JP3022389U

JP3022389U - 定期券等カードを複数収納できる片手操作用携帯ケース

Info

Publication number: JP3022389U
Application number: JP1995010705U
Authority: JP
Inventors: 雄一郎佐藤
Original assignee: 雄一郎佐藤
Priority date: 1995-09-04
Filing date: 1995-09-04
Publication date: 1996-03-22
Anticipated expiration: 2001-09-04

Abstract

(57)【要約】【課題】一方の手が荷物で塞がったままでも、定期券
等カード（８）の出し入れが容易で、複数収納できる片
手操作用携帯ケースを提供する。【解決手段】スライド壁（３）を有する基体（１）
と、否接着部（６）、突起物（４）及び指押し孔（７）
を有し、定期券、カード等の出入り口を斜め（５）にカ
ットしたカバー（２）から構成される定期券等カード
（８）を複数収納できる片手操作用携帯ケース。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、自動改札機（１２）及び現金自動支払い機などに、定期券又はカード等（８）を円滑に指し込みかつ抜き取ることができるようにした定期券等カードを複数収納できる片手操作用携帯ケースに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の携帯ケースとしては、図４に示す様に、携帯ケースの透明もしくは半透明のカバーに楕円形の指押し穴（９）を設けたものや、生産コストが割高になるような複雑な装置を取り付けたものが知られている。（例えば、実公開昭５６−１６８９３１及び実公開平５−９３２４４参照）

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものは、指を指押し穴（９）に当て定期券を先端方向に押し出し、自動改札機の挿入口に片手で差し込み、通過することは可能であるが、通過した後定期券を携帯ケースにしまう作業は、片手では難しく、両手で使う作業は不便かつめんどうくさいという問題点を有していた。

【０００４】一方、公衆電話ボックスにおけるテレホンカードや、現金自動支払い機におけるクレジットカードも、片手で挿入することは可能であるが片手でしまうことは難しいという問題をかかえている。

【０００５】又、複雑な装置を取り付けた携帯ケースは、生産コストが割高になり、操作も煩雑で産業上及び消費者にとっては有意義なものとはいえない。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大きな荷物を持って片手しか使えないような時でも、片手で定期券、カード等（８）を携帯ケースから取り出し、片手で携帯ケースにしまうという作業が可能で、円滑に自動改札口を通り抜けることができたり、現金自動支払い機において簡単にカード（８）を収納することができる携帯ケースを提供しようとするものである。

【０００７】上記目的を達成するために、本考案における携帯ケースは、図１に示す様に、スライド壁（３）を有する基体（１）と、否接着部（６）、突起物（４）及び指押し孔（７）を有し、定期券、カード等の出入り口を斜め（５）にカットしたカバー（２）から構成される。

【０００８】そして、上記構造を有する携帯ケースを、図１、３の様に複数組み合わせ定期券、カード等（８）を少なくとも２枚以上収納することもできる。

【０００９】さらに、衣服のポケット等の中に携帯ケースを留めることができるように、留め具を取り付けても良い。

【００１０】尚、突起物（４）は、図１に示す形に限定したものではなく、本考案の役割をはたすものであれば円柱、直方体何でもかまわない。

【００１１】又、図１に示す指押し孔（７）は、従来の楕円形、長方形等の穴で代用しても良い。

【００１２】

【作用】

本考案の作用を、具体的に自動改札機（１２）を例に説明すれば、自動改札機（１２）の前に来たら、カバン、ポケット等より本考案の携帯ケースを取り出し、図５に示す様に指好ましくは親指（１０）を、指押し孔（７）に当て、定期券（８）を携帯ケースから先端方向に押し出し、自動改札機（１２）の挿入口に定期券（８）を差し込み通過する。

【００１３】取り出し口から出てきた定期券（８）の下に、図６に示す様に携帯ケースをもぐり込ませ、携帯ケースの上に定期券（８）をのせる形で双方を引き上げる。その時、親指（１０）は上から定期券（８）を、残りの指（１３）は下から携帯ケースを押えている。

【００１４】その後、図７（ａ）に示す様に、親指（１０）で定期券（８）を、定期券（８）の底辺が携帯ケースのカバー（２）の定期券出入り口側｛斜め（５）にカットした辺｝を越えるまで、突起物（４）の上をすべらせ、次に、図７（ｂ）に示す様に、スライド壁（３）に定期券（８）の左下をぶつけるように押し下げ、定期券（８）を携帯ケースの中にしまう。

【００１５】

【実施例】

実施例について、図面を参照して説明する。図１〜２において、基体（１）は、皮・ビニールレザー・プラスチック・金属等通常携帯ケースに使用する材質であれば何でも良く、スライド壁（３）と呼ぶ左側上部が右側と比べて突起していることを特徴とする。

【００１６】カバー（２）の材質としては、透明、半透明であればプラスチック・ガラス・紙・ゴム等何でも良く、好ましくは弾性を有するプラスチック・ゴムを使うことが良い。カバー（２）は、図１に示す様に、定期券、カード等の出入り口を、定期券、カード等（８）の一部が露出する様に、斜め（５）にカットし、Ｕ字型の指押し孔（７）を設けてある。又、右側上部は、一部基体（１）に接着しないように否接着物（６）と呼ぶスリットを有する。

【００１７】突起物（４）は、プラスチック又は金属等鋼質のものを使用し、カバー（２）に装着されており、一方の先端は外方向に向って湾曲している形状をもつ。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。

【００１９】請求項１の定期券等カードを収納できる片手操作用携帯ケースにおいて、Ｕ字型の指押し孔（７）を有しているので、定期券、カード等（８）を携帯ケースから取り出すのが容易におこなえ、カバー（２）の定期券、カードの出入り口が斜め（５）にカットされていて、否接着部（６）を右側に設けることにより定期券、カード等（８）が容易に収納できる。

【００２０】又、請求項１の中の基体（１）において、スライド壁（３）は、上述の定期券、カード等（８）の収納をさらに容易にさせている。

【００２１】請求項１の中の突起物（４）の湾曲した部分は、定期券、カード等（８）が携帯ケースの上をすべるのを容易にする。又、突起物（４）の湾曲したケ所以外の部分は、定期券、カード等（８）が携帯ケースから落ちない様に押える効果がある。

【００２２】請求項２において、定期券、カード等少なくとも２枚以上持ち運びが可能となり便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】定期券等カードを少なくとも２枚収納できる片
手操作用携帯ケースの斜視図である。

【図２】定期券等カードを少なくとも２枚収納できる片
手操作用携帯ケースの横面図である。

【図３】定期券等カードを少なくとも４枚収納できる片
手操作用携帯ケースの斜視図である。

【図４】従来の定期券、カード等の携帯ケースである。

【図５】本考案の携帯ケースより定期券、カード等を取
り出す状態図である。

【図６】自動改札機の取り出し口より定期券を抜き取る
状態図である。

【図７】本考案の携帯ケースに定期券、カード等を収納
する状態図である。

【符号の説明】

１基体２カバー３スライド壁４突起物５斜め６否接着物７指押し孔８定期券、カード等９指押し孔１０親指１１手１２自動改札機１３親指以外の残りの指

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】スライド壁（３）を有する基体（１）
と、否接着部（６）、突起物（４）及び指押し孔（７）
を有し、定期券、カード等の出入り口を斜め（５）にカ
ットしたカバー（２）から構成される定期券等カードを
収納できる片手操作用携帯ケース。
【請求項２】請求項１に記載した携帯ケースを、図１
及び３の様に接合させ定期券カード（８）を少なくとも
２枚以上収納することができる様にした片手操作用携帯
ケース。