JP3052327U - 筆記板付きファイル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファイルの表紙又は裏表紙を筆記板としても
使用出来るようにした筆記板付きファイルを提供せんと
するものである。 【解決手段】 内部に所望の書類を綴り込み或は収納可
能としたファイルの表紙又は裏表紙の少なくとも一方の
表面に、紙片を挟んで保持するためのクリップを固着
し、表紙又は裏表紙を筆記板として使用出来るようにし
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する分野】

この考案は、筆記板付きファイルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、営業活動その他業務上でファイルを持ち歩いている途中に筆記をする必 要が生じた場合には、ファイルから業務用箋やメモ紙等の紙片を取り出して筆記 するのが一般的であるが、傍に書き台になる机等の堅いものが無いと筆記しにく いという問題点があった。また業務用箋やメモ紙等の持ち合わせがない場合には 、ファイルを開いてファイル中の記録済み業務用箋の余白や裏に筆記をしてしの ぐことも屡々あるが、この場合でもファイルを開いた状態で筆記しなければなら ないという不便さがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、ファイルの表紙又は裏表紙を筆記板としても使用出来るようにし た筆記板付きファイルを提供せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するためにこの考案が採った手段は、内部に所望の書類を綴り 込み或は収納可能としたファイルの表紙又は裏表紙の少なくとも一方の表面に、 紙片を挟んで保持するためのクリップを固着し、表紙又は裏表紙を筆記板として 使用出来るようにしたことを特徴とする。

【０００５】 更に、クリップが、バネ弾性力により紙片を表紙又は裏表紙の表面との間に狭 持可能であることを特徴とする。

【０００６】 更に、クリップが、バネ弾性で表紙又は裏表紙の表面に押圧される紙挟み片を 有していることを特徴とする。

【０００７】 更に、ファイルの内部に、書類を綴り込むことの出来るバインダー手段が設け られていることを特徴とする。

【０００８】 更に、ファイルの内部に、書類を挿入することの出来るポケットが設けられて いることを特徴とする。

【０００９】

【考案の実施の形態】

この考案の好ましい実施の形態を、以下に説明する。図１及び図２を参照して 、(１)はファイルの表紙、(２)はファイルの裏表紙であり、一般のファイルと同 様に、紙、樹脂等の素材を用いて表、裏表紙ともに所定の厚みを有する固い仕上 げとしてある。(３)はファイルの裏表紙の表面に付けられたクリップである。ク リップ(３)はバネ押し式のものなど、数枚の紙片を押さえることが出来る機能を 有すればどのような形状・構造のものであっても良い。クリップ(３)の位置は図 １では裏表紙(２)を縦にした場合の背表紙(４)側の側縁中央に付けられているが 、この位置に限られるものではなく、上縁(５)の中央に付けても良いし、対向す る側縁(６)の中央につけても良い。クリップ(２)を側縁(６)中央につけた場合の 利点は、背表紙(４)側を下にしてファイルを手に保持した時に、挟んだ業務用箋 やメモ紙等の紙片が下に垂れ下がらないことである。従って逆に、図１のように クリップ(３)が背表紙(４)側の側縁中央に付けられている場合には、背表紙と対 向する側縁(６)側を下にしてファイルを手に保持すれば、挟んだ業務用箋やメモ 紙等の紙片が下に垂れ下がらないことになる。

【００１０】 クリップ(３)は表紙(１)の表面につけても良い。この場合のクリップ(３)の位 置も、裏表紙(２)にクリップ(３)をつけた場合と全く同様に、背表紙(４)側の側 縁中央に付けても良いし、背表紙(４)と対向する側縁の中央につけたり、表紙( １)の上縁中央につけたりすることも出来る。

【００１１】 図３は裏表紙(２)上のクリップ(３)を持ち上げて業務用箋又はメモ紙(７)を挟 もうとしている状態を、又図４は同じく業務用箋又はメモ紙(７)がクリップ(３) に挟まれた後の状態を示す。ファイルの表紙(１)及び裏表紙(２)が所定の厚みを 有する固い仕上げとなっているので、クリップ(３)に業務用箋やメモ紙などを挟 むことにより、ファイルの表紙(１)又は裏表紙(２）を筆記板として使用出来、 ファイルを持ち歩きながら、例え傍に書き台になる机等の堅いものが無くても、 何時でも何処でも自由に記録やメモをとることが出来る。

【００１２】 図５はファイルを開けた状態を示す。ファイル内部に設けられた内ポケット( ８)等に白紙の業務用箋やメモ紙を収容しておくことにより、クリップ(３)に業 務用箋やメモ紙などを挟んでいない状態でも、何時でも、何処でも自由にファイ ル中から業務用箋やメモ紙などの紙片を取り出して、表紙(１)又は裏表紙(２)上 のクリップ(３)に挟み、容易に記録やメモをとることが出来る。又、所要の書類 を綴り込むことが出来るバインダー手段(９)が取り付けられている。

【００１３】

【考案の効果】

この考案によれば、ファイルの表紙又は裏表紙の表面に用箋を挟むためのクリ ップを付けることにより、表紙又は裏表紙を筆記板として使用出来るので、ファ イルを持ち歩きながら筆記する必要が生じた時に、傍に机等の台になる堅いもの が無くても、何時でも何処でも自由に記録やメモをとることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係わる筆記板付きファイルの裏表紙
側の斜視図

【図２】同表紙側の斜視図

【図３】クリップを持ち上げて紙片を挟もうとしている
状態を示す斜視図

【図４】紙片を挟んだ状態を示す斜視図

【図５】ファイルを開けた状態を示す斜視図

【符号の説明】

(１)表紙 (２)裏表紙 (３)クリップ (４)背表紙 (５)裏表紙上縁 (６)裏表紙の背表紙側と対向する側縁 (７)業務箋又はメモ紙 (８)ファイル内部の内ポケット (９)バインダー手段

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】内部に所望の書類を綴り込み或は収納可能
   としたファイルの表紙又は裏表紙の少なくとも一方の表
   面に、紙片を挟んで保持するためのクリップを固着し、
   表紙又は裏表紙を筆記板として使用出来るようにしたこ
   とを特徴とする筆記板付きファイル。
2. 【請求項２】クリップが、バネ弾性力により紙片を表紙
   又は裏表紙の表面との間に狭持可能であることを特徴と
   する請求項１記載の筆記板付きファイル。
3. 【請求項３】クリップが、バネ弾性で表紙又は裏表紙の
   表面に押圧される紙挟み片を有していることを特徴とす
   る請求項１又は２記載の筆記板付きファイル。
4. 【請求項４】ファイルの内部に、書類を綴り込むことの
   出来るバインダー手段が設けられていることを特徴とす
   る請求項１乃至３のいずれかに記載の筆記板付きファイ
   ル。
5. 【請求項５】ファイルの内部に、書類を挿入することの
   出来るポケットが設けられていることを特徴とする請求
   項１乃至４のいずれかに記載の筆記板付きファイル。