JPH07182968A - 電界放出冷陰極とこれを用いたマイクロ波管 - Google Patents

電界放出冷陰極とこれを用いたマイクロ波管

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JPH07182968A
JPH07182968A JP32358093A JP32358093A JPH07182968A JP H07182968 A JPH07182968 A JP H07182968A JP 32358093 A JP32358093 A JP 32358093A JP 32358093 A JP32358093 A JP 32358093A JP H07182968 A JPH07182968 A JP H07182968A
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cold cathode
electron
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electron emission
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J23/00Details of transit-time tubes of the types covered by group H01J25/00
    • H01J23/02Electrodes; Magnetic control means; Screens
    • H01J23/06Electron or ion guns

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  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Microwave Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高電流モードと低電流モードで、電流比が大き
く、電子ビーム径の変化が小さく、両モードでリップル
が小さい電子ビームを形成する。さらに、この電子ビー
ムを利用して両モードで最適に近いRF動作を行い、信
頼性が高く、構造が簡単で、小形のマイクロ波管を実現
する。 【構成】電界放出冷陰極の、ゲート電極あるいはエミッ
タが形成されたエミッタ電極を複数に分割し、この電極
に印加する電圧を変えることにより電子が放出される面
積を切り替えて、高電流と低電流の2種類の電流モード
に切り替えることを可能とする。また、3分割あるいは
これ以上に分割されたゲート電極あるいはエミッタ電極
の各部分の接続を変えられる様にして高電流モードと低
電流モードの電流比の設定を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋭利な先端から電子を
放出する電界放出冷陰極およびこれを用いたマイクロ波
管、特にデュアルモードパルス動作のマイクロ波管に関
する。
【0002】
【従来の技術】進行波管、クライストロン、ジャイロト
ロンなどのマイクロ波管では、その出力をオン/オフす
るパルス動作で使用することがあり、さらに、オン期間
の出力が2値のデュアルモードのパルス動作で使用する
こともある。そのために、従来は陰極の前に複数の格子
状電極(グリッド)を備えて、熱陰極から放出される電
流量を制御している。
【0003】例えば、第1の従来技術として、実開平1
−60340に開示されている電子銃構造を図8に示
す。電子銃101は球面状のカソード102に近接して
同じく球面状の第1グリッド(ジャドウグリッド)10
3および第2グリッド(コントロールグリッド)104
があり、ヒータ105によって加熱されてカソード10
2から電子ビームが2個のグリッド103、104のそ
れぞれ目合わせして設けられたビーム透過孔110、1
11を通り抜け集束電極106および陽極107で静電
集束される。電子ビームが第2グリッド104に衝突す
るのを防ぐため第1グリッド103はカソードと同電位
になっており、第2グリッド104にはカソードに対し
数100Vのパルス電圧を印加し、このパルス電圧に同
期した電子ビームがカソード102から取り出される。
【0004】第2の従来技術として、米国特許4,59
3,230および特開昭58−176851に開示され
ている電子銃構造を図9に示す。この電子銃は高電流モ
ードと低電流モードの2種類の電流量をパルス的にオン
/オフすることが可能になっており、この電子銃を使用
したマイクロ波管のパルス出力を電流モードに応じて変
えることができる。第1グリッド103の中心部は粗
く、周辺部が密な格子が作られており、第2グリッド1
04の中心部は第1グリッド103の中心部と一致した
粗い格子が形成され、第2グリッド104の周辺部はき
わめて粗い格子が形成されている。第2グリッド104
には常に陰極に対し250Vが印加されている。高電流
モードのとき、第1グリッド103は+36Vにバイア
スされ、陰極全面から電子が放出される。低電流モード
のとき、第1グリッド103は−36Vにバイアスさ
れ、電子は陰極の中心部すなわち第1グリッド103の
粗い部分だけから放出される。この時、第1グリッド1
03の電位は高電流モードのときよりも低下しているの
で、中心部の放出電流密度も低下し、全電流も低下す
る。
【0005】第3の従来技術として、特公平3−521
68に開示されている電子銃構造を図10に示し、第4
の従来技術として、実開平4−36748に開示されて
いる電子銃構造を図11に示す。第3,第4の従来技術
はいずれも3枚のグリッドで電子ビームを制御するもの
で、高電流モードの時は陰極全面から電流が放出され、
低電流モードの時は陰極の中央部から電流が放出され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図8、図9、図10、
図11に示す従来技術においては、温度が700℃から
1000℃と高いカソード102のすぐ前に2枚のグリ
ッド103と104あるいは3枚のグリッドを高い精度
で固定する必要がある。特に図8においては、この2枚
のグリッド103、104の透過孔110と111を正
確に一致させる必要があり、組み立てに高い技術と時間
を必要とする。
【0007】また、図8に示す従来技術においては、高
電流モードと低電流モードでは第2グリッド104の電
圧を変える必要があるが、この電圧を変えると電子ビー
ムの集束条件が大幅に変わり、高電流モードと低電流モ
ードの両方で最適な集束状態を保つことは不可能であ
る。この結果、両モードにおける電流の比を大きくでき
ず、両モードで直流電力−RF電力変換効率などのよう
なRF特性を最良にすることはきわめて困難になる。
【0008】図9の従来技術は、両モードで第1グリッ
ド103の電圧を変えて放出電流を変化させ、第2グリ
ッドの電圧は変えないため、電圧変化に伴う電子ビーム
の集束条件の変化は大きくないが、放出陰極面積が変化
するのでこれに伴う集束条件の変化が大きい。電子ビー
ムがRF信号との相互作用が行なわれる領域の電子ビー
ムの平均径は陰極径にほぼ比例するので、低電流モード
における電子ビームの平均径は高電流モードの時の値よ
りも小さくなり、両モードで電子ビームの集束条件が変
化するとともに、増幅の利得も大幅に変化する。低電流
モードの時には電子ビームの径が小さくなりらせんのよ
うな遅波回路の内径に対して余裕ができるので、高電流
モードの電流に対して電子ビーム集束磁界を最適にして
おき、低電流モードの時には電子ビームに多少のリップ
ルを許容することによって、両モードにおける電流比を
大きくできるが、両モードで最適な動作条件とすること
はできない。
【0009】また、両モードの電流比を変えるには第1
あるいは第2グリッド電圧を変える必要があるが、この
結果、集束条件が変化し、電子ビーム透過特性等が変化
する恐れがある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、電界
放出冷陰極の、ゲート電極あるいはエミッタが形成され
たエミッタ電極を複数に分割し、この電極に印加する電
圧を変えて、電子が放出される面積を切り替えることに
よって、高電流と低電流の2種類の電流モードに切り替
えることを可能とする。
【0011】また、ゲート電極−エミッタ電極間のパル
ス電圧を切り替えることによって、高電流モードと低電
流モードの間を切り替えることができる。
【0012】さらに、3分割あるいはこれ以上に分割さ
れたゲート電極あるいはエミッタ電極の各部分の接続を
変えられる様にして高電流モードと低電流モードの電流
比の変更を可能とする。この電界放出冷陰極を用いて、
出力電力を2種類に切り替えることができるマイクロ波
感を構成する。
【0013】
【作用】この結果、電子銃部の構造を簡単にできるの
で、組み立て時間を少なくでき、小型で、高精度の電子
銃を実現できる。また、高電流モードと低電流モードで
電子ビームの集束条件はほぼ等しいので、磁石等の電子
ビーム集束部の調整が簡単になるとともに、両モードと
も最適に近い状態に設定でき、らせん電流等の低速波回
路に流れる電流も小さくでき、電子管の信頼性、効率も
改善できる。この結果、RF特性も両モードとも最適に
近い状態に設定できる。
【0014】さらに、高電流モードと低電流モードの電
流比を外部回路の接続状態で変えることができるので、
多くの用途に柔軟に対応できる。
【0015】このように、本発明によれば、従来開示さ
れてきた技術および単に熱陰極を冷陰極に置き換えただ
けでは実現できない数多くの利点を同時に備えた電子デ
バイス特にマイクロ波管を実現することができる。
【0016】
【実施例】次に本発明について図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明の第1の実施例を示す冷陰極の構
造図で、(a)は断面図、(b)はエミッタ電極パター
ンを示す平面図である。絶縁基板1の上には金属薄膜の
第1エミッタ電極5および第2エミッタ電極6が図1
(b)に示すようなパターンで形成されている。すなわ
ち、破線で示す円形の電子放出領域を覆うように左右か
ら交差指状に第1エミッタ電極5および第2エミッタ電
極6が形成されている。エミッタ電極の上には微小な円
錐形のエミッタ4が多数形成され、エミッタ4の周囲を
除いて絶縁層2が積層され、絶縁層2の上にはエミッタ
4の先端とほぼ同じ高さに、エミッタ4を取り囲むよう
に円形の開口を持つゲート電極3が形成されている。エ
ミッタ4の高さおよび絶縁層2の厚さは約1μmで、ゲ
ート電極3の開口の直径は約1.5μmで、エミッタと
エミッタの間隔は約5〜10μmである。電子放出部の
直径は冷陰極の用途によっても異なるが代表的な値は1
〜4mm程度である。
【0017】この冷陰極からエミッションを取り出すに
は、エミッタ4に対してゲート電極3に約100Vの電
圧を印加し、エミッタ4の先端の尖鋭化した部分にきわ
めて高い電界を形成する。1個のエミッタ当りの放出電
流は0.1〜10μAと小さいけれど、エミッタとエミ
ッタの間隔を約5〜10μmとすれば、多数のエミッタ
が形成できるので、マイクロ波管としての動作に必要な
電流を取り出すことができる。パルス的に電流を取り出
すには、パルス電流8をエミッタ4とゲート電極3の間
に接続して約100Vのパルス電圧を加えれば良い。ス
イッチ7をBの位置に設定すると、冷陰極は高電流モー
ドになる。この時、全てのエミッタの先端には電界が加
わり、陰極全面すなわち破線で示す円形の電子放出領域
の全面のエミッタから電子が放出される。スイッチ7を
Aの位置に設定すると、冷陰極は低電流モードになる。
この時、第2エミッタ電極6は常にゲート電極3と同じ
電位に保たれるため、第2エミッタ電極6の上に形成さ
れたエミッタ4からは電子が放出されず、第1エミッタ
電極5の上に形成されたエミッタ4からのみ電子が放出
される。
【0018】このように、スイッチ7の切り替えによっ
て放出するエミッタの数が変わるので、放出される電流
もこれに比例して変化する。この時、スイッチ7の位置
すなわち放出電流にかかわりなく、電子を放出している
エミッタ4、ゲート電極3およびここには示さないが陰
極以外の電極の電位は常に同じ状態に保たれる。このた
め、電子ビームの集束条件は、ビーム電流値すなわち空
間電荷効果を除いて、高電流モードと低電流モードで常
に同じ状態に保たれるので、ほぼ同様な集束が維持され
る。
【0019】たとえば、ビーム電流100mA(高電流
モード)、10mA(低電流モード)、ビーム電圧40
00V、陰極磁界30Gauss、周期磁界のピーク値
2500Gauss、周期磁界のピッチ8mmのパラメ
ータを持つ電子ビーム集束系において、半径2mmの陰
極から放出された電子ビームの平均径は、本実施例で
は、高電流モード、低電流モードでそれぞれ0.24m
m、0.22mmとほぼ等しい。これに対して、高電流
モードと同じ陰極電流密度となるように低電流モードの
陰極径をを縮小した場合、電子ビームの平均径は0.0
8mmと大幅に変化する。この場合には、低電流モード
の利得が低下し、電子銃部と周期磁界部との不整合によ
り電子ビームにリップルが生じる恐れがある。
【0020】なお、図1(b)に示すパターンはエミッ
タ電極の分割の様子の一例をモデル的に描いたもので、
実際には図1(b)に示すよりも十分細かく分割するこ
とによって、低電流モード時の陰極放出電流分布をより
均一にすることができる。
【0021】図2は本発明の第2の実施例を示すエミッ
タ電極のモデル的な平面図である。各エミッタ電極の上
の斜線を引いた部分(エミッション領域)には必要個数
のエミッタが形成され、第1の実施例と同様に絶縁層2
とゲート電極3が形成されて冷陰極となる。第1エミッ
タ電極5および第2エミッタ電極6の上にエミッタ4を
形成するパターンを作ることによって低電流モード、高
電流モードの両方で、電子放出電流密度分布の軸対称性
を良くすることができる。図2において、9は第1エミ
ッタ電極5に形成された第1エミッション領域で、この
部分にエミッタ4が形成されている。同様に10は第2
エミッタ電極6に形成された第2エミッション領域で、
この部分にエミッタ4が形成されている。低電流モード
では、第1エミッション領域9から電子が放出され、高
電流モードでは、第1エミッション領域9と第2エミッ
ション領域10から電子が放出される。このような構成
とすることにより、低電流モード、高電流モードの両方
で軸対称性の良好な放出電流密度分布が得ることができ
る。
【0022】なお、第1エミッタ電極5と第2エミッタ
電極6を交差指状に直線で接する代わりにさらに2次元
的に交差させたパターンとすることによって、エミッシ
ョン面積を低下させずに軸対称性の良い放出電流密度分
布が得られる。
【0023】また、図2に示すように明らかなエミッシ
ョン領域を形成せず、エミッタ電極のフィンガーの方向
とこれと垂直な方向とでエミッタ4の密度を変えること
によっても同様な効果により、軸対称性の良い放出電流
密度分布が得られる。更に、第1エミッタ電極5と第2
エミッタ電極6を渦巻き状の蚊取線香を2個組み合わせ
たように構成することによっても同様な効果を得ること
ができる。
【0024】図3は本発明の第3の実施例を示すエミッ
タ電極のモデル的な平面図である。エミッタ電極は同心
円的に3つの電極に分割され、最も内側は第1エミッタ
電極11、中央部が第2エミッタ電極12となり、最外
周部は第1エミッタ電極11と第2エミッタ電極12の
配線15、16で2分割され、第3エミッタ電極13お
よび第4エミッタ電極14となる。各エミッタ電極の上
には必要個数のエミッタが形成され、第1の実施例と同
様に絶縁層2とゲート電極3が形成されて冷陰極とな
る。
【0025】図3に示すエミッタ電極を組み込んだ冷陰
極を動作させるには、第1エミッタ電極11には常に直
流あるいはパルス電圧を印加し、第3エミッタ電極13
と第4エミッタ電極14は通常は互いに接続しておき、
低電流モードの時にはゲート電極3と同じかあるいはこ
れに近い電圧を加える。高電流モードの時には、第1エ
ミッタ電極11と同じ電圧を印加する。第2エミッタ電
極12は、低電流モードと高電流モードの電流比の設計
に応じて、第1エミッタ電極に接続して低電流モードと
高電流モードの電流を増加させるか、あるいは、第3、
第4エミッタ電極に接続して高電流モード時の電流を増
加させるか、あるいは、ゲート電極3に接続して常に電
流の放出を停止させるかを冷陰極外部の接続によって選
ぶことができる。すなわち、冷陰極基板上、真空外囲器
内部、真空外囲器の外で電子管ケースの内側、電子管ケ
ースの外側の接続が可能である。
【0026】第1から第3の実施例において、絶縁基板
1の代わりに、導電基板あるいは半導体基板の上に絶縁
層を形成した基板を使用しても良い。
【0027】図4は本発明の第4の実施例を示す冷陰極
のモデル的な断面図である。図4において、エミッタ4
の一部4aは直接p形の半導体基板21の上に作られ、
エミッタ4の残り4bは半導体基板21の上に形成さ
れ、n形の半導体層である第2エミッタ電極22の上に
形成されている。絶縁層2とゲート電極3は第1の実施
例と同様に形成される。半導体基板21とゲート電極3
の間にはパルス電源8が接続され、第2エミッタ電極2
2にはスイッチ7を通して直流電源23あるいは半導体
基板21が接続される。
【0028】図4に示す冷陰極において、スイッチ7を
Aの位置に設定すると、第2エミッタ電極22には直流
電流23より半導体基板21に対して正の電圧が加えら
れる。このため、パルス電源8からパルスが印加されて
も、エミッタ4bとゲート電極3の間には十分な電位差
が生じないので、エミッタ4bからは電子は放出されな
い。したがって、パルスが印加されている期間には、エ
ミッタ4aからのみ電子が放出され、低電流モードにな
る。この時、第2エミッタ電極22と半導体基板21の
間に作られた接合は逆方向バイアス状態となり、第2エ
ミッタ電極22は分離された状態となっている。スイッ
チ7をBの位置に設定すると、エミッタ4とゲート電極
3の間にはパルス電源8の出力電圧が加わり、全てのエ
ミッタ4から電子が放出される。
【0029】なお、第2エミッタ電極22は仕事関数が
4eV以上の、たとえば白金(Pt)、タングステン
(W)のような金属で、p形の半導体基板21の不純物
濃度が1018/cm3 程度以下ならば、第2エミッタ電
極22とp形半導体基板21の間にショットキー接合が
形成され、全く同様に動作させることができる。また、
直流電源23の出力電圧Edcはパルス電源8の出力電
圧Epと冷陰極が電子放出を開始するエミッタゲート間
電圧Eeの差よりも大きければ良い。さらに、エミッタ
4aもn形の半導体層であるエミッタ電極の上に形成
し、この電極を半導体基板21と同じ電位にすれば全く
同様な動作をさせることができる。
【0030】第4の実施例において、スイッチ7の端子
Aは図1(a)のようにパルス電源8に接続しても良い
し、第1の実施例のスイッチ7の端子Aは図4のように
直流電源23に接続しても良い。さらに、n形の半導体
基板の上にp形半導体層のエミッタ電極を構成しても同
様な動作をさせることができる。
【0031】第1から第4の実施例において、エミッタ
電極の代わりにゲート電極3を分割するか、あるいはエ
ミッタ電極とゲート電極の両方を分割しても同様な効果
を得ることができる。
【0032】図5は本発明の第5の実施例を示す冷陰極
のモデル的な断面図である。図5において、ゲート電極
3に印加するパルス電圧はスイッチ7を端子AとBを切
り替えることによって変えることができる。したがっ
て、冷陰極から放出されるパルス状の電流はスイッチ7
の位置に応じて変えることができる。
【0033】図6は本発明の冷陰極を実装した電子銃の
構造の一例を示す。電子銃86は冷陰極81,陰極基体
82,集束電極83,陽極84,陰極導線85で構成さ
れる。冷陰極81は半導体の金属パッケージと同様の構
造の陰極基体82にマウントされ、冷陰極81のゲート
電極3やエミッタ電極は陰極基体82に絶縁物79を介
して固定された陰極導線85にワイヤ80で接続され、
真空外囲器の外に導かれる。冷陰極81のエミッタから
放出された電子は、集束電極83と陽極84で作られた
静電界で集束され、電子ビーム87に形成される。
【0034】図7は本発明の第6の実施例としてマイク
ロ波管の一種である進行波管の断面図を示している。図
7において、冷陰極81から放出された電子は、電子銃
86で作られた静電界と磁石88で作られた磁界で集束
され、電子ビーム87に形成されて、内径が1mm以下
の低速波回路であるらせん90の中を通り抜け、コレク
タ89で捕捉される。らせん90に導入された入力信号
はらせん90内を通過する電子ビーム87との相互作用
により増幅され出力信号となる。高電流モードの時に
は、大きな電力の出力信号が得られ、低電流モードの時
には出力電力は小さくなる。
【0035】なお、図7に示す第6の実施例では低速波
回路としてらせんの例を示しているが、らせんに限ら
ず、結合空胴やリングループ等を使用することもでき
る。また、進行波管だけではなくクライストロンやジャ
イロトロンのようなマイクロ波管に本発明の冷陰極を適
用しても、その利点を活用することができる。
【0036】また、本発明は金属材料の堆積によって形
成したエミッタの他に、シリコン等の基板のエッチング
で形成したエミッタを持つ冷陰極にも適用される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来開示された技術では実現されない数多くの利点が同
時に、初めて実現される。すなわち、本発明の冷陰極構
造を採用すれば、従来の熱陰極と複数のグリッドで実現
していた機能を平面構造の陰極で実現でき、高い組み立
て技術が不要になり、組み立て工数を少なくでき、電子
管の構造を簡単にでき、小型化が可能になる。
【0038】さらに、電子ビームの集束条件が、従来技
術と比較して理想状態に近くなるので、品質の良いリッ
プルの少ない電子ビームが実現でき、本発明の冷陰極を
採用したマイクロ波管で、高電流モード、低電流モード
のいずれにおいても最適に近い動作を行なわせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷陰極の構造図
で、(a)は断面図、(b)はエミッタ電極パターンを
示す平面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の冷陰極のエミッタ電極
パターンを示す平面図である。
【図3】本発明の第3の実施例の冷陰極のエミッタ電極
パターンを示す平面図である。
【図4】本発明の第4の実施例の冷陰極の断面図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例の冷陰極の断面図であ
る。
【図6】本発明の冷陰極の電子銃への実装例を示す断面
図である。
【図7】本発明の第6の実施例を示すマイクロ波管の構
造を示す断面図である。
【図8】従来技術例の電子銃の構造を示す断面図であ
る。
【図9】従来技術の他例の電子銃の構造を示す断面図で
ある。
【図10】従来技術の他例の電子銃の構造を示す断面図
である。
【図11】従来技術の他例の電子銃の構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 絶縁層 3 ゲート電極 4 エミッタ 5,11 第1エミッタ電極 6,12,22 第2エミッタ電極 7 スイッチ 8 パルス電極 9 第1エミッション領域 10 第2エミッション領域 13 第3エミッタ電極 14 第4エミッタ電極 15,16 配線 21 半導体基板 23 直流電源 79 絶縁体 80 ワイヤ 81 冷陰極 82 陰極基体 83,106 集束電極 84,107 陽極 85 陰極導線 86,101 電子銃 87 電子ビーム 88 磁石 89 コレクタ 90 らせん 102 カソード 103 第1グリッド 104 第2グリッド 105 ヒータ 108 第3グリッド 110,111 透過光

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の第1電極と、前記第1電極の上
    に形成し、先端を尖鋭化した電子放出電極と、前記電子
    放出電極とその周辺を除いて前記基板上に前記第1電極
    を挟んで形成した絶縁層と、前記絶縁層の上に積層し、
    前記電子放出電極を取り囲む開口を持つ第2電極で構成
    され、前記第1電極を2あるいは2以上に分割したこと
    を特徴とする電界放出冷陰極。
  2. 【請求項2】 基板上の第1電極と、前記第1電極の上
    に形成し、先端を尖鋭化した電子放出電極と、前記電子
    放出電極とその周辺を除いて前記基板上に前記第1電極
    を挟んで形成した絶縁層と、前記絶縁層の上に積層し、
    前記電子放出電極を取り囲む開口を持つ第2電極で構成
    され、前記第2電極を2あるいは2以上に分割したこと
    を特徴とする電界放出冷陰極。
  3. 【請求項3】 基板上の2あるいは2以上に分割した第
    1電極と、前記第1電極の上に形成し、先端を尖鋭化し
    た電子放出電極と、前記電子放出電極とその周辺を除い
    て前記基板上に前記第1電極を挟んで形成した絶縁層
    と、前記絶縁層の上に積層し、前記電子放出電極を取り
    囲む開口を持つ第2電極で構成され、前記第1電極のう
    ちの少なくとも1つは他の第1電極と同電位にするか、
    他の第1電極よりも正の電位にするかを切り替えること
    を特徴とする電界放出冷陰極。
  4. 【請求項4】 基板上の第1電極と、前記第1電極の上
    に形成し、先端を尖鋭化した電子放出電極と、前記電子
    放出電極とその周辺を除いて前記基板上に前記第1電極
    を挟んで形成した絶縁層と、前記絶縁層の上に積層し、
    前記電子放出電極を取り囲む開口を持ち2あるいは2以
    上に分割した第2電極で構成され、前記第2電極のうち
    の少なくとも1つは他の第2電極と同電位にするか、他
    の第2電極よりも負の電位にするかを切り替えることを
    特徴とする電界放出冷陰極。
  5. 【請求項5】 第1の電気伝導特性を持つ半導体基板
    と、前記半導体基板上に形成した単数あるいは複数の第
    1電極と、複数の前記第1電極の上、あるいは単数ある
    いは複数の前記第1電極と前記半導体基板上に形成し、
    先端を尖鋭化した電子放出電極と、前記電子放出電極と
    その周辺部を除いて前記半導体基板上に前記第1電極を
    挟んで形成した絶縁層と、前記電子放出電極を取り囲む
    開口を持つ第2電極で構成され、前記第1電極が第2の
    電気伝導特性を持つ半導体層あるいは金属層であること
    を特徴とする電界放出冷陰極。
  6. 【請求項6】 基板の上に形成し、先端を尖鋭化いた電
    子放出電極と、前記電子放出電極とその周辺を除いて前
    記基板上に形成した絶縁層と、前記絶縁層の上に積層
    し、前記電子放出電極を取り囲む開口を持つ第2電極で
    構成され、前記第2電極と前記電子放出電極との間に印
    加する電圧を少なくとも2種類の間で切り替えることを
    特徴とする電界放出冷陰極。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の電界放出冷陰極のうち
    の少なくとも1つを使用したマイクロ波管。
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