JP3051354B2 - 全回転かま - Google Patents

全回転かま

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JP3051354B2
JP3051354B2 JP9026039A JP2603997A JP3051354B2 JP 3051354 B2 JP3051354 B2 JP 3051354B2 JP 9026039 A JP9026039 A JP 9026039A JP 2603997 A JP2603997 A JP 2603997A JP 3051354 B2 JP3051354 B2 JP 3051354B2
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徳三 広瀬
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株式会社廣瀬製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本縫いミシンの垂
直全回転かまおよび水平全回転かまに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの全回転かまにおいて、内かま
に形成された軌条が外かまの軌溝に嵌まり込み、外かま
がたとえば6000rpmなどの高速度で回転され、縫
い目が形成される。したがって内かまの軌条と外かまの
軌溝とが摩擦接触して摩耗しやすく、そのような摩耗が
生じるとがたつきを生じ、縫い性能が低下し、また騒音
が発生する。さらに軌条と軌溝との摩擦力が大きいの
で、上糸ループが、内かまの回り止め凹所と、ミシン機
体に取付けられた回り止め突起との間を、通過する際
に、大きな張力が作用し、このことによってもまた縫い
性能が低下する。さらに軌条と軌溝との摩擦力が大きい
ので、発熱する。
【0003】この問題を解決するために、軌条と軌溝と
の隙間にミシン油などの潤滑油を供給する構成が知られ
ているけれども、そのような潤滑油は、糸および布を汚
損するという新たな問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内か
まの軌条と外かまの軌溝との摩擦係数を低減し、また摩
耗を低減して長寿命とし、縫い性能を向上することがで
きるようにした全回転かまを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内かまの軌条
が外かまの軌溝に嵌まり込んだ状態で、外かまがその外
かまの軸線まわりに回転駆動される全回転かまにおい
て、内かまの軌条には、周方向に延びかつ半径方向外方
に向って開放した単数または複数の凹溝が形成され、前
記凹溝は、糸分け部13よりも外かま回転方向下流側か
ら糸分け部13に至るまで、その凹溝の底が外かま回転
方向上流側になるにつれて浅くなるように半径方向外方
に傾斜して形成され、外かまには、外かまの筒部18
と、その筒部18に固定された糸案内ばね22とにわた
って延び、かつ剣先21および糸掛かり部23の近傍で
あって外かま回転方向上流側に、空気取り入れ口24が
形成され、前記空気取り入れ口の外かま回転方向上流側
の内周面26は、外かまの筒部の軸線を通る一仮想平面
28に対して予め定める第1角度を成し、前記空気取り
入れ口の外かま回転方向下流側の内周面27は、前記一
仮想平面に対して予め定める第2角度を成し、第1角度
は第2角度よりも小さく選ばれ、この空気取り入れ口
は、通路を介して、軌溝に連通し、糸案内ばね22の外
周面上に空気収集部30が突設され、この空気収集部3
0は、空気取り入れ口24の上流側のごく近傍で立上が
った案内壁面31を有し、この案内壁面31付近で最も
高く、外かま回転方向12下流側になるにつれて低く傾
斜される基部32と、その基部32からの空気取り入れ
口24の両側方で外かま17の軸線方向前後に間隔をあ
けた位置に設けられ、外かま回転方向12の下流側にな
るにつれて低く形成される一対の延在部33とを有する
ことを特徴とする全回転かまである。
【0006】本発明に従えば、内かまの軌条に形成され
た凹溝には、外かまの回転時に生じる空気が導入され、
これによって内かまの軌条の外周面と外かまの軌溝の内
周面との間に空気層が形成される。したがって内かま
が、外かま内でほぼ浮いた状態となり、これによって軌
条と軌溝との摩擦係数が著しく低減される。そのため軌
条と軌溝との摩擦係数が小さくなり、その軌条と軌溝と
の摩耗が低減され、長寿命となる。これによって縫い性
能が向上され、また上糸に大きな張力が作用することは
なく、このことによってもまた縫い性能が向上され、さ
らに糸切れの発生が防がれる。
【0007】さらに軌条の外周面と軌溝の内周面との間
に流れる空気の層によって、軌条と軌溝とが冷却され、
そのため外かまの高速回転時における発熱が抑制され
る。
【0008】さらに本発明に従えば、外かまに形成され
た空気取り入れ口からは、その外かまの回転時に、空気
が導入され、外かまの軌溝内に通路を介して導入され
る。これによって内かまの軌条の外周面と外かまの軌溝
の内周面との間に、空気の層が確実に形成される。した
がって軌条と軌溝との摩擦係数をさらに低減することが
できる。
【0009】この空気取り入れ口は、図5に明らかに示
されるように、外かまの筒部18と、糸案内ばね22と
にわたって延びて形成され、したがってこの空気取り入
れ口24は、筒部18と糸案内ばね22とを含む外かま
の外周面の半径方向外方に臨む。
【0010】さらに本発明に従えば、空気取り入れ口
に、外かまの回転中に空気をさらに確実に導入すること
ができるようにするために、空気収集部が形成される。
この空気収集部は、空気取り入れ口の上流側で空気取り
入れ口の開放部よりも外方に突出した突起である。この
突出した空気収集部は、空気取り入れ口の下流側から上
流外側に向けて延び、外かま回転時に空気を空気取り入
れ口に確実に押し込んで案内する。
【0011】この空気収集部は、空気取り入れ口の上流
側から下流側になるにつれて両側部が空気取り入れ口の
両側方に拡がるように形成される。空気取り入れ口24
に空気を案内する空気収集部30は、基部32と一対の
延在部33とを有し、一対の延在部33は、基部32か
ら空気取り入れ口24の両側方で外かま17の軸線方向
前後に間隔をあけた位置に形成される。これによって多
量の空気をできるだけ高い圧力で取り入れることが可能
になる。こうして内かまの軌条と外かまの軌溝との間に
空気の層を確実に形成することができる。
【0012】本発明では、内かまおよび外かまの全体ま
たは少なくとも軌条および軌溝がステンレス鋼または鋼
が鍛造加工されて製造されてもよいけれども、少なくと
も軌条および軌溝の表面がたとえばTiXN膜(ただし
XはAlまたはC)から成る被覆層およびそのほかの構
成を有する被覆層であってもよく、またはTiN膜が形
成されていてもよく、そのほかの金属めっき層が形成さ
れてもよい。
【0013】さらに本発明では、内かまおよび外かまの
全体または少なくとも軌条または軌溝の少なくともいず
れか一方が、合成樹脂製であってもよく、たとえば液晶
ポリマ、などであってもよく、あるいはフッ素樹脂、た
とえばテフロン(商品名)などであってもよく、さらに
フッ素樹脂に金属粉末をちりばめた材料であってもよ
く、さらに潤滑剤を含む高密度ポリエチレンから成って
もよく、さらにセラミックなどの材料から成ってもよ
い。軌条は、合成樹脂製環状体が内かま筒部に嵌合され
た構成であってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
本縫いミシンの垂直全回転かまに用いられる内かま1の
簡略化した斜視図である。内かま1の円筒部2には、周
方向に延びる軌条3が形成される。筒部2には底4が形
成され、この底4には、スタッド5が立設される。筒部
2の端面には、糸を案内するフランジ6が形成されると
ともに、回り止め凹所7が形成される。
【0015】図2は、図1の切断面線II−IIから見
た断面図である。軌条3には、周方向に延びかつ半径方
向外方(図2の下方)に向かって開放した単数または複
数(この実施の形態では単一)の凹溝8が形成される。
軌条3は、外かま17に形成された軌溝10に嵌まり込
む。軌溝10の底11は、外かま17の水平回転軸線に
平行な直円筒面となっている。
【0016】図3は、図2の切断面線III−IIIか
ら見た簡略化した一部の周方向展開図である。内かま1
の半径方向に沿う凹溝8の深さは、参照符D1で示され
る。この軌条3の外かま回転方向12下流側の端部は、
糸掛け部または糸分け部13であり、上流側の端部は糸
抜け部14となっている。糸が、糸分け部13で凹溝8
によって絡んだりしないようにするために、凹溝8の底
15は、仮想線16で示されるように糸分け部13より
も回転方向下流側(図3の左方)から糸分け部13に至
るまで、回転方向12上流側になるにつれて凹溝8の深
さD2が浅くなるように、その凹溝8の底が半径方向外
方になるように傾斜される。凹溝8の深さD1が比較的
小さい値に選ばれるときには、軌条3の全周にわたっ
て、同一の深さD1で凹溝8が形成されてもよい。
【0017】縫製中に、外かまが高速度で回転されるこ
とによって、空気の流れが生じ、これによって凹溝8に
は空気が導入され、軌条3の外周面と軌溝10の内周面
との間に空気の層が形成される。これによって軌条3と
軌溝10との摩擦係数が低減される。
【0018】図4は、外かま17の正面図である。外か
ま17は、筒部18とその端部に固定される底19と、
底19に固定される水平回転軸線を有する駆動軸20と
を含む。外かま17の筒部18には、剣先21が形成さ
れており、半径方向内方に臨む軌溝10が周方向に延び
て形成される。筒部18の外周面には、糸案内ばね22
が固定される。この糸案内ばね22と剣先21との間に
は、剣先21によって捕捉された上糸ループを係止する
糸掛かり部23が形成される。本発明に従えば、外かま
17の筒部18には、空気取り入れ口24が形成され
る。この空気取り入れ口24は、筒部18に形成された
通路25を介して軌溝10の底11に導入される。空気
取り入れ口24は、剣先21および糸掛かり部23の近
傍であって、外かま回転方向12の上流側に形成され、
さらにこの空気取り入れ口24は、周方向に間隔をあけ
て複数(図4では2つ)設けられる。
【0019】図5は空気取り入れ口24付近の拡大断面
図であり、図6はその空気取り入れ口24付近の斜視図
である。空気取り入れ口の外かま回転方向12上流側の
内周面26は、外かま回転方向下流側の内周面27より
も外かまの筒部18の軸線を通る一仮想平面28に対し
て予め定める第1角度である角度θ1および予め定める
第2角度であるθ2をそれぞれ有し、θ1<θ2に選ば
れる。これによって矢符29で示されるように空気が大
量に、空気取り入れ口24から通路25に導入されるこ
とができる。
【0020】さらに本発明に従えば、空気取り入れ口2
4の上流側(図6の右方)から下流(図6の左方)外側
に向けて空気収集部30が、外かま17の外周面、たと
えばこの図5および図6の構成では、糸案内ばね22の
外周面上に、突設される。空気収集部30は、空気取り
入れ口24の上流側のごく近傍で立上がった案内壁面3
1を有する基部32と、その基部32から空気取り入れ
口24の両側方で外かま17の軸線方向前後に間隔をあ
けた位置で、一対の延在部33とを含んで構成される。
延在部33は、外かま回転方向12の下流側になるにつ
れて低く形成される。また基部32は、案内壁面31付
近で最も高く、外かま回転方向12下流側になるにつれ
て低く傾斜される。これによって空気収集部30に糸が
絡まるおそれはなく、しかも空気を円滑に、しかも大量
に、空気取り入れ口24に案内して導くことができる。
【0021】延在部33の外かま回転軸線に沿う間隔W
1は、図5および図6の実施の形態では、周方向に一定
の値に定められているけれども、本発明の実施の他の形
態では、この間隔W1は、外かま回転方向12の下流側
(図6の左方)になるにつれて拡がるように形成され、
これによってさらに大量の空気を空気取り入れ口24に
押し込んで導くように構成される。
【0022】図7は、図1〜図6に示される本発明の実
施の形態における垂直全回転かま35の全体の構成を示
す断面図である。スタッド5には、下糸が巻回されるボ
ビン36が装着される。空気取り入れ口24から軌溝1
0に導く通路25は、図7に明らかなように、外かま1
7の回転軸線を含む仮想平面内で、半径方向内方になる
につれて狭くなるように形成され、これによって空気取
り入れ口24からの空気が、できるだけ高い圧力で軌溝
10内に導かれ、これによって軌条3と軌溝10との間
に空気の層を確実に形成することが可能になる。
【0023】図8は、本発明の実施の他の形態の断面図
である。この実施の形態は、前述の図1〜図7に示され
る実施の形態に類似するけれども、注目すべきは軌条3
には、内かま2の軸線方向(図8の左右方向)に間隔を
あけて複数(この実施の形態では3)の凹溝37が形成
される。
【0024】本発明の実施のさらに他の形態では、外か
ま17の外周面に空気取り入れ口24が形成されるだけ
でなく、外かま17の筒部18の内周面38または39
(図7参照)に空気取り入れ口が形成され、その内周面
38または39の空気取り入れ口から、その筒部18に
形成された通路を経て、軌溝10の底11に空気を導入
するようにしてもよい。さらに空気取り入れ口は、外か
ま17の筒部18の開放端面40に形成されてもよい。
さらにこれらの各空気取り入れ口に関連して、前述のよ
うに空気収集部が形成されてもよい。
【0025】凹溝8は、糸分け部12付近では、形成さ
れていなくてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、内かまの軌条に外かま
回転方向上流側になるにつれて浅くなる凹溝を形成し
て、内かま軌条の外周面と外かまの軌溝の内周面との間
に空気が流れる空気の層を形成するようにしたので、糸
が凹溝に絡むことなしに、軌条と軌溝との摩擦係数を低
減することができるようになる。これによって軌条と軌
溝の摩耗を低減し、縫い性能を向上し、がたつきを少な
くし、騒音の発生を抑制し、さらに上糸に作用する張力
を低減して縫い性能を向上することができるようにな
る。
【0027】さらに本発明によれば、外かまに、外かま
回転方向上流側の内周面が外かまの筒部の軸線を通る一
仮想平面に対して予め定める第1角度を成し、外かま回
転方向下流側の内周面が前記一仮想平面に対して予め定
める第2角度を成し、第1角度は第2角度よりも小さく
選ばれる空気取り入れ口を形成し、この空気取り入れ口
から、外かまの回転時に空気を取り入れて通路から外か
まの軌溝に導き、こうして外かまの軌溝の内周面と内か
まの軌条の外周面との間に空気の層を確実に形成するこ
とが可能になる。
【0028】さらに本発明によれば、空気取り入れ口の
上流側に空気収集部を突設し、これによって空気取り入
れ口に、外かまの回転時に空気を強制的に確実に取り入
れることが可能になる。
【0029】さらに本発明によれば、この空気収集部
は、空気取り入れ口の上流側から下流外側に向けて延び
るように構成されるので、空気を空気取り入れ口に確実
に案内して導入することが可能になる。空気収集部30
は、基部32と一対の延在部33とを有し、一対の延在
部33は、基部32から空気取り入れ口24の両側方で
外かま17の軸線方向前後に間隔をあけた位置に設けら
れ、基部32と延在部33とは、外かま回転方向12の
下流側になるにつれて低く傾斜され、こうして空気収集
部30に糸が絡まるおそれがなく、しかも空気を円滑
に、しかも大量に、空気取り入れ口24に案内して導く
ことができる。
【0030】本発明は、垂直全回転かまおよび水平全回
転かまだけでなく半回転かまなどに関連してもまた、実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の本縫いミシンの垂直全
回転かまに用いられる内かま1の簡略化した斜視図であ
る。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た断面図であ
る。
【図3】図2の切断面線III−IIIから見た簡略化
した周方向展開図である。
【図4】外かま17の正面図である。
【図5】空気取り入れ口24付近の拡大断面図である。
【図6】空気取り入れ口24付近の斜視図である。
【図7】図1〜図6に示される本発明の実施の形態にお
ける垂直全回転かま35の全体の構成を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の実施の他の形態の断面図である。
【符号の説明】
1 内かま 2 円筒部 3 軌条 4,11,15,19 底 5 スタッド 6 フランジ 7 凹所 8 凹溝 10 軌溝 12 回転方向 13 糸分け部 14 糸抜け部 17 外かま 18 筒部 20 駆動軸 21 剣先 22 糸案内ばね 23 糸掛かり部 24 空気取り入れ口 25 通路 26,27 内周面 30 空気収集部 31 案内壁面 32 基部 33 延在部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内かまの軌条が外かまの軌溝に嵌まり込
    んだ状態で、外かまがその外かまの軸線まわりに回転駆
    動される全回転かまにおいて、 内かまの軌条には、周方向に延びかつ半径方向外方に向
    って開放した単数または複数の凹溝が形成され、 前記凹溝は、糸分け部13よりも外かま回転方向下流側
    から糸分け部13に至るまで、その凹溝の底が外かま回
    転方向上流側になるにつれて浅くなるように半径方向外
    方に傾斜して形成され、 外かまには、外かまの筒部18と、その筒部18に固定
    された糸案内ばね22とにわたって延び、かつ剣先21
    および糸掛かり部23の近傍であって外かま回転方向上
    流側に、空気取り入れ口24が形成され、 前記空気取り入れ口の外かま回転方向上流側の内周面2
    6は、外かまの筒部の軸線を通る一仮想平面28に対し
    て予め定める第1角度を成し、前記空気取り入れ口の外
    かま回転方向下流側の内周面27は、前記一仮想平面に
    対して予め定める第2角度を成し、第1角度は第2角度
    よりも小さく選ばれ、この空気取り入れ口は、通路を介
    して、軌溝に連通し、 糸案内ばね22の外周面上に空気収集部30が突設さ
    れ、 この空気収集部30は、 空気取り入れ口24の上流側のごく近傍で立上がった案
    内壁面31を有し、この案内壁面31付近で最も高く、
    外かま回転方向12下流側になるにつれて低く傾斜され
    る基部32と、 その基部32からの空気取り入れ口24の両側方で外か
    ま17の軸線方向前後に間隔をあけた位置に設けられ、
    外かま回転方向12の下流側になるにつれて低く形成さ
    れる一対の延在部33とを有することを特徴とする全回
    転かま。
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