JP3051355U - ヨーヨー及びヨーヨー用紐巻付組立体 - Google Patents

ヨーヨー及びヨーヨー用紐巻付組立体

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JP3051355U
JP3051355U JP1998000505U JP50598U JP3051355U JP 3051355 U JP3051355 U JP 3051355U JP 1998000505 U JP1998000505 U JP 1998000505U JP 50598 U JP50598 U JP 50598U JP 3051355 U JP3051355 U JP 3051355U
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rotating
rotating shaft
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JP1998000505U
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晃 植松
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晃 植松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円盤状の回転体が最も下方の位置にあるとき
の回転時間を延ばすことができるヨーヨーを得る。 【解決手段】 回転軸1の両端に一対の円盤状の回転体
2,3を固定する。回転軸1に回転自在に嵌合される紐
巻付体4を一方の回転体2側に位置して遠心クラッチ機
構8の爪部8aによって挟持される被挟持部と、紐5が
取付けられる本体部と、本体部に形成されて他方の回転
体3側に開口するベアリング嵌合孔とを有するように構
成する。ベアリング嵌合孔内に回転軸1を軸支するボー
ルベアリング6を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は玩具のヨーヨー及びヨーヨー用紐巻付組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にヨーヨーは、回転軸の両端に固定された一対の円盤状の回転体と、回転 軸に回転自在に嵌合された筒状の紐巻付体と、紐巻付体に一方の端部が取付けら れた紐とを具備している。この種のヨーヨーでは、使用者が紐の他方の端部を保 持した状態で紐巻付体に紐が巻回されたヨーヨーを下方に落下させると、紐と紐 巻付体との抵抗により紐巻付体が回転して、一対の円盤状の回転体が回転軸を中 心に回転し、回転体が下方に位置しても回転体の回転は継続する。このようなヨ ーヨーでは、落下時において回転体の回転加速度が上昇すると共に最も下方位置 において回転体が長時間回転することが求められている。そこで、回転軸の回転 速度が所定の速度以下のときには一方の回転体と紐巻付体とを連結し、回転速度 が所定の速度より速いときには一方の回転体と紐巻付体との連結を解除するよう に構成される遠心クラッチ機構を一方の回転体の内部に配置したヨーヨーが開発 された。この種のヨーヨーでは、ヨーヨーを下方に落下させる際には一方の回転 体と紐巻付体とが連結されて、回転体の回転加速度が上昇し、回転体が下方に位 置すると一方の回転体と紐巻付体との連結を解除されて回転体の回転は長く継続 する。そして、回転速度が落ちて遠心クラッチ機構が回転体と紐巻付体とを連結 すると、回転体は回転しながら上方へと移動する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
最近は、回転体が最も下方に位置する際の回転体の回転時間をさらに延ばすこ とが求められている。
【0004】 本考案の目的は、最も下方に位置する回転体の回転時間を従来よりも長くする ことができるヨーヨーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案が改良の対象とするヨーヨーは、回転軸の両端に固定された一対の円盤 状の回転体と、回転軸に回転自在に嵌合された筒状の紐巻付体と、紐巻付体に一 方の端部が取付けられた紐とを具備している。本考案では、回転軸と紐巻付体と の間にボールベアリングを配置する。本考案のようにボールベアリングを配置す ると、回転軸と紐巻付体との間の摩擦を小さくできるため、最も下方に位置する 際の回転体の回転時間を従来よりも延ばすことができる。
【0006】 回転軸の回転速度が所定の速度以下のときには一方の回転体と紐巻付体とを連 結し、回転速度が所定の速度より速いときには一方の回転体と紐巻付体との連結 を解除するように構成されている遠心クラッチ機構を一対の回転体の一方の回転 体の内部に構成すれば、落下時において回転体の回転加速度を上昇させることが できる。
【0007】 紐巻付体を一方の回転体側に位置して遠心クラッチ機構の爪部によって挟持さ れる被挟持部と、紐が取付けられる本体部と、本体部に形成されて一対の回転体 の他方の回転体側に開口しボールベアリングが嵌合されるベアリング嵌合孔とを 有するように構成すれば、ボールベアリングをベアリング嵌合孔内に嵌合するだ けで簡単にボールベアリングをヨーヨー内に配置することができる。
【0008】 また、紐巻付体が一対の回転体の他方と接触するとその摩擦で回転速度が落ち る上、紐巻付体が損傷を受ける場合がある。そこで、一対の回転体の他方とボー ルベアリングの内輪との間に位置して回転軸に回転自在に嵌合する筒状のスペー サ部材を配置すれば、このような問題を解消することができて寿命の長いヨーヨ ーを提供できる。
【0009】 また、本考案のヨーヨー用紐巻付組立体は、筒状の紐巻付体と、紐巻付体をホ ルダとして回転軸と紐巻付体との間に配置されるボールベアリングとから構成さ れる。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案のヨーヨーを詳細に説明する。図1は、本考案の ヨーヨーの要部の部分断面図である。図1に示すように、本考案のヨーヨーは、 回転軸1と、回転軸1の両端に固定された一対の回転体2,3と、紐巻付体4と 、紐巻付体4に一方の端部が取付けられた紐5と、ボールベアリング6と、スペ ーサ7とから構成されている。
【0011】 回転軸1に回転自在に嵌合された紐巻付体4は、図1の部分図である図2に示 すように、ステンレスにより筒状形状に一体成形されている。この紐巻付体4は 、後述する遠心クラッチ機構8の爪部8aによって挟持される被挟持部4aと本 体部4bとを一体に有している。被挟持部4aは、環状の被挟持部本体4a1 と 、外周面が被挟持部本体4a1 の外周面から回転軸1側に縮径する縮径部4a2 とから構成されている。被挟持部本体4a1 と縮径部4a2 との間には、被挟持 部4aの周方向に連続して延び且つ径方向外側に開口する環状凹部4a3 が形成 されている。そして、この環状凹部4a3 には、回転軸1の回転速度が所定の速 度以下のときに遠心クラッチ機構8の一対の爪部8a,8aが当接するOリング 4cが配置されている。また、被挟持部4aの内部には、回転軸1が貫通する貫 通孔4a4 が形成されている。本体部4bは、被挟持部本体4a1 より大径の環 状形状を有している。この本体部4bの外周部には、周方向に連続して延び且つ 径方向外側に開口する環状凹部4b1 が形成されており、この環状凹部4b1 に は、紐5の一方の端部が縛られて固定されている。本体部4bの外周面には紐5 が巻回される。また、本体部4bには、他方の回転体3側に開口し被挟持部4a の貫通孔4a4 と連通するベアリング嵌合孔4b2 が形成されている。ベアリン グ嵌合孔4b2 は貫通孔4a4 より寸法が大きく、内部には、ボールベアリング 6が嵌合されている。
【0012】 一方の回転体2は、輪郭が円盤状の形状を有しており、内壁部2aと外壁部2 bとの間に空洞部2fを有している。内壁部2aの回転中心部には径方向に所定 の間隔をあけて紐巻付体4の被挟持部4aが貫通する開口部2a1 が形成されて いる。また、内壁部2aと外壁部2bとの間の空洞部2fには、図示しない接続 手段により内壁部2aの内面に固定された一対の中壁部2c,2cが配置されて いる。内壁部2aと一対の中壁部2c,2cとの間には、遠心クラッチ機構8が 配置されている。この遠心クラッチ機構8は、紐巻付体4のOリング4cを間に 挟んで紐巻付体4の径方向に対向するように配置された一対の爪部8a,8aと 、一対の爪部8a,8aを紐巻付体4に向ってそれぞれ付勢する一対のバネ部材 8b,8bとから構成されている。本例の遠心クラッチ機構8では、回転軸1の 回転速度が所定の回転速度以下のときには、一対の爪部8a,8aが一対のバネ 部材8b,8bの付勢力により紐巻付体4のOリング4cと当接して回転体2と 紐巻付体4とが連結されている。そして、回転軸1の回転速度が所定の速度より 速くなると、一対の爪部8a,8aに作用する遠心力がバネ部材8b,8bのバ ネ力より大きくなって、回転体2の径方向外側に一対の爪部8a,8aが移動し て一対の爪部8a,8aが紐巻付体4のOリング4cから離れ、回転体2と紐巻 付体4との連結が解除される。また、内壁部2aには、連結部2dを介してボス 部2eが接続されている。このボス部2eの中心には、貫通孔2e1 が形成され ており、貫通孔2e1 の内周面部の一部には、回転軸1の一方の端部に設けられ た雄ねじと螺合する雌ねじが形成されている。
【0013】 一対の回転体2,3の他方の回転体3も、回転体2と同様に輪郭が円盤状の形 状を有しており、内壁部3aと外壁部3bとを有している。内壁部3aの外壁部 3b側に対向する面には、鉄板片からなる一対の重錘3c,3cが回転体2の径 方向に延びるように配列されて固定されている。これら一対の重錘3c,3cに より、一対の回転体2,3の重量のバランスが図られている。また、内壁部3a の回転中心部には外壁部3b側に突出するボス部3dが一体に形成されている。 そして、内壁部3aのボス部3dが形成された部分には、一方の回転体2側に開 口し、紐巻付体4を所定の間隔を隔てて部分的に配置する凹部3a1 が形成され ている。ボス部3dの中心には貫通孔3d1 が形成されており、この貫通孔3d 1 には、回転軸1の他方の端部が圧入されている。このように、回転軸1は、一 方の端部が回転体2のボス部2eに螺合され、他方の端部が回転体3のボス部3 cに圧入されている。これにより、一対の回転体2,3は、回転軸1の両端に取 り外し可能に固定されることになる。
【0014】 前述のボールベアリング6は、図2に詳細に示すように、回転軸1を軸支して おり、外輪6aと、外輪6aとの間に複数のボールを挟持する内輪6bとを有し ている。本例では、このボールベアリング6と紐巻付体4とにより紐巻付組立体 が構成されている。このボールベアリング6は、外輪6aがベアリング嵌合孔4 b2 内にきつく嵌合され、内輪6bが回転軸1にきつく嵌合された状態で、ベア リング嵌合孔4b2 内に配置されている。また、内輪6bと他方の回転体3との 間には、回転軸1に回転自在に嵌合された筒状のスペーサ部材7が配置されてい る。なお、図1及び2において、回転軸1及びスペーサ部材7は相互に接触して 描かれているが、回転軸1とスペーサ部材7との間にはごく僅かな隙間が形成さ れている。このスペーサ部材7により、紐巻付体4が回転体3と接触するのを阻 止することができる。
【0015】 本例のヨーヨーでは、使用者が紐5の他方の端部を保持した状態で紐巻付体4 に紐5が巻回されたヨーヨーを下方に落下させると、紐5と紐巻付体4との抵抗 により紐巻付体4が回転して、回転体2,3が最も下方に位置した状態で回転を 継続する。本例では、ボールベアリング6により回転軸1と紐巻付体4との間の 摩擦が小さくなっているので、ボールベアリング6を配置しない従来のヨーヨー と比べて回転体2,3の回転時間を約2倍に延ばすことができる。
【0016】 なお、本実施の形態では、一方の回転体2の内部に遠心クラッチ機構8を構成 しているが、本考案は遠心クラッチ機構を持たないヨーヨーにも適用できるのは 勿論である。
【0017】
【考案の効果】 本考案によれば、回転軸と紐巻付体との間にボールベアリングを配置するので 、回転軸と紐巻付体との間の摩擦を小さくでき、回転体が最も下方に位置する際 の回転体の回転時間を大幅に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のヨーヨーの要部の部分断面図であ
る。
【図2】 図1の部分図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 一方の回転体 3 他方の回転体 4 紐巻付体 4a 被挟持部 4b 本体部 4b2 ベアリング嵌合孔 5 紐 6 ボールベアリング 7 スペーサ 8 遠心クラッチ機構 8a 爪部 8bバネ部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の両端に固定された一対の円盤状
    の回転体と、前記回転軸に回転自在に嵌合された筒状の
    紐巻付体と、前記紐巻付体に一方の端部が取付けられた
    紐とを具備してなるヨーヨーであって、 前記回転軸と前記紐巻付体との間にボールベアリングが
    配置されていることを特徴とするヨーヨー。
  2. 【請求項2】 前記回転軸の回転速度が所定の速度以下
    のときには前記一方の回転体と前記紐巻付体とを連結
    し、前記回転速度が前記所定の速度より速いときには前
    記一方の回転体と前記紐巻付体との連結を解除するよう
    に構成されている遠心クラッチ機構が前記一対の回転体
    の一方の回転体の内部に構成されている請求項1に記載
    のヨーヨー。
  3. 【請求項3】 前記紐巻付体は、前記一方の回転体側に
    位置して前記遠心クラッチ機構の爪部によって挟持され
    る被挟持部と、前記紐が取付けられる本体部と、前記本
    体部に形成されて前記一対の回転体の他方の回転体側に
    開口し前記ボールベアリングが嵌合されるベアリング嵌
    合孔とを有している請求項2に記載のヨーヨー。
  4. 【請求項4】 前記ボールベアリングの外輪が前記ベア
    リング嵌合孔内にきつく嵌合され、前記ボールベアリン
    グの内輪が前記回転軸にきつく嵌合され、 前記回転軸には、前記一対の回転体の他方と前記ボール
    ベアリングの前記内輪との間に位置して前記紐巻付体が
    前記一対の回転体の他方と接触するのを阻止する筒状の
    スペーサ部材が回転自在に嵌合されている請求項3に記
    載のヨーヨー。
  5. 【請求項5】 ヨーヨーの回転軸に回転自在に嵌合され
    て紐の一方の端部が取付けられるヨーヨー用紐巻付組立
    体であって、 筒状の紐巻付体と、前記紐巻付体をホルダとして前記回
    転軸と前記紐巻付体との間に配置されるボールベアリン
    グとからなるヨーヨー用紐巻付組立体。
JP1998000505U 1998-02-12 1998-02-12 ヨーヨー及びヨーヨー用紐巻付組立体 Expired - Lifetime JP3051355U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505703A (ja) * 2014-02-18 2017-02-23 エール シュロモットSHLOMOT, Eyal コンピュータ化されたヨーヨー

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