JP3051043U - 携帯用カード入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 名刺、キャッシュカード、テレホンカード、
定期券などのカードを入れて携帯する新規の携帯用カー
ド入れを提供することを目的とする。 【解決手段】 薄箱型ケース１を構成し、このケース１
における天面壁２の中央に長手方向に沿う指通し用孔３
を、同じく先端壁の上辺縁に同縁に沿って長いスリット
状の出入口４をそれぞれ開設すると共に同ケース１内に
中底板５を上下移動可能として装入し、この中底板５の
下側に当該中底板５を押し上げる弾性部６を設け、また
中底板５の先端縁に出入口４に向って高くなる上傾案内
面７を設けて成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、名刺、キャッシュカード、テレホンカード、定期券などのカードを 入れて携帯する携帯用カード入れに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の携帯用カード入れとしては種々の形式のものが提供されている が、これ等はいずれも次のうちの一つ以上の欠陥を有していた。 使い辛い カードを保護する力が充分でない 特異性に欠ける 構成が煩瑣である 量産に向いていない コストが割高である

【０００３】 尚、上記した欠陥のすべてを有していない携帯用カード入れは、現在見当らな い。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記した欠陥のすべてを有していない新規の携帯用カード入れを提 供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係る携帯用カード入れは、薄箱型ケース１ を構成し、このケース１における天面壁２の中央に長手方向に沿う指通し用孔３ を、同じく先端壁の上辺縁に同縁に沿って長いスリット状の出入口４をそれぞれ 開設すると共に同ケース１内に中底板５を上下移動可能として装入し、この中底 板５の下側に当該中底板５を押し上げる弾性部６を設け、また中底板５の先端縁 に出入口４に向って高くなる上傾案内面７を設けて成るものである。

【０００６】

【実施例】

図に示す実施例は、硬質プラスチックを以て薄箱型ケース１を構成し、このケ ース１における天面壁２の中央の長手方向に大きい矢印形状を呈する指通し用孔 ３を、同じく先端壁の上辺縁に同縁に沿って長いスリット状の出入口４をそれぞ れ開設すると共に同ケース１内に金属板製の中底板５を上下移動可能として装入 し、この中底板５の下側に当該中底板５を押し上げるコイルバネ製弾性部６を設 け、また中底板５の先端縁に出入口４に向って高くなる上傾案内面７を折設した ものである。

【０００７】 本考案は、全体を薄いアルミ板等金属板を以て構成することがあり、また中底 板をプラスチック製としてこれに弾性部を一体的に成形することがあり、更に弾 性部を板バネとすることがあり、またケース部を皮材もしくは軟質プラスチック 、その他の材料で構成することがある。

【０００８】

【考案の効果】

本考案に係る携帯用カード入れは、上記のような構成であるので、使用者は中 底板５を押し込んだ状態としておいて出入口４から多数の名刺（あるいはキャッ シュカード等）８を挿入することによって格納し、そして、この格納した状態で 携帯して必要あるときに、最上位の名刺９に指通し用孔３を介して手指を押し当 ててこれを出入口４の方に向ってずらすことによって当該最上位の名刺９の一部 を出入口４の外に出し、この出た所を摘んで全体を引き出して相手の方に渡す等 の用法に供するものであって、上記〜において述べた欠陥のすべてを完全に 解消する優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す全体の斜視図である。

【図２】図１Ａ−Ａ線に沿う断面図である。

【図３】図１Ｂ−Ｂ線に沿う断面図である。

【符号の説明】

１ ケース ２ 天面壁 ３ 指通し孔 ４ 出入口 ５ 中底板 ６ 弾性部 ７ 上傾案内部 ８、９ 名刺

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 薄箱型ケース１を構成し、このケース１
   における天面壁２の中央に長手方向に沿う指通し用孔３
   を、同じく先端壁の上辺縁に同縁に沿って長いスリット
   状の出入口４をそれぞれ開設すると共に同ケース１内に
   中底板５を上下移動可能として装入し、この中底板５の
   下側に当該中底板５を押し上げる弾性部６を設け、また
   中底板５の先端縁に出入口４に向って高くなる上傾案内
   面７を設けて成ることを特徴とする携帯用カード入れ。