JP3053941U - 建造物の面施工材 - Google Patents
建造物の面施工材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本考案は、耐久性向上、健康維持を図れる建造
物の面施工材を提供することを目的とする。 【解決手段】建造物の壁面、床面等々の面に施工する面
施工材1であって、建造物10の面に接合される通気
性、吸湿性のある面施工用素材2と、この面施工用素材
2の表面側に接合し光触媒を加工した化粧材3とからな
るものである。これにより、光触媒Sの作用でほこりや
カビ等の細菌類を分解、消滅させることができ、化粧材
3よる装飾作用をも発揮させることができる。
物の面施工材を提供することを目的とする。 【解決手段】建造物の壁面、床面等々の面に施工する面
施工材1であって、建造物10の面に接合される通気
性、吸湿性のある面施工用素材2と、この面施工用素材
2の表面側に接合し光触媒を加工した化粧材3とからな
るものである。これにより、光触媒Sの作用でほこりや
カビ等の細菌類を分解、消滅させることができ、化粧材
3よる装飾作用をも発揮させることができる。
Description
本考案は、家屋等各種の建造物の例えば押し入れ等の壁面、床面等に施工する 面施工材に関するものである。
従来における家屋等の押し入れ等の大気の流通が少なく湿度が大きい壁面、床 面等には、例えば、板材に和紙を重合した等々の面施工材が施工されている。
しかしながら、上述した従来における面施工材の場合(特に湿気が多い場合) 、細菌、ウィルス、カビ等々が繁殖し、この結果、面施工材が腐食し耐久性を損 ねたり、この面施工材が施工された建造物に滞在する住人の健康を損ねたりする という弊害が生じ易いという課題があった。 この面施工材のなかには抗菌加工を施したものもあるが、継続的効果は望めな いのが実情である。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、細菌、ウィルス、カビ等々 の繁殖を押え、これらの消滅効果に優れ、且つ、継続的効果を発揮することから 、壁面や床面に施工して好適な建造物の面施工材を提供することを目的とするも のである。
請求項1記載の考案は、建造物の壁面、床面等の面に施工する面施工材であっ て、通気性、吸湿性のある面施工用素材に光触媒加工することを特徴とするもの である。 この考案によれば、面施工用素材に加工した光触媒のカビ等の細菌類の分解殺 菌、吸着作用により、細菌、ウィルス、カビ等々を消滅させることができ、面施 工材の耐久性向上、建造物に滞在する住人の健康維持を図れる。 請求項2記載の考案は、建造物の壁面、床面等の面に施工する面施工材であっ て、建造物の面に接合される通気性、吸湿性のある面施工用素材と、この面施工 用素材の表面側に光触媒を加工した化粧材とからなることを特徴とするものであ る。 この考案によれば、請求項1記載の考案の作用に加え、化粧材よる装飾作用を も発揮させることができる。この面施工材は、施工場所によってはこの面施工材 を単体でも使用できるが、吸湿性のある面施工用素材は光触媒を加工して使用す る。 請求項3記載の考案は、建造物の壁面、床面等の面に施工する面施工材であっ て、光触媒が加工された通気性、吸湿性のある面施工用素材と、この面施工用素 材が表面側に接合され、建造物の床面側に接合される面接合材とからなることを 特徴とするものである。 この考案によれば、請求項1記載の考案の作用に加え、面接合材を床面に接合 することで、建造物の床面においても細菌、ウィルス、カビ類を消滅させること ができ、また、前記面施工材の耐久性向上、建造物に滞在する住人の健康維持を 図れる。 請求項4記載の考案は、請求項1乃至3記載の建造物の面施工材における前記 光触媒は、酸化チタンからなることを特徴とするものである。 この考案によれば、請求項1乃至3記載の建造物の面施工材における前記光触 媒は、酸化チタンからなるものであるから、酸化チタンにより、この面施工材の 表面に付着した細菌、ウィルス、カビ等々を強力に分解消滅させ、細菌等の繁殖 による臭いも除去し、面施工材の耐久性向上、建造物に滞在する住人の健康維持 を図ることができる。
以下に、本考案の実施の形態を詳細に説明する。 まず、本考案の原理的説明を行う。 昨今注目されている光触媒は、例えば酸化チタンからなる半導体を用いて構成 され、光エネルギーを受けて触媒作用を発揮することが知られている。即ち、光 エネルギーによって励起された酸化チタンは、その表面付近に付着した汚れ、臭 い、カビ、ウィルス等の細菌類を強力に分解除去して消滅させる。 更に詳述すると、図5の左欄に示すように、酸化チタンは、光が当たるとその 電子(e-)と正孔(+)が励起され、この電子と正孔が酸化チタン自体の表面 にある酸素や水と反応して、図5の左欄に示すように活性酸素(O2 -)とOHイ オン(OH-)を発生させる。 これらの働きにより、図5の右欄に示すように、例えば、壁材30の汚れ、臭 い、細菌類が炭酸ガスや水に分解され大気中に拡散して消滅する。 また、光触媒は、細菌の吸着力、周辺の細菌等の殺菌効果も有している。 次に、上述した光触媒の原理を利用した本考案の実施の形態の建造物の面施工 材について、図1を参照して詳述する。 図1、図2に示す面施工材1は、建造物10の例えば壁面4に接合される通気 性、吸湿性のある不織布等からなる面施工用素材2と、この面施工用素材2の表 面側に接合した例えば表面側に着色模様5等が施され表面に上述した原理に基づ く光触媒Sが加工されたシート状の化粧材3とにより構成している。 面施工用素材2と化粧材3との接合は、接着剤による接合、接着融合による接 合により行うものである。 また、面施工材1を、図3に示すように、壁面4に接合(取り付け)するには 、例えば、図示してないが両面テープやマジックテープによる接合、釘やビス、 更にはステップル等による接合任意のより行うものである。 この面施工材1によれば、前記化粧材3に加工した酸化チタンからなる光触媒 Sによるほこりやカビ等の細菌類の殺菌作用により、細菌、ウィルス、カビ等々 を分解、消滅させることができ、この場合、前記光触媒Sを用いているので、例 えば、溶ける物質で抗菌作用を発揮させる溶出系の他の抗菌剤を使用する場合に 比べ、光触媒Sが存在する限り長期に亘って殺菌作用を発揮させることができる 。 この結果、面施工材1自体の腐食が防止され耐久性が向上するとともに、建造 物10内等に滞在する住人の健康維持を図ることもできる。また、押し入れ内等 の大きな湿度による壁面10の結露は、通気性、吸湿性のある不織布等からなる 面施工用素材2により吸収され、結露を防ぐことができる。更に、化粧材3の表 面側に着色模様等が施されているので、建造物10の室内等の装飾効果をも発揮 させることができる。 図4は、本考案の実施の形態の面施工材1の変形例である面施工材1Aを示す ものであり、この面施工材1Aは、光触媒Sが加工された通気性、吸湿性のある 面施工用素材2と、この面施工用素材2が表面側に接合され、図3に示すように 建造物10の床面20に接合される例えばスノコ状に形成した面接合材11とに より構成している。 この面施工材1Aにおける面施工用素材2と化粧材3との接合は、接着剤によ る接合、接着融合による接合により行うものである。 また、面施工材1Aを、図3に示すように、床面20に取り付けるには、この 面施工材1Aをそのまま床面20に載置する他、例えば、図示してないが両面テ ープやマジックテープによる接合等の手法によるものである。 この面施工材1Aによれば、床面20に接合することで、建造物10の床面に おいてもほこりやカビ等の細菌類を除去、消滅させることができ、また、前記面 施工材1Aの耐久性向上、建造物10に滞在する住人の健康維持を図ることがで きる。また、押し入れ内等の大きな湿度による床面20の結露は、通気性、吸湿 性のある不織布等からなる面施工用素材2により吸収され、結露を防ぐことがで きる。
本考案によれば、面施工用素材に加工した酸化チタンからなる光触媒の作用で ほこりやカビ等の細菌類の殺菌作用により、ほこりやカビ等の細菌類を分解、消 滅させることができ、建造物の壁面や床面の耐久性向上を図れ、また、建造物に 滞在する住人の健康維持を図れる面施工材を提供することができる。
【図1】本考案の実施の形態の面施工材を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】本考案の実施の形態の面施工材を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】本考案の実施の形態の面施工材の施工状態を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図4】本考案の実施の形態の面施工材の他例を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】本実施の形態の面施工材に含まれる光触媒の触
媒作用を示す説明図である。
媒作用を示す説明図である。
1 面施工材 1A 面施工材 2 面施工用素材 3 化粧材 4 壁面 5 着色模様 10 建造物 20 床面 S 光触媒
Claims (4)
- 【請求項1】建造物の壁面、床面等の面に施工する面施
工材であって、通気性、吸湿性のある面施工用素材に光
触媒加工することを特徴とする建造物の面施工材。 - 【請求項2】建造物の壁面、床面等の面に施工する面施
工材であって、建造物の面に接合される通気性、吸湿性
のある面施工用素材と、この面施工用素材の表面側に光
触媒を加工した化粧材とからなることを特徴とする建造
物の面施工材。 - 【請求項3】建造物の壁面、床面等の面に施工する面施
工材であって、光触媒が加工された通気性、吸湿性のあ
る面施工用素材と、この面施工用素材が表面側に接合さ
れ、建造物の床面側に接合される面接合材とからなるこ
とを特徴とする建造物の面施工材。 - 【請求項4】前記光触媒は、酸化チタンからなることを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建造
物の面施工材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002440U JP3053941U (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 建造物の面施工材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998002440U JP3053941U (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 建造物の面施工材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3053941U true JP3053941U (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=43188003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998002440U Expired - Lifetime JP3053941U (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 建造物の面施工材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053941U (ja) |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP1998002440U patent/JP3053941U/ja not_active Expired - Lifetime
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