JP3051494B2 - ポリアミド繊維染色物の安定化方法 - Google Patents

ポリアミド繊維染色物の安定化方法

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JP3051494B2
JP3051494B2 JP3129155A JP12915591A JP3051494B2 JP 3051494 B2 JP3051494 B2 JP 3051494B2 JP 3129155 A JP3129155 A JP 3129155A JP 12915591 A JP12915591 A JP 12915591A JP 3051494 B2 JP3051494 B2 JP 3051494B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は未染色および染色されたポリアミ
ド繊維の熱及び/又は光化学的安定性を向上させる方法
ならびにその方法によって処理されたポリアミド繊維に
関する。
【0002】米国特許第3665031号明細書には未
染色の重合体たとえばポリアミドを水溶性フェノール系
酸化防止剤を使用して熱及び/又は酸素(大気酸素)の
作用に対して保護することが教示されている。しかし、
これによって得られる保護は今日の要求水準を満足する
ものではない。
【0003】ここに、本発明によって、未染色または染
色されたポリアミド繊維材料がフェノール系の水溶性酸
化防止剤と紫外線吸収剤とで処理することによってより
良好に保護されることが見いだされた。したがって、本
発明は未染色および染色されたポリアミド繊維の熱及び
/又は光化学的安定性を向上させる方法に関し、そして
本発明の方法は、当該ポリアミド繊維を水性浴から下記
の成分を含有する剤で処理することを特徴とする。
【0004】(A)下記式(1)の水溶性化合物または
その水溶性塩
【化12】 式中、Aはベンゼン系の立体障害フェノールの残基、Y
は下記式(2)または(3)の残基
【化13】 式中、XとX′は互いに独立的にアルキレン、オキサア
ルキレンまたはチアアルキレン、R2 とR3 は互いに独
立的に水素または置換または未置換アルキル基、x、
x′、yは互いに独立的に0または1の数を意味し、Z
は脂肪族基または炭素環式芳香族基であり、その炭素環
式芳香族基は2つより多くない単環式または二環式環を
含有し、Wはスルホ基を意味し、そしてmとnは互いに
独立的に1または2の数である、および(B)紫外線吸
収剤。
【0005】式(1)中のAはヒドロキシル基に対して
少なくとも1つのオルトの位置においてアルキル、シク
ロアルキルまたはアラールキルによって置換されたそし
て場合によってはさらに付加的に置換基を有していても
よいモノヒドロキシフェニル基でありうる。A中のヒド
ロキシル基に対してオルト位置に存在するアルキル基は
直鎖状または分枝鎖状であり得そして1乃至12個、好
ましくは4乃至8個の炭素原子を有する。とりわけ、α
−枝分れアルキル基が好ましい。好ましいアルキル基を
例示すればメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチ
ル、イソアミル、オクチル、tert−オクチル、ドデシル
である。tert−ブチルが特に好ましい。
【0006】Aのヒドロキシル基に対してオルト位置に
存在するシクロアルキル基は6乃至10個、好ましくは
6乃至8個の炭素原子を有する。例示すればシクロヘキ
シル、メチルシクロヘキシル、シクロオクチルなどであ
る。Aのヒドロキシル基に対してオルト位置に存在する
アラールキル基は7乃至10個、好ましくは8乃至9個
の炭素原子を有する。例示すればα−メチルベンジル
基、α,α−ジメチルベンジル基などである。
【0007】残基Aはさらに上記に例示したごときアル
キル、シクロアルキルまたはアラールキル基によって付
加的に置換されていてもよい。これら付加的置換基は、
ヒドロキシル基対しo′−またはp−位置に存在するの
が好ましい。ただし、それらの位置がYとの結合によっ
て占められていない場合に限る。さらに、残基はヒドロ
キシ基に対して少なくとも1つのm−位置において未置
換であるのが好ましくそしていま一方のm−位置はメチ
ルのごとき低級アルキル基によって置換されていてもよ
い。
【0008】入手の容易なことおよび安定化作用が優れ
ていることから、Aが下記式(4)の残基である式
(1)の化合物が特に好ましい。
【化14】 式中、RとR1 は互いに独立的に水素、メチルまたはte
rt−ブチルを意味する。RとR1 の炭素原子数の合計が
少なくとも2であるもの特に好ましい。
【0009】式(2)および(3)中のXとX′は直鎖
状または分枝鎖状であり得そして1乃至8個、好ましく
は1乃至5個の炭素原子を有する。例示すればメチレ
ン、エチレン、トリメチレン、プロピレン、2−チアト
リメチレンまたは2−オキサペンタメチレン基などであ
る。特に好ましいのは、残基XとX′中の2つのヘテロ
原子が同じ飽和炭素原子、すなわち、正四面体炭素原子
に結合していない化合物である。
【0010】式(2)および(3)中のR2 またはR3
が意味するアルキル基は直鎖状または分枝鎖状であり得
そして1乃至18個、好ましくは1乃至8個の炭素原子
を有する。例示すればメチル、エチル、イソプロピル、
ペンチル、オクチル、ドデシル、オクタデシルなどであ
る。R2 またはR3 が意味する置換アルキル基の例は、
それぞれ合計2乃至10個、好ましくは2乃至5個の炭
素原子を有するヒドロキシアルキル、アルコキシアルキ
ル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキルまたはジ
アルキルアミノアルキルである。特に例示すればβ−ヒ
ドロキシエチル、β−メトキシエチル、β−アミノエチ
ル、β,β′−ジメチルアミノエチル、β−ブチルアミ
ノエチルなどである。R2 またはR3 はさらにアリール
基、好ましくはフェニル基でありうる。式(2)と
(3)中のyが0(ゼロ)である化合物は一般にyが1
である化合物に比較して安定化効果がより優れている。
【0011】特に好ましいのはYが下記式(5)の残基
である式(1)の化合物である。
【化15】 式中、R4 は水素またはC1 −C4 −アルキル、X″は
1 −C4 −アルキレンを意味する。
【0012】式(1)中のZは、たとえば、少なくとも
2個の炭素原子を有する未置換またはカルボキシ置換低
級アルカンの残基、未置換ベンゼン環の残基または塩素
または臭素、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −アル
コキシ、C1 −C4 −アルコキシカルボニルアミノ、ヒ
ドロキシル、カルボキシ、フェニルエチル、スチリル、
フェニル、フェノキシ、フェニルチオ、フェニルスルホ
ニルまたはアシルアミノによって置換されたベンゼン環
の残基(この場合、基Wは直接該ベンゼン環に結合して
いてもよいし、またその置換基の1つの単環式アリール
基に結合していてもよい)、またはナフタレンまたはテ
トラリン環の残基でありうる。低級アルカンの残基とし
てのZは直鎖状または分枝鎖状であり得そして2乃至5
個、好ましくは2個の炭素原子を有する。したがって、
この残基はたとえばエチレン、プロピレン、トリメチレ
ン、ペンタメチレンでありうる。この残基は、場合によ
っては、カルボキシル基によって置換されていてもよ
く、たとえば、カルボキシエチレン基でありうる。
【0013】式(1)中のZがベンゼン環の残基である
場合、それはさらに置換されていてもよく、そして、た
とえば、メチル、エチル、イソプロピルのごとき直鎖状
または分枝鎖状C1 −C4 −アルキルを含有しうる。好
ましい置換基はメチル基である。ベンゼン環残基Zの置
換基としてのC1 −C4 −アルコキシ基の例はメトキ
シ、エトキシ、ブトキシなどである。Zが意味するベン
ゼン環の残基がアシルアミノ基によって置換されている
場合、そのアシル基はC2 −C6 −脂肪族カルボン酸ま
たは炭素環式芳香族カルボン酸から誘導されたものであ
るのが好ましい。例示すれば酢酸、プロピオン酸、β−
メトキシプロピオン酸、安息香酸、アミノ安息香酸、メ
チル安息香酸などの残基である。ベンゼン残基Zの置換
基として存在しうるC1 −C4 −アルコキシカルボニル
アミノ基の例はメトキシカルボニルアミノ、エトキシカ
ルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノなどであ
る。
【0014】残基Zが置換分としてフェニルエチル、ス
チリル、フェニル、フェノキシ、フェニルチオまたはフ
ェニルスルホニル基を有する場合、これら置換分は塩素
または臭素、C1 −C4 −アルキルたとえばメチルまた
はエチル、C1 −C4 −アルコキシたとえばメトキシ、
アシルアミノたとえばアセチルまたはベンゾイルアミノ
あるいはアルコキシカルボニルアミノたとえばメトキシ
カルボニルアミノまたはエトキシカルボニルアミノによ
って置換されていてもよい。場合によっては、ベンゼン
残基Zに存在しうる上記に例示した置換基またはアリー
ル基含有置換分は同時に2つまたはそれ以上存在できそ
してそれらは互いに同種または異種でありうる。
【0015】ナフタレン残基としてのZは未置換または
1 −C4 −アルキルたとえばメチルまたはC1 −C4
−アルコキシたとえばメトキシによって置換されていて
もよい。残基Zがヒドロキシル、アミノ、アシルアミ
ノ、アルコキシカルボニルアミノまたはスチリル置換基
を含有している式(1)の化合物は一般的にいってZが
置換基を含有していないまたは別の置換基を含有してい
る化合物に比較して露光により変色を受け易い。
【0016】経済的理由から、Zがエチレン、フェニレ
ン、トルイレン、クロロフェニレンまたはナフタレン基
である化合物あるいはZがジフェニルエーテル、メチル
ジフェニルエーテルまたはクロロジフェニルエーテルの
二価の残基である化合物あるいは、特定の用途の場合に
は、Zがベンゼンまたはナフタレンの三価の残基である
化合物が特に好ましい。これらのうち、Zがフェニルま
たはジフェニルエーテル残基である化合物は特に耐光堅
牢性が優れており、他方Zがナフチルまたはフェニルエ
チルフェニル基である化合物は洗濯堅牢性が優れてい
る。
【0017】式(1)中のスルホ基Wは好ましくは遊離
のものであるが、しかし、そのアルカリ金属塩またはア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩あるいは有機窒素塩
基の塩の形のものも好ましい。ある種のカルシウム塩、
ストロンチウム塩、バリウム塩などは水性媒質中で水溶
性が低いという理由から、さらにまた経済的な理由か
ら、基Wがリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、マ
グネシウム塩またはアンモニウム塩の形である式(1)
の化合物、あるいはまた、その陽イオンが下記式(6)
を有する有機窒素塩基のアンモニウム塩の形で存在する
式(1)の化合物が好ましい。
【0018】
【化16】 式中、R′、R″、R″′、R″″は互いに独立的に水
素、C1 −C4 −アルキルまたはβ−ヒドロキシ−C1
−C4 −アルキル基またはシクロヘキシル基を意味す
る。ただし、これら基の少なくとも2つは互に一緒で1
つの炭素環系または複素環系を形成することができる。
【0019】基Wと共にかかるアンモニウム塩を形成し
うる有機窒素塩基の例としては次ぎのものが考慮され
る。トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノ
ールアミン、ジエタノールアミン、エタノールアミン、
シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、ヘキ
サメチレンイミンまたはモルホリン。
【0020】特に優れた安定化作用を有する化合物は下
記式(7)の化合物である。
【化17】 式中、RとR1 は互いに独立的にメチルまたはtert−ブ
チル、R4 は水素またはC1 −C4 −アルキル、X″は
1 −C4 −アルキレン、Zはエチレン基、ベンゼンま
たはナフタレンの二価または三価の残基またはジフェニ
ルエーテルの二価の残基、Wはスルホ基を意味し、nは
1または2の数である。
【0021】これらの化合物中の基Wは遊離の形でもよ
いしまた前記のごとき塩の形であってもよい。式(7)
の化合物の中ではR=R1 =メチルであるものが経済的
に特に好ましくそしてR=メチルかつR1 =tert−ブチ
ルであるものおよび特にR=R1 =tert−ブチルである
ものはアルカリ耐性が卓越している。
【0022】成分(B)としては、たとえば、下記の米
国特許明細書に記載されているようなすべての紫外線吸
収剤が使用できる。第2777828号、第28535
21号、第3259627号、第3293247号、第
3382183号、第3403183号、第34233
60号、第4127586号、第4230867号、第
4511596号、第4698064号。しかし、水溶
性になされた紫外線吸収剤がより適当である。このよう
な好ましい紫外線吸収剤は、たとえば、米国特許第41
41903号、同第4230867号、同第46980
64号、同第4770667号明細書に記載されてい
る。
【0023】特に例示すれば下記のグループの化合物が
使用しうる。(a) 式(8)の2−ヒドロキシベンゾフェ
ノン類:
【化18】 式中、R1 は水素、ヒドロキシル、C1 −C14−アルコ
キシまたはフェノキシ、R2 は水素、ハロゲン、C1
4 −アルキルまたはスルホ、R3 は水素、ヒドロキシ
ルまたはC1 −C4 −アルコキシ、R4 は水素、ヒドロ
キシルまたはカルボキシを意味する。
【0024】(b) 式(9)の2−(2′−ヒドロキシフ
ェニル)ベンゾトリアゾール類:
【化19】 式中、R1 は水素、塩素、スルホ、C1 −C12−アルキ
ル、C5 −C6 −シクロアルキル、(C1 −C8 −アル
キル)フェニル、C7 −C9 −フェニルアルキルまたは
スルホン化C7 −C9 −アルキル、R2 は水素、塩素、
1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −アルコキシ、ヒド
ロキシルまたはスルホ、R3 はC1 −C12−アルキル、
塩素、スルホ、C1 −C4 −アルコキシ、フェニル、
(C1 −C8 −アルキル)フェニル、C5 −C6 −シク
ロアルキル、C2 −C9 −アルコキシカルボニル、カル
ボキシエチル、C7 −C9 −フェニルアルキルまたはス
ルホン化C7 −C9 −フェニルアルキル、R4 は水素、
塩素、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −アルコキ
シ、C2 −C9 −アルコキシカルボニル、カルボキシま
たはスルホ、R5 は水素または塩素を意味する。
【0025】(c) 式(10)の2−(2′−ヒドロキシ
フェニル)−s−トリアジン類:
【化20】 式中、Rは水素、ハロゲン、C1 −C4 −アルキルまた
はスルホ、R1 は水素、C1 −C4 −アルキル、C1
4 −アルコキシまたはヒドロキシル、R2は水素また
はスルホ、R3 とR4 は互いに独立的にC1 −C4 −ア
ルキル、C1 −C4 −アルコキシ、C5 −C6 −シクロ
アルキル、フェニルまたはC1 −C4 −アルキル及び/
又はヒドロキシルによって置換されたフェニルを意味す
る。
【0026】(d) 式(11)のs−トリアジン化合物:
【化21】 式中、置換基R1 、R2 、R3 の少なくとも1つは式
【化22】
【0027】(式中、AはC3 −C4 −アルキレンまた
は2−ヒドロキシトリメチレン、Mはナトリウム、カリ
ウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウムまたは
テトラ−C1 −C4 −アルキルアンモニウムを意味し、
mは1または2の数である)の残基を意味し、そしてR
1 、R2 、R3 のうちの残りの置換基は互いに独立的
に、C1 −C12−アルキル、フェニル、又は酸素、硫
黄、イミノまたはC1 −C11−アルキルイミノを介して
トリアジニル基に結合されたC1 −C12−アルキル、ま
たはフェニルまたは式(12)の残基を意味する。たと
えば、R1 がフェニルそしてR2 とR3 がそれぞれ式
(12)の残基である式(11)の化合物のカリウム
塩、あるいは、R1 がp−クロロフェニルそしてR2
3 が式(12)の残基である式(11)の化合物のナ
トリウム塩である。
【0028】上記の式(8)乃至(12)において、C
1 −C4−アルキルは、たとえば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec −ブチルまた
はtert−ブチル;C1 −C4 −アルコキシは、たとえ
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、n−ブトキシ、
オクチルオキシ、ドデシルオキシまたはテトラデシルオ
キシ;C1 −C12−アルキルは、たとえば、エチル、ア
ミル、tert−オクチル、n−ドデシルそして好ましくは
メチル、sec −ブチルまたはtert−ブチル;C2 −C9
−アルコキシカルボニルは、たとえば、エトキシカルボ
ニル、n−オクトキシカルボニルまたは好ましくはメト
キシカルボニル;C5 −C6 −シクロアルキルは、たと
えば、シクロペンチルまたはシクロヘキシル;(C1
8 −アルキル)フェニルは、たとえば、メチルフェニ
ル、tert−ブチルフェニルまたはtert−オクチルフェニ
ル;C7 −C9 −フェニルアルキルは、たとえば、ベン
ジル、α−メチルベンジルまたは好ましくはα,α−ジ
メチルベンジル;C1 −C11−アルキルイミノは、たと
えば、メチルイミノ、エチルイミノ、ブチルイミノ、ヘ
キシルイミノ、オクチルイミノ、デシルイミノまたはウ
ンデシルイミノである。
【0029】カルボキシ基およびスルホ基は遊離の形ま
たは塩の形で存在しうる。塩は、たとえば、アルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩またはアミ
ン塩でありうる。
【0030】式(1)の水溶性化合物は、たとえば、米
国特許第3665031号明細書から公知でありそして
それ自体公知の方法で製造することができる。すなわ
ち、たとえば、式(13)(13) A−(X)x
Pの化合物のnモルを式(14)
【化23】 の化合物の1モルとHVの脱離を伴って反応させること
によって製造することができる。
【0031】上記式中、PとQは一方が−NH−R3
基そして他方が下記式の基である。
【化24】 式中、Vはy=1の場合は−OAr基を意味しそしてy
=0の場合は塩素または臭素原子または反応性アミノ基
を意味し、ここでArはベンゼン系またはナフタレン系
の芳香族残基を意味する。
【0032】式(13)に含まれそして本発明の水溶性
化合物の製造のために好適な出発化合物は下記式(1
5)の化合物である。 (15) A−(X)x −NH−R3 式中、A、X、x、R3 は前記の意味を有する。
【0033】式(15)の出発化合物の例を以下に示
す: 4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルアニリン、
4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンジルア
ニリン、γ−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブ
チルフェニル)プロピルアミン、4−ヒドロキシ−3−
tert−ブチル−5−メチルアニリン、4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−シクロヘキシルアニリン、4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−tert−アミルアニリン、4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−シクロヘキシルベンジルアミン、4−ヒ
ドロキシ−3−メチルシクロヘキシル−5−メチルアニ
リン、2−ヒドロキシ−3−α,α−ジメチルベンジル
−5−メチルベンジルアミン、4−ヒドロキシ−3,5
−ジベンジルアニリン、γ−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジ−ベンジルフェニル)プロピルアミン、2−ヒドロ
キシ−3−tert−ブチル−5−ドデシルアニリン、4−
ヒドロキシ−3−tert−オクチル−5−メチルベンジル
アミン、4−ヒドロキシ−3,5−ジイソプロピルベン
ジルアミン、4−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−6−
メチルベンジルアミン、4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
tert−アミルベンジルアミン、2−ヒドロキシ−3,5
−ジメチルアニリン、2−ヒドロキシ−3−tert−ブチ
ル−5−メチルベンジルアミン。
【0034】式(13)に含まれる好適な出発化合物と
してはさらに下記式(16)の化合物が考慮される。
【化25】 式中、A、X、x、R2 、yおよびVは前記の意味を有
する。
【0035】式(16)の出発化合物の代表例を以下に
示す: β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフェ
ニル)プロピオニルクロライド、4−ヒドロキシ−3,
5−ジ−tert−ブチルフェニルアセチルクロライド、4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルベンゾイルク
ロライド、4−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メ
チルフェニルアセチルクロライド、2−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルベンゾイルクロライド、2−ヒドロキ
シ−3−tert−ブチル−5−メチルベンゾイルクロライ
ド、S−(4−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メ
チルベンジル)チオグリコリルクロライド、4−ヒドロ
キシ−5−tert−ブチルフェニルアセチルクロライド、
β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジシクロヘキシルフェ
ニル)プロピオニルブロマイド、(4−ヒドロキシ−
3,5−ジシクロヘキシルフェニル)アセチルクロライ
ド、β−(4−ヒドロキシ−3−ベンジル−5−メチル
フェニル)プロピオニルクロライド、(4−ヒドロキシ
−3−ベンジル−5−メチルフェニル)アセチルクロラ
イド、4−ヒドロキシ−3,5−ジイソプロピルフェニ
ルアセチルクロライド、S−(4−ヒドロキシ−3,5
−イソプロピルベンジル)チオグリコリルクロライド、
β−[ω−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチ
ルフェニル)プロピルオキシ]プロピオニルクロライ
ド、[ω−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチ
ルフェニル)プロピルオキシ]アセチルクロライド、β
−メチル−β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−
ブチルフェニル)プロピオニルクロライド、4−ヒドロ
キシ−3,5−ジ−tert−アミルベンジルオキシアセチ
ルクロライド、4−ヒドロキシ−5−tert−ブチル−3
−エチルベンジルオキシアセチルクロライド。
【0036】式(14)に含まれる好適な出発化合物は
下記式(17)の化合物である。
【化26】 式中、W、m、Z、X′、x′、R3 およびnは前記の
意味を有する。
【0037】式(17)の出発化合物の代表例を以下に
示す:2−アミノベンゼンスルホン酸、3−アミノベン
ゼンスルホン酸、4−アミノベンゼンスルホン酸、5−
クロロ−2−アミノベンゼンスルホン酸、5−メチル−
4−クロロ−2−アミノベンゼンスルホン酸、2−クロ
ロ−5−アミノベンゼンスルホン酸、4−クロロ−3−
アミノベンゼンスルホン酸、5−クロロ−4−メチル−
3−アミノベンゼンスルホン酸、2,5−ジクロロ−4
−アミノベンゼンスルホン酸、3−ブロモ−6−アミノ
ベンゼンスルホン酸、3,4−ジクロロ−6−アミノベ
ンゼンスルホン酸、1−アミノテトラリン−4−スルホ
ン酸、
【0038】1−アミノベンゼン−2,5−ジスルホン
酸、1−アミノベンゼン−2,4−ジスルホン酸、1,
3−ジアミノベンゼン−4−スルホン酸、1,4−ジア
ミノベンゼン−2−スルホン酸、2−アミノ−5−メチ
ルベンゼンスルホン酸、5−アミノ−2,4−ジメチル
ベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2−メチルベンゼン
スルホン酸、3−アミノ−5−イソプロピル−2−メチ
ルベンゼンスルホン酸、2−アミノ−4,5−ジメチル
ベンゼンスルホン酸、2−アミノ−4,5−ジメトキシ
ベンゼンスルホン酸、5−アミノ−2−メチルベンゼン
スルホン酸、2−アミノ−5−エチルベンゼンスルホン
酸、1−アミノナフタレン−3−スルホン酸、1−アミ
ノナフタレン−4−スルホン酸、1−アミノナフタレン
−5−スルホン酸、1−アミノナフタレン−6−スルホ
ン酸、1−アミノナフタレン−7−スルホン酸、1−ア
ミノナフタレン−8−スルホン酸、2−アミノナフタレ
ン−1−スルホン酸、2−アミノナフタレン−5−スル
ホン酸、2−アミノナフタレン−6−スルホン酸、1−
アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−アミノ
ナフタレン−3,8−ジスルホン酸、
【0039】2−アミノナフタレン−4,8−ジスルホ
ン酸、1,4−ジアミノナフタレン−6−スルホン酸、
3−アミノ−4−メトキシベンゼンスルホン酸、1−ア
ミノ−2−メトキシナフタレン−6−スルホン酸、3−
アミノ−4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸、3−アミ
ノ−6−ヒドロキシベンゼン−1,5−ジスルホン酸、
2−アミノ−5−ヒドロキシナフタレン−7−スルホン
酸、2−アセトアミド−5−アミノベンゼンスルホン
酸、2−アミノ−5−(p−アミノベンゾイルアミノ)
ベンゼンスルホン酸、2−アミノナフタレン−5,7−
ジスルホン酸、2−アミノナフタレン−6,8−ジスル
ホン酸、2−アミノ−5−ベンゾアミドベンゼンスルホ
ン酸、4,4′−ジアミノ−2,2′−ジスルホジフェ
ニルチオエーテル、2−アミノ−4−カルボキシ−5−
クロロ−ベンゼンスルホン酸、4−アミノ−3−カルボ
キシ−ベンゼンスルホン酸、5−アミノ−3−スルホサ
リチル酸、2−(β−フェニルエチル)−5−アミノベ
ンゼンスルホン酸、1,2−ビス[4−アミノ−2−ス
ルホフェニル]エタン、4,4′−ジアミノスチルベン
−2,2′−ジスルホン酸、4−アミノスチルベン−2
−スルホン酸、4,4′−ジアミノ−2′−メトキシス
チルベン−2−スルホン酸、4−アミノ−3−スルホジ
フェニルエーテル、2−アミノ−4−スルホジフェニル
エーテル、
【0040】2−アミノ−2′−メチル−4−スルホジ
フェニルエーテル、2−アミノ−4−クロロ−4′−ア
ミル−5−スルホジフェニルエーテル、2−アミノ−
4,4′−ジクロロ−2′−スルホジフェニルエーテ
ル、2−アミノ−4′−メチル−4−スルホジフェニル
スルホン、2,5−ジアミノ−2′−メチル−4−スル
ホジフェニルエーテル、ベンジジン−2,2′−ジスル
ホン酸、3,3′−ジメチルベンジジン−6−スルホン
酸、ベンジジン−2−スルホン酸、2′−アミノ−3−
スルホジフェニルスルホン、5′−アミノ−2′−メチ
ル−3−スルホジフェニルスルホン、2′,5′−ジア
ミノ−4−メチル−3−スルホジフェニルスルホン、
3′−アミノ−4′−ヒドロキシ−3−スルホジフェニ
ルスルホン、3,3′−ジアミ−4,4′−ジスルホジ
フェニルスルホン、N−エチルアニリン−4−スルホン
酸、N−メチル−2−ナフチルアミン−7−スルホン
酸、2−アミノエタンスルホン酸、N−メチル−、N−
エチル−、N−プロピル−、N−イソプロピル−、N−
アミル−、N−ヘキシル−、N−シクロヘキシル−、N
−オクチル−、N−フェニル−、N−ドデシル−または
N−ステアリル−2−アミノエタンスルホン酸、2−メ
チル−2−アミノエタンスルホン酸、ω−アミノプロパ
ンスルホン酸、ω−アミノブタンスルホン酸、ω−アミ
ノペンタンスルホン酸、N−メチル−γ−アミノプロパ
ンスルホン酸、1,2−ジアミノエタンスルホン酸、2
−メチルアミノプロパンスルホン酸、2−アミノ−2−
カルボキシエタンスルホン酸。
【0041】さらに下記式(18)の化合物も前記式
(14)に包含される代表的出発化合物である。
【化27】 式中、W、m、Z、X′、x′、R2 、y、Vおよびn
は前記の意味を有する。
【0042】例示すれば2−スルホベンゾイルクロライ
ド、3−スルホベンゾイルクロライド、4−スルホベン
ゾイルクロライド、3,5−ジスルホベンゾイルクロラ
イド、3−スルホフタロイルクロライド、3,4−ジス
ルホフタロイルクロライド、4−スルホフェニルアセチ
ルクロライド、β−(4−スルホフェニル)プロピオニ
ルクロライド、3−スルホ−6−メチルベンゾイルクロ
ライドなどである。
【0043】上記出発物質は公知であるかまたはそれ自
体公知の方法で製造することができる。本発明により使
用される式(1)の化合物の製造方法は米国特許第36
65031号明細書にさらに詳細に記載されている。
【0044】本発明の方法を実施するために好ましく使
用される式(1)の化合物の代表例は下記式の化合物で
ある。
【化28】 式中のR、R1 、R4 、Xおよび Z-SO3M は次表に記載
した意味を有する。
【0045】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【0046】同じく下記式の化合物も使用するのに好ま
しい化合物である。
【化29】
【0047】式(8)と(9)の化合物はそれ自体公知
の方法、たとえば、米国特許第3403183号明細書
および米国特許第4127586号明細書に記載されて
いる方法によって製造することができる。式(10)の
化合物はそれ自体公知の方法、たとえば、米国特許第3
259627号、同第3293247号、同第3423
360号各明細書に記載されている方法によって製造す
ることができる。式(11)の化合物はそれ自体公知の
方法、たとえば、米国特許第3444164号明細書ま
たは欧州特許公開第165608号明細書に記載されて
いる方法によって製造することができる。
【0048】本発明の方法で使用される組成物は被染色
材料を基準にして成分(A)と成分(B)を0.01乃
至10重量%、好ましくは0.2乃至2重量%の量で含
有する。この場合、(A):(B)の重量比は95:5
乃至5:95、好ましくは、60:40乃至40:60
である。
【0049】組成物の付与は吸尽法または連続法による
染色の前、間または後で行なうことができる。染色中で
の付与が好ましい。吸尽法の場合、浴比は広い範囲で、
たとえば、3:1乃至200:1の範囲で選択できる
が、好ましくは10:1乃至40:1である。温度は2
0乃至120℃が適当であり、好ましくは40乃至10
0℃の温度で実施される。連続法の場合、浴付与量は4
0乃至700重量%が適当であり、40乃至500重量
%が好ましい。基質繊維材料はこのあと材料と酸化防止
剤を固着するため熱処理にかけられる。この固着は常温
パッドバッチ法によって実施することもできる。
【0050】熱処理はスチマーの中で98乃至105℃
の蒸気または過熱蒸気を使用して一般的には1乃至7分
間、好ましくは、1乃至5分間スチーミングすることに
よって実施するのが好ましい。常温パッドバッチ法によ
る染料固着は浴含浸した繊維材料を、好ましくはロール
巻きにし、室温(15乃至30℃)で通常3乃至24時
間放置するすることによって実施することができる。常
温パッドバッチ時間は公知のごとく使用した染料の種類
に応じて選択される。染色と固着が終了したら染色物を
常法により洗って乾燥する。本発明の方法によると優れ
た熱安定性及び/又は光化学的安定性を有する未染色ま
たは染色された繊維材料が得られる。
【0051】本発明の方法によって安定化される染色物
としては分散染料、酸性染料または金属錯塩染料によっ
て染色された染色物が考慮される。特に、はアゾ染料ま
たは1:2−金属錯塩染料たとえば1:2−クロム錯塩
染料、1:2−コバルト錯塩染料または銅錯塩染料によ
って染色された染色物が好ましい。このような染料の例
はカラー・インデックス第3版(1971)の第4巻に
記載されている。ポリアミド繊維材料とはポリアミド
6、ポリアミド66、ポリアミド12のごとき合成ポリ
アミドならびに塩基性染色可能なポリアミドのごとき変
性ポリアミドを意味するものと理解される。純ポリアミ
ド繊維材料のみならず、ポリアミドとポリウレタンとの
混合物も適当であり、たとえば、70:30の比率のポ
リアミド/ポリウレタン混合織物など特に適当である。
原則として基質の純ポリアミドまたは混合ポリアミド繊
維材料は任意の形状でありうる。たとえば、素繊維、
糸、織物、編物、不織布、パイル織物などの形状であり
うる。本発明の方法はカーペットや自動車用室内装飾繊
維品のごとき光及び/又は熱にさらされるポリアミド染
色物の処理のために特に好適である。以下、本発明を実
施例によってさらに説明する。実施例中の部およびパー
セントは重量ベースである。
【0052】実施例1 重量各10gのナイロン−6の編物の3つの試料を、た
とえば、 Zeltex Vistracolor (商標)染色機を使用し
浴比30:1で染色した。染色のため、リン酸一ナトリ
ウム0.5g/リットルとリン酸二ナトリウム1.5g
/リットル(=pH7)および下記式の染料0.2%を溶
液の形で含有する3つの浴を仕立てた。
【化30】 3つの浴のうちの浴(1)には上記成分以外にはさらに
なんらの成分も添加しなかった。浴(2)にはさらに下
記化合物を1%添加した。
【化31】 浴(3)には上記化合物(101)1%と、さらに付加
的に、下記式(102)の化合物とを添加した。なお、
数値はいずれも被染色材料に対する値である。
【化32】
【0053】染色は40℃の温度で開始し、そしてこの
温度に10分間保持し、そのあと30分間で95℃まで
加熱した。95℃で20分間染色した後、酢酸(80
%)を2%各浴に添加しそしてさらに30分間染色を続
けた。70℃まで浴冷却後、染色された試料をすすぎ洗
いして、遠心脱水しそして80℃で乾燥した。各浴で染
色された染色物1、2、3をスイス標準規格 SN-ISO 10
5-BO2 の試験法(XENON という)とドイツ工業規格 DIN
75 202 の試験法(FAKRA という)により耐光堅牢性に
ついて試験を実施した。すなわち、各繊維試料の光化学
的安定性をテストすべく、試料を DIN 75202の規定に従
い216時間露光した。さらに、それら試料の引裂き強
度と伸びを SN 198.461 の規定に従い測定した。
【0054】試験結果は以下の通りであった。
【表9】 この結果から化合物(101)および(102)が染色
物に光化学的保護のみならず熱に対する保護も与えるこ
とが明らかである。
【0055】実施例2 染色物(4)、(5)、(6)を実施例1に記載した方
法でつくった。ただし、今回は式(100)の染料の代
りに下記式(200)の1:2−金属錯塩染料を使用し
た。
【化33】
【0056】試験結果は以下のとおりであった。
【表10】 この結果から化合物(101)と(102)の使用によ
って光化学的安定性が向上することがわかる。
【0057】実施例3 重量各10gの2つのナイロン編物試料を、例えば、 Z
eltex Vistracolor (商標)染色機を使用し浴比30:
1で染色した。染色のため、下記組成の染浴を仕立て
た: リン酸一ナトリウム 0.5g/リットル、 リン酸二ナトリウム 1.5g/リットル
(=pH7)、 下記の化合物よりなる染料 0.04%
【化34】
【化35】 表面活性剤 7%、 式(200)の染料 0.002%、 下記式(300)化合物 1%。
【化36】 染浴2はさらに付加的に下記式の化合物1%を含有して
いた。
【化37】
【0058】染色と試験を実施例1に記載したように実
施した。結果は下表の通りである。
【表11】
【0059】実施例4 ナイロン−66自動車用カーペット(約850g/m2
総パイル厚さ=5.5/7mm)の各20gの試料を3つ
ポット型染色機、たとえば、 Labomat(商標)(Mathis
社製品)を使用して20:1の浴比で染色した(実施例
3と同様に染浴を調製)。染浴1にはさらに添加を行な
わなかった。
【0060】染浴2にはさらに下記式の化合物1%を添
加した。
【化38】 染浴3には化合物(400)1%と化合物(102)
0.75%をさらに添加した。なお、化合物の添加量は
すべてカーペット試料の重量に対して計算した数値であ
りそして染浴には溶解された形態で添加された。染色は
実施例1に記載したように実施された。仕上った染色物
を、一方では、耐光堅牢性を測定するためDIN 75.202(=
FAKRA)により露光しそして、他方では、 Martindale
摩耗試験(スイス規格 SN 198.529)のために4.5×1
2cmサイズの試料として DIN 75.202 により360時間
露光した。
【0061】得られた試験結果を下表にまとめて示す。
【表12】 この結果は化合物(400)を使用するカーペット染色
物の安定性は顕著に向上し、そして紫外線吸収剤と組合
せるとさらに一層向上しうることを示す。
【0062】実施例5 重量各10gのナイロン−66/Lycra(商標)混合編物
(80:20)の3つの試料を実施例1記載のように染
料(100)0.2%を使用して染色した。染浴1には
さらになにも添加もしなかった。染浴2には化合物(3
00)1%を溶液の形で添加した。染浴3には化合物
(300)1%と化合物(102)0.75%を添加し
た。
【0063】各染色物の耐光堅牢性および光化学的安定
性を同じく実施例1に記載したように測定した。得られ
た結果は下記の通りである。
【表13】 この結果から化合物(300)の使用により光化学的安
定性が向上し、これは化合物(102)を組合せること
によってさらに向上することがわかる。
【0064】実施例6−10 ナイロン6の編物の各10gの6試料を実施例3に記載
したように染色した。また実施例1に記載した方法で染
色しそして仕上げした。ただし今回は下記に示す紫外線
吸収剤を添加した。染色後、スイス標準規格 SN-ISO 10
5-B02(Xenon)およびドイツ標準規格 DIN 75.202(Fakra)
により耐光堅牢性試験を行なった。
【0065】紫外線吸収剤として使用された化合物は以
下のものであり、次表に記載した量で使用された。
【表14】
【0066】耐光堅牢性試験の結果を次表にまとめて示
す。
【表15】 この結果から式(600)乃至(604)のいずれかの
化合物をさらに付加使用することにより高温耐光堅牢性
の向上がもたらされることが明かである。
【0067】実施例11−15 ナイロン6の編物の各10gの12試料を下記に記載し
た化合物を次表に記載した量使用して実施例6乃至10
に記載のごとく染色しそして試験を行なった。
【表16】
【0068】試験結果を次表にまとめて示す。
【表17】 この結果からフェノール系酸化防止剤と紫外線吸収剤、
たとえば、式(600)のものを組合せることによって
常に高温耐光堅牢性の向上がもたらされることが明瞭で
ある。
フロントページの続き (72)発明者 フランシスコ フソ スイス国,ミュンシェンスタイン 4142,アルシュビラーストラーセ 17 (56)参考文献 特開 昭60−81371(JP,A) 特開 平4−214483(JP,A) 特開 昭57−128283(JP,A) 特公 昭45−35659(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 1/649 D06P 3/24

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 染色されたポリアミド繊維の熱及び/又
    は光化学的安定性を向上させる方法において、該ポリア
    ミド繊維に水性浴から (A)式 (1) (A−Y−)nZ(−W)m [式中、Aはベンゼン系の立体障害フェノールの残基、
    Yは式(2)又は(3) 【化1】 (式中、XとX’は互いに独立的にアルキレン、オキサ
    アルキレン又はチアアルキレンを意味し、R2とR3は互
    いに独立的に水素又は置換又は未置換アルキル基を意味
    し、x、x’、yは互いに独立的に0又は1の数であ
    る)の残基を意味し、Zは脂肪族基又は炭素環式芳香族
    基であり、炭素環式芳香族基は2つより多くない単環式
    又は二環式環を含有し、Wはスルホ基を意味し、そして
    mとnは互いに独立的に1又は2の数である]の水溶性
    化合物またはその水溶性塩、及び (B)紫外線吸収剤 を吸尽染色法又は連続染色法によって染料と共に施与す
    ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 Aがモノヒドロキシフェニル基であり、
    該基は少なくとも1つの、ヒドロキシル基に対してオル
    トの位置において、1乃至12個の炭素原子を有するア
    ルキル、6乃至10個の炭素原子を有するシクロアルキ
    ル又は7乃至10個の炭素原子を有するアラールキルに
    よって置換されておりそして場合によってはさらに付加
    的に置換基を有している式(1)の化合物を成分(A)
    として使用する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 Aが式(4) 【化2】 (式中、RとR1 は互いに独立的に水素、メチル又はte
    rt−ブチルを意味しそしてRとR1 の炭素原子数の合計
    は少なくとも2である)の残基である式(1)の化合物
    を成分(A)として使用する請求項1又は2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 式(2)及び(3)の化合物中のXと
    X′が1乃至8個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖
    状アルキレンである請求項1乃至3のいずれかに記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 式(2)及び(3)の化合物中のR2
    3 が直鎖状又は分枝鎖状C1 −C8 −アルキルである
    請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 式(2)及び(3)の化合物中のR2
    3 がそれぞれ合計2乃至10個の炭素原子を有するヒ
    ドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アミノアルキ
    ル、アルキルアミノアルキル又はジアルキルアミノアル
    キルであるか、又はフェニルである請求項1又は4記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 式(1)中のYが式(5) 【化3】 (式中R4 が水素又はC1 −C4 −アルキル、そして
    X″がC1 −C4 −アルキレンを意味する)の残基であ
    る請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 式(1)中のZが少なくとも2個の炭素
    原子を有する未置換又はカルボキシ置換アルカンの残
    基、或は未置換又は塩素又は臭素、C1 −C4−アルキ
    ル、C1 −C4 −アルコキシ、C1 −C4 −アルコキシ
    カルボニルアミノ、ヒドロキシル、カルボキシ、フェニ
    ルエチル、スチリル、フェニル、フェノキシ、フェニル
    チオ、フェニルスルホニル又はアシルアミノによって置
    換されたベンゼン環の残基(この場合、基Wは直接該ベ
    ンゼン環に結合していてもよいし、又その置換基の1つ
    の単環式アリール基に結合していてもよい)、又はナフ
    タレン又はテトラリン核の残基である請求項1乃至7の
    いずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 成分(A)として式(7) 【化4】 (式中、 RとR1 は互いに独立的にメチル又はtert−ブチル、 R4 は水素又はC1 −C4 −アルキル、 X″はC1 −C4 −アルキレン、 Zはエチレン基、ベンゼン又はナフタレンの二価又は三
    価の残基又はジフェニルエーテルの二価の残基、 Wはスルホ基を意味し、 nは1又は2の数である)の化合物を使用する請求項1
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 成分(A)として、RとR1 がtert−
    ブチル、X″がメチレン又はエチレン、R4 が水素、メ
    チル又はエチル、Zがエチレン、o−、m−又はp−フ
    ェニレン、1,4−ナフチレン、1,8−ナフチレン、
    2−メトキシ−1,6−ナフチレン、1,5−ナフチレ
    ン、2,5−ナフチレン、2,6−ナフチレン、1,
    4,6−ナフタレントリイル又は下記のいずれかの基: 【化5】 【化6】 そしてスルホ基Wがそのアルカリ金属塩又はアンモニウ
    ム塩の形で存在する式(7)の化合物を使用する請求項
    9記載の方法。
  11. 【請求項11】 成分(B)として、式 【化7】 (式中、 R1 は水素、ヒドロキシル、C1 −C14−アルキル又は
    フェノキシ、 R2 は水素、ハロゲン、C1 −C4 −アルキル又はスル
    ホ、 R3 は水素、ヒドロキシル又はC1 −C4 −アルコキ
    シ、 R4 は水素、ヒドロキシル又はカルボキシを意味する)
    の2−ヒドロキシベンゾフェノンを使用する請求項1乃
    至10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 成分(B)として、式 【化8】 (式中、 R1 は水素、塩素、スルホ、C1 −C12−アルキル、C
    5 −C6 −シクロアルキル、(C1 −C8 −アルキル)
    フェニル、C7 −C9 −フェニルアルキル又はスルホン
    化C7 −C9 −アルキル、 R2 は水素、塩素、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
    −アルコキシ、ヒドロキシル又はスルホ、 R3 はC1 −C12−アルキル、塩素、スルホ、C1 −C
    4 −アルコキシ、フェニル、(C1 −C8 −アルキル)
    フェニル、C5 −C6 −シクロアルキル、C2 −C9
    アルコシカルボニル、カルボキシエチル、C7 −C9
    フェニルアルキル又はスルホン化C7 −C9 −フェニル
    アルキル、 R4 は水素、塩素、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4
    −アルコキシ、C2 −C9 −アルコキシカルボニル、カ
    ルボキシ又はスルホ、 R5 は水素又は塩素を意味する)の2−(2′−ヒドロ
    キシフェニル)ベンゾトリアゾールを使用する請求項1
    乃至10のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 成分(B)として、式 【化9】 (式中、 Rは水素、ハロゲン、C1 −C4 −アルキル又はスル
    ホ、 R1 は水素、C1 −C4 −アルキル、C1 −C4 −アル
    コキシ又はヒドロキシル、 R2 は水素又はスルホ、 R3 とR4 は互いに独立的にC1 −C4 −アルキル、C
    1 −C4 −アルコキシ、C5 −C6 −シクロアルキル、
    フェニル又はC1 −C4 −アルキル及び/又はヒドロキ
    シルによって置換されたフェニルを意味する)の2−
    (2′−ヒドロキシフェニル)−s−トリアジンを使用
    する請求項1乃至10のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 成分(B)として、式 【化10】 [式中、 置換基R1 、R2 、R3 の少なくとも1つは式 【化11】 (式中、 AはC3 −C4 −アルキレン又は2−ヒドロキシトリメ
    チレン、 Mはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウ
    ム、アンモニウム又はテトラ−C1 −C4 −アルキレン
    アンモニウムを意味し、 mは1又は2の数である)の残基を意味し、そしてR
    1 、R2 、R3 のうちの残りの置換基は互いに独立的
    に、C1 −C12−アルキル、フェニル、又は酸素、硫
    黄、イミノ又はC1 −C11−アルキルイミノを介してト
    リアジニル基に結合されたC1 −C12−アルキル、又は
    フェニル又は式(12)の残基を意味する]のs−トリ
    アジンを使用する請求項1乃至10のいずれかに記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 分散染料、酸性染料又は金属錯塩染料
    で染色されたポリアミド繊維の熱及び/又は光化学的安
    定性を向上させる請求項1乃至14のいずれかに記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の方法によって処理され
    た染色されたポリアミド繊維。
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