JP3051720B2 - 車両用ナビゲーション装置およびそのプログラムを記録した媒体 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置およびそのプログラムを記録した媒体

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JP3051720B2
JP3051720B2 JP10176379A JP17637998A JP3051720B2 JP 3051720 B2 JP3051720 B2 JP 3051720B2 JP 10176379 A JP10176379 A JP 10176379A JP 17637998 A JP17637998 A JP 17637998A JP 3051720 B2 JP3051720 B2 JP 3051720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に情報を提
供する車両用ナビゲーション装置およびそのプログラム
を記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に情報を提供するシステ
ムとして、他車の位置表示(車車間通信:1対1)、
VICSによる交通情報提供(情報センターと複数の
車両間)等があった。図24は、従来のナビゲーション
システムの構成例を示す説明図である。なお、この図に
おいて、情報提供者13は、車載機(を搭載した車両、
以下単に「車載機」と称する)11のユーザ(ドライバ
ー)向けの情報(地点情報および該地点情報に伴う各種
関連情報)を提供する。この図に示すように、従来のナ
ビゲーションシステムでは、情報センター12は、情報
提供者13から、個別に情報を収集し、該情報を、車載
機11へ送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のナビゲーションシステムにおいて、情報センター
は、個々の情報提供者との間で、予め、通信形式等を取
り決めなくてはならない。さらに、情報センターは、収
集した情報を車載機に送信する際に、通信形式を変換す
る必要がある。このように、従来のナビゲーションシス
テムにおいては、情報センターの負荷が大きい、という
課題があった。
【0004】一方、インターネットを用いると、通信形
式がTCP/IP方式に統一されているので、世界中の
コンピュータから、そのまま、情報を収集することが可
能である。しかしながら、インターネットの通信形式
は、基本的にパーソナルコンピュータ用に設計されてい
るので、そのままでは、ナビゲーション装置に使用する
ことはできなかった。例えば、インターネットから得ら
れた情報(施設や観光地の情報等)を目的地として設定
したくても、インターネット情報(HTMLファイル)
は表示情報(文字等)しか持たないため、該情報を車両
の目的地として設定することはできなかった。
【0005】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、インターネットから得られた情報(施設や観
光地の情報等)を、そのまま利用することができる車両
ナビゲーション装置を提供することを目的とする。ま
た、この発明は、コンピュータを上記ナビゲーション装
置として機能させるためのプログラムを記録した媒体を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車両の外部に設けられた情報サーバから情報ファイルを
受信する受信手段(例えば、実施形態におけるステップ
S604)と、受信した情報ファイルの内部に記述され
た記述子を解析し、文字表示用の記述子とナビゲーショ
ン機能用の記述子とを判別する判別手段(例えば、実施
形態におけるステップS605,S606)と、文字表
示用の記述子と判別した場合には、該記述子に基づい
て、文字表示を行う表示機能実行手段(例えば、実施形
態におけるステップS607)と、ナビゲーション機能
用の記述子と判別した場合には、該記述子に基づいて、
ナビゲーション機能を実行するナビゲーション機能実行
手段(例えば、実施形態におけるステップS608)と
を具備することにより、従来は画面表示用のデータしか
送信できない情報ファイルをナビゲーション機能用に拡
張し、該拡張された情報ファイルの中に含まれるナビゲ
ーション機能用の記述子を判別してナビゲーション機能
を実行することができる。請求項2記載の発明は、請求
項1記載の車両用ナビゲーション装置において、前記情
報ファイルは、特定地点の名称、特徴情報、位置情報を
有し、前記表示機能実行手段は、前記情報ファイルの中
から特定地点の名称、特徴情報を表示し、前記ナビゲー
ション機能実行手段は、運転者によって選択された特定
地点に対応する位置情報を目的地点として設定すること
を特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1または
請求項2のいずれかに記載の車両用ナビゲーション装置
において、前記情報サーバは、インターネット上のサー
バであり、前記情報ファイルは、HTMLファイルであ
ることを特徴とする。請求項4記載の発明は、車両用ナ
ビゲーション装置を、車両の外部に設けられた情報サー
バから情報ファイルを受信する受信手段(例えば、実施
形態におけるステップS604)と、受信した情報ファ
イルの内部に記述された記述子を解析し、文字表示用の
記述子とナビゲーション機能用の記述子とを判別する判
別手段(例えば、実施形態におけるステップS605,
S606)と、文字表示用の記述子と判別した場合に
は、該記述子に基づいて、文字表示を行う表示機能実行
手段(例えば、実施形態におけるステップS607)
と、ナビゲーション機能用の記述子と判別した場合に
は、該記述子に基づいて、ナビゲーション機能を実行す
るナビゲーション機能実行手段(例えば、実施形態にお
けるステップS608)として機能させるプログラムを
記録したことを特徴とする。請求項5記載の発明は、請
求項4記載のプログラムを記録した媒体において、前記
情報ファイルは、特定地点の名称、特徴情報、位置情報
を有し、前記表示機能実行手段は、前記情報ファイルの
中から特定地点の名称、特徴情報を表示し、前記ナビゲ
ーション機能実行手段は、運転者によって選択された特
定地点に対応する位置情報を目的地点として設定するこ
とを特徴とする。請求項6記載の発明は、請求項4また
は請求項5のいずれかに記載のプログラムを記録した媒
体において、前記情報サーバは、インターネット上のサ
ーバであり、前記情報ファイルは、HTMLファイルで
あることを特徴とする。請求項1および請求項4記載の
発明では、まず、受信手段が、情報サーバから情報ファ
イルを受信する。判別手段は、この情報ファイルを解析
し、文字表示用の記述子とナビゲーション機能用の記述
子とを判別する。ここで、文字表示用の記述子と判別し
た場合には、表示機能実行手段が、該記述子に基づい
て、文字表示を行う。一方、ナビゲーション機能用の記
述子と判別した場合には、ナビゲーション機能実行手段
が、該記述子に基づいて、ナビゲーション機能を実行す
る。請求項2および請求項5記載の発明では、表示機能
実行手段は、情報ファイルの中から特定地点の名称、特
徴情報を表示する。ナビゲーション機能実行手段は、運
転者によって選択された特定地点に対応する位置情報を
目的地点として設定する。請求項3および請求項6記載
の発明では、情報サーバは、情報ファイルを、インター
ネット上のHTMLファイルとして扱う。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1は、本実施形態によ
るナビゲーションシステムの構成例を示す説明図であ
る。この図において、情報センター2および車載機1
は、具体的には、CPU(中央処理装置)およびその周
辺回路(ROM、RAM、クロック回路、I/Oインタ
ーフェース等)からなるコンピュータ装置であり、内蔵
記憶媒体(ROM等)または外部記憶媒体(CD−RO
M等)に格納された制御プログラムによって動作する。
ここで、上記記憶媒体(ROM,CD−ROM等)に格
納された制御プログラムは、車載機1および情報センタ
ー2のCPUが図6,13,15,17,19,20の
フローチャートに示される処理を実行するためのプログ
ラムである。また、情報提供者3もコンピュータ装置で
あり、車載機1のユーザ(ドライバー)向けの情報(地
点情報および該地点情報に伴う各種関連情報)を、イン
ターネット上に提供している。
【0008】図2は、車載機1の詳細な構成を示す説明
図である。本実施形態による車載機1は、GPS受信機
11と距離・方位センサ12と入力装置13とCD−R
OM読出装置14と制御装置15(含むPCカード1
9)と表示装置16とスピーカ17と通信装置18とを
具備する。そして、車載機1は、基本的なナビゲーショ
ン機能として、現在地検出、地図表示、経路計算を行
い、表示装置16とスピーカ17とを用いて、画面と音
で運転者を誘導する。通信装置18は、インターネット
を介して情報センター2と通信するためのものであり、
例えば、自動車電話である。また、車載機1の上記制御
プログラムが(内蔵ROMではなく)CD−ROMに格
納されている場合、該制御プログラムは、CD−ROM
読出装置14によって読み出され、車載機1の内蔵RA
Mに格納される。なお、この場合、上記制御プログラム
のためだけに1枚のCR−ROMを用意する必要はな
く、該制御プログラムを、地図情報等を記憶した従来シ
ステムのCD−ROM上に記憶してもよい。
【0009】図3は、情報センター2の詳細な構成を示
す説明図である。情報センター2は、通信手段21と情
報サーバ22と管理情報記憶装置23とを具備する。管
理情報記憶装置23は、各車載機(ユーザー)1の管理
情報を記憶している。この管理情報は、一例として、ユ
ーザーID,パスワード,課金情報等である。また、管
理情報記憶装置23は、各情報提供者3の論理アドレス
(URL)や、各情報提供者3が提供している情報のカ
テゴリ・概要を記憶している。情報サーバ22は、特
定地点(施設など)の位置情報(物理的な位置)と、
特定地点の特徴情報(その施設の名称、住所、電話番
号、営業時間、料金、その他の特徴)とを記憶し、該情
報を車載機1へ提供する。また、車載機(ユーザー)1
が要求する情報を情報サーバ22自身が記憶していない
場合には、情報サーバ22は、インターネットを経由し
て情報提供者3から情報を読み出し、読み出した情報を
車載機1へ提供する。この場合、情報サーバ22は、管
理情報記憶装置23が記憶している論理アドレスや情報
カテゴリ・概要に基づいて、車載機(ユーザー)1が要
求する情報を有する情報提供者3を特定する。
【0010】図4は、情報提供者3の詳細な構成を示す
説明図である。情報提供者3は、通信手段31と情報サ
ーバ32とを具備する。情報提供者3のコンピュータ
は、インターネット上に情報(ホームページ)を提供す
る。そのために、情報サーバ32は、インターネット上
に提供すべき各種情報(施設、レストラン等のホームペ
ージ情報)を記憶している。
【0011】図5は、本実施形態による通信動作の一例
を示す説明図である。この図に示すように、インターネ
ット上の情報は、通常、HTMLと呼ばれる文字ファイ
ルの形式で入手することができる。HTMLファイルで
は、インターネットでやり取りされるファイルの記述方
法が定義されており、受信側では、その記述に従って、
所定の位置,色,文字の大きさ,フォント等で画面に文
字を表示する。また、HTMLファイル中において、フ
ァイル名を指定すると、そのファイル名の画像データを
表示することもできる。
【0012】本実施形態では、車載機1は、PCカード
19を具備しており、該PCカード19に、HTMLフ
ァイルをダウンロードする。一方、HTMLファイルを
適宜解析・判別し、該HTMLファイル中の情報を表示
するためのアプリケーションを、WWWブラウザと呼
ぶ。車載機1は、該WWWブラウザを用いて、HTML
ファイルを解析・判別し、該HTMLファイル中の情報
を表示する。
【0013】次に、図5に示す動作をフローチャートを
用いて再度説明する。図6は、本実施形態による通信動
作の一例を示すフローチャートである。まず、車載機1
は、情報センター2に接続する(ステップS601)。
接続が完了すると、車載機1は、情報センター2に対し
て、HTMLファイルの送信要求を送信する(ステップ
S602)。情報センター2は、該送信要求を受信する
と、HTMLファイルを、車載機1へ送信する(ステッ
プS603)。次に、車載機1は、送信されたHTML
ファイルを受信する(ステップS604)。そして、車
載機1は、受信したHTLMファイルを解析する(ステ
ップS605)。車載機1は、その解析結果に基づい
て、受信したHTMLファイルの記述内容が通常タグな
のか拡張タグ(ナビゲーション用記述子)なのかを判別
する(ステップS606)。通常タグおよび拡張タグに
ついては図7を参照して後述する。具体的には、車載機
1は、HTMLファイル内に<NAVIDATA>や<NAVIINPUT>
などの通常インターネットでは使用されないタグが見つ
かった場合には、<NAVIDATA>から</NAVIDATA>または<NA
VIINPUT>から</NAVIINPUT>の範囲の記述をナビゲーショ
ン機能用の記述子(拡張タグ)と判別する。この判別結
果が「NO」の場合には、車載機1は、HTMLファイ
ル内の通常タグに基づいて、画面表示を行う(ステップ
S607)。一方、この判別結果が「YES」の場合、
即ち、HTMLファイル内に拡張タグが存在する場合に
は、車載機1は、該拡張タグに基づいて、ナビゲーショ
ン機能を実行する(ステップS608)。
【0014】図7は、本実施形態によるHTMLファイ
ルの一例を示す説明図である。ここで、HTMLファイ
ル中の記述内容を、タグ(TAG )と呼ぶ。この図に示す
ように、本実施形態では、HTMLファイルをナビゲー
ション装置用に拡張する。すなわち、本実施形態では、
HTMLファイルにおいて、通常のタグ(「通常タグ」
と称する)の他に、ナビゲーション装置専用タグ(「拡
張タグ」と称する)を設ける。ここで、通常タグは、現
在インターネットで広く使用されている記述文を含み、
HTML文の予約語(<HEAD><BODY><TITLE>等)で記述
されている。
【0015】一方、拡張タグは、ナビゲーション装置用
に新たに規定された記述文を含み、車載機1の動作を制
御する。そして、車載機1は、HTMLファイルの受信
時に、通常タグと拡張タグとを判別し、通常タグの場合
には、通常動作(文字等の画面表示)を実行し、拡張タ
グの場合には、ナビゲーション装置用の機能を実行す
る。
【0016】本実施形態において、拡張タグには、ナビ
データ(NAVIDATA)とナビインプット(NAVIINUT)との
2種類がある。ここで、ナビデータは、車載機1に各種
情報を受け渡すためのタグである。一方、ナビインプッ
トは、主に、車載機1の端末情報を、情報センター2側
に受け渡すためのタグである。
【0017】また、本実施形態では、以下の属性を追加
した。 (1)CACHE ……データのキャッシュ方法を指定
するための属性を、<HTML><IMAG>に追加した(parmanen
t,temporary)。 (2)SCROLL……車載機向け表示画面を考慮し
て、スクロールのON/OFFを制御可能とした(on/o
ff)。
【0018】ナビデータは、基本的に、フリーフォーマ
ットのデータの種別、格納場所等を指定する。故に、ナ
ビデータは、情報センター2のデータを車載機1にダウ
ンロードする際に記述される。ナビデータの書式は、以
下の通りである。 <NAVIDATA TYPE=XXXX SRC=YYYY FILE=ZZZZ> ・・・ ・・・・・ </NAVIDATA>
【0019】ここで、文字列XXXXは、ナビデータの種別
(以下、「ナビデータタイプ」と称する)を示す。図8
は、ナビデータタイプの一例を示す説明図である。ま
た、文字列YYYYは、ナビデータのURLを示す。また、
文字列ZZZZは、ダウンロード先となるディレクトリ名、
ファイル名を示す。なお、該ディレクトリは、ナビデー
タタイプ(XXXX)によって、便宜上、以下の通りに定め
られている。 ナビデータタイプ ディレクトリ HYPER_POS_xxx /nvdatadr/hyperpos/ HYPER_WEATHER /nvdatadr/hyperwzr/ HYPER_EXTEND /nvdatadr/hyperext/ CENTER /nvdatadr/center/ IMG /nvdatadr/img/ TEXT /nvdatadr/text/ BIN /nvdatadr/bin/
【0020】図9は、ナビデータのキーワードの一例を
示す説明図である。以下に、ナビデータの一例を示す。 <NAVIDATA TYPE=HYPER_POS_DST SRC=/www.navinet.ne.
jp/data/ FILE=/nvdatadr/hyperpos/> name="天王寺公園" yomikana="テンノウシ゛コウエン" position-latitude=3012675 position-longitude=4352410 ico-map-file="tennojim.bmp" ico-list-file="tennoji.bmp" </NAVIDATA>
【0021】また、情報センター2に接続するための情
報(アクセスポイント電話番号,DNSアドレス等、以
下「センター情報」と呼ぶ)は、図10(a),10
(b)に示すフォーマットで、車載機1に受け渡され
る。図10(a),10(b)は、センター情報のフォ
ーマットの一例を示す説明図である。ここで、図10
(a)は、センター情報フォーマット(可変長)を示
し、図10(b)は、図10(a)に示す「センター情
報1」〜「センター情報n」の詳細を示す。なお、「セ
ンター情報1」〜「センター情報n」は、それぞれ、1
60バイト固定長の情報である。
【0022】ナビインプットは、CGIで車載機1側の
接続情報、登録地点情報等のデータを情報センター2側
にアップロードする内容を記述する。ナビインプットの
書式は、以下の通りである。 <NAVIINPUT TYPE=XXXX NAME=YYYY> ・・ ・・・ </NAVIINPUT> ここで、文字列XXXXは、ナビインプットの種別(以下、
「ナビインプットタイプ」と称する)を示す。また、文
字列YYYYは、ナビインプットの名前(以下、「ナビイン
プットネーム」と称する)を示す。図11は、ナビイン
プットタイプおよびナビインプットネームの一例を示す
説明図である。
【0023】次に、上記以外の一般的なデータフォーマ
ットを以下に述べる。データは、特に記述の無い事項に
関しては、以下のフォーマットに従って記述される。 1)記述は、ASCIIテキスト形式で行われる。 文字列……””で囲まれた英文字およびSJISであ
り、文字数は30文字以内とする。 整数 ……ASCII数字で表された10桁以内の符号
付き10進数とする。 実数 ……ASCII数字で表された20桁以内の符号
付き10進数とする。 2)キーワードは、どのような順番で記述してもかまわ
ない。 3)1つのデータにおいて、ナビデータタイプ,キーワ
ード等を重複して使用してはならない。 4)ダウンロード先となるディレクトリを指定する場
合、ファイル名に漢字は使用できない。また、ファイル
名の文字数は半角換算で64文字以内とする。 5)ナビインプットは、<FORM>と</FORM> で囲まれた範
囲に存在しなくてはならない。 6)ナビインプットは、<FORM>と</FORM> で囲まれた範
囲において、他のフォーム関連タグ(<INPUT>,<SELECT
>,<OPTION> )と混在することができる。
【0024】次に、上記構成によるナビゲーションシス
テムの動作を説明する。 (1)目的地セット 図12は、目的地セット機能に関する動作例を示す説明
図である。車載機1は、情報センター2に接続し、HT
MLファイルの送信要求を送信する。情報センター2
は、該送信要求を受信すると、拡張タグを含むHTML
ファイルを、車載機1に送信する。車載機1は、HTM
Lファイルを受信すると、該HTMLファイルを解析・
判別し、機能選択メニューを画面表示する。ユーザー
が、該機能選択メニューの中から、「目的地セット」を
選択すると、車載機1は、該選択された機能を、情報セ
ンター2に送信する。情報センター2は、選択された機
能を受信すると、該機能を実行するのに必要な情報を、
HTMLファイルで、車載機1に送信する。ここで、送
信される情報には、データ(位置情報),コマンド(目
的地セット,ルート計算開始)が含まれる。車載機1
は、各種タグを受信すると、回線を切断する。そして、
車載機1は、受信したコマンド(目的地セット)を用い
て、受信したデータ(位置情報)をセットする。次に、
車載機1は、受信したコマンド(ルート計算開始)を用
いて、セットした目的地へのルートを計算する。
【0025】次に、図12に示す動作をフローチャート
を用いて再度説明する。図13は、目的地セット機能に
関する動作例を示すフローチャートである。まず、車載
機1は、情報センター2に接続する(ステップS130
1)。接続が完了すると、車載機1は、情報センター2
に対して、HTMLファイルの送信要求を送信する(ス
テップS1302)。情報センター2は、該送信要求を
受信すると、拡張タグを含むHTMLファイルを、車載
機1へ送信する(ステップS1303)。次に、車載機
1は、送信されたHTMLファイルを受信する(ステッ
プS1304)。そして、車載機1は、受信したHTL
Mファイルを解析・判別する(ステップS1305)。
即ち、車載機1は、受信したHTMLファイルの記述内
容が通常タグなのか拡張タグなのかを判別する。具体的
には、車載機1は、HTMLファイル内に<NAVIDATA>や
<NAVIINPUT>などの通常インターネットでは使用されな
いタグが見つかった場合には、<NAVIDATA>から</NAVIDA
TA>または<NAVIINPUT>から</NAVIINPUT>の範囲の記述を
ナビゲーション機能用の記述子(拡張タグ)と判別す
る。図示していないが、ここでも、図6と同様に、上記
判別の結果、HTMLファイル内に拡張タグが存在する
場合には、車載機1は、該拡張タグに基づいて、ナビゲ
ーション機能を実行する。車載機1は、HTMLファイ
ル内の通常タグに基づいて、図示しない機能選択メニュ
ー(目的地セット、マークセット、位置情報送信、セン
ター情報更新等)を画面に表示する(ステップS130
6)。ユーザーが、該機能選択メニューの中から、「目
的地セット」を選択すると、車載機1は、該選択された
機能を、情報センター2に送信する(ステップS130
7)。情報センター2は、選択された機能を受信する
と、該機能を実行するのに必要な各種タグを、車載機1
に送信する(ステップS1308)。ここで、送信され
るタグは、データ(位置情報),コマンド(目的地セッ
ト,ルート計算開始)である。車載機1は、情報サーバ
から受信したHTMLファイルに基づいて、複数の施設
(レストラン、温泉等)の名前、位置、電話番号、その
施設の特徴情報(営業時間、料金等)を順次画面に表示
する(ステップS1309)。この場合、一画面に表示
できないときは、図示しないスイッチを操作する毎に、
次の施設が表示される。運転者は、その表示された施設
の内容(説明)を見て、自分が行きたい場所を決定し、
その場所を目的地としてセットする(ステップS131
0)。そして、車載機1は、回線を切断する(ステップ
S1311)。車載機1は、受信したコマンド(ルート
計算開始)を用いて、セットした目的地へのルートを計
算する(ステップS1312)。
【0026】(2)マークセット 図14は、マークセット機能に関する動作例を示す説明
図である。車載機1は、情報センター2に接続し、HT
MLファイルの送信要求を送信する。情報センター2
は、該送信要求を受信すると、拡張タグを含むHTML
ファイルを、車載機1に送信する。車載機1は、HTM
Lファイルを受信すると、該HTMLファイルを解析・
判別し、機能選択メニューを画面表示する。ユーザー
が、該機能選択メニューの中から、「マークセット」を
選択すると、車載機1は、該選択された機能を、情報セ
ンター2に送信する。情報センター2は、選択された機
能を受信すると、該機能を実行するのに必要な各種タグ
を、車載機1に送信する。ここで、送信されるタグは、
データ(位置情報),コマンド(マークセット)であ
る。車載機1は、各種タグを受信すると、受信したコマ
ンド(マークセット)を用いて、受信したデータ(位置
情報)を、車載機1の記録リストに登録する。
【0027】次に、図14に示す動作をフローチャート
を用いて再度説明する。図15は、マークセット機能に
関する動作例を示すフローチャートである。まず、車載
機1は、情報センター2に接続する(ステップS150
1)。接続が完了すると、車載機1は、情報センター2
に対して、HTMLファイルの送信要求を送信する(ス
テップS1502)。情報センター2は、該送信要求を
受信すると、拡張タグを含むHTMLファイルを、車載
機1へ送信する(ステップS1503)。次に、車載機
1は、送信されたHTMLファイルを受信する(ステッ
プS1504)。そして、車載機1は、受信したHTL
Mファイルを解析・判別する(ステップS1505)。
即ち、車載機1は、受信したHTMLファイルの記述内
容が通常タグなのか拡張タグなのかを判別する。具体的
には、車載機1は、HTMLファイル内に<NAVIDATA>や
<NAVIINPUT>などの通常インターネットでは使用されな
いタグが見つかった場合には、<NAVIDATA>から</NAVIDA
TA>または<NAVIINPUT>から</NAVIINPUT>の範囲の記述を
ナビゲーション機能用の記述子(拡張タグ)と判別す
る。図示していないが、ここでも、図6と同様に、上記
判別の結果、HTMLファイル内に拡張タグが存在する
場合には、車載機1は、該拡張タグに基づいて、ナビゲ
ーション機能を実行する。車載機1は、HTMLファイ
ル内の通常タグに基づいて、機能選択メニューを画面に
表示する(ステップS1506)。ユーザーが、該機能
選択メニューの中から、「マークセット」を選択する
と、車載機1は、該選択された機能を、情報センター2
に送信する(ステップS1507)。情報センター2
は、選択された機能を受信すると、該機能を実行するの
に必要な各種タグを、車載機1に送信する(ステップS
1508)。ここで、送信されるタグは、データ(位置
情報),コマンド(マークセット)である。車載機1
は、送信された各種タグを受信する(ステップS150
9)。車載機1は、受信したコマンド(マークセット)
を用いて、受信したデータ(位置情報)を、車載機1の
記録リストに登録する(ステップS1510)。
【0028】(3)座標自動送信 図16は、座標自動送信機能に関する動作例を示す説明
図である。車載機1は、情報センター2に接続し、HT
MLファイルの送信要求を送信する。情報センター2
は、該送信要求を受信すると、拡張タグを含むHTML
ファイルを、車載機1に送信する。車載機1は、HTM
Lファイルを受信すると、該HTMLファイルを解析・
判別し、機能選択メニューを画面表示する。ユーザー
が、該機能選択メニューの中から、「検索開始」等の位
置情報送信機能を選択すると、車載機1は、該車載機1
に格納されている位置情報(座標)を、情報センター2
に送信する。このとき、送信される位置情報としては、
現在地,目的地,(地図上の1つの)任意位置等が考え
られる。情報センター2は、位置情報(座標)を受信す
ると、該座標に基づいて検索を行う(検索方法は、サー
ビスによって異なる)。そして、情報センター2は、該
検索結果を、リスト表示用のHTMLとして、車載機1
に送信する。車載機1は、HTMLファイルを受信する
と、該HTMLファイルを解析・判別し、検索結果を画
面表示する。
【0029】図16の実施形態は、(図12に対し
て、)検索すべき特定情報(施設情報)の検索範囲を設
定する機能を追加したものである。本実施形態は、現在
地、目的地、または地図上の任意の地点を情報センター
2に送信し、該地点の周辺にある施設情報を検索するこ
とにより、運転者が希望する地域の情報に制限して不要
な情報が表示されないようにするとともに、検索速度を
向上させるものである。次に、図16に示す動作をフロ
ーチャートを用いて再度説明する。図17は、座標自動
送信機能に関する動作例を示すフローチャートである。
まず、車載機1は、情報センター2に接続する(ステッ
プS1701)。接続が完了すると、車載機1は、情報
センター2に対して、HTMLファイルの送信要求を送
信する(ステップS1702)。情報センター2は、該
送信要求を受信すると、拡張タグを含むHTMLファイ
ルを、車載機1へ送信する(ステップS1703)。次
に、車載機1は、送信されたHTMLファイルを受信す
る(ステップS1704)。そして、車載機1は、受信
したHTLMファイルを解析・判別する(ステップS1
705)。即ち、車載機1は、受信したHTMLファイ
ルの記述内容が通常タグなのか拡張タグなのかを判別す
る。具体的には、車載機1は、HTMLファイル内に<N
AVIDATA>や<NAVIINPUT>などの通常インターネットでは
使用されないタグが見つかった場合には、<NAVIDATA>か
ら</NAVIDATA>または<NAVIINPUT>から</NAVIINPUT>の範
囲の記述をナビゲーション機能用の記述子(拡張タグ)
と判別する。図示していないが、ここでも、図6と同様
に、上記判別の結果、HTMLファイル内に拡張タグが
存在する場合には、車載機1は、該拡張タグに基づい
て、ナビゲーション機能を実行する。車載機1は、HT
MLファイル内の通常タグに基づいて、機能選択メニュ
ーを画面に表示する(ステップS1706)。ユーザー
が、該機能選択メニューの中から、「検索開始」等の位
置情報送信機能を選択すると、車載機1は、該車載機1
に格納されている位置情報(座標)を、情報センター2
に送信する(ステップS1707)。このとき、送信さ
れる位置情報としては、現在地,目的地,(地図上の1
つの)任意位置等が考えられる。情報センター2は、送
信された位置情報(座標)を受信する(ステップS17
08)。情報センター2は、受信した位置情報(座標)
に基づいて検索を行う(ステップS1709)。このと
きの検索方法は、サービスによって異なる。検索が終了
すると、情報センター2は、該検索結果を、リスト表示
用のHTMLとして、車載機1に送信する(ステップS
1710)。車載機1は、送信されたHTMLファイル
を受信する(ステップS1711)。車載機1は、ステ
ップS1705と同様に、受信したHTLMファイルを
解析・判別する(ステップS1712)。車載機1は、
HTMLファイル内の通常タグに基づいて、検索結果を
画面に表示する(ステップS1713)。図示していな
いが、図17のフローチャートに引き続いて、上記
「(1)目的地セット」(表示された複数の施設の中か
ら目的地をセットする処理)に移行することもできる。
【0030】(4)センター情報の自動更新 図18は、センター情報の自動更新機能を説明するもの
である。情報センター2は、車載機1との接続を行うた
めの各種設定(電話番号や通信手順等)を時折変更する
ことがある。よって、該設定を予め情報センター2から
車載機1へ送信し、車載機1の設定を変更しておくこと
によって、該設定変更を運転者に何ら意識させることな
く、情報センター2との通信機能を維持することができ
る。該機能は運転者からの実行命令は必要とせず、自動
的に行われる。車載機1は、情報センター2に接続し、
HTMLファイルの送信要求を送信する。情報センター
2は、該送信要求を受信すると、拡張タグを含むHTM
Lファイルを、車載機1に送信する。該拡張タグには、
情報センター2に接続するために必要な情報(電話番号
等)が記述されている。また、該拡張タグには、非表示
の設定がなされているので、ユーザーは、該拡張タグ内
の記述を画面で見ることができない。車載機1は、HT
MLファイルを受信すると、該HTMLファイルを解析
・判別し、接続先であるセンター情報を、自動的に更新
する。
【0031】次に、図18に示す動作をフローチャート
を用いて再度説明する。図19は、センター情報の自動
更新機能に関する動作例を示すフローチャートである。
まず、車載機1は、情報センター2に接続する(ステッ
プS1901)。接続が完了すると、車載機1は、情報
センター2に対して、HTMLファイルの送信要求を送
信する(ステップS1902)。情報センター2は、該
送信要求を受信すると、拡張タグを含むHTMLファイ
ルを、車載機1へ送信する(ステップS1903)。該
拡張タグには、情報センター2に接続するために必要な
情報(電話番号等)が記述されている。また、該拡張タ
グには、非表示の設定がなされているので、ユーザー
は、該拡張タグ内の記述を見ることができない。次に、
車載機1は、送信されたHTMLファイルを受信する
(ステップS1904)。そして、車載機1は、受信し
たHTLMファイルを解析する(ステップS190
5)。車載機1は、その解析結果に基づいて、受信した
HTMLファイルの記述内容が通常タグなのか拡張タグ
(ナビゲーション用記述子)なのかを判別する(ステッ
プS1906)。具体的には、車載機1は、HTMLフ
ァイル内に<NAVIDATA>や<NAVIINPUT>などの通常インタ
ーネットでは使用されないタグが見つかった場合には、
<NAVIDATA>から</NAVIDATA>または<NAVIINPUT>から</NA
VIINPUT>の範囲の記述をナビゲーション機能用の記述子
(拡張タグ)と判別する。この判別結果が「NO」の場
合には、車載機1は、HTMLファイル内の通常タグに
基づいて、画面表示を行う(ステップS1907)。一
方、この判別結果が「YES」の場合、即ち、HTML
ファイル内に拡張タグが存在する場合には、車載機1
は、該拡張タグに基づいて、接続先であるセンター情報
を、自動的に更新する(ステップS1908)。
【0032】以上で、上記構成によるナビゲーションシ
ステムの動作説明を終了する。以上、この発明の実施形
態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこ
の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含
まれる。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して、上記実施形態に基づ
く具体的な実施例について説明する。本実施例では、
「近郊(現在地から所定距離内)の温泉へ旅行するため
に、情報センター2から適当な温泉情報を検索する」と
いう場合を想定する。図20は、このような場合におけ
る車載機1および情報センター2の動作例を示すフロー
チャートである。まず、車載機1は、車両の現在地の座
標を検出する(ステップS2001)。次に、車載機1
は、情報センター2に接続し、情報センター2に対し
て、HTMLファイルの送信要求を送信する(ステップ
S2002)。
【0034】なお、車載機1を情報センター2に接続す
る場合には、一例として、以下に示すタグを用いる。 <NAVIDATA TYPE=CENTER SRC="CENTER.INF" FILE="NVDAT
ADR/CENTER/PARA.DAT"> </NAVIDATA> ここで、 NAVIDATA は、拡張タグであることを示す。ま
た、 TYPE=CENTER は、情報センター2に接続すること
を示す。また、 SRC="CENTER.INF" は、情報センター2
のURLを指定する。また、 FILE="NVDATADR/CENTER/P
ARA.DAT" は、情報センター2から受信したデータの格
納場所を指定する。このタグは、表示画面には何の影響
も与えない。
【0035】情報センター2は、上記送信要求を受信す
ると、トップメニュー情報を表示するためのHTMLフ
ァイルを、車載機1へ送信する(ステップS200
3)。ここで、送信されるHTMLファイルは通常タグ
のみで構成されている。この通常タグの一例を以下に示
す。 <HTML> <HEAD> <TITLE> NAVIGATION NETWORK </TITLE> </HEAD> <BODY BGCOLOR="blue" TEXT="black"> <CENTER> <FONT SIZE="6"> TOP MENU <BR> 1.温泉ガイド <BR> 2.ゴルフガイド <BR> 3.ショッピング <BR> 4.コンサート <BR> </FONT SIZE> </CENTER> </BODY> </HTML>
【0036】次に、車載機1は、送信されたHTMLフ
ァイルを受信し、該HTMLファイルに基づいて、トッ
プメニューを表示する(ステップS2004、図21参
照)。ここで、 BODY BGCOLOR="blue" TEXT="black"
は、背景を青色で表示し、文字を黒色で表示することを
示す。また、 FONT SIZE="6" は、予め規定された大き
さ(「6番」と規定された大きさ)で文字を表示するこ
とを示す。また、 CENTER は、文字を各行の中央に表示
することを示す。
【0037】ユーザーは、表示されたトップメニューか
ら希望するカテゴリを選択する(ステップS200
5)。ここでは、「1.温泉ガイド」が選択されたと仮
定する。カテゴリが選択されると、車載機1は、現在地
の座標と選択されたカテゴリとを、情報センター2に送
信する(ステップS2006)。なお、車両の現在地を
情報センター2へ送信する場合には、一例として、以下
に示すタグを用いる。 <NAVIINPUT TYPE=POSITION NAME=CUR_POS> </NAVIINPUT> これにより、車載機1本体のメモリ上に格納されている
現在地の座標が、情報センター2へ送信される。ここ
で、 NAVIINPUT は、拡張タグであることを示す。ま
た、TYPE=POSITION NAME=CUR_POSは、本タグの内容が車
両の現在地データであることを示す。このタグは、表示
画面には何の影響も与えない。
【0038】情報センター2は、現在地の座標と選択さ
れたカテゴリ(温泉)とを受信する(ステップS200
7)。情報センター2は、座標とカテゴリとを受信する
と、情報サーバ22を検索して、車両の現在地から所定
距離内にある上記カテゴリ(温泉)の情報を取り出す
(ステップS2008)。そして、情報センター2は、
取り出した情報のHTMLファイルを送信する(ステッ
プS2009)。このHTMLファイルは、通常タグと
拡張タグとから構成されている。該通常タグには、上記
所定距離内に存在する(1つまたは複数の)温泉の名
前、住所、電話番号、画像等が記載されている。また、
該拡張タグには、温泉の座標が記載されている。
【0039】車載機1は、送信されたHTMLファイル
を受信する(ステップS2010)。車載機1は、情報
サーバから受信した施設情報から、複数の施設の位置お
よび特徴情報を順次表示する(ステップS2011、図
22(a)参照)。この場合、一画面に表示できないと
きは、図示しないスイッチを操作する毎に、次の施設が
表示される。図22(a)に示す例では、1画面(1ペ
ージ)につき1ヶ所の温泉に関する情報を表示してい
る。そして、画面上に表示されたタッチキー「ページ送
り」(図示略)を押すことによって、画面が切り換わ
り、他のページの温泉情報が表示される。
【0040】また、ステップS2011では、温泉付近
の地図を表示することもできる。この場合、一例とし
て、以下に示すタグを用いる。 <NAVIDATA TYPE=HYPER_CTL_MAP SRC="onsen_map" FILE
="navdatdr/scale/onsen_map"> </NAVIDATA> ここで、 NAVIDATA は、拡張タグであることを示す。ま
た、 TYPE=HYPER_CTL_MAP は、ブラウザモード(文字
表示)からナビモード(地図表示)への切換指示を示
す。また、 SRC="onsen_map" は、温泉マップのURL
を示す。また、 FILE="navdatdr/scale/onsen_map"
は、情報センター2から受信したデータの格納場所を指
定する。図23(a),23(b),23(c)は、地
図を表示する場合の表示画面の一例を示す説明図であ
る。これらの図に示すように、温泉に関する情報が表示
されている際に、画面上に表示されたタッチキー「地図
確認」を押すと、該温泉付近の地図が表示される。ま
た、画面上に表示されたタッチキー「戻り」を押すと、
元の画面に戻る。
【0041】以上の情報を参照して、ユーザーは、順次
表示された複数の施設の中から目的地を選択する(ステ
ップS2012)。この操作は、画面上に表示されたタ
ッチキー「目的地セット」(図22(a)、図23
(c)参照)を押すことによって行われる。これによっ
て、図22(b)に示す画面になる。そして、車載機1
は、選択された地点(温泉)を目的地としてセットする
ために、一例として、以下に示す拡張タグを実行する。 <NAVIDATA TYPE=HYPER_POS_DSTRTE SRC="onsen" FILE="
navdatdr/hp_dstrt/onsen"> </NAVIDATA> ここで、 NAVIDATA は、拡張タグであることを示す。ま
た、 TYPE=HYPER_POS_DSTRTE は、目的地を指定するこ
とを示す。また、 SRC="onsen" は、目的地(温泉)の
URLを指定する。また、 FILE="navdatdr/hp_dstrt/o
nsen" は、情報センター2から受信したデータの格納場
所を指定する。
【0042】なお、上記ファイル"onsen" の内容は、一
例として、以下の通りである。 name="○×温泉" ……名称 yomikana="マルヘ゜ケオンセン" ……読み仮名 position-latitude=3012675 ……X座標 position-longitude=4352410 ……Y座標 img_file="onsen.jpg" ……写真ファイル text_file="onsen.txt" ……解説文
【0043】その後、車載機1は、情報センター2との
間の回線を切断する(ステップS2013、図22
(c)参照)。次に、車載機1は、拡張タグの実行結果
に基づいて、目的地(温泉)の座標を得る(ステップS
2014)。車載機1は、選択された目的地(温泉)へ
のルートを計算する(ステップS2015、図22
(d)参照)。計算終了後、車載機1は、計算されたル
ートを表示し、該ルートに沿ってユーザーを誘導する
(ステップS2016、図22(e)参照)。
【0044】
【発明の効果】請求項1および請求項4記載の発明によ
れば、情報ファイルの形式でナビゲーション機能用の記
述子を受信し、該記述子に基づいて、ナビゲーション機
能を実行することができる。請求項2および請求項5記
載の発明によれば、特定地点の名称、特徴情報、位置情
報を受信し、その中から特定地点の名称、特徴情報を表
示し、選択された特定地点に対応する位置情報を目的地
点として設定することができる。請求項3および請求項
6記載の発明によれば、インターネットから得られた情
報(施設や観光地の情報等)を、ナビゲーション装置
で、そのまま利用することができる。また、請求項3お
よび請求項6記載の発明によれば、インターネットから
得られた情報を、目的地として、ナビゲーション装置に
設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるナビゲーション
システムの構成例を示す説明図である。
【図2】 車載機1の詳細な構成を示す説明図である。
【図3】 情報センター2の詳細な構成を示す説明図で
ある。
【図4】 情報提供者3の詳細な構成を示す説明図であ
る。
【図5】 本実施形態による通信動作の一例を示す説明
図である。
【図6】 本実施形態による通信動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 本実施形態によるHTMLファイルの一例を
示す説明図である。
【図8】 ナビデータタイプの一例を示す説明図であ
る。
【図9】 ナビデータのキーワードの一例を示す説明図
である。
【図10】 センター情報のフォーマットの一例を示す
説明図である。
【図11】 ナビインプットタイプおよびナビインプッ
トネームの一例を示す説明図である。
【図12】 目的地セット機能に関する動作例を示す説
明図である。
【図13】 目的地セット機能に関する動作例を示すフ
ローチャートである。
【図14】 マークセット機能に関する動作例を示す説
明図である。
【図15】 マークセット機能に関する動作例を示すフ
ローチャートである。
【図16】 座標自動送信機能に関する動作例を示す説
明図である。
【図17】 座標自動送信機能に関する動作例を示すフ
ローチャートである。
【図18】 センター情報の自動更新機能に関する動作
例を示す説明図である。
【図19】 センター情報の自動更新機能に関する動作
例を示すフローチャートである。
【図20】 本発明の実施例における動作を示すフロー
チャートである。
【図21】 メニューを表示する場合の表示画面の一例
を示す説明図である。
【図22】 目的地をセットする場合の表示画面の一例
を示す説明図である。
【図23】 地図を表示する場合の表示画面の一例を示
す説明図である。
【図24】 従来のナビゲーションシステムの構成例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1……車載機(を搭載した車両) 2……情報センター 3……情報提供者 14……CD−ROM読出装置 18……通信装置 22,32……情報サーバ 23……管理情報記憶装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 15/419 320 (72)発明者 養父 利秀 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 後藤 紳一郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平9−166450(JP,A) 特開 平5−241504(JP,A) 国際公開97/18635(WO,A1) 「アスキーパソコン用語ハンドブック Ver.2」第2版,株式会社アスキ ー,1996年7月7日,P545−546 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/09 G08G 1/0969,1/137 G09B 29/00 - 29/10 G06F 17/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の外部に設けられた情報サーバから
    情報ファイルを受信する受信手段と、 受信した情報ファイルの内部に記述された記述子を解析
    し、文字表示用の記述子とナビゲーション機能用の記述
    子とを判別する判別手段と、 文字表示用の記述子と判別した場合には、該記述子に基
    づいて、文字表示を行う表示機能実行手段と、 ナビゲーション機能用の記述子と判別した場合には、該
    記述子に基づいて、ナビゲーション機能を実行するナビ
    ゲーション機能実行手段とを具備することを特徴とする
    車両用ナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用ナビゲーション装
    置において、 前記情報ファイルは、特定地点の名称、特徴情報、位置
    情報を有し、 前記表示機能実行手段は、前記情報ファイルの中から特
    定地点の名称、特徴情報を表示し、 前記ナビゲーション機能実行手段は、運転者によって選
    択された特定地点に対応する位置情報を目的地点として
    設定することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の車両用ナビゲーション装置において、 前記情報サーバは、インターネット上のサーバであり、 前記情報ファイルは、HTML(HyperTextMarkupLangu
    age )ファイルであることを特徴とする車両用ナビゲー
    ション装置。
  4. 【請求項4】 車両用ナビゲーション装置を、 車両の外部に設けられた情報サーバから情報ファイルを
    受信する受信手段と、 受信した情報ファイルの内部に記述された記述子を解析
    し、文字表示用の記述子とナビゲーション機能用の記述
    子とを判別する判別手段と、 文字表示用の記述子と判別した場合には、該記述子に基
    づいて、文字表示を行う表示機能実行手段と、 ナビゲーション機能用の記述子と判別した場合には、該
    記述子に基づいて、ナビゲーション機能を実行するナビ
    ゲーション機能実行手段として機能させるためのプログ
    ラムを記録した媒体。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のプログラムを記録した媒
    体において、 前記情報ファイルは、特定地点の名称、特徴情報、位置
    情報を有し、 前記表示機能実行手段は、前記情報ファイルの中から特
    定地点の名称、特徴情報を表示し、 前記ナビゲーション機能実行手段は、運転者によって選
    択された特定地点に対応する位置情報を目的地点として
    設定することを特徴とするプログラムを記録した媒体。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5のいずれかに記
    載のプログラムを記録した媒体において、 前記情報サーバは、インターネット上のサーバであり、 前記情報ファイルは、HTMLファイルであることを特
    徴とするプログラムを記録した媒体。
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