JP3051872B2 - 自動車モール用クリップ - Google Patents

自動車モール用クリップ

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JP3051872B2
JP3051872B2 JP10079633A JP7963398A JP3051872B2 JP 3051872 B2 JP3051872 B2 JP 3051872B2 JP 10079633 A JP10079633 A JP 10079633A JP 7963398 A JP7963398 A JP 7963398A JP 3051872 B2 JP3051872 B2 JP 3051872B2
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JP
Japan
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clip
legs
flange
molding
leg
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紘一 咲本
鎭 木沢
一彦 小久保
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Togo Seisakusho Corp
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Togo Seisakusho Corp
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボディにモールを止
着するさいに止着媒体としてモールに嵌合係止される自
動車モール用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より合成樹脂材からなる図3に示す
ような自動車モール用クリップは存在しており、その概
略構成は背面1に係合溝2のある基部3を形成し、この
基部3から一体状に二つの脚部4,5を前方へ向けて先
広がりのハ字状に延出せしめてなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動車
モール用クリップをモールに嵌合止着させるさいは先ず
二つの脚部4及び5の先端を図4に示すようにモール6
の一方のフランジ6a内に挿入させ、しかる後に基部3
をモール6へ向けて押圧することにより他方のフランジ
6bの端部を係合溝2内に嵌入させるようになすのであ
るが、この場合クリップの中央個所寸法kがモールの開
口個所寸法hよりも小さいことから、本来ならば図5
(b)に二点鎖線mで示すようにフランジ内に位置しな
ければならない脚部4及び5の一方が例えば図5(a)
及び(b)の実線で示すようにフランジ6aの外方に位
置した状態に止着されることが生じ得るのであり、この
ようなクリップの止着不良を気付かないまま放置する
と、モール6の自動車ボディへの完全な固定が損なわれ
るなどの問題がある。
【0004】本発明は上記問題点を解消させるためにな
されたもので、クリップの止着不良を合理的に回避し得
るものとした自動車モール用クリップを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、背面
(1)に係合溝(2)のある基部(3)から二つの脚部
(4,5)を前方へ向けて先広がりのハ字状に延出せし
てなり、自動車のモール(6)に対しそのフランジ
(6a)内に前記脚部(4,5)を挿入することで嵌合
止着される合成樹脂製の自動車モール用クリップに於い
て、前記二つの脚部(4,5)を含む平面内で且つこれ
ら脚部(4,5)の相互間をなす領域(s)内に、脚部
(4,5)の長さ途中から延出された補助脚(7,8)
を存在させ、その一方の補助脚(7)は一方の脚部
(4)の長さ途中からL字形状に延出されており、脚部
(4,5)の一方の先端のみがフランジ(6a)内に挿
入され、他方の先端がフランジ(6a)外に位置された
ときにそのフランジ(6a)の端縁がいずれかの補助脚
(7,8)に干渉する構成としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】クリップ本体をモールに嵌合止着するさいに、
もし若しクリップ本体が不適正な姿勢であったならば補
助脚がモールと干渉するように作用してクリップ本体の
モールへの挿入を不可能となす。一方、クリップ本体が
適正な姿勢であったならば、補助脚はモールと干渉しな
いような相対配置となってクリップ本体のモールへの挿
入を阻むものとならない。
【0007】
【実施例】以下、図1及び図2を参照しつつ本発明に係
るクリップの具体的な実施例を説明する。
【0008】図に於いて、7及び8は補助脚であり、こ
れら補助脚7,8は二つの脚部4及び5を含む平面で且
つこれら脚部4及び5の相互間をなす領域sの前端寄り
に位置した幅方向個所(即ち、二つの脚部4,5の先端
寄り位置を結ぶ線状)の概ね全長範囲に存在させてあ
る。即ち、具体的には一方の脚部4の長さ途中から細長
状となされたL字型の補助脚7が延出させてあり、また
他方の脚部5の長さ途中からは比較的短い補助脚8が延
出させてある。9は自動車ボディに固定させるための係
止部である。なおクリップ全体は合成樹脂材で形成して
ある。
【0009】上記した本発明のクリップをモール6に嵌
合止着させるさいは、従来と同様に先ず二つの脚部4,
5の先端を図4に示す従来例と同様にモール6の一方の
フランジ6a内に挿入させ、しかる後に他方のフランジ
6bの端部を係合溝2内に嵌入させるようになす。この
さい、クリップの全長k1とモール6の係合部全長h1
は適合したものとなされているため、適当な押圧力を付
与することで、フランジ6bの端部は係合溝2内に弾発
的に嵌入され、クリップは正常に嵌合止着される。
【0010】しかし図5に示す従来例に準じて図2に示
すように二つの脚部4,5のうちの一方の脚部4の先端
のみがフランジ6a内に挿入され、他方の脚部5の先端
がフランジ6a外に位置されたとき、即ちクリップの姿
勢が不適正なときは、フランジ6bの端部を係合溝2内
に嵌入させようとしても、フランジ6aの端縁が図2に
示すように必ず補助脚7又は8に干渉するものとなる。
【0011】この状態で他方のフランジ6bの端縁を係
合溝2内に嵌入させようとしても、クリップの中央個所
寸法k′がモール6の開口個所寸法hよりも適当寸法だ
け大きい関係となって、通常の押圧力によってはフラン
ジ6bの端縁を係合溝2内に嵌入させることはできな
い。このためクリップはそのままではモール6に係止さ
れず、その向きによっては重力作用で脱落してしまうの
であり、したがって作業者がこのことに気付かないで、
このクリップをそのままに放置することは従来よりも高
い確率で回避されるものとなり、作業者はこのクリップ
を嵌合止着し直すことになる。
【0012】本発明に於いて二つの脚部4,5の相互間
の領域sの前端寄り位置の幅方向個所の概ね全長範囲
に、二つの脚部4,5の長さ途中から延出された補助脚
7,8を存在させたことは、フランジ6aの端縁と補助
脚7,8の干渉を確実なものとなすと共に、二つの脚部
4,5と補助脚7,8で囲まれた空所までも樹脂材で形
成する場合に比べて、少ない材料で製造し得るものとな
すと共に脚部4,5の屈曲性を維持する上で寄与するも
のとなる。
【0013】
【発明の効果】以上、本発明によれば補助脚7,8の存
在により、一方の脚部4又は5の先端がモール6のフラ
ンジ6a内に挿入されないままモール6に係着されると
いう事態を従来に増して確実に防止できるものとなり、
また少ない材料で製造し得ると共に脚部4,5の屈曲性
が損なわれないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体斜視図
【図2】同じく作用説明図
【図3】従来品の斜視図
【図4】同じく作用説明図
【図5】同じく作用説明図(a)及び同図におけるA−
A部断面図(b)
【符号の説明】
1…背面 2…係合溝 3…基部 4及び5…脚部 7,8…補助脚 s…領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−15310(JP,U) 実開 昭57−158512(JP,U) 実開 昭62−191912(JP,U) 実開 昭56−141816(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面(1)に係合溝(2)のある基部
    (3)から二つの脚部(4,5)を前方へ向けて先広が
    りのハ字状に延出せしめてなり、自動車のモール(6)
    に対しそのフランジ(6a)内に前記脚部(4,5)を
    挿入することで嵌合止着される合成樹脂製の自動車モー
    ル用クリップに於いて、 前記二つの脚部(4,5)を含む平面内で且つこれら脚
    部(4,5)の相互間をなす領域(s)内に、脚部
    (4,5)の長さ途中から延出された補助脚(7,8)
    を存在させ その一方の補助脚(7)は一方の脚部(4)の長さ途中
    からL字形状に延出されており、 脚部(4,5)の一方の先端のみがフランジ(6a)内
    に挿入され、他方の先端がフランジ(6a)外に位置さ
    れたときにそのフランジ(6a)の端縁がいずれかの補
    助脚(7,8)に干渉する構成とした ことを特徴とする
    自動車モール用クリップ。
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