JP3053861U - 化粧構造 - Google Patents

化粧構造

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JP3053861U
JP3053861U JP1998003089U JP308998U JP3053861U JP 3053861 U JP3053861 U JP 3053861U JP 1998003089 U JP1998003089 U JP 1998003089U JP 308998 U JP308998 U JP 308998U JP 3053861 U JP3053861 U JP 3053861U
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学 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒裏の換気機能と本来の化粧効果を有する建
て屋の化粧構造を提供すること。 【解決手段】 化粧板自体に換気穴を切欠するのではな
く、化粧板を取り付ける地と呼ばれる枠組みとなる角材
に空気の流通路となる凹所を設ける。 【効果】 化粧板の美感を損なわずに、軒裏の換気を行
うことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は和風あるいは洋風建築の軒裏における野垂木を隠す化粧垂木や軒天井 に使用される化粧板に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1は洋風建築物の屋根及び軒先の構造を表す断面図である。図1における2 が、屋根1を葺いた屋根下地を支える野垂木、3が軒先に沿って垂直に配置し、 軒先端を一括して覆い隠す鼻隠しと呼ばれる長い横板である。この鼻隠し3と軒 桁6を支える軒柱4との間に水平に取り付けて軒先の垂木を隠す軒天井5がある 。
【0003】 一方、図2は和風建築物の屋根及び軒先の構造を表した断面図である。軒桁6 から突出した部分が建屋の軒を形成するが、これらが図に示すような化粧軒であ る場合は、屋根下地を支える材を野垂木7、当該野垂木7を隠すために軒裏に勾 配を付けて取り付ける垂木を化粧垂木8と呼ぶ。
【0004】 上述の軒天井5や化粧垂木8は軒先の外観を端正で美しい印象にする機能と共 に軒裏の換気機能を併せ持つことが必要となる。そこで、従来の化粧構造を構成 する化粧板には化粧板9自体に換気用の穴12をあらかじめ多数穿設し、横の角 材10及び縦の角材11を縦横に組み合わせてなる地と呼ばれる枠組みに化粧板 9の四隅を釘13で止着して形成していた。
【0005】 又、多数の穴16を穿設した方形のプラスチック板14を化粧板9の中央部に 穿設した鍔を有する穴に嵌合して当該鍔にプラスチック板14をビス15で止着 して換気機構を有する化粧板9を形成していた。
【0006】 このようにして形成した化粧板9の四隅を、横に配した角材10と縦に配した 角材11とで構成する枠組みに釘17で止着しながら横に並べて、化粧垂木や軒 天井を形成しているのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本来、化粧垂木や軒天井といった化粧構造は野垂木が露出するのを隠して軒先 の外観を端正で簡素な印象に仕上げる装飾的効果と軒裏の換気を行うという実用 的機能を合わせ持つことが要求される。 ところが、換気機能を重要視するあまり実施例に掲げた化粧構造のように化粧板 板の表面に多数の穴が露出したり、異素材の穴あきプラスキック板を化粧板に穿 設した穴に嵌め込んだりしている結果、化粧構造の装飾機能が著しく減殺する結 果となっている。
【0008】 そこで、本考案では換気機能を有すると共に、高度の化粧効果を有する化粧構 造を提供することを木適当する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
化粧板を取り付ける地と呼ばれる枠組みを構成する、縦の角材の化粧板側を数 ケ所切欠して凹所を形成するのである。又、化粧板の一方の長辺側の端面をL字 形に切欠し、他方の端面を逆L字形に切欠するのである。
【0010】 所望個数の凹所が設けられた地に化粧板を取り付けると、化粧板と地の間に空 気の流通路となる隙間が形成される為、化粧板自体に手を加えることなく、換気 機能を果たす化粧構造が完成するのである。
【0011】 長辺側端面をL字形に切欠して段部を形成した一の化粧板の当該断部と、隣接 する化粧板の逆L字形に切欠した段部を空気の流通路となる隙間を形成するよう に突き合わせて地に取り付けると、表面に換気口となる穴を切欠することなく、 外観上美麗であると共に、換気機能を果たす化粧構造が完成するのである。
【0012】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の最良の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0013】 図5は空気の流通路となる凹所を形成した角材を縦方向に配した地と呼ばれる 枠組みに化粧板を取り付けた様子を示す平面図、図6が、同側面図である。化粧 天井や化粧垂木は横の角材19及び縦の角材20を縦横に配した枠組みに化粧板 18の四隅を釘21で止着して形成するが、この縦の角材23の化粧板24を取 り付ける側23aにあらかじめ空気の流通路となる凹所23bを切欠して、この 地と呼ばれる枠組みを形成するのである。 当該空気の流通路23bは、縦の角材23の化粧板24取り付け側を高さ4〜5 mm、長さ45mm程度数ケ所切欠して形成する。この凹所を有する縦の角材2 3から構成される地に化粧板24を釘で止着して化粧天井あるいは化粧垂木とい った化粧構造を形成するのである。
【0014】 次に請求項2記載の段部を有する化粧板からなる化粧構造の実施の形態につい て説明する。
【0015】 図7が当該化粧板を使用した化粧天井の正面図である。27が横の角材、28 が縦の角材である。この縦の角材28及び横の角材27を組み合わせて化粧板を 取り付ける地と呼ばれる枠組みをあらかじめ形成する。
【0016】 一方、板厚が9〜15mmの化粧板25の長辺側の一の端面を断面視において L字形に切欠して断部25aを設け、他の端面を逆L字形に切欠して断部25b を設けるのである。同様にして両端面に天地が逆となったL字形の断部を設けた 化粧板26の一の断部26aと化粧板25の一の断部25bを空気の流通路とな る3〜5mm程度の隙間が生じるように、L字形断部を天地を逆にして突き合わ せ、化粧板25と26を枠組みとなる地に釘で止着するのである。
【0017】 上述のようにしてなる換気機能を有する化粧構造は、化粧天井や化粧垂木のみ ならず、建屋の構造におけるあらゆる場所に応用が可能であり、建屋の構造に必 要不可欠な換気機能と装飾効果の両方を奏するのである。
【0018】
【考案の効果】
地に空気の流通路となる凹所を設け、あるいは化粧板の端面を切欠して空気の 流通路を設けるため、化粧板自体に換気口となる穴を切欠せずに、軒裏の換気を 行うことができる。即ち、化粧板の外観を損なわずに化粧天井あるいは化粧垂木 を形成することができ、換気機能という実用的効果を保有しつつ、本来の化粧構 造に求められる装飾的効果を更に高めることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 洋小屋の屋根部分の構造を示す断面図。
【図2】 和小屋の屋根部分の構造を示す断面図。
【図3】 従来の化粧構造を示す背面図。
【図4】 他の従来例による化粧構造を示す背面図。
【図5】 本考案に係る化粧構造の背面図。
【図6】 同、側面図。
【図7】 請求項2記載の化粧構造の正面図。
【符号の説明】
18、24、25、26、化粧板 19、22、2
7、横の角材 20、23、28、縦の角材 23
b、29、換気口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切欠して所望個数の凹所を設けた角材の一
    面に化粧板を取り付けて空気の流通路を設けたことを特
    徴とする化粧構造。
  2. 【請求項2】長辺側の一の端面をL字形に、他の端面を
    逆L字形に切欠して断部を設けた一の化粧板の断部と他
    の化粧板の断部を天地を逆にして突き合わせると共に、
    当該断部の間に空気の流通路となる間隙を設けて取り付
    けたことを特徴とする化粧構造。
JP1998003089U 1998-05-08 1998-05-08 化粧構造 Expired - Lifetime JP3053861U (ja)

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