JP3054031B2 - 熱延鋼帯の捲取温度制御方法 - Google Patents
熱延鋼帯の捲取温度制御方法Info
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- JP3054031B2 JP3054031B2 JP6129474A JP12947494A JP3054031B2 JP 3054031 B2 JP3054031 B2 JP 3054031B2 JP 6129474 A JP6129474 A JP 6129474A JP 12947494 A JP12947494 A JP 12947494A JP 3054031 B2 JP3054031 B2 JP 3054031B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却設備から熱延鋼帯
(以下、「ホットストリップ」という)に冷却水を噴射
させて捲取温度を制御する熱延鋼帯の捲取温度制御方法
に関するものである。
(以下、「ホットストリップ」という)に冷却水を噴射
させて捲取温度を制御する熱延鋼帯の捲取温度制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は熱延鋼帯の捲取温度制御設備の一
例を示す模式図である。
例を示す模式図である。
【0003】仕上圧延機1は上下に対称的に設置された
一対のローラによって構成され、その出側にはホットス
トリップの温度を測定する仕上出口温度計2及びホット
ストリップの板厚を測定する板厚計3が設置されてい
る。さらに、ランアウトテーブルの上部及び下部には、
ホットストリップ4の冷却を行うための冷却設備5,6
が設置されている。
一対のローラによって構成され、その出側にはホットス
トリップの温度を測定する仕上出口温度計2及びホット
ストリップの板厚を測定する板厚計3が設置されてい
る。さらに、ランアウトテーブルの上部及び下部には、
ホットストリップ4の冷却を行うための冷却設備5,6
が設置されている。
【0004】冷却設備5,6は、その内部が長手方向に
N個の冷却バンク7に分割され、かつ、各冷却バンクに
はn個のバルブが設けられ、このバルブの開閉によって
冷却水の供給/停止が行えるようになっている。冷却設
備5,6の後段には、その出側におけるホットストリッ
プ4の温度を測定するための捲取温度計8が設置されて
いる。更に、捲取温度計8の後段には冷却処理の終了し
たホットストリップ4を捲き取るための捲取機9が設置
されている。
N個の冷却バンク7に分割され、かつ、各冷却バンクに
はn個のバルブが設けられ、このバルブの開閉によって
冷却水の供給/停止が行えるようになっている。冷却設
備5,6の後段には、その出側におけるホットストリッ
プ4の温度を測定するための捲取温度計8が設置されて
いる。更に、捲取温度計8の後段には冷却処理の終了し
たホットストリップ4を捲き取るための捲取機9が設置
されている。
【0005】また、仕上圧延機1には、その圧延ロール
の回転速度を検出するための速度検出器10が連結さ
れ、同様に、捲取機9にはその回転速度を測定するため
の速度検出器11が連結されており、共にホットストリ
ップ4の速度を測定するために用いられる。
の回転速度を検出するための速度検出器10が連結さ
れ、同様に、捲取機9にはその回転速度を測定するため
の速度検出器11が連結されており、共にホットストリ
ップ4の速度を測定するために用いられる。
【0006】次に、以上の構成の捲取温度制御設備に対
する従来の捲取温度制御について説明する。
する従来の捲取温度制御について説明する。
【0007】捲取温度制御はプリセットカウンタからの
一定長さピッチ割り込みにより、仕上圧延機1から捲取
機9へ向けて走行するホットストリップ4の一定長さ毎
に行われ、仕上出口温度計2及び板厚計3によって仕上
出口温度及び板厚を実測し、加減速率等の速度パターン
を予測する(この具体例については、例えば、特開昭4
9−118655号公報に記載がある)。さらに、モデ
ル式によって水冷のみによる温度降下及び放射のみによ
る温度降下を算出し、捲取目標温度になるまで繰り返し
計算を実行する。この捲取目標温度を制御目標として、
冷却設備5,6の各バルブの開閉を制御する。すなわ
ち、この方法は、温度推定モデルによる計算温度を目標
温度に一致させることを目的に各バンクのオンバルブ数
を決定することを特徴としている。
一定長さピッチ割り込みにより、仕上圧延機1から捲取
機9へ向けて走行するホットストリップ4の一定長さ毎
に行われ、仕上出口温度計2及び板厚計3によって仕上
出口温度及び板厚を実測し、加減速率等の速度パターン
を予測する(この具体例については、例えば、特開昭4
9−118655号公報に記載がある)。さらに、モデ
ル式によって水冷のみによる温度降下及び放射のみによ
る温度降下を算出し、捲取目標温度になるまで繰り返し
計算を実行する。この捲取目標温度を制御目標として、
冷却設備5,6の各バルブの開閉を制御する。すなわ
ち、この方法は、温度推定モデルによる計算温度を目標
温度に一致させることを目的に各バンクのオンバルブ数
を決定することを特徴としている。
【0008】なお、この種の技術に関するものとして、
例えば、特願平4−330781がある。
例えば、特願平4−330781がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にあ
っては、熱延鋼帯の捲取温度制御にPID(P:比例成
分。センサによる計測値と目標温度との偏差、I:積分
成分。偏差Pの今回とそれ以前の各制御時の累積、D:
微分成分。偏差Pの前回分と今回分の差)制御を用いて
おり、各々のゲインのパラメータ値を一定にしている
(この場合のフィードバック量は、FB=P成分の誤差
+I成分の誤差+D成分の誤差で表されるが、各誤差値
は一定にしている)。このため、偏差が大きい場合の即
応性を改善しようとして高ゲインにすると、偏差が小さ
く実績温度が目標温度±20℃内のときでもフィードバ
ック量が大きくなり、不必要なバルブ変更を引き起こす
等の問題を生じる。
っては、熱延鋼帯の捲取温度制御にPID(P:比例成
分。センサによる計測値と目標温度との偏差、I:積分
成分。偏差Pの今回とそれ以前の各制御時の累積、D:
微分成分。偏差Pの前回分と今回分の差)制御を用いて
おり、各々のゲインのパラメータ値を一定にしている
(この場合のフィードバック量は、FB=P成分の誤差
+I成分の誤差+D成分の誤差で表されるが、各誤差値
は一定にしている)。このため、偏差が大きい場合の即
応性を改善しようとして高ゲインにすると、偏差が小さ
く実績温度が目標温度±20℃内のときでもフィードバ
ック量が大きくなり、不必要なバルブ変更を引き起こす
等の問題を生じる。
【0010】そこで、本発明の目的は、捲取温度制御の
PID制御で要求される状況に応じたフィードバック量
を自由に決定することのできる熱延鋼帯の捲取温度制御
方法を提供することにある。
PID制御で要求される状況に応じたフィードバック量
を自由に決定することのできる熱延鋼帯の捲取温度制御
方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、仕上圧延された熱延鋼帯に対し、そ
の冷却を行う為の冷却手段をフィードバック量に基づい
てPID制御し、前記熱延鋼帯の捲取温度を制御する捲
取温度制御設備において、前記P,I,D夫々の成分値
と、予め定義された状態にどれだけ合致しているかを確
信度で与える第1のメンバーシップ関数群から、P,
I,D夫々の各状態毎に第1の確信度を求め、この第1
の確信度から、P,I,D夫々の各状態の全ての組み合
わせ毎に第2の確信度を求め、この第2の確信度と、
P,I,D夫々の各状態の全ての組み合わせ毎に予め定
義された最適なフィードバック量を分布関数で与える第
2のメンバーシップ関数群を掛け合わせ、重ね合わせる
ことにより、当該制御時点における最適なフィードバッ
ク量分布関数を求め、このフィードバック量分布関数か
ら加重平均法により、当該制御時点における最適なフィ
ードバック量を決定するようにしている。
めに、この発明は、仕上圧延された熱延鋼帯に対し、そ
の冷却を行う為の冷却手段をフィードバック量に基づい
てPID制御し、前記熱延鋼帯の捲取温度を制御する捲
取温度制御設備において、前記P,I,D夫々の成分値
と、予め定義された状態にどれだけ合致しているかを確
信度で与える第1のメンバーシップ関数群から、P,
I,D夫々の各状態毎に第1の確信度を求め、この第1
の確信度から、P,I,D夫々の各状態の全ての組み合
わせ毎に第2の確信度を求め、この第2の確信度と、
P,I,D夫々の各状態の全ての組み合わせ毎に予め定
義された最適なフィードバック量を分布関数で与える第
2のメンバーシップ関数群を掛け合わせ、重ね合わせる
ことにより、当該制御時点における最適なフィードバッ
ク量分布関数を求め、このフィードバック量分布関数か
ら加重平均法により、当該制御時点における最適なフィ
ードバック量を決定するようにしている。
【0012】
【作用】上記した手段によれば、P,I,D夫々の状態
に対して第1のメンバーシップ関数のパラメータを調整
し、P,I,D夫々の状態の組み合わせに応じて第2の
メンバーシップ関数のパラメータを調整することで、当
該制御時点における最適なフィードバック量を決定する
ことができる。
に対して第1のメンバーシップ関数のパラメータを調整
し、P,I,D夫々の状態の組み合わせに応じて第2の
メンバーシップ関数のパラメータを調整することで、当
該制御時点における最適なフィードバック量を決定する
ことができる。
【0013】例えば、P成分とD成分について考察する
と、図7及び図8に示すように、従来技術によるフィー
ドバック(FB)量が誤差(実績温度−目標温度)特性
に対して或る位相をもった正弦波特性を示すのに対し、
本発明ではフィードバック量の特性を変化させている。
と、図7及び図8に示すように、従来技術によるフィー
ドバック(FB)量が誤差(実績温度−目標温度)特性
に対して或る位相をもった正弦波特性を示すのに対し、
本発明ではフィードバック量の特性を変化させている。
【0014】具体的には、P成分においては誤差が小さ
い時にはフィードバック量をより小さくして設備の安定
性に配慮し、誤差が大きい時にはフィードバック量をよ
り大きくして応答性を良くするように、第1のメンバー
シップ関数のパラメータで調整する。D成分にあって
は、実績温度が低めに大きく外れるのが防止されるよう
に、値が正の時にはフィードバック量をより小さくし、
値が負の時にはフィードバック量をより大きくするよう
に第1のメンバーシップ関数のパラメータで調整する。
さらに、上記のようなP,I,D夫々の単独の状態(大
きい、小さい、正、負等)だけでなく、P,I,D夫々
の状態の全ての組み合わせに対して最適なフィードバッ
ク量を与えるように、第2のメンバーシップ関数のパラ
メータで調整する。図9に、以上のようにして決定した
本発明によるフィードバック量を示す。
い時にはフィードバック量をより小さくして設備の安定
性に配慮し、誤差が大きい時にはフィードバック量をよ
り大きくして応答性を良くするように、第1のメンバー
シップ関数のパラメータで調整する。D成分にあって
は、実績温度が低めに大きく外れるのが防止されるよう
に、値が正の時にはフィードバック量をより小さくし、
値が負の時にはフィードバック量をより大きくするよう
に第1のメンバーシップ関数のパラメータで調整する。
さらに、上記のようなP,I,D夫々の単独の状態(大
きい、小さい、正、負等)だけでなく、P,I,D夫々
の状態の全ての組み合わせに対して最適なフィードバッ
ク量を与えるように、第2のメンバーシップ関数のパラ
メータで調整する。図9に、以上のようにして決定した
本発明によるフィードバック量を示す。
【0015】以上により、P,I,Dの夫々の捲取温度
制御特有のその状態に応じて最適のフィードバック量を
決定することができる。
制御特有のその状態に応じて最適のフィードバック量を
決定することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0017】図1は本発明の熱延鋼帯の捲取温度制御方
法を達成する捲取温度制御装置の一例を示すブロック図
である。
法を達成する捲取温度制御装置の一例を示すブロック図
である。
【0018】仕上出口温度計2及び速度検出器10の出
力信号は仕上出口コイル片温度計算部12に取り込まれ
る。この仕上出口コイル片温度計算部12はランアウト
テーブル上コイル片温度決定部13が接続されており、
このランアウトテーブル上コイル片温度決定部13には
板厚計3の出力信号及びバルブON−OFF(オン/オ
フ)実績入力部15の出力信号が印加されている。
力信号は仕上出口コイル片温度計算部12に取り込まれ
る。この仕上出口コイル片温度計算部12はランアウト
テーブル上コイル片温度決定部13が接続されており、
このランアウトテーブル上コイル片温度決定部13には
板厚計3の出力信号及びバルブON−OFF(オン/オ
フ)実績入力部15の出力信号が印加されている。
【0019】さらにランアウトテーブル上コイル片温度
決定部13には、ファジィPID制御によるバルブオン
数決定部14が接続され、このバルブオン数決定部14
にはバルブON−OFF設定出力部16が接続されてい
る。
決定部13には、ファジィPID制御によるバルブオン
数決定部14が接続され、このバルブオン数決定部14
にはバルブON−OFF設定出力部16が接続されてい
る。
【0020】仕上出口コイル片温度計算部12では、速
度検出器10からホットストリップ4の一定進行のタイ
ミングと通板速度を受け、仕上出口温度計で検出される
コイル片温度を仕上出口温度計2から取り込み、通板速
度と仕上出口位置コイル片温度を出力する。
度検出器10からホットストリップ4の一定進行のタイ
ミングと通板速度を受け、仕上出口温度計で検出される
コイル片温度を仕上出口温度計2から取り込み、通板速
度と仕上出口位置コイル片温度を出力する。
【0021】仕上出口コイル片温度計算部12の計算結
果を基にランアウトテーブル上コイル片温度決定部13
では、ホットストリップ4が一定長進行の間にランアウ
トテーブル上の各コイル片の温度降下量を計算する。こ
の計算は、バルブON−OFF実績をバルブON−OF
F実績入力部15から取り込むと共に板厚値を板厚計3
から取り込み、最も仕上圧延機1に近いコイル片につい
ては前回取り込みの仕上出口位置コイル片温度を用い、
既計算済の通板速度を入力として、温度降下量を以下の
式で求める。
果を基にランアウトテーブル上コイル片温度決定部13
では、ホットストリップ4が一定長進行の間にランアウ
トテーブル上の各コイル片の温度降下量を計算する。こ
の計算は、バルブON−OFF実績をバルブON−OF
F実績入力部15から取り込むと共に板厚値を板厚計3
から取り込み、最も仕上圧延機1に近いコイル片につい
ては前回取り込みの仕上出口位置コイル片温度を用い、
既計算済の通板速度を入力として、温度降下量を以下の
式で求める。
【0022】(水冷のみによる温度降下) T1=TW+(T10−TW)exp(−αΔt/CpρH) ・・・(1) (放射のみによる温度降下) T2=〔(6ε0σΔt)/(CpρH)+1/
(T20 3)〕1/3 ただし、T1,T2 :冷却温度(K) T10,T20 :冷却前温度(K) TW :冷却水温(K) α :熱伝達係数(Kcal/m2 hr℃) Cp :ホットストリップの比熱(Kcal/K
g・℃) ρ :圧延材の密度(Kg/m3 ) Δt :冷却所要時間(hr) ε0 :放射率 H :板厚 σ :ステファンボルツマン定数(Kcal/
m2 hr℃) (1)式及び(2)式を用いて温度降下量を求め、現在
のランアウトテーブル上のコイル片温度を決定する。ま
た、既に仕上出口位置を通過しているコイル片について
は、前回求めたランアウトテーブル上コイル片温度を用
い、既計算済の通板速度を入力として、同様に(1)式
及び(2)式を用いて温度降下量を求め、現在のランア
ウトテーブル上のコイル片温度を決定する。さらに、今
回初めて注水開始したコイル片があれば、その注水を開
始した時のコイル片温度〔Ti〕と時間〔ti〕を不図示
の記憶装置に記憶する。
(T20 3)〕1/3 ただし、T1,T2 :冷却温度(K) T10,T20 :冷却前温度(K) TW :冷却水温(K) α :熱伝達係数(Kcal/m2 hr℃) Cp :ホットストリップの比熱(Kcal/K
g・℃) ρ :圧延材の密度(Kg/m3 ) Δt :冷却所要時間(hr) ε0 :放射率 H :板厚 σ :ステファンボルツマン定数(Kcal/
m2 hr℃) (1)式及び(2)式を用いて温度降下量を求め、現在
のランアウトテーブル上のコイル片温度を決定する。ま
た、既に仕上出口位置を通過しているコイル片について
は、前回求めたランアウトテーブル上コイル片温度を用
い、既計算済の通板速度を入力として、同様に(1)式
及び(2)式を用いて温度降下量を求め、現在のランア
ウトテーブル上のコイル片温度を決定する。さらに、今
回初めて注水開始したコイル片があれば、その注水を開
始した時のコイル片温度〔Ti〕と時間〔ti〕を不図示
の記憶装置に記憶する。
【0023】熱延鋼帯の捲取温度制御のPID制御にお
いては、実績温度と目標温度の偏差が小さいときには設
備の安定性を考慮してフィードバック量を極力小さく
し、一方、偏差が大きいときには即応性を良くするため
にフィードバック量を極力大きくするようなPID制御
特有のローカルなロジックが要求される。
いては、実績温度と目標温度の偏差が小さいときには設
備の安定性を考慮してフィードバック量を極力小さく
し、一方、偏差が大きいときには即応性を良くするため
にフィードバック量を極力大きくするようなPID制御
特有のローカルなロジックが要求される。
【0024】このようなロジックを満たすべく、ファジ
ィ技術を用いたバルブオン数決定部14によりバルブオ
ン数を決定する。このバルブオン数決定部14のフロー
チャートを図10に示す。はじめに、「P,I,D成分
値計算部」でP,I,D夫々の成分を、P成分値=セン
サによる計測値と目標温度との偏差、I成分値=偏差P
の今回とそれ以前の各制御時の累積、D成分値=偏差P
の前回分と今回分の差により求める。次に、第1のメン
バーシップ関数群を定数テーブルから取り出す。第1の
メンバーシップ関数は、P,I,Dの夫々の成分値が予
め定義された状態(本例では後述のNB、NS、ZR、
PS、PBの5状態)にどれだけ合致しているかを確信
度で出力する関数である。P成分の例を図2に示す。各
状態は以下のような意味を持つ。 (1)P成分値がマイナス側に大(NB:ネガティブ
ビッグ):(f P ) NB (2)P成分値がマイナス側に小(NS:ネガティブ
スモール):(f P ) NS (3)P成分値がゼロ付近 (ZR:ゼロ):(f
P ) ZR (4)P成分値がプラス側に小 (PS:ポジティブ
スモール):(f P ) PS (5)P成分値がプラス側に大 (PB:ポジティブ
ビッグ):(f P ) PB 上記(1)〜(5)同様の関数の組が、I,D夫々の成
分にもあり、第1のメンバーシップ関数は合計5×3=
15個ある。この第1のメンバーシップ関数群と、実際
のP,I,D夫々の成分値から、「第1の確信度計算
部」において、P,I,D夫々の状態毎に第1の確信度
を求める。第1の確信度は、本例では5状態×3成分=
15個(第1のメンバーシップ関数の数と同じだけ)得
られる。 次に、「第2の確信度計算部」で、P,I,D
夫々の状態の組み合わせ毎に第2の確信度を求める。図
3に、P,I,D夫々の状態を、x、y、zの直交3次
元座標にとったものを示す。状態の組み合わせは、この
座標上の交点毎に存在し、その数は5×5×5=125
通りになる。よって第2の確信度は125個得られる。
本例では、第2の確信度は一般的なミニマム(MIN)
値法で決定する。例えば、P成分がZR、I成分がZ
R、D成分がZRの組み合わせの確信度は、「第1の確
信度計算部」で求めたP成分がZRである確信度、I成
分がZRである確信度、D成分がZRである確信度の3
つのうちの最小値とする。
ィ技術を用いたバルブオン数決定部14によりバルブオ
ン数を決定する。このバルブオン数決定部14のフロー
チャートを図10に示す。はじめに、「P,I,D成分
値計算部」でP,I,D夫々の成分を、P成分値=セン
サによる計測値と目標温度との偏差、I成分値=偏差P
の今回とそれ以前の各制御時の累積、D成分値=偏差P
の前回分と今回分の差により求める。次に、第1のメン
バーシップ関数群を定数テーブルから取り出す。第1の
メンバーシップ関数は、P,I,Dの夫々の成分値が予
め定義された状態(本例では後述のNB、NS、ZR、
PS、PBの5状態)にどれだけ合致しているかを確信
度で出力する関数である。P成分の例を図2に示す。各
状態は以下のような意味を持つ。 (1)P成分値がマイナス側に大(NB:ネガティブ
ビッグ):(f P ) NB (2)P成分値がマイナス側に小(NS:ネガティブ
スモール):(f P ) NS (3)P成分値がゼロ付近 (ZR:ゼロ):(f
P ) ZR (4)P成分値がプラス側に小 (PS:ポジティブ
スモール):(f P ) PS (5)P成分値がプラス側に大 (PB:ポジティブ
ビッグ):(f P ) PB 上記(1)〜(5)同様の関数の組が、I,D夫々の成
分にもあり、第1のメンバーシップ関数は合計5×3=
15個ある。この第1のメンバーシップ関数群と、実際
のP,I,D夫々の成分値から、「第1の確信度計算
部」において、P,I,D夫々の状態毎に第1の確信度
を求める。第1の確信度は、本例では5状態×3成分=
15個(第1のメンバーシップ関数の数と同じだけ)得
られる。 次に、「第2の確信度計算部」で、P,I,D
夫々の状態の組み合わせ毎に第2の確信度を求める。図
3に、P,I,D夫々の状態を、x、y、zの直交3次
元座標にとったものを示す。状態の組み合わせは、この
座標上の交点毎に存在し、その数は5×5×5=125
通りになる。よって第2の確信度は125個得られる。
本例では、第2の確信度は一般的なミニマム(MIN)
値法で決定する。例えば、P成分がZR、I成分がZ
R、D成分がZRの組み合わせの確信度は、「第1の確
信度計算部」で求めたP成分がZRである確信度、I成
分がZRである確信度、D成分がZRである確信度の3
つのうちの最小値とする。
【0025】次に、第2のメンバーシップ関数群を定数
テーブルから取り出す。第2のメンバーシップ関数は、
P,I,D夫々の状態の全ての組み合わせ(本例では前
述の125通り)毎に、その組み合わせの第2の確信度
が1.0だったときの最適なフィードバック量を、ある
広がりをもった分布で出力する関数である。図4に第2
のメンバーシップ関数の例を示す。全部で125個の関
数があるうち、例として5つの状態の組み合わせについ
て、表記する。 P成分がPB、I成分がPB、D成分がPBの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F PB_PB_PB P成分がPS、I成分がZR、D成分がZRの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F PS_ZR_ZR P成分がZR、I成分がZR、D成分がZRの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F ZR_ZR_ZR P成分がNS、I成分がZR、D成分がZRの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F NS_ZR_ZR P成分がNB、I成分がNB、D成分がNBの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F NB_NB_NB 通常、上記のように、全成分がZRのときフィードバッ
ク量は0付近に分布し、全成分がNBのとき正の絶対値
最大、全成分がPBのとき負の絶対値最大の付近に分布
するようにとり、その他の組み合わせはこれらを補間
し、かつ制御設計者の意図を任意に反映するようにと
る。ついで、「最適フィードバック量分布関数計算部」
において、P,I,D夫々の状態の組み合わせ毎に、
「第2の確信度計算部」で求めた第2の確信度と、それ
に対応する第2のメンバーシップ関数を掛け合わせるこ
とにより、合計125個のフィードバック量分布関数を
得て、同一のフィードバック量に対してこれら125個
の関数値のうち最大値をとることで、1つの関数を得
る。これが最適フィードバック量分布関数である。図5
に、最適フィードバック量分布関数の例を示す。図5の
例は、3個の関数の重ね合わせに見えるが、実際は12
5の関数の重ね合わせである。通常第2の 確信度は12
5個のうちほとんどが0となるため、最適フィードバッ
ク量分布関数数は、図5のように数個の関数の重ね合わ
せに見える。次に、「フィードバック量計算部」で最適
フィードバック量分布関数から加重平均法により実際の
フィードバック量を決定する。加重平均法により分布の
重心となるフィードバック量を決定し、これを実際のフ
ィードバック量とする(図5参照)。すなわち、その制
御時点における最適なフィードバック量が決定されたこ
とになる。 更に、この最適フィードバック量を目標温度
に加算することによって制御用目標温度が求められ、こ
の温度値に基づいてバルブオン数を決定することによっ
て、実績温度と目標温度の偏差を小さくすることができ
る。
テーブルから取り出す。第2のメンバーシップ関数は、
P,I,D夫々の状態の全ての組み合わせ(本例では前
述の125通り)毎に、その組み合わせの第2の確信度
が1.0だったときの最適なフィードバック量を、ある
広がりをもった分布で出力する関数である。図4に第2
のメンバーシップ関数の例を示す。全部で125個の関
数があるうち、例として5つの状態の組み合わせについ
て、表記する。 P成分がPB、I成分がPB、D成分がPBの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F PB_PB_PB P成分がPS、I成分がZR、D成分がZRの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F PS_ZR_ZR P成分がZR、I成分がZR、D成分がZRの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F ZR_ZR_ZR P成分がNS、I成分がZR、D成分がZRの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F NS_ZR_ZR P成分がNB、I成分がNB、D成分がNBの組み合
わせで求めた第2の確信度に対応するフィードバック量
分布:F NB_NB_NB 通常、上記のように、全成分がZRのときフィードバッ
ク量は0付近に分布し、全成分がNBのとき正の絶対値
最大、全成分がPBのとき負の絶対値最大の付近に分布
するようにとり、その他の組み合わせはこれらを補間
し、かつ制御設計者の意図を任意に反映するようにと
る。ついで、「最適フィードバック量分布関数計算部」
において、P,I,D夫々の状態の組み合わせ毎に、
「第2の確信度計算部」で求めた第2の確信度と、それ
に対応する第2のメンバーシップ関数を掛け合わせるこ
とにより、合計125個のフィードバック量分布関数を
得て、同一のフィードバック量に対してこれら125個
の関数値のうち最大値をとることで、1つの関数を得
る。これが最適フィードバック量分布関数である。図5
に、最適フィードバック量分布関数の例を示す。図5の
例は、3個の関数の重ね合わせに見えるが、実際は12
5の関数の重ね合わせである。通常第2の 確信度は12
5個のうちほとんどが0となるため、最適フィードバッ
ク量分布関数数は、図5のように数個の関数の重ね合わ
せに見える。次に、「フィードバック量計算部」で最適
フィードバック量分布関数から加重平均法により実際の
フィードバック量を決定する。加重平均法により分布の
重心となるフィードバック量を決定し、これを実際のフ
ィードバック量とする(図5参照)。すなわち、その制
御時点における最適なフィードバック量が決定されたこ
とになる。 更に、この最適フィードバック量を目標温度
に加算することによって制御用目標温度が求められ、こ
の温度値に基づいてバルブオン数を決定することによっ
て、実績温度と目標温度の偏差を小さくすることができ
る。
【0026】次に、バルブオン数決定部14で決定され
たバルブオン本数をバルブON−OFF設定出力部16
へ設定出力され、このバルブON−OFF設定出力部1
6によって各バルブのオン/オフが制御される。
たバルブオン本数をバルブON−OFF設定出力部16
へ設定出力され、このバルブON−OFF設定出力部1
6によって各バルブのオン/オフが制御される。
【0027】以上のように、第1のメンバーシップ関数
と第2のメンバーシップ関数の各パラメータを調整する
ことにより、捲取温度制御特有の、その状況に応じた最
適なフィードバック量を決定することができる。
と第2のメンバーシップ関数の各パラメータを調整する
ことにより、捲取温度制御特有の、その状況に応じた最
適なフィードバック量を決定することができる。
【0028】
【発明の効果】以上より明らかな如く、本発明によれ
ば、仕上圧延された熱延鋼帯に対し、その冷却を行う為
の冷却手段をフィードバック量に基づいてPID制御
し、前記熱延鋼帯の捲取温度を制御する捲取温度制御設
備において、前記P,I,D夫々の成分値と、予め定義
された状態にどれだけ合致しているかを確信度で与える
第1のメンバーシップ関数群からP,I,D夫々の各状
態毎に第1の確信度を求め、この第1の確信度から、
P,I,D夫々の各状態の全ての組み合わせ毎に第2の
確信度を求め、この第2の確信度と、P,I,D夫々の
各状態の全ての組み合わせ毎に予め定義された最適なフ
ィードバック量を分布関数で与える第2のメンバーシッ
プ関数群を掛け合わせ、重ね合わせることにより、当該
制御時点における最適なフィードバック量分布関数を求
め、このフィードバック量分布関数から加重平均法によ
り、当該制御時点における最適なフィードバック量を決
定するようにしたので、P,I,Dの夫々の捲取温度制
御特有のその状況に応じて最適のフィードバック量を決
定することができ、ローカルな制御が可能になる。
ば、仕上圧延された熱延鋼帯に対し、その冷却を行う為
の冷却手段をフィードバック量に基づいてPID制御
し、前記熱延鋼帯の捲取温度を制御する捲取温度制御設
備において、前記P,I,D夫々の成分値と、予め定義
された状態にどれだけ合致しているかを確信度で与える
第1のメンバーシップ関数群からP,I,D夫々の各状
態毎に第1の確信度を求め、この第1の確信度から、
P,I,D夫々の各状態の全ての組み合わせ毎に第2の
確信度を求め、この第2の確信度と、P,I,D夫々の
各状態の全ての組み合わせ毎に予め定義された最適なフ
ィードバック量を分布関数で与える第2のメンバーシッ
プ関数群を掛け合わせ、重ね合わせることにより、当該
制御時点における最適なフィードバック量分布関数を求
め、このフィードバック量分布関数から加重平均法によ
り、当該制御時点における最適なフィードバック量を決
定するようにしたので、P,I,Dの夫々の捲取温度制
御特有のその状況に応じて最適のフィードバック量を決
定することができ、ローカルな制御が可能になる。
【図1】本発明の熱延鋼帯の捲取温度制御方法を達成す
る捲取温度制御装置の一例を示すブロック図である。
る捲取温度制御装置の一例を示すブロック図である。
【図2】PIDの各成分に関するメンバーシップ関数特
性を示す説明図である。
性を示す説明図である。
【図3】図2の各メンバーシップ関数の代表値を求める
方法を示す説明図である。
方法を示す説明図である。
【図4】本発明における第2のメンバーシップ関数を示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】本発明におけるフィードバック量の算出方法を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】熱延鋼帯の捲取温度制御設備の一例を示す模式
図である。
図である。
【図7】本発明と従来のP成分のフィードバック量の比
較図である。
較図である。
【図8】本発明と従来のD成分のフィードバック量の比
較図である。
較図である。
【図9】図7,図8の合成図である。
【図10】フィードバック量からバルブオン数を決定す
る過程を示した図である。
る過程を示した図である。
1 仕上圧延機 2 仕上出口温度計 3 板厚計 4 ホットストリップ 5,6 冷却設備 7 冷却バンク 8 捲取温度計 9 捲取機 10 速度検出器 11 速度検出器 12 仕上出口コイル片温度計算部 13 ランアウトテーブル上コイル片温度決定部 14 バルブオン数決定部 15 バルブON−OFF実績入力部 16 バルブON−OFF設定出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/76
Claims (1)
- 【請求項1】 仕上圧延された熱延鋼帯に対し、その冷
却を行う為の冷却手段をフィードバック量に基づいてP
ID制御し、前記熱延鋼帯の捲取温度を制御する捲取温
度制御設備において、前記P,I,D夫々の成分値と、
予め定義された状態にどれだけ合致しているかを確信度
で与える第1のメンバーシップ関数群から、P,I,D
夫々の各状態毎に第1の確信度を求め、この第1の確信
度から、P,I,D夫々の各状態の全ての組み合わせ毎
に第2の確信度を求め、この第2の確信度と、P,I,
D夫々の各状態の全ての組み合わせ毎に予め定義された
最適なフィードバック量を分布関数で与える第2のメン
バーシップ関数群を掛け合わせ、重ね合わせることによ
り、当該制御時点における最適なフィードバック量分布
関数を求め、このフィードバック量分布関数から加重平
均法により、当該制御時点における最適なフィードバッ
ク量を決定することを特徴とする熱延鋼帯の捲取温度制
御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129474A JP3054031B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 熱延鋼帯の捲取温度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6129474A JP3054031B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 熱延鋼帯の捲取温度制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07214133A JPH07214133A (ja) | 1995-08-15 |
JP3054031B2 true JP3054031B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=15010386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6129474A Expired - Fee Related JP3054031B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 熱延鋼帯の捲取温度制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054031B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9186710B2 (en) | 2011-06-07 | 2015-11-17 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Method for cooling hot-rolled steel sheet |
JP5278580B2 (ja) * | 2011-06-07 | 2013-09-04 | 新日鐵住金株式会社 | 熱延鋼板の冷却装置及び冷却方法 |
JP5644811B2 (ja) * | 2011-06-07 | 2014-12-24 | 新日鐵住金株式会社 | 熱延鋼板の冷却方法 |
US9566625B2 (en) | 2011-06-07 | 2017-02-14 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Apparatus for cooling hot-rolled steel sheet |
US9211574B2 (en) | 2011-07-27 | 2015-12-15 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Method for manufacturing steel sheet |
CN103464475B (zh) * | 2013-09-06 | 2016-05-11 | 鞍钢股份有限公司 | 一种基于关联神经网络的热轧卷取温度预报方法 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP6129474A patent/JP3054031B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07214133A (ja) | 1995-08-15 |
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