JP3051402U - 街路灯 - Google Patents

街路灯

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JP3051402U
JP3051402U JP1995001852U JP185295U JP3051402U JP 3051402 U JP3051402 U JP 3051402U JP 1995001852 U JP1995001852 U JP 1995001852U JP 185295 U JP185295 U JP 185295U JP 3051402 U JP3051402 U JP 3051402U
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尚 小澤
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合資会社沖縄関ケ原石材
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Abstract

(57)【要約】 【目的】設置が容易でかつ装飾パネルの交換が可能な街
路灯を提供することである。 【構成】支柱10と、該支柱の外周部に着脱可能な装飾
パネル20と、前記支柱と前記装飾パネルとを係合する
係合手段と、を備えた街路灯であって、前記係合手段
は、前記支柱に設けられた第1の係合部材12と、該第
1の係合部材と係合可能な前記装飾パネルに設けられた
第2の係合部材14と、前記第1の係合部材および第2
の係合部材のいずれか一方を他方に密着させるよう付勢
する付勢手段23と、を備えた街路灯である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、装飾を施された街路灯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、異人館街や古いれんが造りの倉庫等が観光名所化され、それらの町並み に合せて街路灯等にも装飾が施されている。一般に、街路灯に施される装飾とし ては、大きくは発光部分における装飾(電灯の笠の部分)と支柱の根元部分にお ける装飾(土台の部分)とに区別される。前者は主に金属材料からなり、鋳造や プレス成型等により成型された装飾部品を、ねじ止等により支柱に固定したもの である。一方、後者は主に大理石や御影石等の天然石材やコンクリート等を加工 した人工石材等を板状に成型し、表面を研磨し又は彫刻した装飾パネルを、接着 剤やセメント等の接合材を用いて支柱表面に固定したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一般に、固化した接着剤やセメント等の接合材は水分を含みやすい。このため 、もしこのような装飾が施された街路灯を寒冷地に設置した場合、接着剤やセメ ント等の接合材に含まれた水分が凍結し、接着剤やセメントによる接合部分のひ び割れが生じることになる。また、街路灯の設置に当たっては、屋外の作業現場 で接着剤やセメント等の接合材を練る必要があり、また接着剤やセメント等の接 合材は固化(乾燥)に時間を要するため、従来の街路灯は、組立て作業が長時間 に要するという問題点を有する。さらに、接着剤やセメント等の接合材は装飾パ ネルの内側に塗布され、かつ固化しているため、装飾パネルの交換をする場合、 従来の街路灯は、現在取付けられている装飾パネルを破壊して除去しなければな らず、装飾パネルの交換は事実上不可能であるという問題点を有する。
【0004】 そこで、本考案は以上のような問題点を解決するためになされたものであり、 設置が容易でかつ装飾パネルの交換が可能な街路灯を提供することを目的とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本考案は、支柱と、該支柱の外周部に着脱可能 な装飾パネルと、前記支柱と前記装飾パネルとを係合する係合手段と、を備えた 街路灯である。前記係合手段は、前記支柱に設けられた第1の係合部材と、該第 1の係合部材と係合可能な前記装飾パネルに設けられた第2の係合部材と、を備 えていることが好ましく、前記係合手段は、さらに前記第1の係合部材および第 2の係合部材のいずれか一方を他方に密着させるよう付勢する付勢手段を備えて いることが好ましい。
【0006】 前記第1の係合部材および第2の係合部材のいずれか一方は、凸部を備え、他 方は、該凸部が嵌装可能な凹部を備えていることが好まし、前記凸部および凹部 のいずれか一方を、他方に密着させるよう付勢する付勢手段を備えていることが 好ましい。前記付勢手段は、ばね、例えば板ばね等を備えていることが好ましい 。
【0007】 前記第1の係合部材および第2の係合部材は、金属で構成されていることが好 ましい。前記第1の係合部材および第2の係合部材の少なくとも一つは、樹脂で 構成されており、前記付勢手段による付勢は、樹脂の弾性力を利用することによ り行うよう構成されていることが好ましい。前記装飾パネルは、石材で構成され ていることが好ましい。前記支柱と、前記装飾パネルとの間の隙間を塞ぐ蓋材を 備えていることが好ましい。
【0008】
【作用】
以上のように本考案によれば、装飾パネルは、係合手段によって支柱の外周部 に取り付けられるので、装飾パネルを支柱の外周部に取り付ける際に、接着剤や セメント等の接合材を用いなくても良く、このため、装飾パネルの取付作業に際 して、例えば、接合材を練る時間や、接合材が固化する時間等を要しない。また 、装飾パネルは、支柱の外周部に着脱可能に取り付けられているので、容易に支 柱の外周部から取り外すことができ、容易に装飾パネルの交換を行うことができ る。
【0009】 第1の係合部材及び第2の係合部材を設けることにより、確実に装飾パネルを 支柱に取り付けることができる。また、付勢手段によって第1の係合部材と第2 の係合部材は、互いに密着するので、装飾パネルは支柱に外周部に対して、強固 に取り付けることができ、装飾パネルのずれ等を防止することができる。さらに 、第1の係合部材および第2の係合部材のいずれか一方の凸部を、他方の凹部に 嵌装させることにより、より確実に装飾パネルを支柱に対して取り付けることが できる。またさらに、例えば板ばね等のばね又は樹脂の弾性力によって、いずれ かの係合部材を付勢することによって、より強固に装飾パネルを支柱に対して取 り付けることができる。また、支柱と装飾パネルとの間の隙間を塞ぐ蓋材を備え ることにより、支柱と装飾パネルとの間に雨水等が入るのを防止することができ る。
【0010】
【実施例】
本考案の街路灯及び装飾パネルの取付方法の好適な一実施例を、図1から図7 までを用いて説明する。図1は本考案の街路灯の一実施例の外観を示す斜視図、 図2はその構成を示す正面部分断面図、図3は支柱側係合部分の詳細を示す正面 図、図4の(a)は装飾パネル側係合部の詳細を示す背面図、同(b)はその側 面図、図5は支柱に装飾パネルを取付けた状態を示す側部断面図、図6の(a) は支柱側に取付けられる第1の係合部材の詳細を示す正面図、同(b)はその側 面図、図7の(a)は装飾パネル側に取付けられる第2の係合部材の詳細を示す 正面図、同(b)はその平面図である。
【0011】 図1及び図2に示すように、本考案の街路灯1は、地面に対しほぼ垂直に設け られた支柱10と、その上部に設けられた照明部30と、支柱の根元付近に設け られた装飾パネル20と、支柱10と装飾パネル20との隙間を塞ぐための装飾 蓋40等で構成されている。支柱10は、金属製のパイプ等を溶接して作成され ている。装飾パネル20は、例えば大理石や御影石等の天然石材又はセメント等 の人工石材の表面を研磨したり、表面に彫刻を施したものである。この実施例の 場合、平板状に形成された同じ寸法の装飾パネル20を4枚用い、水平断面が略 正方形になるように構成されている。装飾蓋40は支柱10と装飾パネル20と の隙間から装飾パネル20の裏側に雨水等が侵入しないようにするためのもので あると同時に、装飾パネル20の上部の美観を向上させるためのものである。 次に、支柱10に装飾パネル20を取付けるための構造について説明する。図 3に示すように、支柱10の外周部11には等間隔又は等角度に装飾パネル20 の枚数に対応した第1の係合部材12が配列されている。この場合、1つの列に は90度間隔で4個の第1の係合部材12が配列され、特に図示していないが、 装飾パネル20の上部と下部にそれぞれ対応するように2列設けることが好まし い。同様に、図4に示すように、装飾パネル20の背面21の第1の係合部材1 2に対応する位置に、第1の係合部材12と係合するための第2の係合部材22 が取付けられている。第1の係合部材12は、図6に示すように、例えばステン レス鋼板を断差部を形成するように略クランク状に折り曲げ、その上端部に板ば ね13を固着したものである。第1の係合部材12は、図3に示すように、板ば ね13が上側でかつ外側に凸になるように、ネジ等により支柱10の外周面11 に垂直方向に固定されている。一方、第2の係合部材22は、図7に示すように 、例えばステンレス鋼板を略チャンネル状に折曲げたものである。第2の係合部 材22は、図4に示すように、装飾パネル20の背面21に水平方向にネジ等に より固定されている。
【0012】 次に、装飾パネル20を支柱10に取付けた状態を図5に示す。図5において 、第1の係合部材12は支柱10の外周面11にネジで固定され、その上端部と 支柱10の外周面11との間に垂直かつ上向きに隙間14を形成している。第2 の係合部材22は、装飾パネル20の背面21との間に、第1の係合部材12の 上端部が嵌装されるための水平方向の隙間23を形成している。このとき、第2 の係合部材22と装飾パネル20の背面21との間の隙間23は、第1の係合部 材12の板厚と板ばね13の突出量を合計したものよりも小さく、図5に示す状 態では、板ばね13は圧縮されている。この板ばね13の圧縮により、装飾パネ ル20は支柱10に強固に密着固定され、両者間にガタは生じない。装飾パネル 20を支柱10に取付ける手順は、装飾パネル20を第2の係合部材22が第1 の係合部材12のすぐ上に位置するように一旦持ち上げておき、そのまま垂直に 下降させる。このとき、板ばね13は第1の係合部材12の上端部近傍に一端が 固定されているため、板ばね13が第2の係合部材22の動きを妨げることなく スムーズに、かつ自動的に第1の係合部材と第2の係合部材とが係合される。さ らに、装飾パネル20の自重が重いため、板ばね13は装飾パネル10の自重に より圧縮される。
【0013】 以上のように本実施例によれば、装飾パネル20は、第1の係合部材12およ び第2の係合部材14によって、支柱10の外周部に取り付けられるので、装飾 パネル20を支柱10の外周部に取り付ける際に、接着剤やセメント等の接合材 を用いなくても良く、このため、装飾パネルの取付作業に際して、例えば、接合 材を練る時間や、接合材が固化する時間等を要しない。また、装飾パネル20は 、上下動だけで支柱10の外周部に着脱可能に取り付けられるので、容易に支柱 10の外周部から取り外すことができ、容易に装飾パネル20の交換を行うこと ができる。
【0014】 なお、本実施例においては、以上のように係合部材を形成したが、これに限定 する必要はなく、例えば係合部材をナイロン等の合成樹脂で形成し、その弾性力 を利用して第1の係合部材を第2の係合部材に付勢しても良い。また、本実施例 においては、付勢手段として板ばねを使用したが、必ずしも付勢手段を設けなく ても良く、この場合でも所望の効果を得ることができる。さらに、上記実施例で は、装飾パネル20を4枚用意し、水平断面が略正方形になる場合について説明 したが、装飾パネルの枚数及び水平断面形状はこれに限定されるものではなく、 平板状の装飾パネル20の枚数が3枚以上であれば、三角形、四角形、五角形等 任意の多角形を形成することができる。また、装飾パネル20を略L型断面とし 、その枚数を2枚としてもよい。この場合、少ない部品数で多角形の断面を有す る装飾部を形成することができる。また、装飾パネル20の材料として石材を用 いたが、金属の鋳造品であっても同様にして取付けることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本発明によれば、設置が容易でかつ装飾パネルの交換が可能な街 路灯を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の街路灯の一実施例の外観を示す斜視図
【図2】図1に示す本考案の街路灯の構成を示す正面部
分断面図
【図3】支柱側係合部分の詳細を示す正面図
【図4】(a)は装飾パネル側係合部の詳細を示す背面
図、(b)はその側面図
【図5】支柱に装飾パネルを取付けた状態を示す側部断
面図
【図6】(a)は支柱側に取付けられる第1の係合部材
の詳細を示す正面図、(b)はその側面図
【図7】(a)は装飾パネル側に取付けられる第2の係
合部材の詳細を示す正面図、(b)はその平面図
【符号の説明】
10 支柱 12 第1の係合部材 13 付勢手段(板ばね) 20 装飾パネル 22 第2の係合部材

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と、該支柱の外周部に着脱可能な装
    飾パネルと、前記支柱と前記装飾パネルとを係合する係
    合手段と、を備えた街路灯。
  2. 【請求項2】 前記係合手段は、前記支柱に設けられた
    第1の係合部材と、該第1の係合部材と係合可能な前記
    装飾パネルに設けられた第2の係合部材と、を備えてい
    る請求項1記載の街路灯。
  3. 【請求項3】 前記係合手段は、さらに前記第1の係合
    部材および第2の係合部材のいずれか一方を他方に密着
    させるよう付勢する付勢手段を備えた請求項2記載の街
    路灯。
  4. 【請求項4】 前記第1の係合部材および第2の係合部
    材のいずれか一方は、凸部を備え、他方は、該凸部が嵌
    装可能な凹部を備えた請求項2記載の街路灯。
  5. 【請求項5】 前記凸部および凹部のいずれか一方を、
    他方に密着させるよう付勢する付勢手段を備えた請求項
    4記載の街路灯。
  6. 【請求項6】 前記付勢手段は、ばねを備えることを特
    徴とする請求項3または5記載の街路灯。
  7. 【請求項7】 前記ばねは、板ばねである請求項6記載
    の街路灯。
  8. 【請求項8】 前記第1の係合部材および第2の係合部
    材は、金属で構成されている請求項2乃至7のいずれか
    に記載の街路灯。
  9. 【請求項9】 前記第1の係合部材および第2の係合部
    材の少なくとも一つは、樹脂で構成されており、前記付
    勢手段による付勢は、樹脂の弾性力を利用することによ
    り行うことを特徴とする請求項3または5記載の街路
    灯。
  10. 【請求項10】 前記装飾パネルは、石材である請求項
    1乃至9のいずれかに記載の街路灯。
  11. 【請求項11】 前記支柱と、前記装飾パネルとの間の
    隙間を塞ぐ蓋材を備えた請求項1乃至10のいずれかに
    記載の街路灯。
JP1995001852U 1994-04-18 1995-03-14 街路灯 Expired - Lifetime JP3051402U (ja)

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