JP3050797U - ロック機構 - Google Patents

ロック機構

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JP3050797U
JP3050797U JP1998000426U JP42698U JP3050797U JP 3050797 U JP3050797 U JP 3050797U JP 1998000426 U JP1998000426 U JP 1998000426U JP 42698 U JP42698 U JP 42698U JP 3050797 U JP3050797 U JP 3050797U
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JP
Japan
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knob
knob member
door
rib
main body
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JP1998000426U
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敏 中島
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Iris Ohyama Inc
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 美観と強度を兼ね備えたロック機構を提供す
る。 【構成】 ドア部材30は、ノブ部材40のリブ部41
を支持するリブ受け部31と、ノブ部材40の挿入部4
2を受け入れるノブ受け空間32とを備える。ノブ受け
空間32は、リブ受け部31から反ノブ部材40側へ延
ばされた側壁部33と、ノブ部材40の挿入部42の先
端を支持する底部34とを備える。側壁部33には、ノ
ブ部材40の係合突起部43と係合する係合溝35と、
ノブ部材40の掛け金部44が本体20側へ突出するた
めの掛け金溝36とを備える。ノブ部材40における掛
け金部44とリブ部41との間に、リブ受け部31に引
っかかるような抜け止め突起45を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、箱体の開口部に取り付けた開閉ドアのロック機構に関するものであ る。本考案に係るロック機構を取り付ける箱体としては、たとえば、犬や猫等の ペットを入れて運ぶためのペットキャリーがある。
【0002】
【従来の技術】
これまでのロック機構として、特開平8ー298890号公報に開示されたロ ック機構A(以下、「従来のロック機構」という)がある。このロック機構は、 図8に示すように、合成樹脂を一体成形したものであって、フック係止穴4を備 えた本体(例えばペットキャリー3)に開閉自在に設けられたドア部材2と、フ ック係止穴4に掛合するフック部を備えるとともにドア部材2に嵌合して回動自 在に設けられたノブ部材1とから概ね構成されている。ドア部材2は、ノブ部材 1の外形とほぼ等しい内径を持つ円形状の有底凹部15を有し、この有底凹部1 5の底面の中央にノブ部材1の突起部6と嵌合する嵌合部12とを備える。一方 、ノブ部材1は、ツマミ8と、そのツマミ8のドア部材2側中央から延びるよう にしてドア部材2の嵌合部12に嵌合するための突起部6とを備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のロック機構のノブ部材1は、その内側から延びる突起部6の存在によっ て、成形における「肉ひけ」の発生確率が高くなるという問題があった。すなわ ち、図8から明らかなように、ツマミ8における突起部6がドア部材2側へ延び る部分とそれ以外の部分とでは肉厚が異なるので、ノブ部材1の外側表面に肉ひ け(凹み)を生じ易いという問題である。肉ひけは、成形品の美観を損なうとと もに、肉がひけた分だけ肉厚が薄くなるので強度的な問題が生じ易い。肉ひけは 、射出圧力を調整する等の成形条件の修正や成形収縮率の小さい材料を使用する 等によりある程度の対策は可能である。しかし、このような対策は、根本的な問 題の解決にはならない。特に、従来のロック機構のノブ部材1において肉ひけが 生じやすいのは、意匠的に重要なツマミ8に現れやすい。
【0004】 本考案が解決しようとする課題は、回動ノブをその表面に肉ひけが生じないよ うな構造にすることにより、美観と強度を兼ね備えたロック機構を提供すること にある。ここで、請求項1記載の考案の目的は、美観と強度を兼ね備えたロック 機構を提供することである。また、請求項2および請求項3記載の考案の目的は 、更に、取付作業が簡易なロック機構を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した目的を達成するためのものである。 請求項1に記載した考案の構成 手前側を開口した箱状の本体20と、その本体20の開口に対して開閉自在に 取り付けられるドア部材30と、そのドア部材30に組み込まれるとともに本体 20との係合およびその解除によってドア部材30の閉塞状態のロックおよびそ の解除を行うためのノブ部材40とを備えたロック機構であって、前記ノブ部材 40は、概ね円筒形をなし、その円筒の外形を拡開するように設けられたリブ部 41と、そのリブ部41のドア部材30側に設けられた挿入部42と、その挿入 部42とは反対側に設けられたツマミ部46とを備え、前記挿入部42には、ド ア部材30に対してノブ部材40が回動自在であるように係合する係合突起部4 3と、本体20に対してノブ部材40を係合させてロックするための掛け金部4 4とを備え、ドア部材30は、ノブ部材40のリブ部41を支持するリブ受け部 31と、ノブ部材40の挿入部42を受け入れるノブ受け空間32とを備え、そ のノブ受け空間32は、リブ受け部31から反ノブ部材40側へ延ばされた側壁 部33と、ノブ部材40の挿入部42の先端を支持する底部34とを備え、前記 側壁部33には、ノブ部材40の係合突起部43と係合する係合溝35と、ノブ 部材40の掛け金部44が本体20側へ突出するための掛け金溝36とを備え、 ノブ部材40における掛け金部44とリブ部41との間に、リブ受け部31に引 っかかるような抜け止め突起45を設けたことを特徴とする。
【0006】 請求項1に記載した考案の作用 ノブ部材40におけるツマミ部46には、その厚さを異ならせる部位が設けら れていないので、製造時に肉ひけの問題が生じにくい。ドアは、本体20の開口 部に対して開閉自在に取り付けられ、ドア部材30は、そのドアに対して取り付 けられる。ドア部材30に対しては、ノブ部材40が取り付けられる。具体的に は、まず、ノブ部材40のリブ部41をドア部材30のリブ受け部31が支持し ながら、ドア部材30のノブ受け空間32にてノブ部材40の挿入部42を受け 入れ、底部34にてその先端を支持する。そして、係合溝35にノブ部材40の 係合突起部43と係合させ、抜け止め突起45をリブ受け部31に引っかけさせ る。ドアロックを行うには、ノブ部材40をドア部材30に対して回動させて掛 け金溝36にノブ部材40の掛け金部44が本体20側へ突出させる。
【0007】 請求項2に記載した考案の構成 請求項2記載の考案は、請求項1記載のロック機構に係る考案を限定したもの であり、ドアとドア部材30とを一体に形成したことを特徴とする。「一体に形 成」する手段としては、例えば樹脂や金属の一体成形という手段がある。
【0008】 請求項2に記載した考案の作用 ドアとドア部材30とを一体に形成しているので、ドア部材30のドアへの取 付作業が不要となる。
【0009】 請求項3に記載した考案の構成 請求項3記載の考案は、請求項1または請求項2記載のロック機構に係る考案 を限定したものであり、ノブ部材40は、樹脂の一体成形にて形成したことを特 徴とする。
【0010】 請求項3に記載した考案の作用 ノブ部材40は、樹脂の一体成形にて形成しているので、部品管理、金型管理 が低減されるとともに、製造工程、組立工程を減らすことができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで 使用する図面は、図1乃至図7である。図1は、本願考案の実施の形態を示す全 体図である。図2は、本願考案の実施の形態の主要部を示す組立斜視図である。 図3は、本願考案の実施の形態の主要部を示す断面図である。図4は、本願考案 の実施の形態のノブ部材を示す斜視図である。図5は、本願考案の実施の形態の ドア部材を示す斜視図である。図6は、本願考案の実施の形態を示す全体正面図 である。図7は、本願考案の実施の形態を示す全体図であって、ロック状態を示 したものである。
【0012】 図1に基づく全体の構成 図1に示すように、本考案の実施の形態に係るドアロック機構は、手前側を開 口したペットキャリーの本体20と、ヒンジを用いてその開口を開閉するドア部 材30と、そのドア部材30に組み込まれるとともに本体20との係合およびそ の解除によってドア部材30の閉塞状態のロックおよびその解除を行うためのノ ブ部材40とからなる。すなわち、本実施の形態においては、ドアとノブ受け部 材とを一体のドア部材30として形成し、ノブ部材40も一部品として形成して いる。ドア部材30およびノブ部材40は、それぞれ樹脂の一体成形にて形成し ている。
【0013】 図2に基づく説明 図2に示すように、ノブ部材40は、概ね円筒形をなし、その円筒の外形を拡 開するように設けられたリブ部41と、そのリブ部41のドア部材30側に設け られた挿入部42と、その挿入部42とは反対側に設けられたツマミ部46とを 備えている。挿入部42には、ドア部材30に対してノブ部材40が回動自在で あるように係合する係合突起部43と、本体20に対してノブ部材40を係合さ せてロックするための掛け金部44とを備えている。ツマミ部46には、ロック 位置を示すための目印47を備えている。
【0014】 ドア部材30は、ノブ部材40のリブ部41を支持するリブ受け部31と、ノ ブ部材40の挿入部42を受け入れるノブ受け空間32とを備える。そのノブ受 け空間32は、リブ受け部31から反ノブ部材40側へ延ばされた側壁部33と 、ノブ部材40の挿入部42の先端を支持する底部34とを備える。また、前記 側壁部33には、ノブ部材40の係合突起部43と係合する係合溝35と、ノブ 部材40の掛け金部44が本体20側へ突出するための掛け金溝36とが設けて ある。前記係合溝35の角度が、ノブ部材40の回動角度を規制している。 なお、ドア部材30に関しては、図5において、図2とは角度の違う斜視図を 示している。
【0015】 図3および図4に基づく説明 図2には現れていない部分を説明する。前述したように、ドア部材30の側壁 部33には、ノブ部材40の係合突起部43と係合する係合溝35が設けられて いるが、これら係合突起部43および係合溝35は、ノブ部材40の外周におけ る一部分しか係合していない。したがって、掛け金部44が本体20と係合して いない状態、すなわちロックされていない状態においてはノブ部材40がドア部 材30から外れてしまうおそれがある。そこで、ノブ部材40における掛け金部 44とリブ部41との間に、リブ受け部31に引っかかるような抜け止め突起4 5を設けている。
【0016】 図6および図7に基づく説明 図6は、ノブ部材40をドア部材30に組み込むとともに、本体20と係合し てドア部材30を本体20に対してロックした状態を、正面側から示したもので ある。目印47が本体に最も近づいている。 図7は、ロック状態を裏側から示したものである。掛け金部44が本体20の 正面側の枠部分に引っかかり、ドア部材30が開放できないようにしている。
【0017】 作用および効果 ノブ部材40におけるツマミ部46には、その厚さを異ならせる部位が設けら れていないので、製造時に肉ひけの問題が生じにくい。 また、ドアとノブ受け部材を、ドア部材30とを一体に形成しているので、ノ ブ受け部材のドアへの取付作業が不要となる。同じく、ノブ部材40は、樹脂の 一体成形にて形成しているので、部品管理、金型管理が低減されるとともに、製 造工程、組立工程を減らすことができる。
【0018】 続いて、取付手順およびロック手順について説明する。ドア部材30は、本体 20の開口部に対して開閉自在に取り付けられ、そのドア部材30に対しては、 ノブ部材40が取り付けられる。具体的には、まず、ノブ部材40のリブ部41 をドア部材30のリブ受け部31が支持しながら、ドア部材30のノブ受け空間 32にてノブ部材40の挿入部42を受け入れ、底部34にてその先端を支持す る。そして、係合溝35にノブ部材40の係合突起部43と係合させ、抜け止め 突起45をリブ受け部31に引っかけさせる。ドアロックを行うには、ノブ部材 40をドア部材30に対して回動させて掛け金溝36にノブ部材40の掛け金部 44が本体20側へ突出させればよい。
【0019】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、美観と強度を兼ね備えたロック機構を提供する ことができた。 また、請求項2および請求項3記載の考案によれば、更に、取付作業が簡易な ロック機構を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案の実施の形態を示す全体図である。
【図2】 本願考案の実施の形態の主要部を示す組立斜
視図である。
【図3】 本願考案の実施の形態の主要部を示す断面図
である。
【図4】 本願考案の実施の形態のノブ部材を示す斜視
図である。
【図5】 本願考案の実施の形態のドア部材を示す斜視
図である。
【図6】 本願考案の実施の形態を示す全体正面図であ
る。
【図7】 本願考案の実施の形態を示す全体図であっ
て、ロック状態を示したものである。
【図8】 従来技術の主要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ノブ部材 2 ドア部材 3 本体(ペットキャリー) 4 フック係止穴 6 突起部 8 ツマミ 12 嵌合部 15 有底凹部 20 本体(ペットキャリー) 30 ドア部材 31 リブ受け部 32 ノブ受け空間 33 側壁部 34 底部 35 係合溝 36 掛け金溝 40 ノブ部材 41 リブ部 42 挿入部 43 係合突起部 44 掛け金部 45 抜け止め突起 46 ツマミ部 47 目印

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】手前側を開口した箱状の本体と、その本体
    の開口に対して開閉自在に取り付けられるドア部材と、
    そのドア部材に組み込まれるとともに本体との係合およ
    びその解除によってドア部材の閉塞状態のロックおよび
    その解除を行うためのノブ部材とを備えたロック機構で
    あって、 前記ノブ部材は、概ね円筒形をなし、その円筒の外形を
    拡開するように設けられたリブ部と、そのリブ部のドア
    部材側に設けられた挿入部と、その挿入部とは反対側に
    設けられたツマミ部とを備え、前記挿入部には、ドア部
    材に対してノブ部材が回動自在であるように係合する係
    合突起部と、本体に対してノブ部材を係合させてロック
    するための掛け金部とを備え、 ドア部材は、ノブ部材のリブ部を支持するリブ受け部
    と、ノブ部材の挿入部を受け入れるノブ受け空間とを備
    え、そのノブ受け空間は、リブ受け部から反ノブ部材側
    へ延ばされた側壁部と、ノブ部材の挿入部の先端を支持
    する底部とを備え、前記側壁部には、ノブ部材の係合突
    起部と係合する係合溝と、ノブ部材の掛け金部が本体側
    へ突出するための掛け金溝とを備え、ノブ部材における
    掛け金部とリブ部との間に、リブ受け部に引っかかるよ
    うな抜け止め突起を設けたことを特徴とするロック機
    構。
  2. 【請求項2】ドアとドア部材とを一体に形成したことを
    特徴とする請求項1記載のロック機構。
  3. 【請求項3】ノブ部材は、樹脂の一体成形にて形成した
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のロック
    機構。
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