JP3053890U - 着色ゴルフクラブヘッド - Google Patents

着色ゴルフクラブヘッド

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JP3053890U
JP3053890U JP1998003547U JP354798U JP3053890U JP 3053890 U JP3053890 U JP 3053890U JP 1998003547 U JP1998003547 U JP 1998003547U JP 354798 U JP354798 U JP 354798U JP 3053890 U JP3053890 U JP 3053890U
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JP
Japan
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club head
coating layer
golf club
titanium
colored
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JP1998003547U
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Inventor
鈴木  寛
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Eyetec Co Ltd
Original Assignee
Eyetec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性に優れ、且つ優雅な色調の外観を有す
るゴルフクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 ゴルフクラブヘッド2の表面全体に、イ
オンプレーティング又はスパッタリングによってチタン
−アルミニウム合金の被膜層3が形成されている。該被
膜層3が陽極酸化処理されて酸化被膜層4が形成され、
この酸化被膜層4によって発色されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、耐食性に優れ、且つ優雅な色調の外観を有するゴルフクラブヘッド に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ゴルフクラブのファッション性向上を図るために、そのヘッドをカラー 化することが行われている。そのための従来手段は、ヘッド表面にニッケルメッ キやクロムメッキを施したり、塗装によって着色を施すことが一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のようなニッケルメッキやクロムメッキを施したクラブヘ ッドは、その表面が銀色に限られていてファッション性に乏しかった。又塗装に より着色を付したクラブヘッドは、その塗膜が弱く又外観上も優雅さに欠けるも のであった。
【0004】 このように、従来のカラー化されたクラブヘッドはいずれも商品価値が低く、 強い自己主張を求める今日の高度化したファッション化の要請に応じることがで きなかった。
【0005】 本考案は、かかる問題点に鑑みて開発されたものであり、必要とされる機能を 保持しながら、優雅で気品のある外観色調を持つ着色ゴルフクラブヘッドの提供 を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案は以下の手段を採用する。 即ち本考案に係る着色ゴルフクラブヘッドは、ゴルフクラブヘッドの表面全体 に、イオンプレーティング又はスパッタリングによってチタン−アルミニウム合 金の被膜層が形成されると共に、該被膜層が陽極酸化処理されて酸化被膜層が形 成され、該酸化被膜層によって発色されていることを特徴とするものである。
【0007】 前記着色ゴルフクラブヘッドにおいて、チタン−アルミニウム合金の被膜層の 厚さを0.1〜2.0μmに設定し、且つ、酸化被膜層の厚さを0.01〜1. 5μmに設定するのがよい。
【0008】 又前記着色ゴルフクラブヘッドは、チタン−アルミニウム合金の被膜層が、少 なくとも50原子%以上のチタンを含み残余が実質的にアルミニウムからなるも のとするのがよい。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜3において本考案に係る着色ゴルフクラブヘッド1は、例えばアイアン であるゴルフクラブのヘッド2として応用されており、その表面全体を被覆する ように、イオンプレーティング又はスパッタリングによって、高耐食性を有する チタン−アルミニウム合金の被膜層3が形成されると共に、該被膜層3が陽極酸 化処理されて酸化被膜層4が形成され、該酸化被膜層4によって発色されている ものである。なお図1〜2においては、前記被膜層3及び酸化被膜層4の厚さを 、便宜上、誇張して示している。
【0010】 ところで、チタン−アルミニウム合金は高価な材料であるため、経済性を考慮 したとき、該合金の被膜層3は、使用に支障を来さない範囲で薄い方がよい。又 後述のように、酸化被膜層4の厚さによって発色を制御するために、最低限の必 要厚さが存在する。このような経済性の面や技術面に鑑み、前記チタン−アルミ ニウム合金の被膜層3の厚さは0.1〜2.0μmとし、又前記酸化被膜層4の 厚さは0.01〜1.5μmとするのが望ましい。
【0011】 かかる構成の着色ゴルフクラブヘッド1を製造する工程は、イオンプレーティ ング又はスパッタリングによって、装置の真空容器内で、イオン化したチタン− アルミニウム合金を前記ゴルフクラブヘッドの表面全体に付着せしめて所要厚さ のチタン−アルミニウム合金被膜層を形成する。その後、常法により、電解質液 中において陽極酸化処理を施し、チタン−アルミニウム合金の被膜層で酸化被膜 層を成長させる。
【0012】 この酸化被膜層は、ゴルフクラブヘッドに所要の発色をもたらすものであるが 、この発色色調は、酸化被膜層表面における光の干渉作用によって起こり、その 酸化被膜の膜厚に応じて多彩な色調を得ることができるのである。このように発 色色調は、酸化被膜層の厚さ、即ち陽極酸化電圧によって制御できる。
【0013】 その制御関係は、例えば次のようである。即ち、陽極酸化電圧20ボルトで淡 青色、同電圧30ボルトで金色、同電圧40ボルトで赤紫色、同電圧50ボルト で紫色、同電圧60ボルトで青色、同電圧70ボルトで黄緑色の発色色調を得る ことができた。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以下の如き優れた効果を奏する。 本考案に係る着色ゴルフクラブヘッドは、イオンプレーティング又はスパッ タリングによってゴルフクラブヘッドの表面にチタン−アルミニウム合金被膜層 が形成される共に、この被膜層が陽極酸化されて酸化被膜層が形成されているた め、該酸化被膜層の厚さに応じて、ゴルフクラブヘッドの外観は、淡青色、金色 、赤紫色、紫色、青色、黄緑色等の優雅で気品のある金属質の色調を有する。
【0015】 従って本考案によるときは、従来のような、ニッケルメッキやクロムメッキを 施したクラブヘッドや塗装を施したクラブヘッドとは全く異なり、ゴルフクラブ ヘッドのオリジナリティーを向上させて、高度化した近年のファッション化の要 請に満足を以って応じることができる。又、クラブヘッドのカラフル化によって ゴルフの楽しみを増大させることができ、これらによって、ゴルフクラブの売上 アップに寄与できることとなる。
【0016】 又本考案に係る着色ゴルフクラブヘッドは、イオンプレーティング又はスパ ッタリングによって、ゴルフクラブヘッドの表面にチタン−アルミニウム合金の 被膜層が形成されているため、この被膜層の密着性が極めて良好であり、優れた 耐久性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部切欠斜視図であ
る。
【図2】その断面図である。
【図3】その部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 着色ゴルフクラブヘッド 2 ゴルフクラブヘッド 3 チタン−アルミニウム合金の被膜層 4 酸化被膜層

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフクラブヘッドの表面全体に、イオ
    ンプレーティング又はスパッタリングによってチタン−
    アルミニウム合金の被膜層が形成されると共に、該被膜
    層が陽極酸化処理されて酸化被膜層が形成され、該酸化
    被膜層によって発色されていることを特徴とする着色ゴ
    ルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 チタン−アルミニウム合金の被膜層の厚
    さを0.1〜2.0μmに設定し、且つ、酸化被膜層の
    厚さを0.01〜1.5μmに設定したことを特徴とす
    る請求項1記載の着色ゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 チタン−アルミニウム合金の被膜層は、
    少なくとも50原子%以上のチタンを含み残余が実質的
    にアルミニウムからなることを特徴とする請求項1記載
    の着色ゴルフクラブヘッド。
JP1998003547U 1998-05-08 1998-05-08 着色ゴルフクラブヘッド Expired - Lifetime JP3053890U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115181945A (zh) * 2021-04-01 2022-10-14 复盛应用科技股份有限公司 高尔夫球杆头镀膜方法

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