JP3053624U - 自転車用荷篭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】前底面部２の先端を立ち上げて前面部３を
形成した第１フレーム１の前底面部基端部と、後底面部
５の後端を立ち上げて後面部６を形成した第２フレーム
４の後底面部基端部を枢着して機枠フレーム８を形成
し、機枠フレーム８内にはその両側面部10を可撓性材質
で形成した袋体９を張設した自転車用荷篭。 【効果】極めて簡単な操作により袋体の入口部の開閉が
可能となり、貴重品等を収納しても安全性が保たれる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、所要の取付金具を介してハンドルの前方に装置される入口部を開 閉可能にした自転車用荷篭に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自転車用荷篭としては、例えば方形状の篭体において、中央底枠杆の一 端を後部へ突出して下方に屈曲し前記中央底枠杆と交叉する後部垂直枠杆の下端 を底枠部より所定長さ突出すると共に側面水平上部枠杆の一端を後部に突出して 外向き曲部を形成し該部をハンドルバーに掛け止めるようにしたものが提案され ている（実公昭50-4112 号) 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、これら従来の自転車用荷篭は上部の入口部が開口されたままのもので あり、したがってこれに貴重品を入れておくことは大変不用心であった。

【０００４】 そこで、この考案は入口部を開閉可能にした体裁の良い自転車用荷篭を提供す ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記実情に鑑み、前底面部の先端を立ち上げて前面部を形成した 第１フレームの前底面部基端部と、後底面部の後端を立ち上げて後面部を形成し た第２フレームの後底面部基端部を枢着して機枠フレームを形成し、該機枠フレ ーム内にはその両側面部を可撓性材質で形成した袋体を張設した自転車用荷篭を 提案するものである。

【０００６】

【作用】

この考案は機枠フレーム内に袋体が張設され、同時に第１フレームの前底面部 と第２フレームの後底面部のそれぞれの基端部が枢着されており、したがってこ の枢着部を中心に第１フレームを前側に倒すように回動させれば、袋体の入口部 が開き、また枢着部を中心に第１フレームを後側に倒せば、袋体の入口部は閉じ られる。

【０００７】 即ち、この考案に係る自転車用荷篭には第１フレームを前後に倒すことにより 、袋体の入口部の開閉が可能となり、したがって安心して貴重品等を収納するこ ともできるのである。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明すると、１は前底面部２ の先端を立ち上げて前面部３を形成した第１フレーム、４は後底面部５の後端を 立ち上げて後面部６を形成した第２フレームであり、前底面部２と後底面部５の それぞれの基端部を枢着部７で枢着して機枠フレーム８を形成する。

【０００９】 一方、９はその両側面部10を可橈性材質で構成したビニール製の袋体で、袋体 ９は機枠フレーム８に合わせて作られており、その両上端部を第１フレーム１と 第２フレーム４の上端部に固定して機枠フレーム８内に張設される。

【００１０】 なお、第２フレーム４には車体への取り付け金具11、12 が設けられている。

【００１１】 以上の構成において、枢着部７を中心にして第１フレーム１を前側に倒すと、 第１フレーム１と第２フレーム４の上端部は離間して袋体９の入口部が開く。

【００１２】 また、枢着部７を中心にして第１フレーム１を後側に倒すと、第１フレーム１ と第２フレーム４の上端部が接近して袋体９の入口部が閉じる。

【００１３】 したがって、この考案によれば極めて簡単な操作により袋体９の入口部の開閉 が可能となり、貴重品等を収納しても安全性が保たれる。

【００１４】 また、この実施例では袋体９としてビニール製の装飾を施したものを使用して いるため、開けた状態、閉めた状態何れにおいても体裁が良いものとなり、自転 車のファッション性を高めることができる。

【００１５】

【考案の効果】

以上要するに、この考案によれば極めて簡単な操作により袋体の入口部の開閉 が可能となり、貴重品等を収納しても安全性が保たれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案に係る自転車用荷篭の斜視図で、
（ａ）は入口部が開かれた状態における斜視図、（ｂ）
は入口部が閉じられた状態における斜視図

【図２】 同上の自転車用荷篭を車体に取り付けた状態
を示す背面図

【図３】 同上の自転車用荷篭を車体に取り付けた状態
を示す側面図で、（ａ）は入口部が開かれた状態におけ
る側面図、（ｂ）は入口部が閉じられた状態における側
面図

【符号の説明】

１は第１フレーム ２は前底面部 ３は前面部 ４は第２フレーム ５は後底面部 ６は後面部 ７は枢着部 ８は機枠フレーム ９は袋体 10は袋体の側面部 11、12 は車体への取り付け金具

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前底面部の先端を立ち上げて前面部を形
   成した第１フレームの前底面部基端部と、後底面部の後
   端を立ち上げて後面部を形成した第２フレームの後底面
   部基端部を枢着して機枠フレームを形成し、該機枠フレ
   ーム内にはその両側面部を可撓性材質で形成した袋体を
   張設したことを特徴とする自転車用荷篭。