JP3052944U - 空気熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

空気熱交換器及びその製造方法

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JP3052944U
JP3052944U JP1997011932U JP1193297U JP3052944U JP 3052944 U JP3052944 U JP 3052944U JP 1997011932 U JP1997011932 U JP 1997011932U JP 1193297 U JP1193297 U JP 1193297U JP 3052944 U JP3052944 U JP 3052944U
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heat exchange
plate
heat exchanger
air flow
heat
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JP1997011932U
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English (en)
Inventor
隆 新井
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隆 新井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御盤、電子装置、等の収納箱に使用する箱
内部冷却用熱交換器の熱交換板に、特別な折り曲げ形状
と板に溝状の凹凸部を設ける事で、一種類の熱交換板に
より、気密性を保持して容易に組立られると共に、高効
率を有する熱交換器をえる。 【構成】 熱交換板の周囲を折り曲げ部1.2.3.4
の様に折り曲げ、また板の面に凸溝部7凹溝部8を設け
た熱交換板を順次交互に反転して組合せ、両端を圧着部
9圧着部10の様に圧着して組立を行ない、順次交差し
て出来る空気流路内に現われる凸溝部により、板面に良
好な空気熱を伝達する空気流路を作り熱交換の効率を向
上する、

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、制御盤、電子装置等で箱内部に収納された機器より発生する熱を箱 内部に塵埃、湿気の侵入がない良好な環境とする目的で、内部空気と外部空気を しゃ断した状態を保ちつつ、箱内部に発生した電子部品に有害な熱を外部に排出 する事が出来る熱交換器に係わるものであり、詳しくは空気熱交換器及びその製 造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱交換器としては図7に示す、樋状のアルミニウム押出材又は 鍍金鋼板を折り曲げた物の片方を塞ぎ板ロにより塞いだ熱交換板イを熱気側空気 ハと、冷気側空気ニとが交互に流れる様に順に重ね接着して熱交換を行なう様に 形成したものや、図8に示す両端を船首状にしたアルミニウム板又は鍍金鋼板を 交互に重ね合せ連結具ヘにより組み立てた熱交換板イを空気通路が出来る様に上 下をゴム板ホにより塞ぎ、暖気側空気ハと冷気側空気ニが交互に流れる様にして 熱交換を行なう物等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち前者においては、熱交換板イ及び塞ぎ板ロの組 立及び各接合部の接着に手間が掛り、また空気流路の空気抵抗が多く性能向上が 困難である等の問題点を有していた。
【0004】 また、後者においては、熱交換板イと上下のゴム板ホとの接合部の気密が困難 である他、部品点数が多く、組立に手間が掛り、また空気流路の空気抵抗が多く 性能向上が困難である等の問題点を有していた。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、部品の点数を少なくする為、熱交換板を一種類のも のとし、向きを互い違いに組合せ簡単な作業により確実に圧着接合すると共に、 空気の流路を改良して熱交換効率を良好にし、性能を向上する事により小型化及 び低価格化を行ない、優れた熱交換器を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における空気熱交換器は、熱交換板の形状 を上下、左右の折り曲げ形状が、板を交互に反転して組合せた時同様の形となる 様に作られており、また熱交換器内を通る熱空気流および冷空気流が熱交換板に 効率良く温度を伝達する様に、上下、左右及び表裏が対称となるパターンになる 帯状の凹凸部を設けている。
【0007】 そして上下、左右を一枚毎に互い違いに組合せ、板のL字側を曲げ潰して双方 の板を圧着することにより順次組み立てて行き、必要な熱交換容量になる枚数ま で積み重ねて熱交換器を形成する。
【0008】
【作用】
熱交換板は一種類の物を互い違いに重ね合わせ圧着して組み立てるので部品点 数が少なく組立が簡単であり、また接合部の気密性を維持することが出来る。
【0009】 そして積み重ねられた熱交換板は、交互に空気流入口が交差する位置に出来て 熱交換板の表面には交換を行なう熱空気流及び冷空気流が板を挟んで交差して流 れ、また熱交換板上に作られた溝状の凸部は、空気の流れが熱交換板に当たって 流れる作用をするので、熱空気流および冷空気流を良好に熱交換板に伝達し、効 率的な熱交換をする事が出来る。
【0010】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図5において熱交換板Aは例えばアルミニユーム板の様な熱伝導の良好な 金属板で機械的な強度を維持出来る最低の厚さを有する板を使用し、プレス加工 にて形成されている。さらに詳しくは、断面形状がトレイ状であつて、折り曲げ 部1.3は互いに反対方向にL字状に、また折り曲げ部2.4は互に反対方向に 、二段L字状に折り曲げられ、板面部5には凸溝部7と凹溝部8が中心を境にし て、互に順序よく組合さる様なパターンに作られており板面部6側より見た場合 凹凸は板面部5側の反対になる。
【0011】 熱交換板Aは順次組み合わせて熱交換器を形成するが、最初の熱交換板Aと二 番目の熱交換板Aは折り曲げ部3.4が組合さる様に重ね、折り曲げ部3で折り 曲げ部4を挟む様にして折り曲げ圧着部10の様に圧着する、次に3番目熱交換 板Aを折り曲げ部1.2が合さる様に重ね、折り曲げ部1で折り曲げ部2を挟む 様にして折り曲げ圧着部9の様にし、この方法で順次熱交換の容量に必要な枚数 を組み立てて行く。
【0012】 図2の様に組み立てられた熱交換器は交互に空気の流れが交差し、熱空気流1 1と冷空気流12により熱交換板Aを介して熱交換を行なうと共に板面部5に形 成された凹凸の溝部は、空気流路内で相対する事になり図4に示す断面A−A及 び断面B−Bの様に交互に溝の凸部が配置され、空気の流れは熱空気流11及び 冷空気流12の様に、熱交換板Aの板面に当たって流れる事になり熱交換板Aに 熱を効率良く伝達し、平面の板の物より性能の向上を計る事が出来る。
【0013】 図5において、組立られた熱交換器は四隅を各々金属板等で作られた押さえ板 B、塞ぎ板C及び柔軟性ゴムで作られたパッキンDにより熱空気流11及び冷空 気流12を分離出来る様にして送風機と組合せ収納ケースに組み立てる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0015】 請求項1の熱交換器においては、一種類の熱交換板を使用して簡単な作業によ り、圧着による接合部の気密性を保持し、熱交換器を形成することが出来る。
【0016】 請求項2の熱交換板の溝状凹凸部が一種類のパターンにより、空気流路の中で 互いに順序良く配列する様に作られており、空気の流れを熱交換板Aに当てる様 にすることで、熱交換の効率を向上することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換板一枚の斜視図である。
【図2】熱交換器の組み立てた状態の斜視図である。
【図3】熱交換器の組み立てた状態の三角法図である。
【図4】図3のA−A断面矢視図である。
【図5】図3のB−B断面矢視図である。
【図6】実際に使用される場合の状態を示した斜視図で
ある。
【図7】従来の熱交換器に係わる斜視図である。
【符号の説明】
A 熱交換板 B 押さえ板 C 塞ぎ板 D パッキン 1、2、3、4 折り曲げ部 5、6 板面部 7 凸溝部 8 凹溝部 9、10 圧着部 11 熱空気流 12 冷空気流
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱交換板一枚の斜視図である。
【図2】 熱交換器の組み立てた状態の斜視図である。
【図3】 熱交換器の組み立てた状態の三角法図であ
る。
【図4】 図3のA−A断面矢視図である。
【図5】 図3のB−B断面矢視図である。
【図6】 実際に使用される場合の状態を示した斜視図
である。
【図7】 従来の熱交換器に係わる斜視図である。
【図8】 従来の熱交換器に係わる斜視図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略四角形のトレイ状であつて、各辺が折
    り曲げ部(1.2.3.4)の様な形状を有した熱交換
    板Aを熱交換容量に必要とする枚数だけ交互に順次対面
    して組合せ、折り曲げ部(1.3)を再度折曲げ双方を
    圧着して形成する熱交換器。
  2. 【請求項2】 熱交換板Aの板面部5に作られた凸溝部
    7、凹溝部8が熱交換板Aを交互逆向に組合せ空気流路
    を形成した時、向いあつた凸溝部が互に順序よく配置さ
    れる様なパターンとしてあり、空気の流れが熱交換板A
    の表面に良好に当る事により熱交換の能力を向上した熱
    交換器。
JP1997011932U 1997-12-18 1997-12-18 空気熱交換器及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3052944U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07182968A (ja) * 1993-12-22 1995-07-21 Nec Corp 電界放出冷陰極とこれを用いたマイクロ波管

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