JP3053057B2 - 温蔵庫付き冷蔵庫 - Google Patents
温蔵庫付き冷蔵庫Info
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Description
くは、簡易な構造を有する温蔵庫を冷蔵庫に対し着脱自
在に組み合わせてなる温蔵庫付き冷蔵庫に関する。
昭59−145467号公報、特開昭60−18878
1号公報、特開昭62−73080号公報に記載された
ものが知られている。
温蔵庫付きの冷蔵庫は、いずれも温蔵庫と冷蔵庫とが一
体化しており、両者の分離使用ができず、また装置自体
が複雑なものであり、製造・組立も容易ではなく、メン
テナンス等も簡単ではない。
解消するもので、比較的低コストで簡単に製造すること
ができ、使用しやすく、メンテナンス等も行いやすい、
温蔵庫付き冷蔵庫を提供することを目的とする。
成するためになされたもので、熱伝導性の良好な内箱の
外周に線状又は板状の電気発熱体を施し、その外側を断
熱材で覆うとともに、前面にドアを設けた温蔵庫を、冷
蔵庫に設けた冷蔵作用を有しない収納部に着脱自在に組
み合わせ、冷蔵庫と独立させて分離使用できるようにし
た温蔵庫付き冷蔵庫である。また、前記温蔵庫の前記内
箱の隅部を曲面状に形成したものである。また、前記温
蔵庫の前記内箱のその内面に凹凸部を形成したものであ
る。また、前記断熱材は係合部が形成された複数の単位
体からなる成型体から構成され、これらの係合部を組み
合わせることにより内箱を覆うようにしたものである。
又は板状の電気発熱体を施し、その外側を断熱材で覆う
とともに、前面にドアを設けた温蔵庫を、冷蔵庫に設け
た冷蔵作用を有しない収納部に着脱自在に組み合わせ、
冷蔵庫と独立させて分離使用できるようにした温蔵庫付
き冷蔵庫であるから、温蔵庫は、内箱の外周の線状又は
板状の電気発熱体により内箱内部が保温され、内箱の外
側は断熱材で覆われているので外部への断熱も確実であ
り、圧縮器、凝縮器等は用いず、簡単に製造・組立する
ことができるとともに、また、このような温蔵庫を、冷
蔵庫に設けた冷蔵作用を有しない収納部に着脱自在に組
み合わせ、冷蔵庫と独立させて分離使用できるようにし
たため、冷蔵庫と独立させての分離使用(温蔵庫のみの
移動使用等)もでき、使用態様も限定されず、冷蔵庫の
使用価値も増大するなど使用しやすく、かつ点検、清
掃、メンテナンスも行いやすい。
ることにより、熱の放射を全体に行き渡らせ、内箱内全
体を均一な温度に保つことができ、したがって、温蔵庫
内の食品をムラのない一定の温度で保存することができ
る。
することにより、熱の放射が内箱内全体にかつ有効に行
われるとともにリブ効果により箱体の強度が向上する。
が形成された複数の単位体)からなる成型体から構成さ
れ、これら(の係合部)を組み合わせることにより内箱
を覆うようにすると、温蔵庫の組立が簡単であり、また
電気発熱体の修理・点検等は、断熱材を構成する成型体
を分割すればよいので、メンテナンスもしやすい。
の外周に線状又は板状の電気発熱体を施し、その外側を
遮蔽フイルム(又はシート)で包囲し、さらにその外側
を断熱材で覆うことにより、内箱の外周の線状又は板状
の電気発熱体により内箱内部が保温され、内箱の外側は
遮蔽フイルム及び断熱材で覆われているので外部への断
熱も一層確実であり、圧縮器、凝縮器等は用いず、簡単
に製造・組立することができる。
に遠赤外線放射性セラミックスを施してなるものは、加
熱に伴う遠赤外線放射により、温蔵庫内の食品をきわめ
て良好な状態で保存することができる。
発熱体は、100℃以上に発熱しないよう制御されてい
ることが、高温度の発熱体により温蔵するものと異な
り、経験的に、温蔵庫内の食品を良好な状態で保存する
上で、また外部への熱伝導を極力抑える上で好ましい。
に遮蔽フイルムを張り合わせたものとすることで、さら
に、温蔵庫の組立が極めて簡単であり、また電気発熱体
の修理・点検等メンテナンスも大変しやすい。
する。図1は本発明に係る温蔵庫付き冷蔵庫における温
蔵庫1の実施例の斜視図、図2は内箱2の斜視図、図3
は断熱材5の斜視図、図4は化粧板6の斜視図、図5は
温蔵庫1を冷蔵庫21の収納部22に入れた状態の正面
図である。
ンレス、銅板等の熱伝導性の良い金属材料により構成さ
れ、その内側には例えば遠赤外線放射性セラミックスが
コーティングその他の手段により施され、前面部が開放
した箱状に形成されている。内箱2の内部には、加工食
品その他の食品の保管や出し入れがし易いように、棚や
仕切り壁を設けてもよい。遠赤外線放射性セラミックス
は、約3μm〜1000μmの波長の遠赤外線が放射さ
れるものであって、例えば、コージライト(2MgO・
Al2 O3 ・5SiO2 )、β−スポジューメン(Li
2 O・Al2 O3 ・4SiO2 )、チタン酸アルミニウ
ム(Al2 O3 ・TiO2 )、アルミナ(Al2 O
3 )、珪石(SiO2 )、さらにこれらやFe2 O3 、
CoO、CuO等混合したものを焼結したものである。
遠赤外線放射性セラミックスを施したものは、特にそれ
が放射熱を利用する場合、理由は定かでないが、熱のロ
スが少ないこと、熱量を短時間で供給できること、温度
管理がしやすいこと、等の利点が挙げられる。
aが曲面状に形成されている。これにより、熱の放射を
全体に行き渡らせ、内箱内全体を均一な温度に保つよう
にしている。内箱2の外面の隅部も曲面状としており、
角部がないので、線状の電気発熱体を巻回したとき、断
線がしにくい。また、内箱2はその内面になだらかな凹
凸部2bが形成されている。これにより熱の放射を有効
に行えるようにしている。凹凸部2bの形状は、図示の
もののとおりでなくてもよい。また、内箱2の内部に活
性炭等の脱臭剤を収納可能な棚等の収納部(図示せず)
を設けるとよい。内箱2の背面部は皿状等の湾曲面状に
形成してもよい。
ム、銅ニッケル、銅マンガンニッケル線等を用いた電気
発熱体3が巻回されて接着されており、図示しないサー
モスタット、外部電源に接続され、電気発熱体3の温度
は100℃以上に発熱しないようになっている。電気発
熱体の種類は特に限定されるものではないが、例えば、
ニクロム線等の発熱体を耐熱シリコンゴム等の素材で被
覆した柔軟性、電気絶縁性のよい線状発熱体や線状発熱
体がアルミ板に施された板(面)状のもの等を用いるこ
とができる。このような発熱体を内箱2の外周に全体的
に施すことが好ましいが、必ずしも外周囲全体に施さな
くてもよい。また、庫内温度は、食品の種類によっても
異なるが、一般に65℃±3℃の範囲で、殆どの温蔵食
品を良好に温蔵保管できるので、この温度範囲で庫内温
度を調整できるよう、図示しないサーモスタットその他
の温度制御手段を用い、かつ庫内温度計(図示符号1
1)を設けることが好ましい。
アルミニウムフイルム(又はシート)その他の遮熱性な
いし熱反射性のあるフイルム等による遮蔽フイルム4で
包囲され、さらにその外側は発泡ポリウレタン等の発泡
樹脂その他の断熱材5で覆われている。遮蔽フイルム
4、断熱材5の素材は、その性能を適宜発揮できるもの
であれば特に限定されるものではない。断熱材5として
は、例えばガラス繊維、セラミック繊維、ポリエステル
綿等の繊維を用いたもの、発泡プラスチック材等の他、
粉末シリカ、バーライト、珪藻土等の無機粉末を用いた
ものを使用することができる。遮蔽フイルム4で包囲す
る前に、可撓性を有しかつ電気絶縁性を有するシートや
雲母、マイカ等の耐熱・絶縁材を施してもよい。内箱2
と遮蔽フイルム4の間、遮蔽フイルム4と断熱材5との
間に適宜空気層を設けてもよい。
5は4つの単位体からなる成型体5a,5b,5c,5
dからなり、これらに形成された係合部を組み合わせる
ことにより内箱2を覆うことができるようになってい
る。また、各成型体5a,5b,5c,5dの内面には
アルミニウムフイルム等の遮蔽フイルム4が張り合わせ
てある。したがって、組立の際は各成型体5a,5b,
5c,5dを組み合わせればよいので、組立が簡単であ
り、また電気発熱体3の修理・点検の際は、断熱材5を
構成する成型体5a,5b,5c,5dを分割すればよ
いので、メンテナンスもしやすい。
被覆されている。化粧板6は、図4に示すとおりの外箱
状の形状をなしており、組立の際は内箱を各成型体5
a,5b,5c,5dで覆った後、その上から被せれば
よいようになっている。化粧板6としては、通常、合成
樹脂板や合成樹脂被覆金属板等が用いられる。
り、このドア7を開閉して食品の出し入れを行う。ドア
7はガラス等を用いて透明部分を設けると庫内の食品を
視認できるので好ましい。また、ドア7にはマグネット
入り合成樹脂パッキン7aが装着されており、閉じたと
きの気密性を確保し、内部の熱を逃がさないようになっ
ている。なお、前面(正面)下部に配された操作部にお
いて、符号8は電源スイッチ、符号9は使用開始タイマ
ー、符号10は通電表示ランプであり、これらは冷蔵庫
とは別個に独立して設置されている。操作部の位置は上
部その他に設けてもよい。
ンプ)を設置し、例えば、使用中の庫内温度が50℃を
下回った時にサーモスタット等の調節器が作動して、又
はドアの頻繁な開閉時等に、オゾンランプを点灯させ、
適宜濃度のオゾンを放出させることにより殺菌効果を付
与するようにすると、食品の安全衛生の面で好ましい。
冷蔵作用を有しない棚状の空間を有する収納部22に着
脱自在に組み合わせた態様を示している。収納部22に
は電気コンセントを設けるとよい。本発明において、温
蔵庫1は、このように冷蔵庫21と組み合わせて、各種
食品の種類によって同時に使用できるものであるが、冷
蔵庫21とは独立しており、着脱自在である点に重要な
特徴を有しており、冷蔵庫21と独立させて分離使用す
ることもできるなど使用態様も限定されず、使用しやす
く、かつ点検、清掃、メンテナンスも行いやすいのであ
る。
いとき又は収納部22を温蔵庫1よりも充分に大きいス
ペースとして設定するときには、冷蔵庫21の収納部2
2を棚等として、温蔵庫以外にも、例えば電子レンジや
電気ポット等の電化製品、さらに各種台所用品等を収納
したりして使用することができる。スペースの限られた
昨今の住宅事情にあって、各種製品等の設置場所に苦慮
することなく、かつ体裁良く冷蔵庫部分に収納・保管等
することができ、スペースの有効利用等の点からも極め
て有益であるという利点がある。なお、冷蔵庫21に設
ける収納部22の位置は特に限定されるものではない。
また、温蔵庫1の底部にはゴム等からなる防振材12が
設けてあり、冷蔵庫21の振動が収納部22に設置され
た温蔵庫1に悪影響を与えないようになっている。
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要
旨の範囲で適宜変更実施できるものである。
比較的低コストで温蔵庫及び温蔵庫付き冷蔵庫を簡単に
製造・組立することができ、また、冷蔵庫との同位置で
の同時使用のみならず、冷蔵庫と独立させての分離使用
もできるなど使用態様も限定されず、使用しやすく、点
検、清掃、メンテナンス等も行いやすいので、その効果
は極めて大きいものである。
1の実施例の斜視図である。
態の正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 熱伝導性の良好な内箱の外周に線状又は
板状の電気発熱体を施し、その外側を断熱材で覆うとと
もに、前面にドアを設けた温蔵庫を、冷蔵庫に設けた冷
蔵作用を有しない収納部に着脱自在に組み合わせ、冷蔵
庫と独立させて分離使用できるようにした温蔵庫付き冷
蔵庫。 - 【請求項2】 前記温蔵庫の前記内箱の隅部を曲面状に
形成した請求項1に記載の温蔵庫付き冷蔵庫。 - 【請求項3】 前記温蔵庫の前記内箱のその内面に凹凸
部を形成した請求項1又は2に記載の温蔵庫付き冷蔵
庫。 - 【請求項4】 前記断熱材は係合部が形成された複数の
単位体からなる成型体から構成され、これらの係合部を
組み合わせることにより内箱を覆うようにした請求項
1,2又は3に記載の温蔵庫付き冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6243450A JP3053057B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 温蔵庫付き冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6243450A JP3053057B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 温蔵庫付き冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0880263A JPH0880263A (ja) | 1996-03-26 |
JP3053057B2 true JP3053057B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=17104070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6243450A Expired - Fee Related JP3053057B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 温蔵庫付き冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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CN109229937A (zh) * | 2018-08-15 | 2019-01-18 | 长安大学 | 一种红外加热保温装置 |
GB2606677B (en) * | 2020-02-04 | 2023-06-21 | Derosa George | Self-serve food locker assembly, system, and method |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP6243450A patent/JP3053057B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0880263A (ja) | 1996-03-26 |
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