JP3052167U - 受け軸の取付装置 - Google Patents

受け軸の取付装置

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JP3052167U
JP3052167U JP1998000277U JP27798U JP3052167U JP 3052167 U JP3052167 U JP 3052167U JP 1998000277 U JP1998000277 U JP 1998000277U JP 27798 U JP27798 U JP 27798U JP 3052167 U JP3052167 U JP 3052167U
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cylindrical body
screw
shaft
receiving shaft
handrail
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JP1998000277U
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English (en)
Inventor
守夫 後藤
Original Assignee
二藤パルテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付金具を壁面に取り付けた後からでもブラ
ケット軸を任意の位置で固定することができる手摺用ブ
ラケットを提供すること。 【解決手段】 壁面に取り付けられる台板2に、内方向
に収縮できるように切り込み31…31を入れ、且つ、
外周に螺子32を刻設した円筒体3を一体形成した取付
金具1と、該円筒体3の中央の孔に嵌合させる受け軸4
と、内周に前記円筒体3の螺子32に噛合する螺子51
を刻設し、円筒体3の螺子32に螺合させたときに円筒
体3の先端部が内方向に収縮するように内周壁の肉厚を
奥行き方向に向かって厚くした円筒状の締め付け金具5
とから構成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、手摺受け軸、ハンガー受け軸等の壁面からの出幅寸法を調節するこ とができる受け軸の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば手摺受け軸等の受け軸の壁面からの出幅寸法を調節することができる装 置として、壁面に取り付けられる取付金具に手摺材を固定する受座を有する手摺 受け軸をネジ止めして一体化するものがあるが、これは取付金具と手摺受け軸を 一体化する際にスペーサーを介在させて手摺受け軸と取付金具との間隔つまり壁 面からの出幅寸法を調節するものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、このような受け軸の取付装置にあっては、取付金具を壁面に取り 付ける前に出幅寸法を決めて受け軸をネジ止めしなければならないだけでなく、 取付金具を壁面に取り付けた後から手摺材やハンガー受けバーの径の変更があっ た場合には折角取り付けた全ての取付金具を壁面から取り外し、取付金具から受 け軸を取り外して調節し直す必要があり、面倒であるという問題点があった。
【0004】 また、手摺材やハンガー受けバーの径が二種類の場合には、その径に合わせて 一箇のスペーサーを用意すればよいが、特別仕様の手摺材の場合とか使用者から の要望で出幅寸法を変更したい場合にはこれに対応すべく長さの異なる数種類の スペーサーを用意する必要がある等の問題点があった。
【0005】
【考案の目的】
本考案は、上記従来技術の問題点を解決するために、スペーサーを使用せず、 取付金具を壁面に取り付けた後からでも手摺受け軸やハンガー受け軸を任意の位 置で固定することができる受け軸の取付装置を提供することを目的とするもので ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る受け軸の取付装置は、壁面に取り付けられる台板に、内方向に収 縮できるように切り込みを入れ、且つ、外周に螺子を刻設した円筒体を一体形成 した取付金具と、該円筒体の中央の孔に嵌合させる受け軸と、内周に前記円筒体 の螺子に噛合する螺子を刻設し、円筒体の螺子に螺合させたときに円筒体の先端 部が内方向に収縮するように内周壁の肉厚を奥行き方向に向かって厚くした円筒 状の締め付け金具とから構成したことを特徴とするものである。
【0007】
【考案の作用】
取付金具の円筒体の螺子部に締め付け金具の螺子部を螺合させて締め付けるこ とによって円筒体の径が収縮し、円筒体に嵌合した受け軸が固定される。
【0008】
【考案の実施の態様】
【0009】
【実施例1】 本考案の実施の態様を図1乃至図4について具体的に説明する。 図1は、本考案に係る受け軸の取付装置の軸体を手摺受け軸とした場合の各部 材の分解斜視図、図2は、手摺受け軸を取付金具に固定した状態の要部縦断側面 図、図3は、出幅調節した状態の図2と同じ要部縦断側面図、図4は、図2のA −A線における縦断正面図である。
【0010】 1は、取付金具であって、壁面に取り付けられる台板2に、内方向に収縮でき るように120°毎に切り込み31…31を入れ、且つ、外周に螺子32を刻設 した円筒体3を一体形成してあり、台板2には壁面にネジ止めするための孔が三 箇所形成されている。
【0011】 4aは、手摺材を固定するための受座41を有する受け軸4の一実施態様であ る手摺受け軸であって、取付金具1の円筒体3の中央の孔に嵌合させる部分に切 り込み31…31に嵌合する回転止めのための突起42…42が三箇所形成され ている。
【0012】 5は、円筒状の締め付け金具5であって、内周に前記円筒体3の螺子32に噛 合する螺子51を刻設し、円筒体3の螺子32に螺合させたときに円筒体3の先 端部が内方向に収縮するように内周壁の肉厚を奥行き方向に向かって厚くしてあ る。
【0013】 図中、6は、取付金具1の台板2部分に被せて使用する取付用の螺子の頭部を 隠す皿孔を穿つたカバーであり、台板2自体に装飾を施し、ネジの頭部を隠す皿 孔を穿っておけばこのカバーは不要である。
【0014】 次に、本考案に係る軸体の取付装置の用法を説明するに、先ず、取付金具1の 台板2部分にカバー6を被せ、カバー6と共に台板2を壁面の所定箇所にネジ等 で取り付ける。
【0015】 手摺受け軸4aを締め付け金具5に挿通した状態で手摺受け軸4aの先端を、 取付金具1の円筒体3の切り込み31…31に突起42…42がそれぞれ対応す るようにして円筒体3の中央の孔に嵌合し、壁面からの出幅を調節する。
【0016】 締め付け金具5を円筒体3方向にスライドさせ、締め付け金具5を回転させて 内周部に形成された螺子51を円筒体3の螺子32に螺合させる。
【0017】 螺合が進むと、締め付け金具5は台板2に接近して行くが、この締め付け金具 5は内周壁の肉厚を奥行き方向に向かって厚くしてあり、締め付け金具5の内壁 の螺子51の径が小さくなっていくため、切り込み31…31のある円筒体3の 端部が中心方向に押されて径が収縮し、締め付け金具5を円筒体3に緊締させる ことにより円筒体3内に嵌合されている手摺受け軸4aは円筒体3に強固に固定 されるものである。
【0018】 上記した手順により取付装置が壁面に取り付けられるのであるが、取り付け後 、使用者からの要望で出幅寸法を変更したい場合があれば締め付け金具5を緩め 、手摺受け軸4aをフリーの状態にして円筒体3からの突出量を調節して再び締 め付け金具5を緊締してやればよいものである。
【0019】 ブラケットは一箇所だけでなく数箇所取り付けるものであり、全ての手摺受け 軸4aの円筒体3からの突出量を同じにする必要があるので、手摺受け軸4aに 典型的な手摺材の出幅寸法の印を付しておけば、全ての取付装置において、同じ 印に合わせることによって手摺材の径に応じた手摺受け軸4aの突出量を同じに することができ、また、その印を目盛りにしておけば、特別仕様の手摺材の場合 とか使用者からの要望で出幅寸法を微妙に変更したい場合が生じても全ての手摺 受け軸において同じ目盛りに合わせるだけで簡単に同じ出幅寸法に調節すること ができるものである。
【0020】
【実施例2】 図5は、受け軸4をハンガーを吊るすためのハンガー受けバーbを取着したハ ンガー受け軸4bとした場合であって、このハンガー受け軸4bを取付金具に固 定した状態の要部縦断側面図である。
【0021】 上記ハンガー受け軸4bの取付金具1への固定方法並びにその作用は実施例1 の場合と全く同じであるので、その詳細な説明は省略する。
【0022】
【考案の効果】
本考案に係る受け軸の取付装置によれば、壁面に取り付けられる台板に、内方 向に収縮できるように切り込みを入れ、且つ、外周に螺子を刻設した円筒体を一 体形成した取付金具と、該円筒体の中央の孔に嵌合させる受け軸と、内周に前記 円筒体の螺子に噛合する螺子を刻設し、円筒体の螺子に螺合させたときに円筒体 の先端部が内方向に収縮するように内周壁の肉厚を奥行き方向に向かって厚くし た円筒状の締め付け金具とから構成したものであるから、スペーサーを使用する 従来の受け軸の取付装置に比べて受け軸の出幅寸法を自由に設定することができ 、取付金具を壁面に取り付けた後からでも取付金具を取り外すことなく出幅寸法 の調節が可能であり、また、使用者からの要望で出幅寸法を変更したい場合が生 じてもこれに簡単に対応することができる等実用的効果は多大である。
【0023】 尚、締め付け金具による受け軸の固定の際、締め付けさえ完全であれば受け軸 が回転するようなことはないが、本実施例のように受け軸に回り止めの突起を設 けておけば完璧である。
【0024】 また、本実施例にあっては、手摺受け軸、ハンガー受け軸について説明したが 、タオル掛けの受け軸等物品の受け軸として使用されるものにあっては全て適用 できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る受け軸の取付装置の軸体を手摺受
け軸とした場合の各部材の分解斜視図である。
【図2】手摺受け軸を取付金具に固定した状態の要部縦
断側面図である。
【図3】出幅調節した状態の図2と同じ要部縦断側面図
である。
【図4】図2のA−A線における縦断正面図である。
【図5】受け軸をハンガー受け軸とした場合とし、この
ハンガー受け軸を取付金具に固定した状態の要部縦断側
面図である。
【符号の説明】
1…取付金具 2…台板 3…円筒体 4…受け軸 5…締め付け金具 6…カバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に取り付けられる台板2に、内方向
    に収縮できるように切り込み31…31を入れ、且つ、
    外周に螺子32を刻設した円筒体3を一体形成した取付
    金具1と、該円筒体3の中央の孔に嵌合させる受け軸4
    と、内周に前記円筒体3の螺子32に噛合する螺子51
    を刻設し、円筒体3の螺子32に螺合させたときに円筒
    体3の先端部が内方向に収縮するように内周壁の肉厚を
    奥行き方向に向かって厚くした円筒状の締め付け金具5
    とから構成したことを特徴とする受け軸の取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の受け軸4を、先端に手摺材a
    を固定するための受座41を有する手摺受け軸4aとし
    たことを特徴とする請求項1記載の受け軸の取付装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の受け軸4を、先端にハンガー
    受けバーbを取着したハンガー受け軸4bとしたことを
    特徴とする請求項1記載の受け軸の取付装置。
JP1998000277U 1998-01-13 1998-01-13 受け軸の取付装置 Expired - Lifetime JP3052167U (ja)

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