JP3052489B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタの製造方法Info
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- JP3052489B2 JP3052489B2 JP3269676A JP26967691A JP3052489B2 JP 3052489 B2 JP3052489 B2 JP 3052489B2 JP 3269676 A JP3269676 A JP 3269676A JP 26967691 A JP26967691 A JP 26967691A JP 3052489 B2 JP3052489 B2 JP 3052489B2
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Description
造方法に関する。
ランジスタの製法のひとつとして質量分析を用いないイ
オン注入法を用いる方法がある。しかし、前記の方法は
大面積にイオンビームを照射するために基板温度が上昇
してしまう欠点があった。このために、通常の半導体装
置の製造方法に用いられているようなレジストマスクを
用いると、レジストが熱とイオンダメージにより固着し
てしまう。これを防止する手段として、ソース・ドレイ
ン上部の絶縁膜を除去し、低エネルギーで打ち込むこと
が考えられたが、この方法では、ゲートとドレインない
しはソース部との耐圧が劣化してしまい信頼性に欠け
る。またレジストの替わりに無機膜を堆積してイオンマ
スクとすることが考えられたが、この方法ではイオンマ
スクとして機能するに十分な厚さに堆積することが困難
であったり、また十分な厚さにすると薄膜トランジスタ
の特性が劣化するなどの欠点があった。
オン注入技術を用いて製造される自己整合的な薄膜トラ
ンジスタにおいて、十分に選択的な不純物注入ができる
イオンマスクならびにマスク除去方法を考案することに
ある。
タの製造方法は、前記問題点を解決するためのものであ
り、絶縁基板ないしは絶縁膜上に形成される自己整合的
な薄膜トランジスタにおいて、チャネルとなる多結晶シ
リコン膜を形成する工程と、前記多結晶シリコン膜上に
ゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜上に
ゲート電極となる第一の導電性の膜を堆積する工程と、
前記導電性膜上に前記導電性膜と選択的にエッチングさ
れる第二の無機膜を形成する工程と、レジストを塗布し
フォトエッチング法を用いてゲート電極をパターンニン
グする工程と、前記ゲート電極およびレジストをマスク
として、質量分析を用いないイオン注入装置を用いて不
純物イオンを打ち込むことによりソース・ドレイン領域
を形成する工程と、前記の第二の無機膜をエッチングす
ることによりレジストを剥離する工程を含むことを特徴
とする。
ジスタの製造方法を示す一実施例の工程図である。図1
(a)に示すように先ずガラス基板101上に絶縁膜と
してシリコン酸化膜102を2000Åの厚さで堆積す
る。前記絶縁膜はガラス基板に含まれている重金属など
が、熱処理時に素子部に拡散するのを防ぐのが目的であ
り、ガラス基板の純度が十分高ければなくてもよい。次
にノンドープの多結晶シリコン103を250Åから5
00Åの間で任意の厚さで堆積し、パターンニングす
る。次にゲート絶縁膜として、シリコン酸化膜104を
1500Åの厚さで堆積する。次に金属Cr105を1
500Åの厚さで堆積する。次にAl106を5000
Åの厚さで堆積する。次に図1(b)に示すようにレジ
スト107を1ないしは2μm程度の厚さで塗布しフォ
トリソグラフィー法によりレジストをパターンニングす
る。続いてAl106をエッチングし、さらにCr10
5をエッチングしてゲート電極状にする。次に図1
(c)に示すように、質量分析を用いないイオン注入装
置を用いてリンイオンを含むイオンビーム108を11
0keVのエネルギーで、リンが3×1015/cm2以
上の量を打ち込み、ソース・ドレイン領域109を自己
整合的に形成する。次に300℃で2時間かけて窒素ア
ニールして不純物を活性化させる。次に図1(d)に示
すように、Al106をエッチングしてレジスト107
を除去する。次に図1(e)に示すように、層間絶縁膜
としてシリコン酸化膜110を5000Åの厚さで堆積
し、ソース・ドレイン領域にコンタクトホールを開口し
Al111にて電極配線を行なう。
ランジスタの製造方法を示す別の実施例の工程図であ
る。先ず図2(a)に示すようにガラス基板や石英基板
などの基板201上に絶縁膜としてシリコン酸化膜20
2を2000Åの厚さで堆積する。前記絶縁膜は基板に
含まれている重金属などが、熱処理時に素子部に拡散す
るのを防ぐのが目的であり、基板の純度が十分高ければ
なくてもよい。次に不純物を含まない多結晶シリコン2
03を250Åから500Åの間で任意の厚さで堆積
し、パタンニングする。次にシリコン酸化膜を1500
Åの厚さで堆積しゲート絶縁膜204を形成する。次に
Ta205を3000Åの厚さで堆積する。次にCrま
たはAl206を1000Åの厚さで堆積する。次に図
2(b)に示すように、レジスト207を1ないしは2
μm程度の厚さで塗布しフォトリソグラフィー法により
レジストをパターンニングする。続いてCrないしはA
l206をエッチングし、さらにTa205をエッチン
グしてゲート電極状にする。次に図2(c)に示すよう
に質量分析を用いないイオン注入装置を用いて、リンイ
オンを含むイオンビーム208を110keVで、リン
が3×1015個/cm2以上の量となるように打ち込ん
で、ソース・ドレイン領域209を形成する。次に30
0℃ないしは350℃で1時間の熱アニールにより不純
物を活性化させる。次に図2(d)に示すように、Cr
206をエッチングしてレジスト207を除去する。次
に図2(e)に示すように、層間絶縁膜としてシリコン
酸化膜210を5000Åの厚さで堆積し、ソース・ド
レイン領域にコンタクトホールを開口しAlないしはI
TO211にて電極配線を行なう。
ことにより、チャネル部への打ち込みが防止でき、薄膜
トランジスタの特性が安定する。
ないイオン注入装置が初めて使用可能となる。
が可能であり、従ってゲート線と交差するソース線の断
線不良が防止できる。
施例を示す工程図である。
施例を示す工程図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁基板ないしは絶縁膜上に形成される
自己整合的な薄膜トランジスタにおいて、チャネルとな
る多結晶シリコン膜を形成する工程と、前記多結晶シリ
コン膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート
絶縁膜上にゲート電極となる第一の導電性の膜を堆積す
る工程と、前記導電性膜上に前記導電性膜と選択的にエ
ッチングされる第二の無機膜を形成する工程と、レジス
トを塗布しフォトエッチング法を用いてゲート電極をパ
ターンニングする工程と、前記ゲート電極およびレジス
トをマスクとして、質量分析を用いないイオン注入装置
を用いて不純物イオンを打ち込むことによりソース・ド
レイン領域を形成する工程と、前記の第二の無機膜をエ
ッチングすることによりレジストを剥離する工程を含む
ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269676A JP3052489B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3269676A JP3052489B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05109768A JPH05109768A (ja) | 1993-04-30 |
JP3052489B2 true JP3052489B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=17475646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3269676A Expired - Lifetime JP3052489B2 (ja) | 1991-10-17 | 1991-10-17 | 薄膜トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3052489B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-17 JP JP3269676A patent/JP3052489B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05109768A (ja) | 1993-04-30 |
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