JP3052299B2 - プラスチックケーブル用プレハブ接続部の組立方法 - Google Patents

プラスチックケーブル用プレハブ接続部の組立方法

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JP3052299B2 JP4113994A JP11399492A JP3052299B2 JP 3052299 B2 JP3052299 B2 JP 3052299B2 JP 4113994 A JP4113994 A JP 4113994A JP 11399492 A JP11399492 A JP 11399492A JP 3052299 B2 JP3052299 B2 JP 3052299B2
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健 八束
広治 札本
文男 田宝
幸治 岸
勝 中世古
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばCVケーブル(架
橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル)等のプレハブ型接続
部の特にプレモールド絶縁体の組立方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】CVケ
ーブル等のプレハブ型接続部の組立ては、ケーブル絶縁
体の端末上にあらかじめ成形したプレモールド絶縁体を
挿入して行なう。そして上記プレモールド絶縁体の内筒
部の径はケーブル絶縁体の外径より小さく成形されてい
るため、挿入に際してはケーブル絶縁体の外表面及びプ
レモールド絶縁体の内周面にシリコーンオイル等の潤滑
油を塗布して挿入していた。
【0003】上述した従来のプレモールド絶縁体の挿入
工法は大気中で実施されるため、充分に脱気したシリコ
ーンオイルを塗布したとしても、シリコーンオイルの塗
布時にボイドを巻き込み、及びプレモールド絶縁体挿入
時にボイドを巻き込み、これら巻き込んだボイドがケー
ブル絶縁体の外周面とプレモールド絶縁体の内面の界面
に残存することがあった。66〜77kV級のプレモールド絶
縁体は上面界面長が比較的短く、巻き込んだボイドは接
続部の組立てにおいて後方よりスプリングで押して圧力
をかけることにより逃がすことができるが、 275kV級の
超高圧用ケーブルのプレモールド絶縁体では界面長が長
く、充分にボイドを逃がすことが困難であり、このボイ
ドが接続部の絶縁性能低下の一要因となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、巻き込みボイドの発生を防止し、安定した絶縁
性能を有するプレハブ接続部の組立方法を提供するもの
で、その第1の特徴は、プレモールド絶縁体の内筒部の
空間を密閉構造とし、該空間部を真空引きした後、絶縁
油を充填して加圧した状態でプレモールド絶縁体をケー
ブル絶縁体上に挿入することにあり、第2の特徴は、プ
レモールド絶縁体の外周上に半割れカバーを取付けて密
閉構造とし、上記半割れカバー内部を真空引きした後絶
縁油を充填し、該絶縁油を充填した状態でプレモールド
絶縁体をケーブル絶縁体上に挿入することにある。
【0005】
【実施例】図1は本発明の組立方法の第1の特徴の具体
例の縦断面をあらわした説明図である。図面において、
1は架橋ポリエチレン等のケーブル絶縁体、2は上記絶
縁体1上に形成した外部半導電層、3はケーブル導体、
4はプレモールド絶縁体である。ケーブル導体3の端部
にはプレモールド絶縁体4の内筒部空間10に充填する絶
縁油が、ケーブル導体3内に侵入するのを防止するため
の導体盲キャップ5を施す。又プレモールド絶縁体4の
挿入方向(矢印)とは反対側の端部には、真空引き用と
油入れ用の2つのコネクタ7を取付けた盲フタ6がシー
ル材8により気密に設けられており、プレモールド絶縁
体4の挿入方向(矢印)端部にはストッパ9が設けられ
ている。
【0006】図面に示すように、プレモールド絶縁体4
の挿入方向(矢印)端部をケーブル絶縁体1端部に挿入
することにより、プレモールド絶縁体4の内筒部の空間
10は密閉状態となる。この状態で、盲フタ6に取付けた
コネクタ7の一方から真空引きを行なう。真空引きによ
り大気圧による力がケーブル軸方向に発生し、プレモー
ルド絶縁体4が移動しようとするが、ストッパ9がこれ
を防止する。真空引き後、もう一つのコネクタ7からプ
レモールド絶縁体4の内筒部空間10に絶縁油を充填し加
圧すると、真空引き時とは逆にケーブル軸方向に抜ける
力が発生するため、この力を上回る力でプレモールド絶
縁体4を矢印の方向に移動させることによって、ケーブ
ル絶縁体1の外表面とプレモールド絶縁体4内周面の界
面にボイドを巻き込むことなく、所定の位置にプレモー
ルド絶縁体を挿入することができる。
【0007】図2は本発明の組立方法の第2の特徴の具
体例の説明図で、プレモールド絶縁体を所定の位置に挿
入した状態の縦断面図である。図面において、図1と同
一符号は同一部位をあらわしている。
【0008】ケーブル導体3の端部には絶縁油がケーブ
ル導体3内に侵入するための導体盲キャップ5を施す。
プレモールド絶縁体4の外側には長さ方向に2つ割れの
半割れカバー11を設け、該カバー11のケーブル先端側の
端部にはパッキング13を介して盲キャップ12の取付け、
ケーブル側端部にはケーブル絶縁体1との間を気密に保
持するパッキング14を設けてあり、このパッキングはス
プリング15によりケーブル絶縁体1との間の気密を保持
する。このように、半割れカバー11及び盲キャップ12に
より構成された密閉構造内を、半割れカバー11に取付け
たコネクタ16より真空引きした後、該コネクタ16より絶
縁油17を充填する。このように、密閉構造内に絶縁油17
が充填された状態で、半割れカバー11の上部に設けたハ
ンドル18を手で持って移動させることにより、プレモー
ルド絶縁体4はケーブル絶縁体1の外表面とプレモール
ド絶縁体4内周面の界面にボイドを巻き込むことなく、
プレモールド絶縁体4をケーブル絶縁体1上の所定の位
置に挿入することができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラスチ
ックケーブル用プレハブ接続部の組立方法によれば、接
続部の絶縁性能低下の一要因であるボイドを巻き込むこ
とがないので、安定した絶縁性能を有するプレハブ型接
続部を形成することができ、特に超高圧のプラスチック
ケーブルのプレハブ型接続部の形成に利用するとき効果
的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立方法の第1の特徴の具体例の縦断
面をあらわした説明図である。
【図2】本発明の組立方法の第2の特徴の具体例の説明
図で、プレモールド絶縁体を所定の位置に挿入した状態
の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル絶縁体 2 ケーブル外部半導電層 3 ケーブル導体 4 プレモールド絶縁体 5 導体盲キャップ 6 盲フタ 7 コネクタ 8 シール材 9 ストッパー 10 空間部 11 半割れカバー 12 盲キャップ 13 パッキング 14 パッキング 15 スプリング 16 コネクタ 17 絶縁油
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 幸治 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 中世古 勝 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友 電気工業株式会社大阪製作所内 (56)参考文献 特開 昭51−85492(JP,A) 特開 昭58−133107(JP,A) 特開 昭59−21210(JP,A) 特開 平1−202107(JP,A) 特開 昭60−189882(JP,A) 特開 昭62−7321(JP,A) 特開 平3−215111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 1/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレモールド絶縁体の内筒部の空間を密
    閉構造とし、該空間部を真空引きした後、絶縁油を充填
    して加圧した状態でプレモールド絶縁体をケーブル絶縁
    体上に挿入することを特徴とするプラスチックケーブル
    用プレハブ接続部の組立方法。
  2. 【請求項2】 プレモールド絶縁体の外周上に半割れカ
    バーを取付けて密閉構造とし、上記半割れカバー内部を
    真空引きした後絶縁油を充填し、該絶縁油を充填した状
    態でプレモールド絶縁体をケーブル絶縁体上に挿入する
    ことを特徴とするプラスチックケーブル用プレハブ接続
    部の組立方法。
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