JP3051437U - 高層ビル外壁の自動洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高層ビル外壁の自動洗浄機を提供する。 【解決手段】 外殻体１、スライド板１３１、動力駆動
装置２、筒形ブラシ３、吸盤セット４等の部品で構成
し、高層ビル外壁９（ガラス壁）の洗浄作業時、その機
体は安定的に外壁９上に吸着し、筒形ブラシ３を確実に
外壁９上に於いて自動的に昇降させ、噴水、ブラシ洗
浄、ドライヤー乾燥、水滴除去等の方式を用い、正確な
作動を達成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は高層ビル外壁の自動洗浄機に関する。特に外殻体、スライド板、動力 駆動装置、筒形ブラシ、吸盤セット等の部品で構成し、高層ビル外壁（ガラス壁 ）の洗浄作業時、外壁が平面であろうと、弧状造形であろうと、その機体はすべ て安定的に外壁上に吸着し、筒形ブラシを確実に外壁上に於いて自動的に昇降さ せ、噴水、ブラシ洗浄、ドライヤー乾燥、水滴除去等の方式を用い、正確な作動 を達成する高層ビル外壁の自動洗浄機に係る。

【０００２】

【従来の技術】

従来知られている米国第３２９８０５２号特許案は洗浄ローラー（ＷＡＳＨＥ Ｒ ＲＯＬＬＥＲ）を利用し、水槽中の清浄な水を用いて、ビルのガラス壁面上 をブラシ洗浄し、該洗浄ローラー上方の乾燥ローラー（ＤＲＹＩＮＧ ＲＯＬＬ ＥＲ）のローラー回転を利用し、洗浄ローラーにより濡れた状態となった壁面を 拭き、さらに、乾燥ローラー上方の削板を利用し、ガラス壁面を再度擦り清掃す るものである。この構造は噴水式ブラシ洗浄がないため汚れの洗浄能力に限界が あり、ガラス窓に対して洗浄を行うことができるだけで、ガラス以外の外壁に対 して実施することはできない。しかも、該装置はガラス両側のレール柱に該装置 の定位に用いることができる凹槽を有する高層建築物に実施することができるだ けである。建築物外壁のレール柱に凹槽がない設計、或いは根本的にレール柱が ない設計（例えば、全体的にガラス）では、この装置はその移動時にその上下移 動を有効に制御することができず、さらには、洗浄時、その装置は左右に揺れガ ラス面を確実に洗浄することができないのは明らかである。 別に、米国第５４６５４４６号特許案では、吸盤により外壁上に定位する設計 となっているが、垂直でない壁面では、該吸盤は壁面に吸着することはできず、 その機器定位の効果は喪失してしまう。 また、オーストラリア第２５０８６２号特許案では、該装置はガラス壁面上に 設置した縦方向レールに接触し定位する必要があり、こうして初めて該装置は正 確に上下移動を行うことができる。しかし、レール凹槽がなければ、該装置は定 位、上下、或いは左右移動を行うことができず、さらには、該案は乾燥装置がな いため、水滴を清浄することができない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のように、公知の各案にはさまざまな欠点が存在するが、これら欠点に対 して、本考案は下記の二つの課題を提案し解決する。 一つは、高層ビル外壁（ガラス壁）の洗浄作業時、外壁が平面であろうと、弧 状造形であろうと、その機体はすべて安定的に外壁上に吸着し、筒形ブラシを確 実に外壁上に於いて自動的に昇降させ、噴水、ブラシ洗浄、ドライヤー乾燥、水 滴除去等の方式を用い、正確な作動を達成することである。 もう一つは、筒形ブラシは、洗浄対象の壁面がさまざまな形状の平面（弧状面 、或いは凹形面）であっても、外壁との正確な洗浄接触距離を提供することがで き、非平面の外壁を有効に洗浄することができることである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は高層ビル外壁の自動洗浄機を提供する。そ れは、外殻体、スライド板、動力駆動装置、筒形ブラシ、吸盤セット等の部品で 構成し、高層ビル外壁（ガラス壁）の洗浄作業時、外壁が平面であろうと、弧状 造形であろうと、その機体はすべて安定的に外壁上に吸着し、筒形ブラシを確実 に外壁上に於いて自動的に昇降させ、噴水、ブラシ洗浄、ドライヤー乾燥、水滴 除去等の方式を用い、正確な作動を達成する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、及び図２に示すように、本考案は主に外殻体１、一組の動力駆動装置２ 、筒形ブラシ３、及び吸盤セット４等の部品で構成する。 その内、外殻体１は公知のワイヤーロープ１１により吊り下げ、高階層の昇降 作業（ワイヤーロープ１１は高階層から吊り下げ対応させ構成する。公知の範疇 の運用であるため、別に述べない）に用いる。該外殻体内壁の両側にはそれぞれ 複数のリニヤレール１２を設置し、スライド板１３１に連接する。スライド板１ ３１はモーター１３に固定し、該モーター１３の昇降移動は下記の動力駆動装置 ２により制御し、かつモーター１３の伝動軸１３２は外殻体１外側の内側レール 槽１４を貫通し、二組の筒形ブラシ３の被覆に適している。その外カバー１３３ は、筒形ブラシ３の上に冠する。 次に、伝動軸１３２の中段はカルダンジョイント１３８と連接するが、その目 的は筒形ブラシ３と伝動軸１３２の迅速な組み立て、解体である。 図２、及び図１１に示すように、動力駆動装置２は、スライド板１３１を駆動 し、複数のリニヤレール１２を上下移動させる。その装置は、リニヤレール１２ の上下端部に固定された上下固定板２１、２２、軸受け２７上に可動状態で連接 し、上下固定板２１、２２上に固定された上下回転軸２３を含む。該上回転軸２ ３は、上滑車２４（或いはチェーンスプロケット）を固定し、モーターＭは下固 定板２２上に固定し、その動力出力端は下回転軸２３と連接し、下回転軸２３は 下滑車２５（或いはチェーンスプロケット）を連結する。 歯状ベルト２６（或いはチェーン）は上下滑車２４、２５上に付属し、歯状ベ ルト２６の両端は連結板２６１によりスライド板１３１の適当な位置に固定する 。モーターＭの正、反回転を利用し歯状ベルト２６を上下滑車２４、２５間で正 、反回転させることができるが、それにより、スライド板１３１を動かし、リニ ヤレール１２上で上下移動をさせることができる。同時に、スライド板１３１上 に連結したモーター１３はちょうどスライド板１３１に従い上下移動を行い、こ れにより筒形ブラシ３は外壁９の回転式洗浄時、昇降移動することができる。

【０００６】 次に図３、及び図４に示すように、筒形ブラシ３は、渦型回転形態、或いは放 射状形態の構成（図４参照）とすることができ、必要に応じて他の形態とするこ ともできる。但し、中心は、外殻体両側のモーター伝動軸１３２が貫通する軸カ バー１３９と被覆結合するスリーブ３１（図５参照）を具える。軸カバー１３９ の一端、或いは両端は回転ジョイント３２の部品と結合し、送水管３３により送 水し、強力な水流を注入し、出水孔１３４、及び３１１を通り、外に向かい噴射 する。よって、該筒形ブラシ３の回転（モーター伝動軸１３２により制御する） 、及び昇降駆動（駆動装置２により制御する）を対応させ、昇降洗浄作用を発生 させる。また、該外接の回転ジョイント３２に関して、回転ジョイント３２は主 に、軸受け３２、及び内部に導水通路を有するスリーブジョイント３２２を利用 し、安定した接続、及び自由回転を保持することができる。同時に内部に止水パ ッキン３２３、３２４を設置し、それにより水漏れを防止する。

【０００７】 図２、図６、及び図７に示すように、吸盤セット４はそれぞれ外殻体１の選定 場所の外壁部分に設置するが、四箇所を一組とするのが望ましい。その構造は、 吸盤台４１、小型の動力推引機４２、角度を制御する小モーター４３、及びセン サースイッチ４４等を含む。 該吸盤台４１は、断面がＨ字型を呈した盤型台で、その端には一個、或いは一 個以上の真空強力吸盤４１１を設置する。走査桿４１２は、二個のロック片４１ ３を利用しネジ４１４に対応しロック結合する。また、二個のロック片４１３間 にはバネ４１５を嵌置し、吸盤台４１内の隔壁を支え、走査桿４１２が外物と接 触する時自動的に内部に向かい収縮し、下記のセンサースイッチ４４にセンサー をスタートさせる。 小型動力推引機４２（ＥＬＥＣＴＲＯＭＥＣＨＡＮＩＣＡＬ ＡＣＴＵＡＴＯ ＲＳ）は、外殻体１の殻壁に設置し、ピストン推桿４２１の末端を角度を制御す る小モーター４３と結合する。また、該モーター４３の偏振桿４３１は、上記吸 盤台４１を貫通、結合し、吸盤台４１に対して、該小型動力推引機４２を利用し 、直線移動作用の制御を専ら提供する。 小モーター４３は、上記小型動力推引機４２のピストン推桿４２１の末端に設 置し、その伝動軸４３２はピストン推桿４２１の横断面欠け口４１６、及び偏振 桿４３１を垂直に貫通し、該偏振桿４３１の偏り、振動の制御を駆動することが できる。 センサースイッチ４４は、偏振桿４３１の適当な位置に固定し、それぞれ二本 の走査桿４１２を提供する。該走査桿４１２は外物（外壁）との接触により内部 に向かい収縮し（或いは赤外線走査装置を利用し、一定範囲内の接近物を感知す る）、センサースイッチ４４をスタートさせ、さらには、小モーター４３に偏振 桿４３１を該特定の走査桿４１２の方向に向かい角度（図７中の作動指示図、及 び矢印の方向で示すように）を形成するよう命令する。但し、もう一方の走査桿 ４１２も外物に接触した（つまり、二本の走査桿４１２が同時に高層ビルの外壁 に接触した）場合には、センサースイッチ４４により該小モーター４３、及び小 モーター４３を制御し同時に作動を停止させることができる（この時、真空強力 吸盤４１１は、高層ビル外壁に対して正面で垂直相対状態を呈する）。このため 、真空強力吸盤４１１はスタートに伴い、接触した外物（即ち高層ビル外壁９） に強力に吸着し、洗浄作業を行う。 上記部品の構成により、高層ビル外壁９の洗浄作業を行う時、外殻体１はワイ ヤーロープ１１により頂上部分から洗浄定点位置まで吊り下げられる。またさら に、該吸盤セット４の小型動力推引機４２は前方に向かい推移し、吸盤台４１内 の走査桿４１２が外壁と接触し内部に収縮する時、センサースイッチ４４をスタ ートさせ、その角度を自動調整させる。続いて、真空強力吸盤４１１が外壁９と 正面相対を呈した後、真空強力吸盤４１１を強力に外壁９に吸着させる。このよ うに、相関電気回路の制御操作を合わせ、動力駆動装置２、リニヤレール１２、 及びモーター１３により筒形ブラシ１３を駆動し、水流を供給、注入させ、洗浄 作業を行う（図８参照）。

【０００８】 次に図８に示すように、本考案の外カバー１３３上には、高層ビル外壁９の上 端壁縁に向かい、壁面に沿って、それぞれ長棒状の削水板１３５を増設すること ができる。該洗浄機ユニットが上から下に向かいドライヤー乾燥作業を行う時、 削水板１３５は付着した水滴を一気に除去してしまい、ドライヤー乾燥作業を助 け、極めて優れた清浄効果を発揮する。これ以外に、該外カバー１３３は、さら にその下端、及び両側の壁面に沿う部分に於いて、それぞれ適当なブラシ片１３ ６（図１、図８参照）を設置するが、外殻体１両側のレール槽１４の間隙部分と 同様にブラシ片１３６を植毛する。それは、水流を注入後に外カバー１３３内に 集中させ、十分な洗浄効果を達成し、並びにブラシ片１３６により水流が外に向 かい噴出するのを防ぐことを目的としている。また、スライド板１３１の適当な 位置には少なくとも一本以上の横方向骨格１３７を設置し、それぞれ外側レール 槽１４１により貫通される。外カバー１３３の内壁面は、横方向骨格１３７上に 固定され（図１、図２参照）、外カバー１３３の結合強度を強化している。さら に本考案の複数のリニヤレール１２は四本の設計が最良で、これによりスライド 板１３１の上下移動時の安定性を増進する。 また、本考案の外殻体１両側の外カバー１３３上方には、一組のドライヤー５ があり、両端にそれぞれ設置したドライヤーモーター５１の相関電気回路により 、水洗後のドライヤー乾燥作業の操作を制御する。しかも、本考案の設計に基づ けば、その水洗時はスライド板１３１により上から下に向かい洗浄作業を行うが 、洗浄作業完了後の乾燥作業はスライド板１３１により上から下に向かい行う。 こうして、全作業を一貫させ連続し達成する。 さらには、ビル外壁にレール柱６があり、該レール柱６が凹槽６２（図９、図 １０参照）を有する時、必要に応じて外殻体１の外縁両側にそれぞれカリパス７ を設置することができる。該カリパス７は、水平距離調整可能な伸縮アーム７２ 、及び伸縮アーム７２前端に可動状態で設置された縦方向距離が調整可能で、か つ回転可能な桿体７３を含む。桿体７３端部は係合片７４を設置し、伸縮アーム ７２、及び桿体７３を調整し、係合片７４を凹槽６２中に進入させる。さらに、 桿体７３を伸縮アーム７２上に於いて固定し外殻体１全体の昇降時、安定性を増 強し、振動を防ぐ。

【０００９】 続いて、図１１、及び図１２に示すように、本考案の吸盤セット４が連結する 小型動力推引器４２（ＥＬＥＣＴＲＯＭＥＣＨＡＮＩＣＡＬ ＡＣＴＵＡＴＯＲ Ｓ）は、前、後、左、右にスライドするスライド台８上に固定する。該スライド 台８は左右移動が可能な上スライドブロック８２を含み、下方には前、後移動が 可能な下スライドブロック８４を設置する。上、下スライドブロック８２、８４ は共に、それぞれ小モーター８５、９６の駆動を受け、小型動力推引器４２は上 スライドブロック８２上に固定する。スライド台８増設の効果は、各吸盤セット ４の吸盤４１１がいささか特殊な外壁に遭遇した時（例えば、吸盤４１１がちょ うど凹槽、或いは凸出体に対した時）、発揮される。その目的は、モーター８５ （或いはモーター８６）に上スライドブロック８２、或いは下スライドブロック ８４を駆動させ、左右、或いは前後に移動させ、吸盤４１１に凹槽、或いは凸出 体を迂回させ、順当に外壁９に吸着させることである。

【００１０】

【考案の効果】

本考案高層ビル外壁の自動洗浄機は、各種弧状造形を呈した高層ビル外壁の自 動洗浄の使用に確実に適しており、しかも吸着が極めて良く、安定して洗浄作業 を行うことができる。しかも、水洗、乾燥処理時に於ける、自然振動による接触 等の問題もすべて改善した、非常に独創的、革新的、進歩的な考案である。

【提出日】平成１０年３月６日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】 続いて、図１１、及び図１２に示すように、本考案の吸盤セット４が連結する小型動力推引機４２ （ＥＬＥＣＴＲＯＭＥＣＨＡＮＩＣＡＬ ＡＣＴＵＡＴＯＲ Ｓ）は、前、後、左、右にスライドするスライド台８上に固定する。該スライド 台８は左右移動が可能な上スライドブロック８２を含み、下方には前、後移動が 可能な下スライドブロック８４を設置する。上、下スライドブロック８２、８４ は共に、それぞれ小モーター８５、９６の駆動を受け、小型動力推引機４２は上 スライドブロック８２上に固定する。スライド台８増設の効果は、各吸盤セット ４の吸盤４１１がいささか特殊な外壁に遭遇した時（例えば、吸盤４１１がちよ うど凹槽、或いは凸出体に対した時）、発揮される。その目的は、モーター８５ （或いはモーター８６）に上スライドブロック８２、或いは下スライドブロック ８４を駆動させ、左右、或いは前後に移動させ、吸盤４１１に凹槽、或いは凸出 体を迂回させ、順当に外壁９に吸着させることである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の自動洗浄機の外観立体図である。

【図２】同内部構成を説明する透過斜視図である。

【図３】同筒形ブラシの立体図である。

【図４】同別種の筒形ブラシの立体図である。

【図５】本考案の自動洗浄機における筒形ブラシ、伝動
軸、及び外接水道蛇口の構成態様を説明する部分破断拡
大断面図である。

【図６】同吸盤セットの部分拡大断面図である。

【図７】同吸盤セットのセンサースイッチ、及び走査桿
の作動態様を説明する部分拡大断面図である。

【図８】同筒形ブラシの洗浄時の作動態様を説明する説
明図である。

【図９】同十字カリパスの実施態様を説明する説明図で
ある。

【図１０】本考案の自動洗浄機の高層ビル洗浄中の態様
を示す平面指示図である。

【図１１】本考案の自動洗浄機における動力駆動装置が
スライド板に可動状態で接合する態様を表す側面指示図
である。

【図１２】同小型動力推引機とスライド台との連結の態
様を説明するの局部立体図である。

【符号の説明】

１ 外殻体 １１ ワイヤーロープ １２ リニヤレール １３ モーター １３１ スライド板 １３２ 伝動軸 １３３ 外カバー １３４ 噴水通路 １３５ 削水板 １３６ ブラシ片 １３７ 横方向骨格 １３８ カルダンジョイント １３９ 軸カバー １４ 内側レール槽 １４１ 外側レール槽 ２ 動力駆動装置 ２１ 上固定板 ２２ 下固定板 ２３ 回転軸 ２４ 上滑車 ２５ 下滑車 ２６ 歯状ベルト ２６１ 連結板 ３ 筒形ブラシ ３１ スリーブ ３１１ 出水孔 ３２ 回転ジョイント ３２１ 軸受け ３２２ スリーブジョイント ３２３ 止水パッキン ３２４ 止水パッキン ３３ 送水管 ４ 吸盤セット ４１ 吸盤台 ４１１ 吸盤 ４１２ 走査桿 ４１３ ロック片 ４１４ ネジ ４１５ バネ ４１６ 横断面欠け口 ４２ 小型動力推引機 ４２１ ピストン推桿 ４３ 小モーター ４３１ 偏振桿 ４３２ 伝動軸 ４４ センサースイッチ ５ ドライヤー ５１ ドライヤーモーター ６２ 凹槽 ７ カリパス ７２ 伸縮アーム ７３ 桿体 ７４ 係合片 ８ スライド台 ８２ 上スライドブロック ８４ 下スライドブロック ８５ 小モーター ８６ 小モーター ９ 外壁

【手続補正書】

【提出日】平成１０年３月６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項８

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に外殻体、筒形ブラシ、動力駆動装置、
   吸盤セットを含み、 該外殻体はワイヤーロープにより吊り下げ、高階層の昇
   降作業に用い、その殻体内壁にはそれぞれ複数のリニヤ
   レール、及び両側には少なくとも一本以上のレール槽を
   設置し、 固定したモーターのスライド板は、リニヤレール上に可
   動（スライド）状態で設置し、モーターの伝動軸は外殻
   体両側のレール槽を貫通し、その軸端にはそれぞれ該筒
   形ブラシが冠し、 該動力駆動装置は、複数のリニヤレールに於いてスライ
   ド板の上下移動を駆動させ、 該吸盤セットは、該外殻体壁面の適当な位置に於いてそ
   れぞれ複数組設置し、吸盤が外壁或いはガラス壁に吸着
   することにより、外殻体を安定させる、ことをその特徴
   とする高層ビル外壁の自動洗浄機。
2. 【請求項２】前記動力駆動装置の上、下固定板は、リニ
   ヤレールの上下端部に固定し、上、下回転軸は軸受け台
   上に於いて可動状態で接続し、上、下固定板上に固定
   し、該上回転軸は上滑車或いはチェーンスプロケットを
   固定し、 該モーターは下固定板上に固定し、その動力出力端は下
   回転軸に連接し、下回転軸上には下滑車或いはチェーン
   スプロケットを連接し、 歯状ベルト或いはチェーンは上、下滑車上に付属し、歯
   状ベルトの両端は連結板によりスライド板の適当な位置
   に固定し、モーターの正、反回転を利用し歯状ベルトを
   上、下滑車間で正、反回転させ、それにより、スライド
   板を動かし、リニヤレール上で上下移動をさせる、こと
   を特徴とする請求項１記載の高層ビル外壁の自動洗浄
   機。
3. 【請求項３】前記筒形ブラシの中心の複数の噴水孔を具
   えたスリーブは、モーター伝動軸の軸カバーと被覆結合
   し、 該軸カバー内には噴水通路があり、該噴水通路とスリー
   ブの噴水孔は相対導通となっており、軸カバーの外端
   は、回転可能なジョイントと結合し、 該ジョイントは軸受けにより内部に導水通路を有するス
   リーブジョイント上に可動設置し、 該スリーブジョイントは軸カバーの外端にネジ接続し、
   送水管がジョイント上に固定、接続する、ことを特徴と
   する請求項１記載の高層ビル外壁の自動洗浄機。
4. 【請求項４】前記吸盤セットの吸盤台は、断面がＨ字型
   を呈した盤型台で、その端面には一個、或いは一個以上
   の真空強力吸盤を設置し、該端面両側には距離を走査す
   る走査桿を貫通設置し、 該走査桿はバネにより嵌置、固定し、吸盤台内の隔壁を
   支え、走査桿が外物と接触する時自動的に内部に向かい
   収縮し、下記のセンサースイッチにセンサーをスタート
   させ、 小型動力推引機は、外殻体の殻壁に設置し、ピストン推
   桿の末端を角度を制御する小モーターと結合し、該モー
   ターの偏振桿は、上記吸盤台を貫通、結合し、吸盤台に
   対して、直線移動作用の制御を提供し、 小モーターは、上記小型動力推引機のピストン推桿の末
   端に設置し、その伝動軸はピストン推桿の横断面欠け
   口、及び偏振桿を垂直に貫通し、該偏振桿の偏り、振動
   の制御を駆動し、 センサースイッチは、偏振桿に固定し、それぞれ二本の
   走査桿を提供し、外壁との接触により内部に向かい収
   縮、或いは一定範囲内の接近物を感知し、センサースイ
   ッチをスタートさせ、小モーターに偏振桿を該特定の走
   査桿の方向に向かい角度を形成するよう命じ、もう一方
   の走査桿も外物に接触した場合には、センサースイッチ
   により該小型動力推引機、及び小モーターを制御し同時
   に作動を停止させ、真空強力吸盤は接触した外壁と正面
   で垂直に相対し強力吸着の状態となる、ことを特徴とす
   る請求項１記載の高層ビル外壁の自動洗浄機。
5. 【請求項５】前記モーターの左右両側の該伝動軸間に
   は、カルダンジョイントを連接し、該伝動軸端の筒形ブ
   ラシに被覆接合し、適当な強度で外壁或いはガラス壁の
   洗浄面に接触させる、 ことを特徴とする請求項１記載の高層ビル外壁の自動洗
   浄機。
6. 【請求項６】前記スライド板には、少なくとも一本以上
   の横方向骨格を設置し、それぞれ外側レール槽により貫
   通し、 外カバーの内壁面は、横方向骨格上に固定され、 外カバー上方には、一組のドライヤー、及び長棒状の削
   水板を設置し、 また外カバーの両側下端にそれぞれブラシ片を植毛、設
   置する、ことを特徴とする請求項１記載の高層ビル外壁
   の自動洗浄機。
7. 【請求項７】前記外殻体外縁両側に必要に応じてそれぞ
   れ一組のカリパスを設置し、 該カリパスは、水平距離調整可能な伸縮アーム、及び伸
   縮アーム前端に可動状態で設置された縦方向距離が調整
   可能で、かつ回転可能な桿体を含み、 該桿体端部は、洗浄しようとする高層ビル外壁にレール
   柱がある時にレール柱の凹槽中に進入することにより、
   外殻体の昇降時、安定性を増強し、振動を防ぐ係合片を
   有する、ことを特徴とする請求項１記載の高層ビル外壁
   の自動洗浄機。
8. 【請求項８】前記小型動力推引器の下方には、必要に応
   じて前、後、左、右にスライドするスライド台を固定
   し、 該スライド台は左右移動が可能な上スライドブロック、
   下方には前、後移動が可能な下スライドブロックを設置
   し、 上、下スライドブロックは共に、それぞれ小モーターの
   駆動を受け位置を移す、ことを特徴とする請求項１記載
   の高層ビル外壁の自動洗浄機。