JP3040100U - スイッチカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 すっきりとした外観で、壁や天井等の壁面の
スイッチプレートに簡単に取り付けることができ、割れ
やすい素材であっても簡単に製造することができるスイ
ッチカバーを提供する。 【解決手段】 室内の照明等の点滅切換スイッチやコン
セント等のスイッチ２０を支持する磁性体製のスイッチ
プレート２１に取り付けるスイッチカバー１であって、
その中央部分のみに、前記スイッチ２０に対応する露出
孔３が形成され、裏面に磁石４が取り付けられている。
このため、すっきりとした外観で、壁や天井等の壁面の
スイッチプレート２１に簡単に取り付けることができ、
割れやすい素材であっても簡単に製造することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スイッチカバーに関する。さらに詳しくは、内壁や天井等に埋め込 まれた、室内の照明等の点滅切換スイッチやコンセント等を支持するスイッチプ レートに取り付けるためのスイッチカバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

室内の照明等の点滅切換スイッチは、頻繁に切入動作させるので、押しやすい 高さで壁面に埋め込まれている。また、コンセントは室内の適所、例えば、内壁 面下部や天井、床下に埋め込まれている。前記点滅切換スイッチおよびコンセン トはいずれも、単独で内壁面に埋め込められているわけでなく、以下に示すよう に、鉄製のスイッチプレートを介して内壁面に埋め込まれている。 図４は従来のスイッチカバー101 の取り付け説明図である。同図に示すように 、内壁や天井などの壁面には図示しない配線用穴が開けられており、この配線用 穴には室内配線の先端部が延びている。前記配線用穴の周囲部分には、鉄製のス イッチプレート２１が、例えば図示しないボルト等によって、壁面に取り付けら れている。このスイッチプレート２１の中央部分には、室内の照明等の点滅切換 スイッチやコンセント等のスイッチ２０が、嵌め込まれて取り付けられている。 図ではスイッチ２０として、室内の照明の点滅切換スイッチを示している。この スイッチ２０には、前記室内配線の先端部が接続されており、このスイッチ２０ の切入動作によって、室内の照明等を点滅・点灯させることができる。また、ス イッチプレート２１の側部は屈曲されて側立部２３となっている。さらに、スイ ッチプレート２１には、その上下部分に雌ネジ孔２２、２２が形成されている。

【０００３】 さて、従来のスイッチカバー101 は、スイッチプレート２１よりも広くて、周 縁部が屈曲された皿状のカバー本体102 の中央部分に、前記スイッチ２０に対応 する大きさの露出孔103 が形成されている。そして、このカバー本体102 には、 前記スイッチプレート２１の雌ネジ孔２２、２２に対応する位置に上下一対の取 付孔106 、106 が形成されている。 このスイッチカバー101 の露出孔103 をスイッチ２０に嵌合した後、取付ネジ ２５を前記スイッチカバー101 の取付孔106 に通して、スイッチプレート２１の 雌ネジ孔２２に螺合させることによって、スイッチカバー101 をスイッチプレー ト２１に取り付けている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに、スイッチカバー101 を取り付けた後にスイッチカバー101 を正面視 すると、スイッチカバー101 の取付孔106 の位置に取付ネジ２５の頭部が見える ので、外観がすっきりしていないという問題がある。 また、壁面のスイッチプレート２１にスイッチカバー101 を取り付けるには、 上述のごとく取付ネジ２５を螺合せねばならず、とくに、天井のスイッチプレー ト２１にスイッチカバー101 を取り付けるとなると、取付ネジ２５を下方から螺 合せねばならず、取り付けにくく手間がかかるという問題がある。 さらに、スイッチカバー101 の素材が例えば鏡やガラス、木等の割れやすいも のの場合には、スイッチカバー101 の取付孔106 を穿孔しにくいので、スイッチ カバー101 を製造しにくいという問題がある。

【０００５】 本考案はかかる事情に鑑み、すっきりとした外観で、内壁や天井等の壁面のス イッチプレートに簡単に取り付けることができ、割れやすい素材であっても簡単 に製造することができるスイッチカバーを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１のスイッチカバーは、スイッチを支持する磁性体製のスイッチプレー トに取り付けるスイッチカバーであって、その中央部分のみに、前記スイッチに 対応する露出孔が形成され、裏面に磁石が取り付けられたことを特徴とする。

【０００７】 本明細書において「スイッチ」とは、スイッチプレートに支持されるものであ って、室内の照明等の点滅切換スイッチやコンセント等を含む概念である。

【０００８】

【考案の実施の形態】

つぎに、本考案のスイッチカバーの実施形態を図面に基づき説明する。 図２は第１実施形態のスイッチカバー１の取り付け説明図である。同図に示す ように、第１実施形態のスイッチカバー１はスイッチプレート２１に取り付ける ものなので、まず、スイッチプレート２１を説明する。 内壁や天井などの壁面には図示しない配線用穴が開けられており、この配線用 穴には室内配線の先端部が延びている。前記配線用穴の周囲部分には、鉄製のス イッチプレート２１が、例えば図示しないボルト等によって、壁面に取り付けら れている。このスイッチプレート２１の中央部分には、室内の照明等の点滅切換 スイッチやコンセント等のスイッチ２０が、嵌め込まれて取り付けられている。 図ではスイッチ２０として、室内の照明の点滅切換スイッチを示している。この スイッチ２０には、前記室内配線の先端部が接続されており、このスイッチ２０ の切入動作によって、室内の照明等を点滅・点灯させることができる。また、ス イッチプレート２１の側部は屈曲されて側立部２３となっている。 なお、スイッチプレート２１は、その素材が鉄だけに限らず、磁性体であれば 足り、本実施形態のスイッチカバー１を適用しうる。 さらになお、スイッチプレート２１には、その上下部分に雌ネジ孔を形成して おく必要はない。

【０００９】 さて、第１実施形態のスイッチカバー１を説明する。図１は第１実施形態のス イッチカバー１の単体図であって、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は背面図である。図 １（Ａ）、（Ｂ）および図２に示すように、第１実施形態のスイッチカバー１は 、皿状のカバー本体２の中央部に、前記スイッチ２０に対応する大きさの露出孔 ３が形成されている。

【００１０】 カバー本体２の裏面の左上部、左下部、右上部および右下部において、鉄製の スイッチプレート２１に対応する位置に、複数の磁石４がそれぞれ接着剤等で貼 付されている。各磁石４の厚さは、互いに同一であって、スイッチプレート２１ の側立部２３の高さと同一である。 なお、磁石４の個数はいくつでもよい。

【００１１】 カバー本体２は、その材料がステンドガラスであって、前記スイッチプレート ２１よりも広い平板の四周縁部に細長い帯板を電気炉で溶解接合し、前記皿状の 形状に成型したものである。

【００１２】 カバー本体２の露出孔３は、ブラストサンドで微細な砂を高圧で吹き付けて切 削すればよいが、カバー本体２には露出孔３以外の孔が形成されていない。この ため、カバー本体２の素材が割れやすいものであっても、カバー本体２を簡単に 製造することができるという効果を奏する。

【００１３】 つぎに、第１実施形態のスイッチカバー１の使用方法を説明する。 第１実施形態のスイッチカバー１を鉄製のスイッチプレート２１に接近させる 。すると、スイッチカバー１の磁石４が磁力によってスイッチプレート２１にく っつくとともに、スイッチ２０の各側立部２３、２３の辺縁部がカバー本体２の 内側天面に接して、カバー本体２を固持する。ただこれだけで、スイッチカバー １を内壁の壁面のスイッチプレート２１に簡単に取り付けることができるという 効果を奏する。 とくに、天井のスイッチプレート２１にスイッチカバー１を取り付ける場合に は、さらに効果が高い。 上記のごとく、第１実施形態のスイッチカバー１はすっきりとした外観で、内 壁や天井等の壁面のスイッチプレート２１に簡単に取り付けることができ、割れ やすい素材であっても簡単に製造することができるという効果を奏する。

【００１４】 つぎに、第２実施形態のスイッチカバー１１を説明する。 図３は第２実施形態のスイッチカバー１１の単体図であって、（Ａ）は正面図 、（Ｂ）は背面図である。図３（Ａ）、（Ｂ）に示すように、第２実施形態のス イッチカバー１１は、平板状のカバー本体１２の中央部に図示しないスイッチ２ ０に対応する大きさの露出孔１３が形成されている。そして、カバー本体１２の 裏面には、全周縁部にはスポンジ１５が取り付けられている。 第１実施形態のスイッチカバー１と同様に、カバー本体１２の裏面の左上部、 左下部、右上部および右下部において、図示しない鉄製のスイッチプレート２１ に対応する位置に、複数の磁石１４がそれぞれ接着剤等で貼付されている。

【００１５】 カバー本体１２は、その材料がガラスや鏡等の割れやすい素材であって、前記 スイッチプレート２１よりも広い長方形の平板である。 なお、スイッチプレート２１の全周縁部を縁取りして角を無くすと、安全であ る。

【００１６】 カバー本体１２の露出孔１３は、ブラストサンドで微細な砂を高圧で吹き付け て切削すればよいが、カバー本体１２には露出孔１３以外の孔が形成されていな い。このため、カバー本体１２の素材が割れやすいものであっても、カバー本体 １２を簡単に製造することができるという効果を奏する。

【００１７】 つぎに、第２実施形態のスイッチカバー１１の使用方法を説明する。 図示しないが、第２実施形態のスイッチカバー１１を鉄製のスイッチプレート ２１に接近させる。すると、スイッチカバー１１の磁石４が磁力によってスイッ チプレート２１にくっつくとともに、スイッチプレート２１の各側立部２３、２ ３の辺縁部がカバー本体１２の内側天面に接して、カバー本体１２を固持する。 ただこれだけで、スイッチカバー１１を内壁の壁面のスイッチプレート２１に簡 単に取り付けることができるという効果を奏する。 とくに、天井のスイッチプレート２１にスイッチカバー１１を取り付ける場合 には、さらに効果が高い。 上記のごとく、第２実施形態のスイッチカバー１１はすっきりとした外観で、 内壁や天井等の壁面のスイッチプレート２１に簡単に取り付けることができ、割 れやすい素材であっても簡単に製造することができるという効果を奏する。 なお、前記各実施形態では、ガラス製のスイッチカバーであったが、木製や合 成樹脂製、御影石や大理石等の石製など任意の素材のスイッチカバーであっても よい。

【００１８】

【考案の効果】

請求項１のスイッチカバーによれば、すっきりとした外観で、壁や天井等の壁 面のスイッチプレートに簡単に取り付けることができ、割れやすい素材であって も簡単に製造することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施形態のスイッチカバー１の単体図であ
って、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は背面図である。

【図２】第１実施形態のスイッチカバー１の取り付け説
明図である。

【図３】第２実施形態のスイッチカバー１１の単体図で
あって、（Ａ）は正面図、（Ｂ）は背面図である。

【図４】従来のスイッチカバー101 の取り付け説明図で
ある。

【符号の説明】

１ スイッチカバー ２ カバー本体 ３ 露出孔 ４ 磁石 １１ スイッチカバー １２ カバー本体 １３ 露出孔 １４ 磁石 ２０ スイッチ ２１ スイッチプレート

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】スイッチを支持する磁性体製のスイッチプ
   レートに取り付けるスイッチカバーであって、その中央
   部分のみに、前記スイッチに対応する露出孔が形成さ
   れ、裏面に磁石が取り付けられたことを特徴とするスイ
   ッチカバー。