JP3052855U - 眼鏡用つる - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 金属製芯板を略「へ」の字状に曲げ、その耳
掛け部付近を合成樹脂やゴム、セルロイド等で被覆し、
耳掛け部以外の箇所は、金属製芯板を露出させて構成し
た眼鏡用つるが使用され眼鏡用つるを製作する金型の加
工が面倒で、金型製作コストが高く、眼鏡用つる製作コ
ストも高くなる欠点があった。又、眼鏡用つるは左右対
称に形成された二種類が必要で、金型も必然的に二種類
必要とする欠点があった。更に、眼鏡用つるのスタイル
として、長く続いてきた関係上、新鮮さがなく、フアッ
ション性に欠ける問題点があり、これら問題点の解消を
目的とする。 【解決手段】 棒状をした金属製芯板２の全長にわた
り、その周囲を合成樹脂等で被覆して被覆層３を形成さ
せると共に、全体を直棒状に構成し、眼鏡枠組立時や眼
鏡枠調製時に耳掛け部付近を曲げ加工して提供できるよ
うにする。又、耳掛け部付近の被覆層３の形状を上下略
対称に形成したり、被覆層３を構成する材料中にマグネ
ット微粉８を配合させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 この考案は、棒状をした金属製芯板の全長にわたり、 その周囲を合成樹脂やゴム、セルロイド等で被覆し、眼鏡枠組立時や眼鏡枠調製 時、耳掛け部付近を曲げ加工して提供する、直棒状をした眼鏡用つるに関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】 従来から、金属製芯板を略「へ」の字状に曲げ、その耳掛け 部分付近を合成樹脂やゴム、セルロイド等で被覆し、耳掛け部以外の箇所は、金 属製芯板を露出させて構成した眼鏡用つるが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 この種の眼鏡用つるは、金属製芯板を略「 へ」の字状に曲げ、その耳掛け部付近を合成樹脂、ゴム、セルロイド等で被覆す ると共に、耳掛け部以外は金属製芯板を露出させたままとして構成されていたの で、眼鏡用つるを製作する金型の加工が面倒となり、金型製作コストが高くなる ばかりか、眼鏡用つるの製作コストも高くなる欠点があった。 又、眼鏡用つるは左右対称に形成された二種類が必要で、これ等を製作する金 型も必然的に二種類必要とする欠点があった。 更に、眼鏡用つるのスタイルとして、かなり長く続いてきた関係上、新鮮さが なく、フアッション性に欠ける問題点があった。

【０００４】

【問題を解決するための手段】 上述の課題を解決するため、棒状をした金属 製芯板の全長にわたり、その周囲を合成樹脂やゴム、セルロイド等で被覆し、眼 鏡枠組立時や眼鏡枠調製時、曲げ加工して提供するよう眼鏡用つるを直棒状に構 成すると共に、耳掛け部付近の被覆層３の形状を上下略対称に形成するものであ る。

【０００５】

【作用】 棒状をした金属製芯板の全長にわたり、その周囲を合成樹脂やゴム 、セルロイド等で被覆し、眼鏡枠組立時や眼鏡枠調製時、曲げ加工して提供する よう眼鏡用つるを直棒状に構成したので、眼鏡用つるを製作する金型の加工が容 易となり、金型製作コストが安く、眼鏡用つるの製作コストも安くなる作用があ る。 又、眼鏡用つるを直棒状にしたので、眼鏡枠組立時や眼鏡調製時の曲げ加工が 広範囲に行えるばかりか、加工時に無理が生じない作用がある。 更に、耳掛け部付近の被覆層３の形状を上下略対称に形成した場合は、左右兼 用が可能で、その為、一種類の金型で製作できる作用がある。 更に又、眼鏡用つるのスタイルが斬新なものとなり、フアッション性が向上す る作用がある。

【０００６】

【実施例】 以下、この考案に係る眼鏡用つるの実施例を詳述する。 図中１は眼鏡用つるを示し、棒状をした金属製芯板２の全長にわたり、その周 囲を合成樹脂やゴム、セルロイド等で被覆して被覆層３を構成させる。 前記金属製芯板２は、チタン、ステンレス、合金等の金属材からなり、その右 方側を細幅芯部４とし、左方側を広幅芯部５としてある。 通常、細幅芯部４は細管からなり、広幅芯部５は細管を押し潰して構成される が、チタン、ステンレス、合金等の平板を打抜き加工し、細幅芯部４と広幅芯部 ５を構成させてもよい。 被覆層３は合成樹脂やゴム、セルロイド等の材料で構成されるが、顔料等の着 色剤を配合させ、任意色彩とすることは言うまでもない。 又、被覆材料中にフエライト磁石等のマグネット微粉８を配合させてもよい。 被覆成形は通常の圧縮成形や射出成形で容易に行える。 更に、眼鏡用つる１全体を直棒状とし、右辺端部付近の被覆層３の形状を、図 ２の如く、上下略対称に脹らみを持たせて形成させれば、眼鏡用つる１のみで、 眼鏡の左右に兼用して用いることができる。 ６は眼鏡用つる１の蝶番部、７は蝶番部のネジ挿通孔を示す。

【０００７】 なお、この考案の眼鏡用つる１は、普通眼鏡、老眼鏡、サングラス等に用いる ものである。

【０００８】

【考案の効果】 この考案においては、棒状をした金属製芯板２の全長にわた り、その周囲を合成樹脂やゴム、セルロイド等で被覆して被覆層３を構成させ、 眼鏡枠組立時や眼鏡枠調製時、曲げ加工して提供できるよう眼鏡用つる１を直棒 状に構成したので、眼鏡用つるを製作する金型の加工が容易となり、金型製作コ ストが安く、眼鏡用つる１の製作コストも安くなる効果がある。 又、眼鏡用つる１を直棒状にしたので、眼鏡枠組立時や眼鏡枠調製時の曲げ加 工が広範囲に行えるばかりか、加工時に無理が生じない効果がある。 金属製芯板２の右方側を細幅芯部４としたので、眼鏡枠組立時や眼鏡枠調製時 の曲げ加工が容易に行えるし、金属製芯板２の左方側を広幅芯部５としたので、 蝶板部６のろう付けが容易な効果がある。 更に、眼鏡用つる１を直棒状とし、右辺端部付近の被覆層３を上下略対称に形 成成させれば、左右いずれの眼鏡用つるとして用いることができる効果がある。 更に又、眼鏡用つる１のスタイルが斬新なものとなり、フアッション性が向上 する効果がある。 被覆層３の材料中にフエライト磁石等のマグネット微粉８を配合させれば、長 期間にわたって安定した磁力が得られ、血行の促進を促し、健康増進に役立つ効 果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 眼鏡用つるの一部を切り欠き、又、一部を断
面として表した拡大正面図である。

【図２】 眼鏡用つるの一部を切り欠き、又、一部を断
面として表した拡大底面図である。

【符号の説明】

１ 眼鏡用つる ２ 金属製芯板 ３ 被覆層 ４ 細幅芯部 ５ 広幅芯部 ６ 蝶番部 ７ ネジ挿通孔 ８ マグネット微粉

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 棒状をした金属製芯板２の全長にわた
   り、その周囲を合成樹脂等で被覆して被覆層３を形成さ
   せると共に、全体を直棒状に構成し、眼鏡枠組立時や眼
   鏡枠調製時に耳掛け部付近を曲げ加工して提供できるよ
   うにした眼鏡用つる。
2. 【請求項２】 眼鏡用つる１全体を直棒状とし、耳掛け
   部付近の被覆層３の形状を上下略対称に形成した請求項
   １記載の眼鏡用つる。
3. 【請求項３】 被覆層３を構成する材料中にマグネット
   微粉８を配合させた請求項１又は請求項２記載の眼鏡用
   つる。