、上面５の取出孔５３あるいは載置面２の取出孔２２からティシュペ ーパーを抜き出すことができる。

【００１７】 この際に、ティシュ箱Ｃの下面側にも切り込みを加え、この下側の切り込みと 上側のティシュ取り出し口のいずれからもティシュを抜き出し可能の状態とし、 載置面２に載置すれば上方向および下方向のいずれからもティシュペーパーを抜 き出すことができる。

【００１８】 また、テイシュ箱Ｃを上下２段に重ね、下側のテイシュ箱Ｃは取り出し口を下 側、上側のティシュ箱Ｃの取り出し口は上側として、載置面２に載置すれば、前 記同様に上方向および下方向のいずれからもティシュペーパーを抜き出すことが できるものである。

【００１９】 なお、図面中符号２３は載置面２の下面に設けた足突起で、このティシュホル ダーを床に置いた際に載置面が床に接触して、取出孔２２から出ているティシュ ペーパーをくちゃくちゃにするのを防いでいる。

【００２０】

【考案の効果】

本考案は前記したように、上下面に取出口を形成したティシュ箱を本考案のテ ィシュホルダーに収容することにより、該ティシュホルダーの上下からティシュ ペーパーを取り出すことができ、従って、使い勝手が良く、特に、トイレ等に使 用した場合に使いやすいものである。

【００２１】 また、壁面等に固定することにより、ティシュペーパーが見つからなくて困る ようなことがないと共に、ティシュの残量が少なくなってもティシュホルダーが 動かないので、ティシュホルダーを片手で抑える必要がなくなり、ティシュの取 り出しが容易となる。

【００２２】 さらに、ティシュホルダーにおける載置面に、ティシュ箱を前記載置面から離 して載置するための突条を形成したことにより、ティシュ箱の下側からのティシ ュペーパーの取り出しが容易に行える等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態の蓋体を開いた状態の斜視
図である。

【図２】図１の縦断面図である。

【図３】図１を閉鎖状態とした前上面からの斜視図であ
る。

【図４】同上の後下側からの斜視図である。

【図５】図３、図４の縦断面図である。

【符号の説明】

Ａ 取付体 Ｂ 蓋体 Ｃ ティシュ箱 １ 取付面 ２ 載置面 ２１ 突条 ２２ 取出孔 ４ 前面 ５ 上面 ５３ 取出孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 壁面などに取付ける垂直な取付面の前面
   側に水平なティシュ箱載置面が形成され、かつ、該載置
   面にティシュ取出孔を形成された取付体と、 該取付体に対して開閉自在に取付けられ、かつ、前記取
   付体の前面と上面を覆うと共に該上面にティシュ取出孔
   が形成された蓋体とから構成したことを特徴とするティ
   シュホルダー。
2. 【請求項２】 前記ティシュ箱載置面に、ティシュ箱を
   載置面から離して載置するための突条を形成したことを
   特徴とする請求項１記載のティシュホルダー。