JP3053953U - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP3053953U
JP3053953U JP1998003135U JP313598U JP3053953U JP 3053953 U JP3053953 U JP 3053953U JP 1998003135 U JP1998003135 U JP 1998003135U JP 313598 U JP313598 U JP 313598U JP 3053953 U JP3053953 U JP 3053953U
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吉克 岡本
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調された室内温度や室内の寒暖を視覚を通
じて感じとることができ、同時に、室内温度に応じてそ
のインテリア性に変化が生じるような空調装置を提供す
る。居住者自身の意思により空調装置のインテリア性を
変化させることができるようにする。 【解決手段】 室内機である空調装置本体1の前面パネ
ル2のリブ32の前面に、感温変色シートSを貼着す
る。感温変色シートSが絵柄5を有し、この絵柄5が温
度変化に応じて色を変えたり、絵柄自体が変化したりす
る。リブ32の前面が斜め下向きに傾斜していることが
望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は空調装置(エアコンディショナー又はエアコン)に関する。詳しくは 、その設置場所のインテリア性を高めることと同時に、室内温度の目安が色や絵 柄の変化によって表示され、それらの変化を目で見て室内の寒暖を知ることので きる空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、温度が色の変化によって表示されるものとして、通常インキによる絵柄 と感温変色インキによる絵柄とをベースフィルムに印刷した感温変色シールが知 られていた(実開昭64−15132号公報)。一方、室内機と室外機とに分か れているセパレートタイプの空調装置では上記室内機のデザインが、室内機と室 外機とが一体化されている窓用タイプの空調装置ではその室内側部分のデザイン が、その設置場所のインテリア性を高め得るようなデザインであることが望まれ る。そのような状況下で、従来の空調装置においても、室内に設置される空調装 置本体(セパレートタイプでは室内機が相当し、窓用タイプでは室内側部分が相 当する)のデザインに様々な工夫が講じられてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の空調装置では、空調装置本体の表面色が白色系を主流と したものであったため、清潔感を与えるデザインではあったものの、デザインに 味気なさがあり、その改善を望む声が多々あった。
【0004】 また、従来の空調装置は、その空調装置自体に備わっている室温調節機能によ って室温が調節されるだけであり、また、居住者にとっては空調装置本体から吹 き出される風の強さや室内の温度を体感し得るだけであり、居住者が視覚を通し て室内の寒暖を感じとったりすることはできなかった。
【0005】 本考案は以上の状況の下でなされたものであり、空調された室内温度や室内の 寒暖を視覚を通じて感じとることができ、同時に、室内温度に応じてそのインテ リア性に変化が生じるような空調装置を提供することを目的とする。
【0006】 また、本考案は、居住者自身の意思により、室内の他の装飾要素に合わせてそ のインテリア性を変化させたり、季節に応じてそのインテリア性を変化させたり することのできる空調装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る空調装置は、基本的には、室内に設置される空調装置本体の前面 に温度変化に応じて変色する感温変色部が設けられている、というものである。 このような空調装置であれば、空調装置本体が運転されていないときには、その ときの気温に応じて感温変色部の色が変化し、空調装置本体の運転中には、空調 された室内温度に応じて感温変色部の色が変化する。そのため、居住者がその感 温変色部の色を見て、室内の寒暖や室内温度の目安を視覚的に捉えることが可能 になると同時に、空調装置本体が発揮するインテリア性も、その感温変色部の色 の変化によって変化する。
【0008】 室内の寒暖や室内温度の視覚的な捉えやすさや、感温変色部の色の変化による インテリア性の変化の強弱は、その感温変色部の大きさやその感温変色部が設け られている箇所によって変わる。
【0009】 そこで、本願考案者は、近時の空調装置本体が、空気吸込口を有する前面パネ ルを有し、その前面パネルの前面が空調装置本体の前面を形成している点に着目 し、その前面パネルの前面に上記感温変色部を設けるという手段を採用すること によって、感温変色部の大きさやそれを設ける箇所を選定する場合の自由度を高 めた。
【0010】 上記感温変色部は、温度変化に応じて変色する感温変色シートを上記空調装置 本体の上記前面に貼着することによって形成することが可能である。この考案に おいて、感温変色シートには、フィルムといった極薄で柔軟なシートや、厚手で 屈曲しにくいプレート状のシートや、ある程度の腰の強さがある柔軟なシートな どが含まれる。
【0011】 この考案によれば、感温変色部が空調装置本体に組み込まれているものではな く、その感温変色部が感温変色シートの貼着によって形成されるものであるので 、販売店に搬入する前の空調装置本体の前面にあらかじめ感温変色シートを貼着 して感温変色部を形成することは勿論、販売店で購入した空調装置本体の前面に 購入者が事後的に感温変色シートを貼着して感温変色部を形成することや、室内 の壁面などに設置されている既設の空調装置本体の前面に感温変色シートを貼着 して感温変色部を形成することが可能になる利点がある。
【0012】 本考案においては、上記前面パネルが、上記空気吸込口を形成する多数の平行 なスリットとこれらのスリットを仕切る多数のリブとを備えており、上記前面パ ネルの前面を形成している多数の上記リブの前面に上記感温変色シートが重ね合 わせて接合されている、という構成を採用することが可能である。
【0013】 この考案によれば、空気吸込口を形成しているスリットが感温変色シートによ って塞がれない。そのため、空調装置本体の空調性能が感温変色シートの接合に よって損なわれることがない。上記リブの前面と上記感温変色シートとの接合手 段としては、粘着又は接着剤による貼着という手段を採用することが可能であり 、その場合には、粘着又は接着剤による剥離可能な貼着であることが望ましい。
【0014】 接合手段として上記のような貼着という手段が採用されていると、居住者の意 思によってリブの前面への感温変色シートの貼り替えが可能になる。したがって 、異なる特性を示す感温変色シートを相互に貼り替えるようにすると、居住者に とっては、貼り替えた感温変色シートに特有の色の変化で室内の寒暖の程度を視 覚的に捉えることが可能になる。
【0015】 上記感温変色シートが合成樹脂製の上記リブと熱融着可能な合成樹脂シートで 形成されている場合には、上記接合手段として熱融着を採用することが可能であ る。この考案によれば、熱融着された感温変色シートによってリブが補強される 利点がある。
【0016】 上記感温変色シートは、多数の上記リブの前面に個別に接合された複数枚の細 長シート片でなるものであっても、多数の上記リブの前面に個別に接合された複 数の細長片部と、これらの細長片部の端部の相互間に亘りかつ上記前面パネルの 前面の上記リブの端部に隣接する部分に接合された連結片部とを備えているもの であってもよい。この考案によっても、上述した利点、すなわち、販売店に搬入 する前の空調装置本体の前面にあらかじめ感温変色シートを貼着して感温変色部 を形成することは勿論、販売店で購入した空調装置本体の前面に購入者が事後的 に感温変色シートを貼着して感温変色部を形成することや、室内の壁面などに設 置されている既設の空調装置本体の前面に感温変色シートを貼着して感温変色部 を形成することが可能になる利点が発揮される。
【0017】 上記感温変色シートに絵柄が施されていることが望ましい。この考案によれば 、感温変色シートの絵柄によってインテリア性を向上させることが可能になる。 また、異なる絵柄を持つ感温変色シートを上記したように居住者の意思によって 貼り替えるようにすれば、季節に応じた絵柄で室内を装飾したり、室内の雰囲気 に応じて異なる絵柄の感温変色シートに貼り替えることが可能である。
【0018】 絵柄を持つ感温変色シートを用いた空調装置においては、その感温変色シート に施されている絵柄が、その感温変色シートの性質により温度変化に応じて変化 するものであってもよい。この考案によれば、室内温度が高いときにたとえば暖 色で表された春や夏を連想するような絵柄を表示させ、室内温度が低いときにた とえば寒色で表された冬を連想するような絵柄を表示させることができるように なる。
【0019】 絵柄を持つ感温変色シートを用いた空調装置においては、上記リブの上記前面 が、斜め下向きに傾斜していることが望ましい。このようにしておけば、前面パ ネルの空気吸込口を形成しているスリットによって感温変色シートに不連続部分 が形成されるとしても、室内の壁面に設置された空調装置本体を居住者が斜め下 から見上げたときにその感温変色シートに施されている絵柄が連続しているよう に見える。
【0020】 上記空調装置本体の前面が複数領域に区画されており、それらの各区画に別々 の上記感温変色部が設けられている、という構成を採用してもよい。この考案に よれば、感温変色シートを貼着したり熱融着したりするときに、一回の貼着や熱 融着の作業を狭い範囲で行えるようになるので、それだけ感温変色シートの貼着 位置や熱融着位置を正確に定めやすくなる。
【0021】 上記感温変色部は、絵柄を持った転写シートから上記空調装置本体の前面に転 写された絵柄によって形成されているものであってもよい。この場合、空調装置 本体が空気吸込口を有する前面パネルを有し、この前面パネルの前面が空調装置 本体の前面を形成していると共に、その前面パネルが、空気吸込口を形成する多 数の平行なスリットとこれらのスリットを仕切る多数のリブとを備えており、そ の前面パネルの前面を形成している多数の上記リブの前面に絵柄が転写されてい るというものであることが望ましい。
【0022】 このような考案によっても、上記したものと同等の作用、すなわち、温度の変 化に応じた絵柄の色の変化によって室内温度を視覚的に捉えることができるとい う作用や、空調装置本体の設置場所のインテリア性を変化させ得るといった作用 が奏される。
【0023】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の実施形態に係る空調装置の空調装置本体1を示す正面図、図2 は図1の空調装置本体1の一部を破断して示した拡大側面図である。図1及び図 2に示した空調装置本体1はセパレートタイプの空調装置の室内機であって、一 般的には室内の壁面などに壁掛け式に設置される。この空調装置本体1は、前面 パネル2を備えており、この前面パネル2に、水平に延びる多数の平行なスリッ ト31…とそれらのスリット31…を仕切っている多数のリブ32…とによって 形成された空気吸込口3が備わっている。この前面パネル2は、図2のように、 その上端部の両側に支軸21を有し、この支軸21が空調装置本体1のハウジン グ12に設けられたフック部13に係脱可能になっている。そして、支軸21を フック部13に係合させて前面パネル2をハウジング12の前部に嵌め込むこと によってハウジング12に取り付けられ、また、同図に仮想線(二点鎖線)で示 したように、前面パネル2の下端をハウジング12から引き出して支軸21をフ ック部13から取り外すことによって、同図に一点鎖線で示したようにハウジン グ12から取り外される。前面パネル2をハウジング12から取り外すのは、後 述する感温変色シートSを貼り替えるときのほか、前面パネル2を洗浄したりハ ウジング12に内蔵されている熱交換器14やクロスフローファン15などを清 掃したりするときなどである。ここで、前面パネル2については、その前面が空 調装置本体1の前面を形成しており、また、個々のリブ32の前面がこの前面パ ネル2の前面を形成している。ハウジング12には、その前面下部に空気吹出口 16やその空気吹出口16を開閉するブレード17が設けられている。
【0024】 図1には、符号Tで感温変色部を示してある。この感温変色部Tは、上記した 空気吸込口3が形成されている箇所の全体にほゞ一致して設けられていて、温度 変化に応じて変色する機能を有している。このような感温変色部Tは、温度変化 に応じて変色する感温変色シートSを空調装置本体1の前面に貼着や熱融着など の接合手段を採用して形成することが可能である。
【0025】 図6及び図7に感温変色シートSの形状を例示してある。
【0026】 図6の感温変色シートSは合成樹脂シートで作られていて、複数の平行な細長 片部41…とそれらの細長片部41…の左右の各端部の相互間に亘る連結片部4 2,42とを有している。そして、その感温変色シートSの縦幅Aと横幅Bとが 、図1で説明した空気吸込口3の縦幅及び横幅よりも少し長くなっていると共に 、上記細長片部41の縦幅A1が空気吸込口3のリブ32の前面33(図3参照 )の縦幅と同一又は略同一であり、その細長片部41の横長さがリブ32の前面 33の横長さと同一又は略同一になっており、さらに、相隣接する細長片部41 ,41の相互間隔が空気吸込口3のスリット幅と同一又は略同一になっている。 この感温変色シートSは、図1のように前面パネル2の前面に重ね合わせること によって、図3に示したように細長片部41…が個別に複数のリブ32…の前面 33…やハウジング12の前面34(空調装置本体1の前面を形成している)に 貼着され、併せて、図1から類推できるように左右の連結片部42が上記リブ3 2の端部に隣接する部分に貼着される。
【0027】 図7の感温変色シートSは複数枚の細長シート片43…でなり、それらの細長 シート片43は、縦幅A2が空気吸込口3のリブ32の前面33(図3参照)の 縦幅と同一又は略同一であり、その横長さB2がリブ32の前面33の横長さと 同一又は略同一になっている。図7の感温変色シートSは、図6で説明した感温 変色シートSに代えて用い得るものであり、個々の細長シート片43…が個別に 複数のリブ32…の前面33…に貼着される。
【0028】 図6や図7によって例示した感温変色シートSは、たとえば図8の形態で提供 される。同図の形態は、感温変色シートSがその裏面に粘着剤又は接着剤の薄層 44を保持しており、その薄層44が剥離紙45で被覆保護されているという形 態である。このような形態で提供された感温変色シートSは、剥離紙45を剥が すことによって露出する粘着剤又は接着剤の薄層44を介して上記したように前 面パネル2の前面に貼着される。このように、感温変色シートSを粘着剤又は接 着剤の薄層44を介して前面パネル2の前面に貼着する場合、その薄層44の粘 着剤又は接着剤が剥離可能な性質を備えていれば、前面パネル2の前面に対して 別の感温変色シートSを貼り替えることが可能である。また、前面パネル2が合 成樹脂の一体成形体で形成されている場合において、感温変色シートSが前面パ ネル2の空気吸込口3を形成しているリブ32と熱融着可能であれば、リブ32 の前面33と感温変色シートSとを熱融着で接合してもよく、そのようにすると 、熱融着された感温変色シートSによってリブ32が補強される利点がある。
【0029】 以上説明した空調装置において、空調装置本体1が運転されていないときには 、そのときの気温(室内温度)に応じて感温変色部Tを形成している感温変色シ ートSの色が変化する。また、空調装置本体1の運転中には、空調された室内温 度に応じて感温変色シートSの色が変化する。そのため、居住者がその感温変色 シートSの色を見て、室内の寒暖や室内温度の目安を視覚的に捉えることが可能 になると同時に、空調装置本体1が発揮するインテリア性も、その感温変色シー トSの色の変化によって変化する。上記した実施形態では、前面パネル2の前面 のほゞ全体に亘る空気吸込口3が感温変色部Tとして形成されているので、室内 の寒暖や室内温度を視覚的に捉えやすく、しかも、感温変色部Tの色の変化によ るインテリア性の変化も強くなる。
【0030】 感温変色シートSは、空調装置を販売店に搬入する前の工場での生産工程で空 調装置本体1の前面、すなわちリブ32の前面33などにあらかじめ貼着してお いても、販売店で購入した空調装置本体1のリブ32の前面33などに購入者が 事後的に貼着してもよい。また、室内の壁面などに設置されている既設の空調装 置本体1の前面に感温変色シートSを貼着して感温変色部を形成してもよい。
【0031】 上記感温変色シートSに絵柄が施されていることが望ましく、そのような絵柄 を有する感温変色シートSをリブ32の前面33などに貼着した事例を図4に示 してある。この事例は、図6で説明した形の感温変色シートSをリブ32の前面 33などに貼着した事例であり、符号5によって絵柄を表してある。同図で判る ように、感温変色シートSの絵柄5は、感温変色シートSの相隣接する細長片部 41の相互間に隙間が形成されているために不連続になっているけれども、複数 の細長片部41…が複数のリブ32…の前面33のそれぞれに個別に貼着されて いるために、それらの細長片部41…が集まって形成されている感温変色シート Sの全体によって表現された絵柄5に違和感が生じることはほとんどない。
【0032】 感温変色シートSに施されている絵柄5は、空調装置本体1が設置されている 場所のインテリア性を向上させることに役立つだけでなく、異なる絵柄5を持つ 感温変色シートSを居住者の意思によって前面パネル2の前面に貼り替えるよう にすれば、季節に応じた絵柄5で室内を装飾したり、室内の雰囲気に応じて異な る絵柄5でその室内の雰囲気を盛り上げることも可能である。
【0033】 絵柄5の施された感温変色シートSを用いる場合、その絵柄5を形成している インクが温度の変化に応じて変色する性質を備えていれば、絵柄5が同じであっ てもその絵柄5の各部分の色が室内温度に応じて変化するようになる。そのため 、たとえば、空調装置本体1を暖房運転して室内温度が上がったときに暖色が表 示されて室内が雰囲気的に温かく感じられるようにしたり、空調装置本体1を冷 房運転して室内温度が下がったときに寒色が表示されて室内が雰囲気的に冷たく 感じられるようにしたりすることが可能になる。
【0034】 また、感温変色シートSに施されている絵柄5自体が温度変化に応じて変化す るものであってもよい。そのようにしておけば、室内温度が高いときにたとえば 暖色で表された春や夏を連想するような絵柄を表示させ、室内温度が低いときに たとえば寒色で表された冬を連想するような絵柄を表示させることができるよう になる。このような感温変色シートSとしては、たとえば、ベースフィルムに、 所定の異なる温度で色が顕在化する性質を備えた2種類のインクで絵柄を描いた ものを用いることが可能である。
【0035】 絵柄5を持つ感温変色シートSを用いた空調装置においては、図5に示したよ うに、リブ32の前面33が、斜め下向きに傾斜していることが望ましい。この ようにしておけば、リブ32の相互間のスリット31によって感温変色シートS に不連続部分が形成されるとしても、室内の壁面に設置された空調装置本体を居 住者が矢印Eのように斜め下から見上げたときにその感温変色シートSに施され ている絵柄が連続しているように見える。
【0036】 以上説明した実施形態は、空調装置本体1の前面を形成している前面パネル2 の前面に想定した1つの区画に感温変色シートSを貼着又は熱融着した事例であ る。この点に関し、たとえば、図1に示したように、空調装置本体1の前面を形 成している前面パネル2の前面を複数領域(図例では上下2つの領域)P1,P 2に区画し、それらの各区画P1,P2に別々の感温変色部を設けることも可能 である。このようにすれば、前面パネル2の前面に貼着又は熱融着する感温変色 シートSとして、狭い縦幅の2枚の感温変色シートSを用いることができて、し かも一回の貼着や熱融着の作業を狭い範囲で行えるようになるので、それだけ感 温変色シートSの貼着位置や熱融着位置を正確に定めやすくなるという利点があ る。
【0037】 図1などで説明した感温変色部Tは、絵柄を持った転写シートから上記空調装 置本体の前面に転写された絵柄によって形成することも可能である。図9には、 温度により色が変化するインクを用いた描いた絵柄5を有する転写シート6をリ ブ32の前面33などの空調装置本体1の前面に重ね合わせた後、その転写シー ト6を剥がし取ることによって、絵柄5をリブ32の前面33に転写している状 態を説明的に示している。
【0038】
【考案の効果】
本考案の空調装置によれば、空調された室内温度や室内の寒暖を視覚を通じて 感じとることができ、同時に、室内温度に応じてそのインテリア性に変化を生じ させることができる。また、居住者自身の意思により、室内の他の装飾要素に合 わせてそのインテリア性を変化させたり、季節に応じてそのインテリア性を変化 させたりすることのできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係る空調装置の空調装置本
体を示す正面図である。
【図2】図1の空調装置本体の一部を破断して示した拡
大側面図である。
【図3】図2の要部を拡大した縦断側面図である。
【図4】図1の要部を拡大した部分正面図である。
【図5】リブの変形例を示す縦断側面図である。
【図6】感温変色シートの形状を示す概略正面図であ
る。
【図7】感温変色シートの他の形状を示す概略正面図で
ある。
【図8】感温変色シートの提供形態を例示した側面図で
ある。
【図9】転写作業説明図である。
【符号の説明】
1 空調装置本体 2 前面パネル 3 空気吸込口 5 絵柄 6 転写シート 31 スリット 32 リブ 33 リブの前面 41 細長片部 42 連結片部 43 細長シート片 S 感温変色シート T 感温変色部 P1,P2 区画

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内に設置される空調装置本体の前面に
    温度変化に応じて変色する感温変色部が設けられている
    ことを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 上記空調装置本体が空気吸込口を有する
    前面パネルを有し、この前面パネルの前面が上記空調装
    置本体の上記前面を形成している請求項1に記載した空
    調装置。
  3. 【請求項3】 上記感温変色部が、温度変化に応じて変
    色する感温変色シートを上記空調装置本体の上記前面に
    貼着することによって形成されている請求項1又は請求
    項2に記した空調装置。
  4. 【請求項4】 上記前面パネルが、上記空気吸込口を形
    成する多数の平行なスリットとこれらのスリットを仕切
    る多数のリブとを備えており、上記前面パネルの前面を
    形成している多数の上記リブの前面に上記感温変色シー
    トが重ね合わせて接合されている請求項3に記載した空
    調装置。
  5. 【請求項5】 上記リブの前面と上記感温変色シートと
    の接合手段が、粘着又は接着剤による貼着である請求項
    4に記載した空調装置。
  6. 【請求項6】 上記リブの前面と上記感温変色シートと
    の接合手段が、粘着又は接着剤による剥離可能な貼着で
    ある請求項4に記載した空調装置。
  7. 【請求項7】 上記感温変色シートが合成樹脂製の上記
    リブと熱融着可能な合成樹脂シートでなり、上記リブの
    前面とこの感温変色シートとの接合手段が、熱融着であ
    る請求項4に記載した空調装置。
  8. 【請求項8】 上記感温変色シートが、多数の上記リブ
    の前面に個別に接合された複数枚の細長シート片でなる
    請求項4、請求項5、請求項6、請求項7のいずれかに
    記載した空調装置。
  9. 【請求項9】 上記感温変色シートが、多数の上記リブ
    の前面に個別に接合された複数の細長片部と、これらの
    細長片部の端部の相互間に亘りかつ上記前面パネルの前
    面の上記リブの端部に隣接する部分に接合された連結片
    部とを備えている請求項4、請求項5、請求項6、請求
    項7のいずれかに記載した空調装置。
  10. 【請求項10】 上記感温変色シートに絵柄が施されて
    いる請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項
    7、請求項8、請求項9のいずれかに記載した空調装
    置。
  11. 【請求項11】 上記感温変色シートに施されている絵
    柄が、その感温変色シートの性質により温度変化に応じ
    て変化するものである請求項10に記載した空調装置。
  12. 【請求項12】 上記リブの上記前面が、斜め下向きに
    傾斜している請求項10又は請求項11に記載した空調
    装置。
  13. 【請求項13】 上記空調装置本体の前面が複数領域に
    区画されており、それらの各区画に別々の上記感温変色
    部が設けられている請求項3、請求項4、請求項5、請
    求項6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10、
    請求項11、請求項12のいずれかに記載した空調装
    置。
  14. 【請求項14】 上記感温変色部が、絵柄を持った転写
    シートから上記空調装置本体の前面に転写された絵柄に
    よって形成されている請求項1に記載した空調装置。
  15. 【請求項15】 上記空調装置本体が空気吸込口を有す
    る前面パネルを有し、この前面パネルの前面が上記空調
    装置本体の上記前面を形成していると共に、その前面パ
    ネルが、上記空気吸込口を形成する多数の平行なスリッ
    トとこれらのスリットを仕切る多数のリブとを備えてお
    り、その前面パネルの前面を形成している多数の上記リ
    ブの前面に上記絵柄が転写されている請求項14に記載
    した空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0456160U (ja) * 1990-09-21 1992-05-14
JP2016050758A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 佐伯 午郎 空調機の化粧シール

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JPH0456160U (ja) * 1990-09-21 1992-05-14
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